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僕の名前は…
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「君の名前は、ノア・ロウズだ。」
「ノア・ロウズ…?」
「そう。君のその綺麗な黒の髪の瞳から名前を付けてみたんだ…どうかな?」
「はい…とっても嬉しいです。」
「それは良かったよ。頑張って決めた甲斐があったね。是非私に君のことをノアと呼ばせて貰えないかな?」
「は、はい…公爵様にノアって呼んでもらえるの僕とっても嬉しいです。」
「ノアか、ふふっ」
そう言いながらノアは無意識にぽっぽと頬を赤らめて自分の両手を握ってモジモジしていた。
そのとっても可愛いらしい光景を使用人と公爵様は微笑ましく見守っていた。
「ノア、私のことは公爵様ではなくブランシュと呼んでくれないか?」
「ブ、ブランシュ様」
「うーん、様は要らないんだけどな…まぁ、これはおいおいかな。」…ボソッ
「?」コテッ
「よし、じゃあノアは私と一緒にお風呂に入ろうね。」
「お風呂?僕が入っても、大丈夫ですか?」
「勿論だよ。ノアは私と入るのは嫌かな?」
「そんなことないです。」
ノアはフルフルと首を横に振ってそう言った。
ノアは勿論一度もお風呂に入れさせてもらった事がなかった。
昔、義母と義弟が自分生活している納屋に押し入ってきて僕のことを鞭で叩きながら汚くて臭いと二人で笑いながらよく言っていた。
その時に毎回親から名前も付けてもらえないような汚いガキはお風呂に入る資格は無いって言ってた。
だから今まで僕は、桶にお水を入れてタオルで身体を拭くか、使用人の人達にバケツで水を掛けられるかしか無かった。
でも、ブランシュ様はそんな僕と一緒にお風呂に入りたいって言ってくれた。
「公爵様、ロウズ様の前日にできた手足の傷は公爵様が治されたので大丈夫ですが、お身体の古傷の方は痛む傷があるのかもしれませんので36度か37度ぐらいのシャワーが宜しいかと思います。」
「分かった、ありがとうロゼッタ」
「とんでもございません。」
「よし、じゃあノア、一緒に行こうね。」
そう言って公爵様がロウズ様を抱き上げた瞬間、ロウズ様は何にも掴まなかった為、バランスを崩し腕から落ちそうになってしまった。
私共は急いでロウズ様の下に身体を潜り込ませようと動くと
公爵様がロウズ様を腕から落ちそうなぎりぎりで所で背中を押さえてロウズ様は助かった。
「ごめんねノア、急に抱っこして、大丈夫かい?」
「は、はい…大丈夫です。」
ロウズ様は急に色々なことが起きすぎで目をパチパチさせていた。
「ノア、私にこう抱っこをされたら、私の首に両腕を回して掴まるか、私の服を掴みなさい。」
「えっと、こ、こうですか?」
「そうだよノア、ちゃんと出来ているよ。」
ロウズ様は公爵様の胸元の服を少しだけ掴んで公爵様に掴まって少し照れ臭そうな顔をしていた。
抱っこをして貰うのは初めてなのだろう。
11歳にもなった子供が抱っこの仕方も知らないなんて普通はあり得ない。
ロウズ様には乳母と言う存在もいなかったのかも知れない。
しかし、これからは公爵様が沢山の愛情をロウズ様にお与えになるのだろう。
私たち使用人はただ、公爵様とロウズ様がこれからも幸せに過ごして頂くためにお手伝いをさせて頂くだけ。
今の公爵様は運命のつがい様であるロウズ様と出逢われてからとても雰囲気がお変わられになられた。
少し前までの公爵様は雰囲気がとても刺々しかったが、今の公爵様は包み込む様な優しい雰囲気を纏っておられる。
最近では、この屋敷の雰囲気もとても明るくなった。
この公爵家での運命の番様の影響力は計り知れない。
「ふふ、僕、お風呂楽しみです。」
「私も楽しみだよ。それでは行ってくる。準備は任せたぞ」
