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第2章 辺境地エルセバードの街
第32話 職人泣かせアルさん
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……おはようございます。
今日も昨日に続きいいお天気です。素敵な1日になりそうな予感です。ただし、筋肉痛でなければですが。正直ベットから動きたくないのが本音ですね。
ですが、これで今日鍛練を休んだら駄目です。頑張って起きますよ。今日もゴシックスタイルです。髪はちゃんとしないと、ジルさんに笑顔で連れていかれますからね。ですが、どうしましょう?
……もう、諦めます。ブラシで髪をとくと頭の上に大きめなリボンをのせました。もう、髪は面倒ですね。後でジルさんに髪を切れる場所を聞きましょう。
っと、そろそろ下に降りますか。
痛みのある身体を、最初の一歩は気合いで歩き出します。…気合いを入れないと、ベットに逆戻りしそうなんですもの。私は下に降り、下で待っているアルさんと合流するとお互いに朝の挨拶をします。
普通にしているつもりだったのですが、アルさんには私の身体が筋肉痛で痛いのを、すぐ気がつかれてしまいます。もしかして私、痛みで変な動きをしていたのでしょうか?
アルさん、なぜ貴方が痛そうな顔をするのですか?
えっ、私の事が心配なんですか?私は大丈夫ですよ。鍛練を頑張った証拠ですからね、今日も頑張りますよ。だからそんなに辛そうな顔をしないで笑って下さい。
「はいはい、アルそこまでにして朝御飯にするわよ。」
ジルさんの言葉でアルさんの心配性を終わらせ、ご飯を食べ始める事ができました。ご飯も食べ終わり裏庭に向かおうとするとアルさんに止められました。どうしたのでしょうか?
「アルさん、どうしました?」
「マリさんの剣の試作品が出来たので見てほしいのですが、ジルさんも確認お願いします。」
「えっ、もう出来たんですか?」
驚いている私に、アルさんは笑顔をかえします。余りにも早い仕上がりに、おもわずジルさんに武器はこんなに早く仕上げれるのか確認してしまいます。
「……アルだからね。普通は無理よ。」
呆れた顔のジルさんに、苦笑いのザイルさん。
やっぱり普通ではないのですね。大丈夫です。アルさんと出会ってまだほんの少しですが、アルさんが只者ではない事を何となくわかっていますから。
「でも、本当に早く仕上がりましたね。」
と思わず呟くと、アルさんは私に説明をしてくれました。何でも、アルさんの持っている異空間は、時間の流れを調整する事が出来るそうで、それにより異空間の中の時間を止めて作業をする事で、早く仕上げる事が出来たそうです。
私はおもわずジルさんの顔をみます。
「マリさん、アルは無意識型の天才だから気にしたらだめよ。」
ジルさんの発言に後ろで無言で頷くザイルさん。それを「そんな事ありません、たまたまですよ。」とアルさんは言っていますがアルさん、普通はたまたまでそんなこんな事が出来ませんからね。
「それより、マリさんとジルさん確認お願いしてもらってもいいですか。」
話をそらされましたね。まっ、確かに折角仕上がったんですから見なくては失礼ですよね。
私とジルさんで、カウンターに出された剣をみます。それは厚手のクッション性の生地の上に、シルクの様なもので包まれた細身の長剣でした。刃は、淡いピンク色で近くで見ないと色が分からない程で、刃には花の模様が彫られています。持ち手の柄は銀を基本に蔓と花で型どられた物がバランスよく配置されていて、とても綺麗です。鞘の部分も銀に花と蔓のデザインで何とも言えない程素敵です。
私には勿体無い物ではないですか?ジルさんに意見を貰おうと思っていると
「やっぱりいい感じね。マリさん見て!マリさんをイメージしたのよ♪服装にも合うでしょ。」
……ジルさんのテンションが高いです。話しかけられない程です。
「あまり筋力のないマリさんの為に、この部分は軽量化をお願いしつつ、ここは重みがあるのよ♪でもただ重みがあっても可愛くないから飾りを考えたのよ。それから、」
……ジルさんが語り始めました。最初は私の剣の話でしたが、今はいろんな武器について語っています。どうしたらよいのでしょうか?アルさんとザイルさんを見るとアルさんは苦笑い、ザイルさんは頭を抱えています。その後も、ジルさんから解放される事はなく時間はすぎていき、話が終わった頃には私は疲れてしまった私は、アルさんに断りを入れると部屋で少しだけ休む事にしました。
……朝から疲れてしまいましたよ。
ジルさんは逆に、どんどん元気になっていましたが。とりあえず、少しだけ休ませてもらおうと思います。
……おやすみなさい。
~とあるヒトコマ~
ザイル
「……ジル、わかってるか。(呆れ)」
ジル
「……わかっているわ。少しだけやり過ぎたわね。(冷や汗&焦り)」
ザイル
「少しだけが、3時間立たせっぱなしの語りになるのか?(呆れ)」
ジル
「だって、あの剣見た!もうすべてが素敵、それに2時間ちょっとよ。(楽しそう)」
ザイル
「ジル!(ため息&呆れ)」
ジル
「ごめんなさい。(反省中)」
ザイル
「そういえばアルはどうした?(疑問中)」
ジル
「……それなら、向こうで落ち込んでるわよ。(反省中)」
ザイル
「何でアルが落ち込む必要があるんだ?(疑問)」
ジル
「多分それは私のせいでさっきまで、マリさんと全然話が出来てないからじゃないかしら(疑問)」
ザイル
「はぁ~、アル大丈夫か?(呆れ)」
アル
「……。(ため息)」
ジル
「……アルごめんね?(心配)」
アル
「……大丈夫ですよ。(暗い)」
ザイル
「……。(もう、ほっといていいか?(呆れ))」
今日も昨日に続きいいお天気です。素敵な1日になりそうな予感です。ただし、筋肉痛でなければですが。正直ベットから動きたくないのが本音ですね。
ですが、これで今日鍛練を休んだら駄目です。頑張って起きますよ。今日もゴシックスタイルです。髪はちゃんとしないと、ジルさんに笑顔で連れていかれますからね。ですが、どうしましょう?
……もう、諦めます。ブラシで髪をとくと頭の上に大きめなリボンをのせました。もう、髪は面倒ですね。後でジルさんに髪を切れる場所を聞きましょう。
っと、そろそろ下に降りますか。
痛みのある身体を、最初の一歩は気合いで歩き出します。…気合いを入れないと、ベットに逆戻りしそうなんですもの。私は下に降り、下で待っているアルさんと合流するとお互いに朝の挨拶をします。
普通にしているつもりだったのですが、アルさんには私の身体が筋肉痛で痛いのを、すぐ気がつかれてしまいます。もしかして私、痛みで変な動きをしていたのでしょうか?
アルさん、なぜ貴方が痛そうな顔をするのですか?
えっ、私の事が心配なんですか?私は大丈夫ですよ。鍛練を頑張った証拠ですからね、今日も頑張りますよ。だからそんなに辛そうな顔をしないで笑って下さい。
「はいはい、アルそこまでにして朝御飯にするわよ。」
ジルさんの言葉でアルさんの心配性を終わらせ、ご飯を食べ始める事ができました。ご飯も食べ終わり裏庭に向かおうとするとアルさんに止められました。どうしたのでしょうか?
「アルさん、どうしました?」
「マリさんの剣の試作品が出来たので見てほしいのですが、ジルさんも確認お願いします。」
「えっ、もう出来たんですか?」
驚いている私に、アルさんは笑顔をかえします。余りにも早い仕上がりに、おもわずジルさんに武器はこんなに早く仕上げれるのか確認してしまいます。
「……アルだからね。普通は無理よ。」
呆れた顔のジルさんに、苦笑いのザイルさん。
やっぱり普通ではないのですね。大丈夫です。アルさんと出会ってまだほんの少しですが、アルさんが只者ではない事を何となくわかっていますから。
「でも、本当に早く仕上がりましたね。」
と思わず呟くと、アルさんは私に説明をしてくれました。何でも、アルさんの持っている異空間は、時間の流れを調整する事が出来るそうで、それにより異空間の中の時間を止めて作業をする事で、早く仕上げる事が出来たそうです。
私はおもわずジルさんの顔をみます。
「マリさん、アルは無意識型の天才だから気にしたらだめよ。」
ジルさんの発言に後ろで無言で頷くザイルさん。それを「そんな事ありません、たまたまですよ。」とアルさんは言っていますがアルさん、普通はたまたまでそんなこんな事が出来ませんからね。
「それより、マリさんとジルさん確認お願いしてもらってもいいですか。」
話をそらされましたね。まっ、確かに折角仕上がったんですから見なくては失礼ですよね。
私とジルさんで、カウンターに出された剣をみます。それは厚手のクッション性の生地の上に、シルクの様なもので包まれた細身の長剣でした。刃は、淡いピンク色で近くで見ないと色が分からない程で、刃には花の模様が彫られています。持ち手の柄は銀を基本に蔓と花で型どられた物がバランスよく配置されていて、とても綺麗です。鞘の部分も銀に花と蔓のデザインで何とも言えない程素敵です。
私には勿体無い物ではないですか?ジルさんに意見を貰おうと思っていると
「やっぱりいい感じね。マリさん見て!マリさんをイメージしたのよ♪服装にも合うでしょ。」
……ジルさんのテンションが高いです。話しかけられない程です。
「あまり筋力のないマリさんの為に、この部分は軽量化をお願いしつつ、ここは重みがあるのよ♪でもただ重みがあっても可愛くないから飾りを考えたのよ。それから、」
……ジルさんが語り始めました。最初は私の剣の話でしたが、今はいろんな武器について語っています。どうしたらよいのでしょうか?アルさんとザイルさんを見るとアルさんは苦笑い、ザイルさんは頭を抱えています。その後も、ジルさんから解放される事はなく時間はすぎていき、話が終わった頃には私は疲れてしまった私は、アルさんに断りを入れると部屋で少しだけ休む事にしました。
……朝から疲れてしまいましたよ。
ジルさんは逆に、どんどん元気になっていましたが。とりあえず、少しだけ休ませてもらおうと思います。
……おやすみなさい。
~とあるヒトコマ~
ザイル
「……ジル、わかってるか。(呆れ)」
ジル
「……わかっているわ。少しだけやり過ぎたわね。(冷や汗&焦り)」
ザイル
「少しだけが、3時間立たせっぱなしの語りになるのか?(呆れ)」
ジル
「だって、あの剣見た!もうすべてが素敵、それに2時間ちょっとよ。(楽しそう)」
ザイル
「ジル!(ため息&呆れ)」
ジル
「ごめんなさい。(反省中)」
ザイル
「そういえばアルはどうした?(疑問中)」
ジル
「……それなら、向こうで落ち込んでるわよ。(反省中)」
ザイル
「何でアルが落ち込む必要があるんだ?(疑問)」
ジル
「多分それは私のせいでさっきまで、マリさんと全然話が出来てないからじゃないかしら(疑問)」
ザイル
「はぁ~、アル大丈夫か?(呆れ)」
アル
「……。(ため息)」
ジル
「……アルごめんね?(心配)」
アル
「……大丈夫ですよ。(暗い)」
ザイル
「……。(もう、ほっといていいか?(呆れ))」
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