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始まり
気付いたら異世界でした6
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「ところで、アリス。ロードと何処に行こうとしていたんだい?」
扉の前に仁王立ちになって、にっこり笑顔で威圧する王子が怖い。俺は何もしてないぞ。
「恐れながら殿下。護衛として悪魔の手からタスクを守る為、悪魔がいない所にお連れしようとしておりました。」
そう言いながら、団長はチラリとクロノさんの方を見、びっくりするほど硬質な声で団長が答える。
てか、えっ?君達仲悪いの?てか、団長。美人さん嫌いなの?
めっちゃ悪魔呼びしてるし、すごい嫌悪感を出しているのに、戸惑ってしまった。
「君達は‥。」
はぁっ。と、溜息を付く王子。
「悪魔ってひっでぃなぁあっ!筋肉ばかゴリラは俺が怖いんだよな?だからって人を盾にして逃げちゃ駄目だぜ?」
けけけっ。って、笑うクロノは楽しそうだ。
団長の目が怖い。
この2人の間にかなりの蟠りがあるのだろう。何があったのか、少し興味はあるが、聞くのはよそう。巻き込まれるのはごめんだ。
王子はまた溜息を付いている。日常的なんだね。心中お察ししますわ。少し同情してしまった。
「ふーっ‥。アリス、すまないな。」
「いや、喧嘩(?)する程仲が良いんだろ?」
「「仲良くない!」」
綺麗にハモる団長とクロノ。
すっごく仲良さそうに見えるぞ。それに二人が並ぶと美形同士だから華がある。
色的にも青と赤黒で派手だけど映えるんだよな。
2人の痴話喧嘩が始まったのをよそに、そんな風にのんびりと過ごしていた俺達だった。
そんな些細な幸せは長くは続かなかった。王子の言葉によって事態は変わっていく。
「アリスに話がある。執務室に来て欲しい。」
その言葉から始まった。
執務室に移動して、王子に勧められるままに椅子に腰掛けた。
「まず、君を喚んだ理由をちゃんと説明していないね。」
そう、召喚された数時間前に、混乱して疲れただろうからって、理由で少し休憩してから、話してくれる事になっていた。
「ここ数年、魔族と呼ばれる者達が、人里に降りては村々を襲い、死者が増加していた。」
魔族には、動物型と昆虫型、魚類型や植物系の者もいる。様々な者達の中には、人間そっくりの者もいる。
「人にそっくりな者は知性が高い。」
ラノベとかでよく言われてるわ。
この世界はラノベかな?
王子がいうには、人より魔力が高い者が多く、力が無いものは斃されて逝く。
そんな中、人族の希望になっていた者がいた。
500年前に現れた勇者だった。
勇者は初代の魔王を斃した。その力は並外れており、世界中の何処にも勇者を超える魔力知力胆力の持ち主はいないだろうとされていた。
そんな中、勇者はこの国の貴族の娘と恋に落ち結婚した。
その貴族は今も続いており、子孫である一人の若者が勇者として、魔族討伐に向かった。
だが、帰って来なかった。
数ヶ月が経ち、一年が経った頃、勇者は別のモノへと姿を変えて現れた。
「それまでは、魔王がまだ誕生していなかったみたいだ。」
補足して、団長が言うのを王子とクロノさんが頷く。
「えっ。それじゃあ、その勇者が魔王になったのか?!」
そんな事あるのか‥。
なんかスケールが漫画だな‥。
それから更に半年は何事も無く、警戒だけはしてたみたいだ。
警戒しながらも、聖人である救世主召喚の儀式を進めてたみたいだけど。
儀式に半年‥随分と大掛かりだったんだな‥。
「そうだ。アリス‥どうか、我等の願いを聞いて欲しい。魔王を救ってはくれないか。」
そうして俺が招ばれた今、その願いを口に出した。
大切な人なのだろう事は、王子だけでは無く、騎士団長、魔術師団長の2人の姿からも分かる。
魔王になった者を救う。俺に出来るのか。
そんな悩ましい事態ともう一つの事態があった。
「それと、魔族に動きがあった。悪いが各国で起こってる魔族の暴走を止めに行かねばならん。」
こちらの事態も深刻だ!
各国で暴走?最近暴走は形を潜めていた。と聞いていたが、また活発化したのか。
「すまないが、アリスも私達と共に来て欲しい。」
各国の精鋭部隊も頑張ってはいたのだが、救世主が召喚された。と、発表を受けたと同時に、世界中が救世主を求めている。
発表が迅速過ぎて驚いてしまう。
まあ、仕方ないのか。
世界中の人達を活気付ける為に、俺に出動要請が来たらしい。
あれ?お城にお篭りして良いんじゃ無かったの?
なにそれ怖いよ。魔族人殺すんだよね。魔王さんはまだ人みたいだから話せばきっと分かるかもだけど、、、。俺は別に普通の人だし、異世界召喚や転生漫画の様に、やってやるぜ!って、テンション上がんない。
只々モブポジションが良かったのに。
だけど、少しでも役に立てるなら、やるしかない。
「分かったよ。その代わりさ。俺、何も出来ないから!」
多分役立たずです。
一応、言っといたからね!
