両親は妹だけを可愛がる。

基本二度寝

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「…私は伯爵家の令嬢と婚約をしている。エクシルが伯爵家の令嬢でないなら彼女との婚約は無効のはずだ…」

屁理屈だな。エリエルはうんざりした。
本人がエクシルを希望したことを無かったことにするつもりらしい。

「そうとは限りませんよ」

成り行きを見守っていた宰相が子息に反論した。

「エクシル嬢は伯爵家からきちんと出生届を出されているので間違いなく伯爵家のご令嬢です。血の繋がりはないので当主にはなれませんが、貴方とエクシル嬢の婚約には問題ありません。ご安心ください」

「そんな…っ」

侯爵子息は顔を歪めた。
長子でない彼は婿入りできる家と婚姻できなければ平民に落ちる。

「くそっ、エリエル!伯爵家に戻り、私と婚約しろっ!」

掴みかかってくる子息を騎士が素早く押さえつけた。
国王陛下の御前で何を血迷ったか。

「…連れて行け。話が進まん」

陛下の一言で、妹の婚約者は退場となった。

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