「「お任せ下さい」」
バタンッ
「それでは私達も準備を始めましょうか」
「はい。」
「ノア・ロウズ…?」
「そう。君のその綺麗な黒の髪の瞳から名前を付けてみたんだ…どうかな?」
「はい…とっても嬉しいです。」
「それは良かったよ。頑張って決めた甲斐があったね。是非私に君のことをノアと呼ばせて貰えないかな?」
「は、はい…公爵様にノアって呼んでもらえるの僕とっても嬉しいです。」
「ノアか、ふふっ」
そう言いながらノアは無意識にぽっぽと頬を赤らめて自分の両手を握ってモジモジしていた。
そのとっても可愛いらしい光景を使用人と公爵様は微笑ましく見守っていた。
「ノア、私のことは公爵様ではなくブランシュと呼んでくれないか?」
「ブ、ブランシュ様」
「うーん、様は要らないんだけどな…まぁ、これはおいおいかな。」…ボソッ
「?」コテッ
「よし、じゃあノアは私と一緒にお風呂に入ろうね。」
「お風呂?僕が入っても、大丈夫ですか?」
「勿論だよ。ノアは私と入るのは嫌かな?」
「そんなことないです。」
ノアはフルフルと首を横に振ってそう言った。
ノアは勿論一度もお風呂に入れさせてもらった事がなかった。
昔、義母と義弟が自分生活している納屋に押し入ってきて僕のことを鞭で叩きながら汚くて臭いと二人で笑いながらよく言っていた。
その時に毎回親から名前も付けてもらえないような汚いガキはお風呂に入る資格は無いって言ってた。
だから今まで僕は、桶にお水を入れてタオルで身体を拭くか、使用人の人達にバケツで水を掛けられるかしか無かった。
でも、ブランシュ様はそんな僕と一緒にお風呂に入りたいって言ってくれた。
「公爵様、ロウズ様の前日にできた手足の傷は公爵様が治されたので大丈夫ですが、お身体の古傷の方は痛む傷があるのかもしれませんので36度か37度ぐらいのシャワーが宜しいかと思います。」
「分かった、ありがとうロゼッタ」
「とんでもございません。」
「よし、じゃあノア、一緒に行こうね。」
そう言って公爵様がロウズ様を抱き上げた瞬間、ロウズ様は何にも掴まなかった為、バランスを崩し腕から落ちそうになってしまった。
私共は急いでロウズ様の下に身体を潜り込ませようと動くと
公爵様がロウズ様を腕から落ちそうなぎりぎりで所で背中を押さえてロウズ様は助かった。
「ごめんねノア、急に抱っこして、大丈夫かい?」
「は、はい…大丈夫です。」
ロウズ様は急に色々なことが起きすぎで目をパチパチさせていた。
「ノア、私にこう抱っこをされたら、私の首に両腕を回して掴まるか、私の服を掴みなさい。」
「えっと、こ、こうですか?」
「そうだよノア、ちゃんと出来ているよ。」
ロウズ様は公爵様の胸元の服を少しだけ掴んで公爵様に掴まって少し照れ臭そうな顔をしていた。
抱っこをして貰うのは初めてなのだろう。
11歳にもなった子供が抱っこの仕方も知らないなんて普通はあり得ない。
ロウズ様には乳母と言う存在もいなかったのかも知れない。
しかし、これからは公爵様が沢山の愛情をロウズ様にお与えになるのだろう。
私たち使用人はただ、公爵様とロウズ様がこれからも幸せに過ごして頂くためにお手伝いをさせて頂くだけ。
今の公爵様は運命のつがい様であるロウズ様と出逢われてからとても雰囲気がお変わられになられた。
少し前までの公爵様は雰囲気がとても刺々しかったが、今の公爵様は包み込む様な優しい雰囲気を纏っておられる。
最近では、この屋敷の雰囲気もとても明るくなった。
この公爵家での運命の番様の影響力は計り知れない。
「ふふ、僕、お風呂楽しみです。」
「私も楽しみだよ。それでは行ってくる。準備は任せたぞ」
「「お任せ下さい」」
バタンッ
「それでは私達も準備を始めましょうか」
「はい。」
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