「ありがとう。必ず私達が君を守るよ。」
かっこよく決める美形を眺めながら、神聖魔法とか魔力操作の勉強どうなるんだろう。とか思ったけど、先ずはやる事をしようと思った。
扉の前に仁王立ちになって、にっこり笑顔で威圧する王子が怖い。俺は何もしてないぞ。
「恐れながら殿下。護衛として悪魔の手からタスクを守る為、悪魔がいない所にお連れしようとしておりました。」
そう言いながら、団長はチラリとクロノさんの方を見、びっくりするほど硬質な声で団長が答える。
てか、えっ?君達仲悪いの?てか、団長。美人さん嫌いなの?
めっちゃ悪魔呼びしてるし、すごい嫌悪感を出しているのに、戸惑ってしまった。
「君達は‥。」
はぁっ。と、溜息を付く王子。
「悪魔ってひっでぃなぁあっ!筋肉ばかゴリラは俺が怖いんだよな?だからって人を盾にして逃げちゃ駄目だぜ?」
けけけっ。って、笑うクロノは楽しそうだ。
団長の目が怖い。
この2人の間にかなりの蟠りがあるのだろう。何があったのか、少し興味はあるが、聞くのはよそう。巻き込まれるのはごめんだ。
王子はまた溜息を付いている。日常的なんだね。心中お察ししますわ。少し同情してしまった。
「ふーっ‥。アリス、すまないな。」
「いや、喧嘩(?)する程仲が良いんだろ?」
「「仲良くない!」」
綺麗にハモる団長とクロノ。
すっごく仲良さそうに見えるぞ。それに二人が並ぶと美形同士だから華がある。
色的にも青と赤黒で派手だけど映えるんだよな。
2人の痴話喧嘩が始まったのをよそに、そんな風にのんびりと過ごしていた俺達だった。
そんな些細な幸せは長くは続かなかった。王子の言葉によって事態は変わっていく。
「アリスに話がある。執務室に来て欲しい。」
その言葉から始まった。
執務室に移動して、王子に勧められるままに椅子に腰掛けた。
「まず、君を喚んだ理由をちゃんと説明していないね。」
そう、召喚された数時間前に、混乱して疲れただろうからって、理由で少し休憩してから、話してくれる事になっていた。
「ここ数年、魔族と呼ばれる者達が、人里に降りては村々を襲い、死者が増加していた。」
魔族には、動物型と昆虫型、魚類型や植物系の者もいる。様々な者達の中には、人間そっくりの者もいる。
「人にそっくりな者は知性が高い。」
ラノベとかでよく言われてるわ。
この世界はラノベかな?
王子がいうには、人より魔力が高い者が多く、力が無いものは斃されて逝く。
そんな中、人族の希望になっていた者がいた。
500年前に現れた勇者だった。
勇者は初代の魔王を斃した。その力は並外れており、世界中の何処にも勇者を超える魔力知力胆力の持ち主はいないだろうとされていた。
そんな中、勇者はこの国の貴族の娘と恋に落ち結婚した。
その貴族は今も続いており、子孫である一人の若者が勇者として、魔族討伐に向かった。
だが、帰って来なかった。
数ヶ月が経ち、一年が経った頃、勇者は別のモノへと姿を変えて現れた。
「それまでは、魔王がまだ誕生していなかったみたいだ。」
補足して、団長が言うのを王子とクロノさんが頷く。
「えっ。それじゃあ、その勇者が魔王になったのか?!」
そんな事あるのか‥。
なんかスケールが漫画だな‥。
それから更に半年は何事も無く、警戒だけはしてたみたいだ。
警戒しながらも、聖人である救世主召喚の儀式を進めてたみたいだけど。
儀式に半年‥随分と大掛かりだったんだな‥。
「そうだ。アリス‥どうか、我等の願いを聞いて欲しい。魔王を救ってはくれないか。」
そうして俺が招ばれた今、その願いを口に出した。
大切な人なのだろう事は、王子だけでは無く、騎士団長、魔術師団長の2人の姿からも分かる。
魔王になった者を救う。俺に出来るのか。
そんな悩ましい事態ともう一つの事態があった。
「それと、魔族に動きがあった。悪いが各国で起こってる魔族の暴走を止めに行かねばならん。」
こちらの事態も深刻だ!
各国で暴走?最近暴走は形を潜めていた。と聞いていたが、また活発化したのか。
「すまないが、アリスも私達と共に来て欲しい。」
各国の精鋭部隊も頑張ってはいたのだが、救世主が召喚された。と、発表を受けたと同時に、世界中が救世主を求めている。
発表が迅速過ぎて驚いてしまう。
まあ、仕方ないのか。
世界中の人達を活気付ける為に、俺に出動要請が来たらしい。
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只々モブポジションが良かったのに。
だけど、少しでも役に立てるなら、やるしかない。
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多分役立たずです。
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