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出会い
楓
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あれはまだ桜が咲き始めた中2の春のとき…だったかなぁ
「白月さんだよね。 俺と付き合ってくんない?」
やけに静かな教室で
やけに静かな顔をしてるやつに
こく…はく?され…た?
「は?は?え?なんで私??」
告白の相手は学年で一番人気の爽やかイケメンと噂されてる黒月裕也だった
「なんでって…楓ちゃんが可愛いからかなぁ…♪」
「な…んで…他にもっと可愛い子いるでしょ!?遊びに使うなら私じゃなくても山のようにいるのに!!なんで!」
黒月くんはその瞬間ニコニコしていた爽やかな王子様じゃなくなっていた
まるで…悪魔のような…
「なんでなんでうるせぇな」
黒月くんがこっちに向かってきた
「お前を下僕にしに来たんだよ」
「ひっ」
「うそうそ。本当は…寂しかったんだ。ずっと1人で周りにいる女子は俺のこと本気で好きってわけじゃなくてさ。
みんな彼氏とかいるのにね?
そんなこと考えてたら廊下で女子とぎゃーぎゃー騒いでる女子がいてうるさいなって思ってみたらあんたがいて。みたことのない女子の笑顔だった。本当に楽しいなって思ってる人ってあんな表情するんだって…それで…この子なら俺のことわかってくれるかなって」
こいつ…………
「バカじゃないの!?本気で好きじゃないとかそんなわけないでしょ!!!?それはあなたが勝手に決めただけでしょ!!!きままで仲良くした子たちだって黒月くんのこと本気で好きな子たくさんいたよ!?いま…いまここで!私があなたと付き合ったら……たくさんの子が諦めて、悲しい思いすることになるの!女の子は遊び道具じゃない!!!!」
「そういうところ…」
黒月くんは自分の前髪をくしゃっと握り下を向いた
「そういうとこが調子狂うんだよばーか…」
顔が…赤い?
え?
「なっ」
こいつ
私のこと本気で好きなの?
つづく
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