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「やっと来てくれたか」
また集められて、部屋に入ってそうそう鳴沢に言われた。
「今回は何のようだ」
「僕らは一人で一級をそれなりに狩れるようになった」
黒沢も同意するようにうなずく。
「そして私たちも一分以内に一級を殺せる武器を作れた。近づかなければ行えないから、一般人にはきついけれど訓練した優秀な兵士なら殺せる。だから、骨龍を倒すのに協力して欲しい」
前田さんも言った。
「僕たちが強くなったら協力してくれるんだろう」
「そうよ。その為に頑張ったのよ」
「そのぐらい強くなったのなら良いんじゃないかしら」
これまで反応を見せなかった椿が言った。
「まあ、そうだな。多分無理で、断る口実にしたかったんだが」
「やっぱりね。あなたはほとんど危険を冒さない。無謀とも思える一級の群れも、巻き込まれて突破できた経験があったから。やりたくないだろうけど、協力してあげるべきだわ」
「じゃあ明日から計画するか。今ある戦力と、与えられそうな損害、それを知ってからどう攻撃するか決めるぞ」
「なんであなたが仕切るのよ」
黒沢が反抗する。
「まず俺抜きで特級に勝てる見込みがないから俺に再び協力をあおいだはずだ。次に大体骨龍の強度を知っている。一級の強さからと見た目からの推測だがな」
「じゃあもう良いから計画してくれ。君が言ったと通り君が最大戦力だからね。私達国側から出せる戦力は、特級を倒した実績があるのが十名、それ以外で三十名ぐらいだろう。他の地域も保護しなければならないからね」
「僕は傷を付けるぐらいは出来るはずだ」
「私は遠距離からだけど少しは傷を付けられるはずよ」
こういった話から
「遠距離から攻撃する人は、山とかビルとか離れた場所で視界が良いところから攻撃して貰いたい」
「それが安全だろうな」
と言う話や
「俺ら以外の神選者だと誰が戦闘で役に立ってくれるか」
「盾としてなら嫌だけど神埼が優秀じゃないか」
「全員で一斉攻撃してせいぜい骨を数本折るだけだろう。どうやって攻撃回数を稼ぐか」
「遠距離攻撃で注意を引き、その隙に攻撃する。それなら良いんじゃないかしら」
などと言う話をして、一時解散した。
また集められて、部屋に入ってそうそう鳴沢に言われた。
「今回は何のようだ」
「僕らは一人で一級をそれなりに狩れるようになった」
黒沢も同意するようにうなずく。
「そして私たちも一分以内に一級を殺せる武器を作れた。近づかなければ行えないから、一般人にはきついけれど訓練した優秀な兵士なら殺せる。だから、骨龍を倒すのに協力して欲しい」
前田さんも言った。
「僕たちが強くなったら協力してくれるんだろう」
「そうよ。その為に頑張ったのよ」
「そのぐらい強くなったのなら良いんじゃないかしら」
これまで反応を見せなかった椿が言った。
「まあ、そうだな。多分無理で、断る口実にしたかったんだが」
「やっぱりね。あなたはほとんど危険を冒さない。無謀とも思える一級の群れも、巻き込まれて突破できた経験があったから。やりたくないだろうけど、協力してあげるべきだわ」
「じゃあ明日から計画するか。今ある戦力と、与えられそうな損害、それを知ってからどう攻撃するか決めるぞ」
「なんであなたが仕切るのよ」
黒沢が反抗する。
「まず俺抜きで特級に勝てる見込みがないから俺に再び協力をあおいだはずだ。次に大体骨龍の強度を知っている。一級の強さからと見た目からの推測だがな」
「じゃあもう良いから計画してくれ。君が言ったと通り君が最大戦力だからね。私達国側から出せる戦力は、特級を倒した実績があるのが十名、それ以外で三十名ぐらいだろう。他の地域も保護しなければならないからね」
「僕は傷を付けるぐらいは出来るはずだ」
「私は遠距離からだけど少しは傷を付けられるはずよ」
こういった話から
「遠距離から攻撃する人は、山とかビルとか離れた場所で視界が良いところから攻撃して貰いたい」
「それが安全だろうな」
と言う話や
「俺ら以外の神選者だと誰が戦闘で役に立ってくれるか」
「盾としてなら嫌だけど神埼が優秀じゃないか」
「全員で一斉攻撃してせいぜい骨を数本折るだけだろう。どうやって攻撃回数を稼ぐか」
「遠距離攻撃で注意を引き、その隙に攻撃する。それなら良いんじゃないかしら」
などと言う話をして、一時解散した。
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