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Chapter3 内からの蝕み
File24:地獄と下界
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玄関で待ちぼうけしていた美紀が、遊ぶ右手でリズムを刻んでいた。よほど暇だったのだろう。『金曜日に来る』と伝えておいて、家の前で談笑するバカ二人がいたのだから仕方ない。
家に上がった龍太郎たちに、早速釘刺しが飛んできた。
「……じれったい……。……登川くんも、亜希も、何してたの……?」
外から響いてきたたわいもない雑音に、耳を傷めていたらしい。
龍太郎はバトンを万能少女に手渡した。言論分野で、彼女の右に出る者はいない。
「龍太郎がまた田んぼに飛び込もうとしたから、『次は無いよ』って念押ししてた。まーた、シャワーを占領しようと……」
「ただの変態じゃないかよ、それ」
亜希の性別が女で無かったら、容赦なく胸をド突く場面だ。あらゆる人に迷惑を被せる、害悪系動画配信者である。
美紀もこの手の言動には慣れているのか、瞳の大きさはそのままだった。冗談を真に受ける天然キャラであれば、龍太郎の命運は千切れていた。
(それじゃあ、水曜のやつは……?)
一昨日は、実際に非日常を起こしてしまった龍太郎(と成瀬)に非がある。
心待ちにして気力を半分消費していた美紀を宥め、龍太郎たちは二日ぶりへの居間へと向かった。この家において、唯一のアクティブ空間である。
二階へと続く階段は足型がくり抜かれた埃まみれで、危なっかしい。一度転倒しようものなら、板ごと踏み抜いて階下に転落してしまうだろう。
台所は言わずもがな、廊下を隔てて反対側にある和室の広間は襖が外れかかっている。い草も所々撥ね出て、生活どころではない。
「……美紀、この部屋から動いてるか……?」
「……二階とか、ってこと? ……してない、私の記憶の限り……」
龍太郎の目測通り、美紀はほぼ一か所に拠点を制限されていた。移動する活力も無かったこれまでは、それで辻褄が合っていたのだ。
この部屋に残留していたとすると、上階へと続く足跡に疑問が残る。美紀がかつて残した『実質独り暮らし』の文言も、鈍器となって思考に立ちふさがってくる。
ゴーサインで突っ込む前に、足枷を一つでも外せるヒントが転がっているかもしれない。挑戦してみる価値はある。
知り合って二週間の女子の家を探索するのも不思議な事態。それでも、彼女の状況を把握しておきたい。
もう何度も話しかけているはずなのに、口のチャックが重く中々外れない。
「……二階、何があるか知ってる? ちょっと興味が出てきて」
「あんまり行かない方が良いと思う……、多分……」
ぼんやり面が、たちまち曇りがかった。綱に繋がれたタイヤを引きずっているようだ。階段を見ようともしない。
傷口をほじくり返してしまったか。それにしては、美紀に上がった記憶が無いのは変だ。一度も訪れていない場所にトラウマは生まれようがない。
(……自分が見たくない、よりも俺に見られたくない……?)
