17 / 30
本当に守るべき者―2―
しおりを挟む
朝起きると、僕達は大広間に集められた。
「何かあんのか?」
「俺たちを集めるってことはなんかあんだろぅよ」
「仕方なく来たんだけどもう帰って良い?」
そんな事をみんな言いながら待っていた。
「皆様、よく集まってくれました。」
姫様が出てきた。みんな姫様に目を向ける
「今回集まっていたDa―」
「おいおい!俺らは勇者なんだぜ?きちんと勇者様…だろ?ちゃんとしてくれよ(笑)」
「っおい!」
「あ?なんだよ?なんか文句でもあんのか?称号の勇者じゃなくスキルの方での勇者だからっていい気になってんじゃねぇぞ」
「っ!…お前!」
「上村様っ!私は大丈夫です。すみません勇者様…」
「ふん(笑)」
「……………」
僕達は勇者のはずだ…なのになんであんな奴がいるんだ?…いや、これぐらいならまだ多めに見られるからなのかもしれない…
僕はそう考えそいつをひと睨みし、姫様に目を向けた。
「では、何故勇者様方をお呼びしたのは皆様にこの国の近くにあるダンジョンに潜ってもらうためです。」
その発言に僕らはざわめいた。
男性陣は興奮気味に仲間同士でダンジョンについて話し合っていた。女性陣は少し不安げだが乗り気気味だった。かくいう僕も楽しみだったりする。
「…(ダンジョン…あるかもとは思っていたがホントにあるのか!)」
僕は異世界ものが少し興味があって何冊か異世界ものの小説を持ってたりする。
「お、おい!いつ行くんだ!?」
「それに関しては何時でも大丈夫です。」
「じゃあ!」
「場所はあちらの方に聞いてもってください」
「っ!!」
姫様が言った一言で男性陣のほとんどは扉の横に立っていた執事さんの所に行った。
「どうする?(これはいい所を上村君に見せられるチャンス!)」
「どうしよう…(ダンジョンってなに…?)」
「面白そうだし行ってみよ?(上村君にいい所を見せられるチャンスだ!)」
女性陣も恐る恐るだがみんなダンジョンの場所を聞きに行った。まぁ一部何か凄い乗り気気味で行ってたけど…
そう思い、僕もみんなと同じく執事さんの所に行った。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「姫様、ほとんど勇者はダンジョンに向かいました。」
「えぇ報告ありがとう。…きちんと皆さんに例の指輪ははめさせましたか?」
「はい。」
「そう…これであの忌々しい者のせいで延長させられてた企画が実行できるわ」
「そうですね。」
「さ、初めましょう…"神器強化計画"を…」
「了解しました。」
そう言った使いのメイドは部屋を後にした。
残されは姫は、
「ふふふ…残された愚かな勇者方…これからあなた方は私たち王族の道具です。」
そう一人でつぶやき、静かに笑うのだった。
「何かあんのか?」
「俺たちを集めるってことはなんかあんだろぅよ」
「仕方なく来たんだけどもう帰って良い?」
そんな事をみんな言いながら待っていた。
「皆様、よく集まってくれました。」
姫様が出てきた。みんな姫様に目を向ける
「今回集まっていたDa―」
「おいおい!俺らは勇者なんだぜ?きちんと勇者様…だろ?ちゃんとしてくれよ(笑)」
「っおい!」
「あ?なんだよ?なんか文句でもあんのか?称号の勇者じゃなくスキルの方での勇者だからっていい気になってんじゃねぇぞ」
「っ!…お前!」
「上村様っ!私は大丈夫です。すみません勇者様…」
「ふん(笑)」
「……………」
僕達は勇者のはずだ…なのになんであんな奴がいるんだ?…いや、これぐらいならまだ多めに見られるからなのかもしれない…
僕はそう考えそいつをひと睨みし、姫様に目を向けた。
「では、何故勇者様方をお呼びしたのは皆様にこの国の近くにあるダンジョンに潜ってもらうためです。」
その発言に僕らはざわめいた。
男性陣は興奮気味に仲間同士でダンジョンについて話し合っていた。女性陣は少し不安げだが乗り気気味だった。かくいう僕も楽しみだったりする。
「…(ダンジョン…あるかもとは思っていたがホントにあるのか!)」
僕は異世界ものが少し興味があって何冊か異世界ものの小説を持ってたりする。
「お、おい!いつ行くんだ!?」
「それに関しては何時でも大丈夫です。」
「じゃあ!」
「場所はあちらの方に聞いてもってください」
「っ!!」
姫様が言った一言で男性陣のほとんどは扉の横に立っていた執事さんの所に行った。
「どうする?(これはいい所を上村君に見せられるチャンス!)」
「どうしよう…(ダンジョンってなに…?)」
「面白そうだし行ってみよ?(上村君にいい所を見せられるチャンスだ!)」
女性陣も恐る恐るだがみんなダンジョンの場所を聞きに行った。まぁ一部何か凄い乗り気気味で行ってたけど…
そう思い、僕もみんなと同じく執事さんの所に行った。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「姫様、ほとんど勇者はダンジョンに向かいました。」
「えぇ報告ありがとう。…きちんと皆さんに例の指輪ははめさせましたか?」
「はい。」
「そう…これであの忌々しい者のせいで延長させられてた企画が実行できるわ」
「そうですね。」
「さ、初めましょう…"神器強化計画"を…」
「了解しました。」
そう言った使いのメイドは部屋を後にした。
残されは姫は、
「ふふふ…残された愚かな勇者方…これからあなた方は私たち王族の道具です。」
そう一人でつぶやき、静かに笑うのだった。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる