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六廻目 罪の記憶
第115話 光と影
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職場に連絡をして長い休みに入った後、明日が来ない事を願いながら、それでも何もできず、ただ横になったままじっとカーテンの皺を眺める日々を繰り返す。
最も恐ろしかったのは、朝目覚めた際に瞼を開くという行為。そこまで進行が早くないということは知っていたが、それでも瞼を開けた時にもし闇が広がっていたら――。そう考えると堪らなく恐ろしく、朝起きてから瞼を開けるまで覚悟を決める時間を要した。
そうして独り、暗い部屋の中、更に深い闇に沈んでいく。
これ以上引きずり込まれない為には、何かで自分を救うしかない。だが、そんな形すら掴めない何かに期待はできない、もし見つかれば僥倖、その程度に考えていた。
どう生きていくか、どうして生きているのか。そんなことを考えると、その度に必ず死の影が付いてくる。
この時、この世には〝逃れられる絶望〟と〝逃れられない絶望〟の二種類が存在するのだと知り、同時に〝いつでも死んでいい〟という頭の中に響く声だけが今を生きる原動力になり、折れそうになる心をギリギリのところで繋ぎ止めてくれていた。
〝どれだけ絶望しても、まだここは地獄ではない〟
心が折れそうになる度、絶望に呑まれそうになる度、うわ言のようにその言葉を繰り返す。そして、一日の終わりに死の誘惑を振り切った余韻を味わい、瞼を閉じた。
いつ、どこで、どうやって死ぬかを決めた時、生きなければならない絶望から一時の平静を取り戻していたのだが、いよいよ生と死の天秤が逆転していたと気付いた時、俺は最期に会っておきたかった人物――鳴橋に、ほとんど無意識のうちに連絡を取っていた。
――鍍皮の件があったとき鳴橋の連絡先も消したのだが、その後、鳴橋は友達づてに俺の連絡先を聞いたようで、その際一度だけメッセージのやり取りがあった為、連絡先を知っていたのだ。
そうして鳴橋と会うその日を希望にして絶望に耐え続ける。一分すら長く感じるほどの絶望の中で、死へ向かおうとする心を必死に押し留め――そうしてやってきた当日。
「志樹、久しぶり! 元気だった?」
「あ、ああ……まぁまぁ、かな」
一〇年振りに会う鳴橋は記憶の中とまったく変わっておらず、彼女の姿を見るだけで心も身体も嘘のように軽くなる。
今になって、目の前の人が自分にとってどれだけ大きな存在だったのかを認識していた。
「って、大丈夫⁉ なんか顔やつれてない⁉」
「……いつもこんな感じだけどな」
「そう……? まぁ久しぶりだもんね、一〇年ぶりだっけ?」
「そうだな」
「いきなり連絡来たからびっくりしたよ。なんかいいことでもあった?」
「……俺はこれといって。鳴橋は?」
「え? あたし? あたしはねえ~」
ニマニマと笑顔を浮かべながら左手の薬指を見せてくる。
「なんと、実は来月結婚するんだよね! ほら、結婚指輪!」
「そうなのか。おめでとう」
――鳴橋が結婚。考えてみればお互いにいい年齢になったのだ、そんな話が出ても何もおかしくないか。
「ん、なに? もしかしてショックだった? 奪うなら今のうちだぞ~?」
「……何言ってるんだか」
驚きはあったが、これは――この感情は鳴橋の言うようなショックとは少し違うのだろう。どうしようもない未来を忘れようと過去を振り返ったものの、そこには〝今〟しかなかった。言語化するなら、おそらくそんなところだろう。
「この真ん中に映ってるのが旦那さんなんだけど、どう? カッコいいでしょ?」
「ん? ああ、そうだな」
「でしょ~? ……で、何があったの?」
「……何が?」
「そんなげっそりした顔みたら久々でも何かあったんだなって分かるよ」
