嫌われ者の僕は一度でいいから愛されたい。 〜醜いはずの僕が可愛い?そんな事ないと思います。

紅月

文字の大きさ
4 / 24

転校生

しおりを挟む
「転校してきました清水秋人と申します。これからよろしくお願いします。」

「え、なんで」
なんで昨日の人が今日転校してくるの?!ど、どうしよう。
クラスの人達に殴られてる事昨日言っちゃったよ( ;  ; )
どうすればバレずに済むかな。でも名前は教えてないし。
だ、大丈夫だよね。

「じゃあ、秋人くんは佐藤さんの横の席に座ってもらおうかしら」
え、こっちにくるの。なんで、こっちに来たら僕目立っちゃうよ( ;  ; )

「分かりました。」

ニコッ  
ビクッ(゚∀゚)

え、なんでこっち見て笑ったの?!ぼ、僕のこと気付かれた?
ど、どうしよう。

「じゃあ朝のホームルームはこれで終了します。」


ガラ…ガチャン


「ねぇねぇ!秋人くんは前はどこの高校だったの?!」

「身長何センチなの!」

「凄いイケメンだね!」

「ごめんね…時間があまり無いからお昼休みに質問してくれるかな?」

「あ、うん。そうだよね。ごめんね!じゃあまた昼休みにね!」

「初めまして、僕は清水秋人だよ。お名前教えてもらっても良いかな?」

「あ、えっと…ボソッ佐藤綾です…。」
きっ聞こえたかな…。

「佐藤綾くんだね!よろしくね!」

あ、聞こえたみたい…いつも聞こえないって馬鹿にされるから。
良かった。


「何で清水くんが佐藤と話してるんだろう?」

「佐藤が親から見捨てられてること知らねぇからだろ。」

「えーじゃあ早く教えてあげないと笑笑」

「話しかけてもらえたから調子乗ってんだろ笑笑」
「また躾治してやらねぇとな」
「賛成!!」


やっぱり。僕が関わっちゃいけない人なんだ。
また、僕殴られるのかな…。痛いのは嫌だよ。

…みんなこっち見てる。いや、僕を睨んでるんだ。僕なんかが清水くんとお話ししてるから。も、もう無理だ…。

ガダッ

「佐藤くん何処か行くの?もう少しでチャイム鳴っちゃうけど?


「ボソッ…ちょっとお手洗いに…。」 

「そう、いってらっしゃ…タッタッタッタッ…行っちゃった。」

ガチャンッ

「やっと一人になれた…。誰かに見られてると思うとずっと心臓がバクバクいって落ち着かない。」

清水くんとがお話ししてたのに遮って来ちゃった。嫌われちゃったかな…。

まぁ、でも僕なんかが関わって良い人じゃ無いから…。 

ポタッ

「あ、血が出てきちゃった。」

何かあると直ぐに両腕に強く爪を立てて仕舞うの癖ももう何年経ったんだろう…。

「もうそろそろチャイム鳴っちゃうかな?」

ガチャッ

「行こう。」

クラッ…ガタン

な、なんだ?目の前が砂嵐みたいになってる。
気持ち悪い…。

「…ちゃん!…やちゃん!……綾ちゃん!」

「えっ」

なんで清水くんがトイレにいるんだ?

「大丈夫?!体調悪いの?」
「いや、貧血だと思うから大丈夫だよ。」

「あんまりその…僕と関わらない方がいいよ。」

僕と一緒にいたらもしかしたら清水くんもいじめられるかもしれない 

「え、嫌だよ。僕綾ちゃんといたいもん」

「いや、でも。」
「でもじゃないの!!」

「ほら、綾ちゃん立てる?」
「うん。大丈夫。」

ヨイショッ

クラッ…「あれっ」…ボスッ

「綾ちゃん!!」

あれ、誰かに抱きしめられてる…?
でも、気持ちいな…。


それから僕は、目の前が真っ暗になった。










しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

嫌われ者の長男

りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

言い逃げしたら5年後捕まった件について。

なるせ
BL
 「ずっと、好きだよ。」 …長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。 もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。 ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。  そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…  なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!? ーーーーー 美形×平凡っていいですよね、、、、

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?

krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」 突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。 なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!? 全力すれ違いラブコメファンタジーBL! 支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。

幼馴染が結婚すると聞いて祝いに行ったら、なぜか俺が抱かれていた。

夏八木アオ
BL
金髪碧眼の優男魔法使いx気が強くてお人好しな元騎士の幼馴染の二人です。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

推し変したら婚約者の様子がおかしくなりました。ついでに周りの様子もおかしくなりました。

オルロ
BL
ゲームの世界に転生したコルシャ。 ある日、推しを見て前世の記憶を取り戻したコルシャは、すっかり推しを追うのに夢中になってしまう。すると、ずっと冷たかった婚約者の様子が可笑しくなってきて、そして何故か周りの様子も?! 主人公総愛されで進んでいきます。それでも大丈夫という方はお読みください。

処理中です...