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発情期4

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いつの間にか寝ていた。
スマホを見ると、ピカピカと、光っている。誰から連絡が来たのだろう。スマホに、のそのそと手を伸ばし、着信相手を確認する。
表示されていたのは、拓人だった。

「たくと‥。」

今は抑制剤が効いて、発情状態が落ち着いてるが、またいつ来るか分からない。
拓人が、もし来てしまったら大変な事になるのではないかとぼんやり思う。
拓人からは、着信だけでは無くLI○Eも、きていた。
熱があるから今日は来ないで。と、LI○Eへ送る。
そのまま寝落ちしてしまった。

「‥ふっ、ん、ん?」

息が苦しく、胸辺りがさわさわし、お尻がムズムズする感覚で半ば覚醒する。何?と思い目を開けると、拓人が俺にキスをしていた。

「ぇ、ど、して?」

「あおい、お早う。いや、遅ようかな?」

そうしてまた、俺の唇にキスをする。

「ん、ん、ふっ、た、くと‥。」

「ふふっ、発情期ヒート来たんだね。匂いがまだ残っていて理性が切れそうだよ。」

嬉しそうな声に、獰猛な目付きになっている拓人に、俺の理性も崩壊しそうだ。

「あっ、!だめ、だよ。」

拓人の指先が俺の乳首を擦る。摘んで捏ねる。

「あん!やぁ、やめてっ、擽ったい‥っ!」

必死で拓人を引き剥がそうとしても駄目で泣きそうになる。

「ふ、かわいい‥。ねえ、擽ったいだけ?」

俺の赤くなった顔を見ながら、拓人がいやらしく微笑う。

「ん、わか、ないっ、、!」

いやいや首を振りながら、未知の感覚に翻弄される。

「あおい、わかんなくないよね?気持ちいいって顔してる。」

「これ、きもちいいの‥?」

「うん、トロ顔になって可愛いよ。」

拓人に、可愛いと言われ微笑まれて、胸がきゅぅうん。と高鳴る。嬉しい、嬉しい。もっと、して。今までの自分では想像も出来ない位に、拓人だけを求める。

「たく、と、もっと、してっ、おれを、たくとだけのものにしてっっ」

ぎゅっ。と、抱き付いた。

「あおい‥。ほんとうに良いの?俺のモノになってくれる?」

「うん、おれ、たく‥のもの、だよ‥。」

ギュッと拓人も俺に抱き付いてくれて、その温かい体温が凄く安心して、良い匂いがして俺の中を満たしてくれるみたいだ。

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