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王都へ 〜王家領〜
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「ゴフッ・・ウップ・・・」
馬車から降りたイオリは水筒の水で口を濯ぐと空を見上げた。
「イオリ、大丈夫?」
「パティ達は隠れてる人を探すんだって!
早くっ!早くっ!」
心配するスコルと急かすパティにイオリは弱々しく微笑んだ。
「おっけー。
俺達は隠れてる獲物探しね。」
顔をパンッと叩いたイオリは、眉間に皺を寄せていたアイザックに心配ないと手を上げて合図を送った。
それを見たアイザックは苦笑すると部下達が取り囲む破落戸を馬上から見下ろした。
「この地は尊きお方の地。
その弟御である我らが主人を襲っておいて逃げられると思うなよ。
かかれっ!!」
「「「「「おおおおおおっ!!」」」」」
騎士達が破落戸達を一斉に襲いかかった。
「怯むなっ!
生き残れば、俺達は大金持ちだっ!!」
「どうせ。碌な生き方してないんだ。
ここで勝負してやるっ!」
「生き残れればな・・・状況はすこぶる悪いぞ。」
「まずいマズイまずいマズイぞー!!」
「「「「「おおおおおっ!!」」」」」
ポーレット公爵騎士団は一致団結して破落戸を鎮静化していく。
その人の塊に、それまでにない大きな火の塊が襲いかかる。
ドォーーーン!!
音を立てて空中で暴発した火の玉に騎士団も破落戸も驚きを見せた。
「シールドのスキルはポーレット公爵家の御家芸だぞ。
こんな曲芸が通用するわけないだろう。」
大きな手を掲げたヒューゴが馬鹿にした様に笑う。
「助かる。」
アイザックの言葉にヒューゴは微笑むとコクンと頷いた。
「おい。イオリ!
魔法で襲ってくる奴が面倒なのは変わりないんだ。
シャキッとしろっ!」
ヒューゴに怒られ、イオリは「はーぃ。」と弱々しく馬車を離れた。
「囮だろうと、罠だろうと態々ハマりに来たんだ。
丁寧に相手してやるよ。」
ヒューゴは背中に背負っていた大剣を構えると破落戸達相手に不適に笑った。
慌てたのは破落戸の方だった。
「あの火の玉、俺達も巻き込んで・・・」
「俺達ごと攻撃する気だったんだ。」
「口封じ?」
「いや、皆殺しだ!クソっ!裏切られたんだっ!!」
「黙れっ!
王家領でポーレット公爵に危害を加えようとしたんだ。
知っていて加担した。
雇い主から裏切られたからと言って、その罪の重さから逃れられると思うなよ。
騎士団っ!1人だって逃すなよ。
全体攻撃開始っ!」
「「「「「おおおおおおっ!!!」」」」」」
戦闘意識が薄れ、纏まりの無くなった破落戸達は、襲い掛かってくる真っ白な塊になすすべもなく鎮圧されていくのだった。
大きな危険が去ったと判断したヒューゴがアイザックに声をかけた。
「こっちは終わりで良いいですかね。
念の為に周囲のシールドを張り直します。」
「さっきは助かったぞ。
流石、Sランク冒険者だ。」
「イオリのメチャクチャに比べれば、俺は地味ですよ。」
「地味なんて言うな。
お前の存在が地盤を固め、皆が自由に動けるんだ。
あっちはどうだろうな?」
「大丈夫ですよ。
イオリがなんとかしますよ。」
かつての神がかった力を失ってもヒューゴのイオリに対する信頼は厚い。
必ず、何かをしてくる事は間違いないと確信しているヒューゴにアイザックもイオリと双子が消えて行った先を見つめた。
馬車から降りたイオリは水筒の水で口を濯ぐと空を見上げた。
「イオリ、大丈夫?」
「パティ達は隠れてる人を探すんだって!
早くっ!早くっ!」
心配するスコルと急かすパティにイオリは弱々しく微笑んだ。
「おっけー。
俺達は隠れてる獲物探しね。」
顔をパンッと叩いたイオリは、眉間に皺を寄せていたアイザックに心配ないと手を上げて合図を送った。
それを見たアイザックは苦笑すると部下達が取り囲む破落戸を馬上から見下ろした。
「この地は尊きお方の地。
その弟御である我らが主人を襲っておいて逃げられると思うなよ。
かかれっ!!」
「「「「「おおおおおおっ!!」」」」」
騎士達が破落戸達を一斉に襲いかかった。
「怯むなっ!
生き残れば、俺達は大金持ちだっ!!」
「どうせ。碌な生き方してないんだ。
ここで勝負してやるっ!」
「生き残れればな・・・状況はすこぶる悪いぞ。」
「まずいマズイまずいマズイぞー!!」
「「「「「おおおおおっ!!」」」」」
ポーレット公爵騎士団は一致団結して破落戸を鎮静化していく。
その人の塊に、それまでにない大きな火の塊が襲いかかる。
ドォーーーン!!
音を立てて空中で暴発した火の玉に騎士団も破落戸も驚きを見せた。
「シールドのスキルはポーレット公爵家の御家芸だぞ。
こんな曲芸が通用するわけないだろう。」
大きな手を掲げたヒューゴが馬鹿にした様に笑う。
「助かる。」
アイザックの言葉にヒューゴは微笑むとコクンと頷いた。
「おい。イオリ!
魔法で襲ってくる奴が面倒なのは変わりないんだ。
シャキッとしろっ!」
ヒューゴに怒られ、イオリは「はーぃ。」と弱々しく馬車を離れた。
「囮だろうと、罠だろうと態々ハマりに来たんだ。
丁寧に相手してやるよ。」
ヒューゴは背中に背負っていた大剣を構えると破落戸達相手に不適に笑った。
慌てたのは破落戸の方だった。
「あの火の玉、俺達も巻き込んで・・・」
「俺達ごと攻撃する気だったんだ。」
「口封じ?」
「いや、皆殺しだ!クソっ!裏切られたんだっ!!」
「黙れっ!
王家領でポーレット公爵に危害を加えようとしたんだ。
知っていて加担した。
雇い主から裏切られたからと言って、その罪の重さから逃れられると思うなよ。
騎士団っ!1人だって逃すなよ。
全体攻撃開始っ!」
「「「「「おおおおおおっ!!!」」」」」」
戦闘意識が薄れ、纏まりの無くなった破落戸達は、襲い掛かってくる真っ白な塊になすすべもなく鎮圧されていくのだった。
大きな危険が去ったと判断したヒューゴがアイザックに声をかけた。
「こっちは終わりで良いいですかね。
念の為に周囲のシールドを張り直します。」
「さっきは助かったぞ。
流石、Sランク冒険者だ。」
「イオリのメチャクチャに比べれば、俺は地味ですよ。」
「地味なんて言うな。
お前の存在が地盤を固め、皆が自由に動けるんだ。
あっちはどうだろうな?」
「大丈夫ですよ。
イオリがなんとかしますよ。」
かつての神がかった力を失ってもヒューゴのイオリに対する信頼は厚い。
必ず、何かをしてくる事は間違いないと確信しているヒューゴにアイザックもイオリと双子が消えて行った先を見つめた。
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