お見通し――いや、普通に考えればそう思うのが当然なのかもしれない。我が事ながら、今は頭がまともに動いていないのが分かる。……現状について言うべきか言わないでいるべきか。
「……実は――」
久しぶりの酒が影響してか、それとも自分自身の弱さが背中を押したのか、考え終わる前に話し始める。
そうして一度話し始め顔色を窺う余裕は無かったが、すべてを吐き出した後に見た鳴橋の眼差しには、ただ憐みだけが宿っているように感じた。
その後も様々なことを話したが、楽しいほど別れの時間はあっという間にやってくるもので、お開きの時間になっていた。
祭りの終わりを感じさせる物悲しさに足を取られた俺は、唯一の心休まる時間を惜しんでギリギリまで鳴橋と同じ帰り道を歩く。
――そんな時、鳴橋が神妙な面持ちで唇を動かす。
「……死なないでね?」
「……少なくともサネが死ぬまで死ぬつもりはない」
「ライバルなんだっけ?」
茶化すように笑う鳴橋。それを否定する。
「いや、今は〝親友〟って感じだな」
「ふふっ、そ。じゃあ、あたしはこっちだから」
「ん? ああ……」
我ながら情けない話だと思う。個人的な都合で一〇年ぶりに呼び出しておいて、別れを惜しんで未練がましくも時間稼ぎをしようとしているのだから。
「……志樹……」
数秒か、はたまた一瞬の出来事だったか、鳴橋の俺を呼ぶ声が聞こえたと思った次の瞬間、頭に温かな感触を感じた。左右に流れる手の平の感触。頭を撫でられているのだと理解したとき、我に返り鳴橋を見る。
鳴橋は俺の頭から離れた手を左右に広げ、優しく微笑む。母が子に向けるかのような慈愛に満ちた笑み。
その顔に誘われるがまま一歩踏み出して――。
「っ……!」
――自身の身体をその場に縛り付ける。
この優しさに甘えることができたらどれほど楽だろう。だが、それはできない。ここで甘えてしまえば、どちらの為にもならないだろう。
そうして俺が足を止めるのを見て、鳴橋は腕を降ろし、小さく呟いた。
「ねえ、志樹」
「……ん?」
「……頑張って」
「……ああ」
帰宅した後、〝頑張って〟という鳴橋の一言を思い出す。
彼女は純粋に応援する気持ちで言ったに決まっている。……だが、そんな温もりの中に確かに感じた、隔絶した距離を感じる言葉が嫌に胸へ突き刺さり、何度もその言葉が頭の中をループする。
――俺はまだ頑張っていなかったのだろうか。これ以上頑張らなければならないのだろうか。これ以上、どう頑張ればいいのだろうか、と。
「……疲れてるだけだ」
疲れているからそんなことを考えてしまっているのだ。そう考え、布団に横になって瞼を閉じる。
眠りに就いたところで少しも楽にならないということは、これまでの日々で充分すぎるほど知っていた。それどころか、刻一刻と迫るタイムリミットに、また一日を無駄にしたとダメージを受けるだけだということも分かっている。だがそれでも、そうする以外に今から逃れる術を知らなかった。
闇の中で、俺は客観的に〝柊志樹〟という存在を見る。
――醜い。自分自身を一言で言い表すのなら、この言葉こそがピッタリだと思った。幼馴染の幸せを本心から喜べないどころか、自分の都合で幸福のただ中にいる鳴橋に心配を掛け、暗い気分にさせる。……あまりにも酷い。もはや生きている価値も無い。生きているだけで他人を不幸にするだけだ。
あの日から定期的に鳴橋からメッセージが来る。ありがたくはあったが、それと同時にこんな人間に時間を使わせてしまっていることに申し訳なさも感じる。鳴橋の性格上、あんな話をされて気にしないわけがない。自分勝手な話ではあるが、これからの新しい人生で俺のことは気にしないでほしかった。
それに今はまだ心配が勝っているのかもしれないが、いつこれが義務になってしまうか分からない。まだ友情である内に、この関係を終わらせるべきなのだろう。
