3 / 14
3
しおりを挟む
黒い球から解放されたとたん、俺は崩れ落ちた。
「アレス、あなたと共有する権能は恨み。与える力は物体の黒。権能はその対象が世界で、多く存在することで力を所有者に与えるもの。与えた力は物、場所問わず対象に条件を課すことで、条件達成時に対象から黒い物体を出すもの。あなたが力をどう使いどう生きるか楽しみにしています。では、王が殺された時にまた、会いましょう」
そう聞こえた後、俺は意識を失った。
「おい、さっさと起きろ。お前には仕事があるんだぞ」
そんな声で、目が覚めた。
今日はアーデルシエからもらった力を確かめたい。
今はまだ従っておこう。
「今日はどこを調べれば良いのですか」
こうゆう時に逆らうと、飯がなくなる。
「まずは北方向の山賊の集団の場所と、その拠点の作りを調べろ」
「はい、分かりました」
俺はその方向にある白い物体を操作し、大体の場所と造りを書き出した。
アーデルシエからの力は条件を付けると言っていた。
白い物体ではなく、黒い物体を想像する。
「条件、三秒後」
そう言うと、黒い円が俺の前に現れた。
三秒後、いつも使っているのと同じ形で黒い物体が、円から浮き上がった。
場所を変えることも、できた。
王城の作りは、頭に入っている。
決行は明後日。
それまで体を休めつつ、能力に慣れておこう。
「アレス、あなたと共有する権能は恨み。与える力は物体の黒。権能はその対象が世界で、多く存在することで力を所有者に与えるもの。与えた力は物、場所問わず対象に条件を課すことで、条件達成時に対象から黒い物体を出すもの。あなたが力をどう使いどう生きるか楽しみにしています。では、王が殺された時にまた、会いましょう」
そう聞こえた後、俺は意識を失った。
「おい、さっさと起きろ。お前には仕事があるんだぞ」
そんな声で、目が覚めた。
今日はアーデルシエからもらった力を確かめたい。
今はまだ従っておこう。
「今日はどこを調べれば良いのですか」
こうゆう時に逆らうと、飯がなくなる。
「まずは北方向の山賊の集団の場所と、その拠点の作りを調べろ」
「はい、分かりました」
俺はその方向にある白い物体を操作し、大体の場所と造りを書き出した。
アーデルシエからの力は条件を付けると言っていた。
白い物体ではなく、黒い物体を想像する。
「条件、三秒後」
そう言うと、黒い円が俺の前に現れた。
三秒後、いつも使っているのと同じ形で黒い物体が、円から浮き上がった。
場所を変えることも、できた。
王城の作りは、頭に入っている。
決行は明後日。
それまで体を休めつつ、能力に慣れておこう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる