第2の人生は若返ってから

マユリ

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第10章 暴走する人達

第127話 悩みの種は

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「………。」

目の前の光景に俺は思わず無言になってしまう。花や木々が元に戻っていくのを目の前のにして言葉にならなくなってしまい、固まってしまうのは仕方がない事だと思う。
それもそうだろう。形有るものがいずれ消えて無くなり元に戻らないように、形が壊れてしまった物はそのままでしかないのだ。

だが、今目の前で起きていることは、一部形を無くした物、それ以前に形さえわからなくなった物さえあった。それが今は何事もなかったかのようになっている。
あの状態を知らない者からしたら、今この場所で争いがあった事すら気がつかない筈だ。
いや、言っても信じてもらえないだろう。反対に俺のあたまを心配されそうだ。………確実に頭の中を心配されるだろう。
それなのにアイツが言った言葉はよりにもよって。

「ただ、元に戻しただけですが……。」

だと‼️
………頭が痛い。……胃も痛い。
ジルにいたってはあまりの事に我に帰るのが遅くなっている。

まぁ、仕方がない事だが、俺だって現実逃避したい。

だが釘だけは刺しておかないといけないからな。以前に、アルが当たり前のように魔法を使用して、その力とアルの見た目をみた貴族達に絡まれた事を忘れたのか?また同じ目に合うぞ……。以前の事があるからまともな奴ならアルに絡む事はないと思うが、何処にでも馬鹿な奴はいるからなぁ…。

それなのに、おい、アル。頼むから何でかわからないって顔をするな!
いい加減、自分の魔法の使い方が規格外だと理解してくれ……。

ジル、俺の肩に手を置いて無言で首を横に振るなよ。
そうだ!たまには俺から言うのではなくて、ジルから言って見たらどうだ?
んっ、アルに諭すのは俺の2番手でいい?
……そうか、わかったよ。

アルの側で静かにそんな事をしているとも知らずにアルは俺達に捕まえた男達をギルドに連れていく役目を頼んできた。
何でも、マリが目覚めた時に側に居たいからだそうだ。

アルの優先がマリなのは相変わらずなのはわかったよ。そして、自身がギルドに行きたくないのもな……。

あぁ~、この男達の事もそうだが、爆発音の説明も面倒だなぁ……。こんな時間からギルドになんて正直俺だって行きたくない。男達だけなら別に何時でも問題がないが、町中であの音量の爆発音があったからなぁ。流石に直ぐに報告しなくてはいけない報告義務が出来てしまった。

今頃ギルド内は忙しくしているんだろうなぁ……。
ヤバい、まだ胃が……。
そっとジルが俺にアル特性の胃薬を差し出してくれる。……アルよ胃薬を造るぐらいなら、悩ます事を減らしてもらった方が嬉しいんだが…。

……多分、無理だよな……。

かと言って話し合い関係はジルに任せたら余計に悪化する事があるからなぁ…。前にどうしても手が離せなくて少しの時間だけ簡単な物を頼んだら悪化したからなぁ……。
反対にどうやったらあそこまで悪化出来るのか知りたくなったよ。本当に。

……早くギルドに行って帰ってくるか…。

考えても頭が痛くなるだけだし、俺は何も考えないようにして、ジルとギルドに向かって歩き出すのでした。
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