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深淵のダンジョン 〜オリオンの元へ〜
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砂漠の国・デザリアに向かい彼の地の守護者である双子の神鳥に会う。
目的持ったイオリの出発は慌ただしかった。
何故なら・・・。
「おい!!
解体と鑑定は終わってるのか!?
換金の計算して、間違わずに提示しろよ!」
「こっちはギルドが買い取ります。
こちらはギロック伯爵が購入されるそうです。」
「こちらの宝石は大方買取をさせて頂きました。
こっちは売るのを拒否されていた魔石です。
鑑定書も付けていますので道中にお読み下さい。」
そう、冒険者ギルドは大忙しだった。
イオリが持ち帰ったのは決して自分の身体強化と精神安定のスキルばかりではない。
1ヶ月ダンジョンを探索して得た討伐した魔獣や宝石などといった褒美が溜まりに溜まっていたのだ。
解体や鑑定を依頼したのは昨日の事で、今日には街を出発するというのだからギルマス・ルゴーを筆頭に冒険者ギルドは大慌てだ。
「おいっ!イオリ!」
ギルマスに呼ばれたイオリが向かえば、解体場で職人達が疲弊しながらも真剣な顔で一方を見つめていた。
そこには・・・。
「あっ。」
丸っとそっくりと大猪の魔獣が解体場を占領していた。
イオリ達がオリオンのいた場所からダンジョンの入り口に帰って来た時に、一緒になって現れた大猪の魔獣の姿に観衆は驚きの声を上げた。
流石に討伐後と分かって、落ち着きを見せたが今度は討伐しいたのが若い冒険者と子供達と知って再び騒ぎになったそうだ。
イオリ達はギルマスに首根っこを掴まれて引っ張られて行ったが、あとの処理を行ったギルドの職員が討伐された大猪の魔獣を運んでくれていたのだ。
「悪いがな。
この大猪の魔獣だが解体が間に合ってねぇ。
数日待ってもらえたら良いんだが、そんな事も言ってられないんだろう?
それなら、先に報酬を渡したい。
各部位の売却の上乗せは次の街の冒険者ギルドに肩代わりを頼むとするよ。」
「でも、俺達この大猪の魔獣を拘束はしても討伐してないんですよね。
報酬でもらって良いですかね?」
「通常の魔獣だって拘束されても報酬が出るぞ。
お前はダンジョン攻略者だ。
ダンジョンからの褒美と思えば良い。」
ルゴーの助言にイオリは無理やり納得し頷いた。
「それじゃ、有り難く。
そうだ。
次に向かうのはダグスクですよ。」
「あぁ、分かってる・
ただな。
このデカい猪の中にある核が問題なんだ。
こんな立派な魔獣の核を1つのギルドだけで値段を付けるのは難しい。
ギルドの会議にあげるか、競売にかけるのが筋なんだが、めっぽう時間がかかっちまう。」
「それは面倒だな。」
ギルマスの話にヒューゴが唸ると、イオリが手をポンっと叩いた。
「じゃあ、その核は国王様に献上します。
お土産ですって伝えて下さい。」
「おぃおぃおぃ・・・。」
イオリの思い付きにギルマスは顔を引き攣らせた。
「お前、面倒臭いからって国王陛下に丸投げか?
だが、良い考えだな。」
「おぃおぃ待てって・・・。」
ヒューゴがイオリの案に乗るとギルマスは慌て出した。
「面倒臭いって言ったのはヒューゴさんですよ。
良い案でしょう?
値段がつけられないならアルさんにあげちゃえば問題ないですよね?」
「お前ら、ちょっと待てぇぇぇぇ!!」
ギルマス・ルゴーの叫び声が上がったイルツクの冒険者ギルドであるが、その数週間後に大猪の魔獣の核は王都マテオールに運ばれる事になる。
片田舎の観光地の冒険者ギルドのギルマスと自負していたルゴーは王都ギルド本部と王城との連絡の荒らしに疲弊するのだが、それはまた別の時に語るとしよう。
※※※※※ ※※※※※
いつも『続々・拾ったものは大切にしましょう~子狼に気に入られた男の転移物語~』をご覧頂きまして有難うございます。
『拾ったものは大切にしましょう~子狼に気に入られた男の転移物語~』の書籍化第5弾が各書店に発送されております。
ただし書店や地域によって数日後ろに倒れる事があります。
それに伴いましてアルファポリス様に投稿している『拾ったものは大切にしましょう~子狼に気に入られた男の転移物語~』の[302話]までを引き下げ、レンタル版との差し替えをさせて頂きます。ご了承下さい。
引き続き『拾ったものは大切にしましょう~子狼に気に入られた男の転移物語~』、その続編とお楽しみ下さい。
そちらの方でショートストーリーも投稿しています。是非、ご覧ください。
宜しくお願い致します。
ぽん
目的持ったイオリの出発は慌ただしかった。
何故なら・・・。
「おい!!