仮にこの日々が続いたとしても、それは逆に俺が救われすぎてしまう。独りになった時のこの感情の落差に耐えるには、やはり独りの時にどう向き合うか、向き合ったかが重要になる。たとえそれがどれほど絶望的な事であろうと、絶望を見つめ続けなければならない。でなければ、この先、生き続けることは不可能だと思った。
――数か月後、葛藤と共に俺は鳴橋の連絡先を消した。以前と同じ一方的なエゴの押しつけ。
そうして何が間違いだったのかと過去を思う。友人を信じたことか、小さなプライドを優先したことか、甘えてしまったことか。もしかしたら、そのどれもが間違いだったのかもしれない。
「……幸福なりし日々を想うより、辛いものはない」
ダンテの〝神曲〟の一節を思い出して、はたと思う。
もしかしたら、自分はすでに絶望に呑まれていたのではないか。
更なる絶望を無意識の内に望み、底なし沼に心身を浸すことで、死を迎え入れる準備をしていたのではないか、と。
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これ以上引きずり込まれない為には、何かで自分を救うしかない。だが、そんな形すら掴めない何かに期待はできない、もし見つかれば僥倖、その程度に考えていた。
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この時、この世には〝逃れられる絶望〟と〝逃れられない絶望〟の二種類が存在するのだと知り、同時に〝いつでも死んでいい〟という頭の中に響く声だけが今を生きる原動力になり、折れそうになる心をギリギリのところで繋ぎ止めてくれていた。
〝どれだけ絶望しても、まだここは地獄ではない〟
心が折れそうになる度、絶望に呑まれそうになる度、うわ言のようにその言葉を繰り返す。そして、一日の終わりに死の誘惑を振り切った余韻を味わい、瞼を閉じた。
いつ、どこで、どうやって死ぬかを決めた時、生きなければならない絶望から一時の平静を取り戻していたのだが、いよいよ生と死の天秤が逆転していたと気付いた時、俺は最期に会っておきたかった人物――鳴橋に、ほとんど無意識のうちに連絡を取っていた。
――鍍皮の件があったとき鳴橋の連絡先も消したのだが、その後、鳴橋は友達づてに俺の連絡先を聞いたようで、その際一度だけメッセージのやり取りがあった為、連絡先を知っていたのだ。
そうして鳴橋と会うその日を希望にして絶望に耐え続ける。一分すら長く感じるほどの絶望の中で、死へ向かおうとする心を必死に押し留め――そうしてやってきた当日。
「志樹、久しぶり! 元気だった?」
「あ、ああ……まぁまぁ、かな」
一〇年振りに会う鳴橋は記憶の中とまったく変わっておらず、彼女の姿を見るだけで心も身体も嘘のように軽くなる。
今になって、目の前の人が自分にとってどれだけ大きな存在だったのかを認識していた。
「って、大丈夫⁉ なんか顔やつれてない⁉」
「……いつもこんな感じだけどな」
「そう……? まぁ久しぶりだもんね、一〇年ぶりだっけ?」
「そうだな」
「いきなり連絡来たからびっくりしたよ。なんかいいことでもあった?」
「……俺はこれといって。鳴橋は?」
「え? あたし? あたしはねえ~」
ニマニマと笑顔を浮かべながら左手の薬指を見せてくる。
「なんと、実は来月結婚するんだよね! ほら、結婚指輪!」
「そうなのか。おめでとう」
――鳴橋が結婚。考えてみればお互いにいい年齢になったのだ、そんな話が出ても何もおかしくないか。
「ん、なに? もしかしてショックだった? 奪うなら今のうちだぞ~?」
「……何言ってるんだか」
驚きはあったが、これは――この感情は鳴橋の言うようなショックとは少し違うのだろう。どうしようもない未来を忘れようと過去を振り返ったものの、そこには〝今〟しかなかった。言語化するなら、おそらくそんなところだろう。
