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王都へ 〜王家領〜
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ーーー2日前の事。
「まぁ、狩りの時間って事でしょうね。」
ニコライの友人であるトラストから、テオルドを襲う輩の可能性を聞いたイオリは目をギラっと光らせた。
それを見たトラストは面白い物を見た様に眉を上げて口元を緩ませている。
「黒狼の狩りが始まるのか?」
「姿を見せない獲物に捕食者が取る方法があります。」
「・・・待ち伏せだな。」
「おっ。
トラスさんもいける口ですね。」
「俺のは知識だけの頭でっかちだ。
実践する本職達には勝てないさ。
だが、大型の捕食者は待ち伏せる時も姿を消すと聞くぞ。」
「その通りです。
虎だって魔獣のブラックパンサーだって、隠れて獲物を狙っている事も多い。
でも、一点の場所で敵が来るのを待ってるだなんて旅が遅れて面倒です。
だから・・・。」
「姿を晒して襲わせる・・か。」
「おぉー。トラスさん素晴らしい!」
イオリとトラストの会話にニコライとヴァルトがクスクスと笑った。
「随分と話が合う様だな。」
「イオリは普段優しいくせに、トラスと同じくらい性格悪い計画を立てる事がありますからね。」
そんな兄弟にイオリとトラストは心外だと顔を顰めている。
「俺は1番確実な方法を選んでの事ですよ。」
「馬鹿に合わせてやる必要もないだろう。
相手が屈辱を味わう方法が1番良い。」
反論した2人にニコライとヴァルトは顔を見合わせた。
「方法は同じでも、道理が全く違う。」
「イオリの言っている事は分かるが、トラスはやっぱり怖い事言ってる。」
トラストはしたり顔でニコライとヴァルトを見ると鼻で笑った。
「平民ってのは、チャンスがあれば貴族を鼻で明かす機会を狙っているんだ。
胡座をかいてると思ってもない時にやられるぞ。」
そんなトラストにヴァルトは顔を顰めて狼獣人の双子を指差した。
「私達はいつもやられてますよ。」
そんなヴァルトにスコルとパティはニヤニヤとして手を振っている。
「それで?
何をする?」
トラストの問いかけにイオリはニコッと微笑んだ。
「俺の知ってる生き物に待ち伏せをして怪我を負わせ獲物を三日三晩・・・いや1週間でも追跡する奴がいます。」
「何でそんな事を?」
「その生き物は毒を持っているんです。
怪我をした獲物が毒で弱ってから確実にゆっくりと時間をかけて捕食するんですよ。」
イオリの話にニコライとヴァルトの兄弟だけじゃなくヒューゴや子供達も顔を顰めた。
「最悪だな・・・。」
「エグッ!」
「お前・・・。」
「何そいつっ!!」
「パティ、そいつ嫌い。」
「「酷い・・・。」」
悲鳴を上げた皆の中、トラストただ1人は楽しそうに肩を揺らした。
「何て陰湿な生き物なんだ。
その話をするくらいだ。
君はまさか・・・アハハハ!」
イオリとトラストは周囲がひいているのもお構いなしに楽しそうに笑うのだった。
「まぁ、狩りの時間って事でしょうね。」
ニコライの友人であるトラストから、テオルドを襲う輩の可能性を聞いたイオリは目をギラっと光らせた。
それを見たトラストは面白い物を見た様に眉を上げて口元を緩ませている。
「黒狼の狩りが始まるのか?」
「姿を見せない獲物に捕食者が取る方法があります。」
「・・・待ち伏せだな。」
「おっ。
トラスさんもいける口ですね。」
「俺のは知識だけの頭でっかちだ。
実践する本職達には勝てないさ。
だが、大型の捕食者は待ち伏せる時も姿を消すと聞くぞ。」
「その通りです。
虎だって魔獣のブラックパンサーだって、隠れて獲物を狙っている事も多い。
でも、一点の場所で敵が来るのを待ってるだなんて旅が遅れて面倒です。
だから・・・。」
「姿を晒して襲わせる・・か。」
「おぉー。トラスさん素晴らしい!」
イオリとトラストの会話にニコライとヴァルトがクスクスと笑った。
「随分と話が合う様だな。」
「イオリは普段優しいくせに、トラスと同じくらい性格悪い計画を立てる事がありますからね。」
そんな兄弟にイオリとトラストは心外だと顔を顰めている。
「俺は1番確実な方法を選んでの事ですよ。」
「馬鹿に合わせてやる必要もないだろう。
相手が屈辱を味わう方法が1番良い。」
反論した2人にニコライとヴァルトは顔を見合わせた。
「方法は同じでも、道理が全く違う。」
「イオリの言っている事は分かるが、トラスはやっぱり怖い事言ってる。」
トラストはしたり顔でニコライとヴァルトを見ると鼻で笑った。
「平民ってのは、チャンスがあれば貴族を鼻で明かす機会を狙っているんだ。
胡座をかいてると思ってもない時にやられるぞ。」
そんなトラストにヴァルトは顔を顰めて狼獣人の双子を指差した。
「私達はいつもやられてますよ。」
そんなヴァルトにスコルとパティはニヤニヤとして手を振っている。
「それで?
何をする?」
トラストの問いかけにイオリはニコッと微笑んだ。
「俺の知ってる生き物に待ち伏せをして怪我を負わせ獲物を三日三晩・・・いや1週間でも追跡する奴がいます。」
「何でそんな事を?」
「その生き物は毒を持っているんです。
怪我をした獲物が毒で弱ってから確実にゆっくりと時間をかけて捕食するんですよ。」
イオリの話にニコライとヴァルトの兄弟だけじゃなくヒューゴや子供達も顔を顰めた。
「最悪だな・・・。」
「エグッ!」
「お前・・・。」
「何そいつっ!!」
「パティ、そいつ嫌い。」
「「酷い・・・。」」
悲鳴を上げた皆の中、トラストただ1人は楽しそうに肩を揺らした。
「何て陰湿な生き物なんだ。
その話をするくらいだ。
君はまさか・・・アハハハ!」
イオリとトラストは周囲がひいているのもお構いなしに楽しそうに笑うのだった。
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