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初めての旅 〜ダグスク〜
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「「寝てる」」
「寝てるね」
コクコク
イオリのベットを子供達が囲んだでいる。
朝が来た・・・。
「ほら・・・寝かせといてやれ。
でも・・・朝市行くんだよな?
あんなに楽しみにしてたんだから、起こした方がいいのか?」
迷うヒューゴを無視してスコルとパティの双子はニナをベットにあげた。
「よし!ニナ。イオリを起こそう。」
ナギの掛け声と共にニナはイオリのうつ伏せになった背中に飛び乗った。
グエェェ!
案の定、聞こえてはいけない声が出た。
イオリは覗き込むニナを抱き寄せゲホゲホしながら言った。
「おはよう・・・ニナ。
誰だい?君にこんな事を教えたのは?」
ニコニコとニナはドアの外まで隠れていた双子とナギを指差した。
「「「キャー!!!」」」と逃げる子供達の声を聞いて苦笑して起き上がったイオリにヒューゴが声をかけた。
「おう、おはよう。起こすの悪いと思ったけど、朝市行くんだろ?」
「ええ、おはようございます。
起こしてくれて助かったよニナ。
でも、起こし方を変えてくれると嬉しい。」
クククッと笑うヒューゴはニナを受け取るとイオリの背を叩いた。
「止める間も無くダイブしてたよ。
下で待ってる。準備したら来いよ。朝めしは、あそこで良いんだろ?」
「珊瑚の小箱!すぐに準備します。
ゼン達は?」
「起きて、別宅の周りを走り回ってた。
腹を空かすようにじゃないか??」
笑いながら部屋から出ていくヒューゴを見送るとイオリは素早く身支度をした。
腰バックを身につけ、ブーツの紐を締めると皆んなが待つ玄関へと急いだ。
「お待たせ!行こう!!」
ゼン達も揃って皆んなで朝市へ出かけた。
「昨日の感じだと、相当賑わってますよね。」
「そうだな。昨日と同じくゼンとアウラに頼もう。」
ヒューゴの提案でゼンに双子が乗りアウラにナギとニナが乗った。
・・・・。・・・・。・・・・。
「なんか見られてる?」
『うん。朝陽が登る前からずっとだよ。
アウラと確認してきた。』
「ただ、庭を走っていただけじゃなかったのか。」
ヒューゴは驚いたように言うとアウラがお尻をドンッ!と押してきた。
「うーん。見られる事ってよくある事ですけど、嫌な感じですね。」
「確かに・・・。これは面倒だな。」
「「やっちゃう?」」
目をキラめかす双子の頭を撫でてイオリは落ち着かせた。
「まだ、ダメだよ。目的がわからないじゃないか。」
そんな中だった。
「みなさーん!おはようございます。朝市ですか??」
侯爵家執事であるカールが使用人達と共に掃除に勤しんでいた。
イオリ達もニコニコと手を振ると挨拶をした。
「カールさん。皆さん。おはうございます。朝市楽しみです。
ところで、そのまま笑顔を保って下さいね。
どうやら、監視されてるようなんです。
心当たりありますか?」
言われた通り、笑顔を崩さなかったが驚いたカール達は顔を見合わせた。
「もしや・・・。ミケルセン伯爵と行動を共にしていた貴族達が動き出したのでしょうか?」
「うーん。そうか・・・。そっちの人達もいましたね。
今は監視されてるだけなようですから、こちらからも放っておく事にします。」
「承知しました。主人とレイナード様にお伝えしましょう。
どうぞ・・・お気をつけて。」
心配そうなカール達に別れを告げて街まで降りていった。
街は想像以上に盛り上がっていた。
「さぁ、片っ端から見ていこう。」
やる気満々のイオリに子供達とヒューゴは苦笑した。
「おじさん。これは何?」
「おう坊主!これは、ホタテだよ。小さいけど旨いぞ。」
「帆立!解して煮たら、ご飯に合いそう。下さい!!」
「毎度!銅貨3枚な。」
「おお!手頃。おじさん。大きな魚はどこで手に入ります?」
「それなら、港に近い方に行きな。漁師達が直接、売ってくれるぞ。」
「それは良いね。ありがとう。」
ご機嫌なイオリの後を追いかけるようにゼンとアウラ、ヒューゴは追いかけた。
「これは・・・やっぱりな。」
「うん、でもさ。こんな時のイオリは・・・。」
「「「「美味しいものを作る!」」」」
キャハハハと笑いながら朝市を堪能していると、スコルが眉間にシワを寄せた。
「まだ、来るね。」
「うーん。イオリが放っておくって言ってたしな・・・。
うん。一応、用心しておこう。パティ、ナギと交換な。
スコルとお前はナギとニナを守ってくれ。
ゼンとアウラはイオリを追えば良い。後は俺が気をつける。」
「「了解!」」
「ガウ!」
「ヒン!」
買い物に夢中なイオリの後ろでは、対策が組まれていた。
「あった!皆、あったよ!大きな魚だ!!」
イオリの笑顔の先には色とりどりの立派な魚達が並べられていた。
「うわー。沢山あるねー。あれはカツオかな・・・・。」
そんな時だった。
「何だあれ!?」
「キャー!!」
「逃げろ!」
人々の戸惑いと逃げ惑う声が混ざり合い港はパニックになった。
穏やかな入江の向こうに巨大な生物が姿を表したのである。
「あれは・・・。」
「お客さん!ボーッとしてんな。ありゃ、クラーケンだ!
何でここにアイツが!
こんな穏やかな港にいるはずがねぇんだ。」
「イカですか?タコですか?」
漁師達は港から船を移動させようと必死の最中、場違いに穏やかなイオリに苛立ちながら叫んだ。
「タコだよ!早く逃げないと知らねーぞ!
クラーケンだけじゃねー。あの波を見ろ!下手すら下町はやられるぞ!」
大きなタコと波により逃げ惑う市民を他所にイオリは冷静に観察をした。
「おじさん!あれは何?」
岸壁に大きなクレーンが立っているのを見るとイオリは指差した。
「あぁ??デカい魚を吊り下げんだよ!」
「借りるね!」
そう言うとイオリはブーツを引き締めた。
「みんなは・・・。」
「「「「ここにいる!!」」」」
子供達とヒューゴがそう叫ぶのを見てイオリはニヤリとした。
「ヒューゴさん。」
「分かってる。シールドだろう。波は任せろ。」
「ゼンはここに居て!何があるか分からない!」
『了解!』
「じゃあね。」の言葉と共にイオリはクレーンによじ登って行った。
「ちょっと!アンタ!」
戸惑う漁師達にヒューゴが笑いかけた。
「ちょっと見ててくれ。俺たちの主人はやる男なんだわ。」
クレーンの先端に立ったイオリは腰バックからスナイパーライフルを取り出した。
ますます近づいてきたクラーケンを前にイオリの青い目がキラリと光った。
「寝てるね」
コクコク
イオリのベットを子供達が囲んだでいる。
朝が来た・・・。
「ほら・・・寝かせといてやれ。
でも・・・朝市行くんだよな?
あんなに楽しみにしてたんだから、起こした方がいいのか?」
迷うヒューゴを無視してスコルとパティの双子はニナをベットにあげた。
「よし!ニナ。イオリを起こそう。」
ナギの掛け声と共にニナはイオリのうつ伏せになった背中に飛び乗った。
グエェェ!
案の定、聞こえてはいけない声が出た。
イオリは覗き込むニナを抱き寄せゲホゲホしながら言った。
「おはよう・・・ニナ。
誰だい?君にこんな事を教えたのは?」
ニコニコとニナはドアの外まで隠れていた双子とナギを指差した。
「「「キャー!!!」」」と逃げる子供達の声を聞いて苦笑して起き上がったイオリにヒューゴが声をかけた。
「おう、おはよう。起こすの悪いと思ったけど、朝市行くんだろ?」
「ええ、おはようございます。
起こしてくれて助かったよニナ。
でも、起こし方を変えてくれると嬉しい。」
クククッと笑うヒューゴはニナを受け取るとイオリの背を叩いた。
「止める間も無くダイブしてたよ。
下で待ってる。準備したら来いよ。朝めしは、あそこで良いんだろ?」
「珊瑚の小箱!すぐに準備します。
ゼン達は?」
「起きて、別宅の周りを走り回ってた。
腹を空かすようにじゃないか??」
笑いながら部屋から出ていくヒューゴを見送るとイオリは素早く身支度をした。
腰バックを身につけ、ブーツの紐を締めると皆んなが待つ玄関へと急いだ。
「お待たせ!行こう!!」
ゼン達も揃って皆んなで朝市へ出かけた。
「昨日の感じだと、相当賑わってますよね。」
「そうだな。昨日と同じくゼンとアウラに頼もう。」
ヒューゴの提案でゼンに双子が乗りアウラにナギとニナが乗った。
・・・・。・・・・。・・・・。
「なんか見られてる?」
『うん。朝陽が登る前からずっとだよ。
アウラと確認してきた。』
「ただ、庭を走っていただけじゃなかったのか。」
ヒューゴは驚いたように言うとアウラがお尻をドンッ!と押してきた。
「うーん。見られる事ってよくある事ですけど、嫌な感じですね。」
「確かに・・・。これは面倒だな。」
「「やっちゃう?」」
目をキラめかす双子の頭を撫でてイオリは落ち着かせた。
「まだ、ダメだよ。目的がわからないじゃないか。」
そんな中だった。
「みなさーん!おはようございます。朝市ですか??」
侯爵家執事であるカールが使用人達と共に掃除に勤しんでいた。