解体と鑑定は終わってるのか!?
換金の計算して、間違わずに提示しろよ!」
「こっちはギルドが買い取ります。
こちらはギロック伯爵が購入されるそうです。」
「こちらの宝石は大方買取をさせて頂きました。
こっちは売るのを拒否されていた魔石です。
鑑定書も付けていますので道中にお読み下さい。」
そう、冒険者ギルドは大忙しだった。
イオリが持ち帰ったのは決して自分の身体強化と精神安定のスキルばかりではない。
1ヶ月ダンジョンを探索して得た討伐した魔獣や宝石などといった褒美が溜まりに溜まっていたのだ。
解体や鑑定を依頼したのは昨日の事で、今日には街を出発するというのだからギルマス・ルゴーを筆頭に冒険者ギルドは大慌てだ。
「おいっ!イオリ!」
ギルマスに呼ばれたイオリが向かえば、解体場で職人達が疲弊しながらも真剣な顔で一方を見つめていた。
そこには・・・。
「あっ。」
丸っとそっくりと大猪の魔獣が解体場を占領していた。
イオリ達がオリオンのいた場所からダンジョンの入り口に帰って来た時に、一緒になって現れた大猪の魔獣の姿に観衆は驚きの声を上げた。
流石に討伐後と分かって、落ち着きを見せたが今度は討伐しいたのが若い冒険者と子供達と知って再び騒ぎになったそうだ。
イオリ達はギルマスに首根っこを掴まれて引っ張られて行ったが、あとの処理を行ったギルドの職員が討伐された大猪の魔獣を運んでくれていたのだ。
「悪いがな。
この大猪の魔獣だが解体が間に合ってねぇ。
数日待ってもらえたら良いんだが、そんな事も言ってられないんだろう?
それなら、先に報酬を渡したい。
各部位の売却の上乗せは次の街の冒険者ギルドに肩代わりを頼むとするよ。」
「でも、俺達この大猪の魔獣を拘束はしても討伐してないんですよね。
報酬でもらって良いですかね?」
「通常の魔獣だって拘束されても報酬が出るぞ。
お前はダンジョン攻略者だ。
ダンジョンからの褒美と思えば良い。」
ルゴーの助言にイオリは無理やり納得し頷いた。
「それじゃ、有り難く。
そうだ。
次に向かうのはダグスクですよ。」
「あぁ、分かってる・
ただな。
このデカい猪の中にある核が問題なんだ。
こんな立派な魔獣の核を1つのギルドだけで値段を付けるのは難しい。
ギルドの会議にあげるか、競売にかけるのが筋なんだが、めっぽう時間がかかっちまう。」
「それは面倒だな。」
ギルマスの話にヒューゴが唸ると、イオリが手をポンっと叩いた。
「じゃあ、その核は国王様に献上します。
お土産ですって伝えて下さい。」
「おぃおぃおぃ・・・。」
イオリの思い付きにギルマスは顔を引き攣らせた。
「お前、面倒臭いからって国王陛下に丸投げか?
だが、良い考えだな。」
「おぃおぃ待てって・・・。」
ヒューゴがイオリの案に乗るとギルマスは慌て出した。
「面倒臭いって言ったのはヒューゴさんですよ。
良い案でしょう?
値段がつけられないならアルさんにあげちゃえば問題ないですよね?」
「お前ら、ちょっと待てぇぇぇぇ!!」
ギルマス・ルゴーの叫び声が上がったイルツクの冒険者ギルドであるが、その数週間後に大猪の魔獣の核は王都マテオールに運ばれる事になる。
片田舎の観光地の冒険者ギルドのギルマスと自負していたルゴーは王都ギルド本部と王城との連絡の荒らしに疲弊するのだが、それはまた別の時に語るとしよう。
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宜しくお願い致します。
ぽん
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