龍太郎が単身で乗り込むことを控えめに引き留められた。エネルギーが戻っているはずの小さな手に、力は込められていない。強引に振りほどこうと思えば振りほどける。
彼女の背後を暗示するものが見つかる予感がした。
「……美紀が見られたくないのか、俺に見てほしくないのか。答えられる範囲でいいから、答えてほしい……」
同じことを繰り返しているように聞こえるが、そうではない。『美紀のトラウマ』なのか、『龍太郎への心配』なのか、だ。
美紀の助けになるなら、どんなことでも耐えてみせる。再起不能以外なら何でも良い。
嫌がる素振りを見せていた少女は、小さく、しかし確かに頷いた。
「……登川くんに、見せたくない……。……登川くんが望むなら、止めない……」
彼女の奥には、はっきりと体の軸があった。多少のヤジにへこたれない、真っすぐな軸が。
蛍光灯と夕陽の薄明りに、灰色の空間が出来上がったことを感づいたのだろう。ザッグの中身を確認していた亜希が、音を立てずにすり寄っていた。
「美紀、心配なんかいらない。龍太郎も、私も、強いから」
一個の形容詞は、人を思いやる手を離させるのに十分な力があった。
(……『強い』、かぁ……。シンプルでいい……)
龍太郎がゴチャゴチャ並べる所を、亜希は一発で仕留めた。人類最強を冠しようとする大親友は伊達でない。
『龍太郎も、強いから』。彼女から見て、龍太郎がそのように映っている。手放しで全身が温かくなった。美紀に対する方便でも、その一言が嬉しかった。
美紀を一人残して、龍太郎と亜希は階段を上がった。高校生の男女を支える骨組みは、ジャンプをしただけで崩れそうな安定感である。全く信頼がおけない。
二階に到達すると、部屋が二手に分かれていた。床の板材に黒いシミができて、あまり突入する気になれない。
「とりあえず、開けてみよっか」
先陣で、亜希が引き戸に手を掛けた。幸いレールの乗っかっていた扉が右へと収納されていく。
刹那、声を失った。
ガラスとガラスが衝突する音。瓶の中に残留した液体が、揺れに合わせて音を立てている。家具がどこに配置してあるか、一目では見当もつかない。
美紀を針の椅子に縛り付けていた元凶が、実体を伴って出現していた。
雰囲気メーカーの亜希も、全体像を見回すばかり。手が扉に張り付いたままだった。
(なんだよ、この山……。美紀な訳がないし……)
ガラスのラベルには、酒のメーカーがでかでかと書かれてある。何本も、何十本も、何百本も。雪崩になって、部屋全体を覆いつくしていた。
酒臭さに鼻が曲がり、美紀の元まで退却したかった。が、目の前の現実がそれを許してくれない。
「……亜希、これって……。美紀が『実質独り暮らし』って言ってたのは……」
龍太郎は、やっと意味の通じる日本語をひねり出した。
目の前の光景が信じられない。何をどうしたら我が子を放ってお金を費やせるのか、説明してほしくなる。
美紀の親友であり続けた龍太郎の幼馴染は、拳を震わしていた。残虐無知な支配を、終わらせなくてはならぬ。彼女の心に、初めて『怒り』が姿を現した。
「……龍太郎、ちょっと待ってね……。整理が出来てないから……」
逆再生で扉を閉め、醜い現実を閉じ込める。自身の隣に凄惨な世界が広がっていたことに、まだ理解が追い付かないようだ。
亜希も喜怒哀楽を持つ一人の人間。基礎は皆同じ。忘れてはならない。
腐って欠けそうな手すりを頼りに、階段を下る。行きの緊張は薄れ、代替として無尽蔵の怒りが入っていた。
視線の慌ただしい美紀が、帰りを待っていた。滅多に気持ちが上限に達しない亜希の姿を目に入れるやいなや、一歩足を引いた。
「……やっぱり、見せない方が良かった……? ……伝えられた通りだったのかな……」
現実にやってこない想像を広げて、身を縮こまらせている。僅かに手に入れていた『自信』は、また心の奥へ引っ込んでしまっていた。
ここまで煮えたぎった亜希を目撃したことがあっただろうか。悪ガキに水を掛けられても平然とスルーした彼女が。
器の大きい女神も、粗末を語りかけてくる残骸を前にしては耐えられなかった。
(……美紀をここまで貶めた原因、だろうからな……)
龍太郎は事実を運ぶ新幹線に乗り遅れている為か、感情がやってきていない。それでも、大親友が爆発することは十二分に理解できる。
とげとげしい空気の流れが、平穏に戻った。
ここぞで感情に振り回されない精神力が、日頃の暴力的とまで思わせる社会性の礎となっているのだろう。
乾いた真っ黒のコートが、着地点を見失っている美紀の視界に被さった。
「美紀は悪くない、美紀は悪くない。みきはわるくない……」
堪えきれない物が蓄積している。今すぐ吐き出したい。一切合切を抑え、亜希は不安に駆られる少女を母性で包み込んだ。
家に上がった龍太郎たちに、早速釘刺しが飛んできた。
「……じれったい……。……登川くんも、亜希も、何してたの……?」
外から響いてきたたわいもない雑音に、耳を傷めていたらしい。
龍太郎はバトンを万能少女に手渡した。言論分野で、彼女の右に出る者はいない。
「龍太郎がまた田んぼに飛び込もうとしたから、『次は無いよ』って念押ししてた。まーた、シャワーを占領しようと……」
「ただの変態じゃないかよ、それ」
亜希の性別が女で無かったら、容赦なく胸をド突く場面だ。あらゆる人に迷惑を被せる、害悪系動画配信者である。
美紀もこの手の言動には慣れているのか、瞳の大きさはそのままだった。冗談を真に受ける天然キャラであれば、龍太郎の命運は千切れていた。
(それじゃあ、水曜のやつは……?)