イオリ達もニコニコと手を振ると挨拶をした。
「カールさん。皆さん。おはうございます。朝市楽しみです。
ところで、そのまま笑顔を保って下さいね。
どうやら、監視されてるようなんです。
心当たりありますか?」
言われた通り、笑顔を崩さなかったが驚いたカール達は顔を見合わせた。
「もしや・・・。ミケルセン伯爵と行動を共にしていた貴族達が動き出したのでしょうか?」
「うーん。そうか・・・。そっちの人達もいましたね。
今は監視されてるだけなようですから、こちらからも放っておく事にします。」
「承知しました。主人とレイナード様にお伝えしましょう。
どうぞ・・・お気をつけて。」
心配そうなカール達に別れを告げて街まで降りていった。
街は想像以上に盛り上がっていた。
「さぁ、片っ端から見ていこう。」
やる気満々のイオリに子供達とヒューゴは苦笑した。
「おじさん。これは何?」
「おう坊主!これは、ホタテだよ。小さいけど旨いぞ。」
「帆立!解して煮たら、ご飯に合いそう。下さい!!」
「毎度!銅貨3枚な。」
「おお!手頃。おじさん。大きな魚はどこで手に入ります?」
「それなら、港に近い方に行きな。漁師達が直接、売ってくれるぞ。」
「それは良いね。ありがとう。」
ご機嫌なイオリの後を追いかけるようにゼンとアウラ、ヒューゴは追いかけた。
「これは・・・やっぱりな。」
「うん、でもさ。こんな時のイオリは・・・。」
「「「「美味しいものを作る!」」」」
キャハハハと笑いながら朝市を堪能していると、スコルが眉間にシワを寄せた。
「まだ、来るね。」
「うーん。イオリが放っておくって言ってたしな・・・。
うん。一応、用心しておこう。パティ、ナギと交換な。
スコルとお前はナギとニナを守ってくれ。
ゼンとアウラはイオリを追えば良い。後は俺が気をつける。」
「「了解!」」
「ガウ!」
「ヒン!」
買い物に夢中なイオリの後ろでは、対策が組まれていた。
「あった!皆、あったよ!大きな魚だ!!」
イオリの笑顔の先には色とりどりの立派な魚達が並べられていた。
「うわー。沢山あるねー。あれはカツオかな・・・・。」
そんな時だった。
「何だあれ!?」
「キャー!!」
「逃げろ!」
人々の戸惑いと逃げ惑う声が混ざり合い港はパニックになった。
穏やかな入江の向こうに巨大な生物が姿を表したのである。
「あれは・・・。」
「お客さん!ボーッとしてんな。ありゃ、クラーケンだ!
何でここにアイツが!
こんな穏やかな港にいるはずがねぇんだ。」
「イカですか?タコですか?」
漁師達は港から船を移動させようと必死の最中、場違いに穏やかなイオリに苛立ちながら叫んだ。
「タコだよ!早く逃げないと知らねーぞ!
クラーケンだけじゃねー。あの波を見ろ!下手すら下町はやられるぞ!」
大きなタコと波により逃げ惑う市民を他所にイオリは冷静に観察をした。
「おじさん!あれは何?」
岸壁に大きなクレーンが立っているのを見るとイオリは指差した。
「あぁ??デカい魚を吊り下げんだよ!」
「借りるね!」
そう言うとイオリはブーツを引き締めた。
「みんなは・・・。」
「「「「ここにいる!!」」」」
子供達とヒューゴがそう叫ぶのを見てイオリはニヤリとした。
「ヒューゴさん。」
「分かってる。シールドだろう。波は任せろ。」
「ゼンはここに居て!何があるか分からない!」
『了解!』
「じゃあね。」の言葉と共にイオリはクレーンによじ登って行った。
「ちょっと!アンタ!」
戸惑う漁師達にヒューゴが笑いかけた。
「ちょっと見ててくれ。俺たちの主人はやる男なんだわ。」
クレーンの先端に立ったイオリは腰バックからスナイパーライフルを取り出した。
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