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狩人イオリの奮闘
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ソル。
イオリの従魔であるフェニックスの小鳥の事は覚えておいでだろうか?
夕日の様に美しい真紅の色を持つ聖獣はソルレカランテという名をイオリに貰った。
どんな瀕死の状態であろうともソルの力で復活を果たす伝説の聖獣フェニックスにはイオリも大いに助けられた。
そんなソルとの出会いは、イオリにとって初めてのダンジョンであった“天空のダンジョン”にて“天空の王”ドラゴンのソライヤから授けられた事から始まる。
「ソルとはまだ音信不通か?」
そうテオルドに尋ねられたイオリは、少し目を開いて静かに頷いた。
聞くところによると、イオリが姿を消して暫くして“明けない魔の森”に一筋の光柱が立ったそうだ。
光の繭玉に包まれたイオリの元までヴァルト達を案内したのはソルだったと言う。
その後、目覚めぬイオリの側に寄り添っていたソルであったが光の玉が降り注ぎ、イオリが目覚めるとポーレット公爵邸から飛び立ったそうだ。
それ以降、ソルを見た者はいない。
イオリも、目覚めてから一度としてソルに会っていない。
絶対神リュオンの恩恵を失い、フェンリルであったゼンは小さな狼へと戻ってしまった。
しかし、この世界で出会ったバトルホースのアウラとの従魔契約は継続されており、今でもアウラと繋がっていると感じている。
それはソルも同じで、魂の繋がりは今も感じているのだ。
それでもソルがイオリに会いに来てくれる事もなければ、呼び声に応えてくれる事もない。
忽然と姿を消した愛らしい真紅の小鳥を思い出すたびにイオリは寂しさを感じていた。
「そうか・・・。
ソルは天空の王から授けられた聖獣。
姿を見せないのも理由があるのかも知れん。
気長に待つ事だ。」
「はい。」
イオリは自由に羽ばたく真紅の小鳥を想い微笑んだ
「時にイオリ。
そろそろ、王城の方が騒がしい。」
「ん?」
王城が騒がしいの言葉にイオリは首を傾げた。
テオルドは溜息を吐くと苦笑した。
「兄上が・・・国王アルフレッド・アースガイルがお前に会いたくて文句を垂れているのだ。」
国王を相手に文句を垂れていると言えるのは、王弟であるテオルドだけだろう。
ただし、今回の場合テオルドは兄王の気持ちを理解していた。
国の英雄であるイオリの復活は国を上げての慶次であるが、大騒ぎするのはイオリが望まない事を国王アルフレッドとて知っている。
ナギのテレポートという力を使えば、一瞬でポーレットに来れる荒技もあるのだが、アルフレッドはイオリを落ち着かせようと気を使って、これまで会わずにいた。
それは息子達、2人の王子も同じだった。
だが、そろそろ我慢の限界に来ているのだろう。
イオリが元気になったのなら、会いに来させろ。
それが叶わないのなら、自らポーレットに行くと言って憚らない。
当のイオリは、自分が眠っている間に国王アルフレッドが巻き起こした“黒の英雄譚”の存在を許していなかった。
今でも「あの人は面倒事ばかりをっ!!」と怒っているのを目にする。
テオルドは2人の再会をどうするか悩みに悩んでいた。
そこに1つの情報が入った。
こればかりはイオリも断る事が出来まいとテオルドは微笑んだ。
※※※※※ ※※※※※
書籍化第3巻宜しくお願いします!
イオリの従魔であるフェニックスの小鳥の事は覚えておいでだろうか?
夕日の様に美しい真紅の色を持つ聖獣はソルレカランテという名をイオリに貰った。
どんな瀕死の状態であろうともソルの力で復活を果たす伝説の聖獣フェニックスにはイオリも大いに助けられた。
そんなソルとの出会いは、イオリにとって初めてのダンジョンであった“天空のダンジョン”にて“天空の王”ドラゴンのソライヤから授けられた事から始まる。
「ソルとはまだ音信不通か?」
そうテオルドに尋ねられたイオリは、少し目を開いて静かに頷いた。
聞くところによると、イオリが姿を消して暫くして“明けない魔の森”に一筋の光柱が立ったそうだ。
光の繭玉に包まれたイオリの元までヴァルト達を案内したのはソルだったと言う。
その後、目覚めぬイオリの側に寄り添っていたソルであったが光の玉が降り注ぎ、イオリが目覚めるとポーレット公爵邸から飛び立ったそうだ。
それ以降、ソルを見た者はいない。
イオリも、目覚めてから一度としてソルに会っていない。
絶対神リュオンの恩恵を失い、フェンリルであったゼンは小さな狼へと戻ってしまった。
しかし、この世界で出会ったバトルホースのアウラとの従魔契約は継続されており、今でもアウラと繋がっていると感じている。
それはソルも同じで、魂の繋がりは今も感じているのだ。
それでもソルがイオリに会いに来てくれる事もなければ、呼び声に応えてくれる事もない。
忽然と姿を消した愛らしい真紅の小鳥を思い出すたびにイオリは寂しさを感じていた。
「そうか・・・。
ソルは天空の王から授けられた聖獣。
姿を見せないのも理由があるのかも知れん。
気長に待つ事だ。」
「はい。」
イオリは自由に羽ばたく真紅の小鳥を想い微笑んだ
「時にイオリ。
そろそろ、王城の方が騒がしい。」
「ん?」
王城が騒がしいの言葉にイオリは首を傾げた。
テオルドは溜息を吐くと苦笑した。
「兄上が・・・国王アルフレッド・アースガイルがお前に会いたくて文句を垂れているのだ。」
国王を相手に文句を垂れていると言えるのは、王弟であるテオルドだけだろう。
ただし、今回の場合テオルドは兄王の気持ちを理解していた。
国の英雄であるイオリの復活は国を上げての慶次であるが、大騒ぎするのはイオリが望まない事を国王アルフレッドとて知っている。
ナギのテレポートという力を使えば、一瞬でポーレットに来れる荒技もあるのだが、アルフレッドはイオリを落ち着かせようと気を使って、これまで会わずにいた。
それは息子達、2人の王子も同じだった。
だが、そろそろ我慢の限界に来ているのだろう。
イオリが元気になったのなら、会いに来させろ。
それが叶わないのなら、自らポーレットに行くと言って憚らない。
当のイオリは、自分が眠っている間に国王アルフレッドが巻き起こした“黒の英雄譚”の存在を許していなかった。
今でも「あの人は面倒事ばかりをっ!!」と怒っているのを目にする。
テオルドは2人の再会をどうするか悩みに悩んでいた。
そこに1つの情報が入った。
こればかりはイオリも断る事が出来まいとテオルドは微笑んだ。
※※※※※ ※※※※※
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