一昨日は、実際に非日常を起こしてしまった龍太郎(と成瀬)に非がある。
心待ちにして気力を半分消費していた美紀を宥め、龍太郎たちは二日ぶりへの居間へと向かった。この家において、唯一のアクティブ空間である。
二階へと続く階段は足型がくり抜かれた埃まみれで、危なっかしい。一度転倒しようものなら、板ごと踏み抜いて階下に転落してしまうだろう。
台所は言わずもがな、廊下を隔てて反対側にある和室の広間は襖が外れかかっている。い草も所々撥ね出て、生活どころではない。
「……美紀、この部屋から動いてるか……?」
「……二階とか、ってこと? ……してない、私の記憶の限り……」
龍太郎の目測通り、美紀はほぼ一か所に拠点を制限されていた。移動する活力も無かったこれまでは、それで辻褄が合っていたのだ。
この部屋に残留していたとすると、上階へと続く足跡に疑問が残る。美紀がかつて残した『実質独り暮らし』の文言も、鈍器となって思考に立ちふさがってくる。
ゴーサインで突っ込む前に、足枷を一つでも外せるヒントが転がっているかもしれない。挑戦してみる価値はある。
知り合って二週間の女子の家を探索するのも不思議な事態。それでも、彼女の状況を把握しておきたい。
もう何度も話しかけているはずなのに、口のチャックが重く中々外れない。
「……二階、何があるか知ってる? ちょっと興味が出てきて」
「あんまり行かない方が良いと思う……、多分……」
ぼんやり面が、たちまち曇りがかった。綱に繋がれたタイヤを引きずっているようだ。階段を見ようともしない。
傷口をほじくり返してしまったか。それにしては、美紀に上がった記憶が無いのは変だ。一度も訪れていない場所にトラウマは生まれようがない。
(……自分が見たくない、よりも俺に見られたくない……?)
龍太郎が単身で乗り込むことを控えめに引き留められた。エネルギーが戻っているはずの小さな手に、力は込められていない。強引に振りほどこうと思えば振りほどける。
彼女の背後を暗示するものが見つかる予感がした。
「……美紀が見られたくないのか、俺に見てほしくないのか。答えられる範囲でいいから、答えてほしい……」
同じことを繰り返しているように聞こえるが、そうではない。『美紀のトラウマ』なのか、『龍太郎への心配』なのか、だ。
美紀の助けになるなら、どんなことでも耐えてみせる。再起不能以外なら何でも良い。
嫌がる素振りを見せていた少女は、小さく、しかし確かに頷いた。
「……登川くんに、見せたくない……。……登川くんが望むなら、止めない……」
彼女の奥には、はっきりと体の軸があった。多少のヤジにへこたれない、真っすぐな軸が。
蛍光灯と夕陽の薄明りに、灰色の空間が出来上がったことを感づいたのだろう。ザッグの中身を確認していた亜希が、音を立てずにすり寄っていた。
「美紀、心配なんかいらない。龍太郎も、私も、強いから」
一個の形容詞は、人を思いやる手を離させるのに十分な力があった。
(……『強い』、かぁ……。シンプルでいい……)
龍太郎がゴチャゴチャ並べる所を、亜希は一発で仕留めた。人類最強を冠しようとする大親友は伊達でない。
『龍太郎も、強いから』。彼女から見て、龍太郎がそのように映っている。手放しで全身が温かくなった。美紀に対する方便でも、その一言が嬉しかった。
美紀を一人残して、龍太郎と亜希は階段を上がった。高校生の男女を支える骨組みは、ジャンプをしただけで崩れそうな安定感である。全く信頼がおけない。
二階に到達すると、部屋が二手に分かれていた。床の板材に黒いシミができて、あまり突入する気になれない。
「とりあえず、開けてみよっか」
先陣で、亜希が引き戸に手を掛けた。幸いレールの乗っかっていた扉が右へと収納されていく。
刹那、声を失った。
ガラスとガラスが衝突する音。瓶の中に残留した液体が、揺れに合わせて音を立てている。家具がどこに配置してあるか、一目では見当もつかない。
美紀を針の椅子に縛り付けていた元凶が、実体を伴って出現していた。
雰囲気メーカーの亜希も、全体像を見回すばかり。手が扉に張り付いたままだった。
(なんだよ、この山……。美紀な訳がないし……)
ガラスのラベルには、酒のメーカーがでかでかと書かれてある。何本も、何十本も、何百本も。雪崩になって、部屋全体を覆いつくしていた。
酒臭さに鼻が曲がり、美紀の元まで退却したかった。が、目の前の現実がそれを許してくれない。
「……亜希、これって……。美紀が『実質独り暮らし』って言ってたのは……」
龍太郎は、やっと意味の通じる日本語をひねり出した。
目の前の光景が信じられない。何をどうしたら我が子を放ってお金を費やせるのか、説明してほしくなる。
美紀の親友であり続けた龍太郎の幼馴染は、拳を震わしていた。残虐無知な支配を、終わらせなくてはならぬ。彼女の心に、初めて『怒り』が姿を現した。
「……龍太郎、ちょっと待ってね……。整理が出来てないから……」
逆再生で扉を閉め、醜い現実を閉じ込める。自身の隣に凄惨な世界が広がっていたことに、まだ理解が追い付かないようだ。
亜希も喜怒哀楽を持つ一人の人間。基礎は皆同じ。忘れてはならない。
腐って欠けそうな手すりを頼りに、階段を下る。行きの緊張は薄れ、代替として無尽蔵の怒りが入っていた。
視線の慌ただしい美紀が、帰りを待っていた。滅多に気持ちが上限に達しない亜希の姿を目に入れるやいなや、一歩足を引いた。
「……やっぱり、見せない方が良かった……? ……伝えられた通りだったのかな……」
現実にやってこない想像を広げて、身を縮こまらせている。僅かに手に入れていた『自信』は、また心の奥へ引っ込んでしまっていた。
ここまで煮えたぎった亜希を目撃したことがあっただろうか。悪ガキに水を掛けられても平然とスルーした彼女が。
器の大きい女神も、粗末を語りかけてくる残骸を前にしては耐えられなかった。
(……美紀をここまで貶めた原因、だろうからな……)
龍太郎は事実を運ぶ新幹線に乗り遅れている為か、感情がやってきていない。それでも、大親友が爆発することは十二分に理解できる。
とげとげしい空気の流れが、平穏に戻った。
ここぞで感情に振り回されない精神力が、日頃の暴力的とまで思わせる社会性の礎となっているのだろう。
乾いた真っ黒のコートが、着地点を見失っている美紀の視界に被さった。
「美紀は悪くない、美紀は悪くない。みきはわるくない……」
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