「この真ん中に映ってるのが旦那さんなんだけど、どう? カッコいいでしょ?」
「ん? ああ、そうだな」
「でしょ~? ……で、何があったの?」
「……何が?」
「そんなげっそりした顔みたら久々でも何かあったんだなって分かるよ」
お見通し――いや、普通に考えればそう思うのが当然なのかもしれない。我が事ながら、今は頭がまともに動いていないのが分かる。……現状について言うべきか言わないでいるべきか。
「……実は――」
久しぶりの酒が影響してか、それとも自分自身の弱さが背中を押したのか、考え終わる前に話し始める。
そうして一度話し始め顔色を窺う余裕は無かったが、すべてを吐き出した後に見た鳴橋の眼差しには、ただ憐みだけが宿っているように感じた。
その後も様々なことを話したが、楽しいほど別れの時間はあっという間にやってくるもので、お開きの時間になっていた。
祭りの終わりを感じさせる物悲しさに足を取られた俺は、唯一の心休まる時間を惜しんでギリギリまで鳴橋と同じ帰り道を歩く。
――そんな時、鳴橋が神妙な面持ちで唇を動かす。
「……死なないでね?」
「……少なくともサネが死ぬまで死ぬつもりはない」
「ライバルなんだっけ?」
茶化すように笑う鳴橋。それを否定する。
「いや、今は〝親友〟って感じだな」
「ふふっ、そ。じゃあ、あたしはこっちだから」
「ん? ああ……」
我ながら情けない話だと思う。個人的な都合で一〇年ぶりに呼び出しておいて、別れを惜しんで未練がましくも時間稼ぎをしようとしているのだから。
「……志樹……」
数秒か、はたまた一瞬の出来事だったか、鳴橋の俺を呼ぶ声が聞こえたと思った次の瞬間、頭に温かな感触を感じた。左右に流れる手の平の感触。頭を撫でられているのだと理解したとき、我に返り鳴橋を見る。
鳴橋は俺の頭から離れた手を左右に広げ、優しく微笑む。母が子に向けるかのような慈愛に満ちた笑み。
その顔に誘われるがまま一歩踏み出して――。
「っ……!」
――自身の身体をその場に縛り付ける。
この優しさに甘えることができたらどれほど楽だろう。だが、それはできない。ここで甘えてしまえば、どちらの為にもならないだろう。
そうして俺が足を止めるのを見て、鳴橋は腕を降ろし、小さく呟いた。
「ねえ、志樹」
「……ん?」
「……頑張って」
「……ああ」
帰宅した後、〝頑張って〟という鳴橋の一言を思い出す。
彼女は純粋に応援する気持ちで言ったに決まっている。……だが、そんな温もりの中に確かに感じた、隔絶した距離を感じる言葉が嫌に胸へ突き刺さり、何度もその言葉が頭の中をループする。
――俺はまだ頑張っていなかったのだろうか。これ以上頑張らなければならないのだろうか。これ以上、どう頑張ればいいのだろうか、と。
「……疲れてるだけだ」
疲れているからそんなことを考えてしまっているのだ。そう考え、布団に横になって瞼を閉じる。
眠りに就いたところで少しも楽にならないということは、これまでの日々で充分すぎるほど知っていた。それどころか、刻一刻と迫るタイムリミットに、また一日を無駄にしたとダメージを受けるだけだということも分かっている。だがそれでも、そうする以外に今から逃れる術を知らなかった。
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――醜い。自分自身を一言で言い表すのなら、この言葉こそがピッタリだと思った。幼馴染の幸せを本心から喜べないどころか、自分の都合で幸福のただ中にいる鳴橋に心配を掛け、暗い気分にさせる。……あまりにも酷い。もはや生きている価値も無い。生きているだけで他人を不幸にするだけだ。
あの日から定期的に鳴橋からメッセージが来る。ありがたくはあったが、それと同時にこんな人間に時間を使わせてしまっていることに申し訳なさも感じる。鳴橋の性格上、あんな話をされて気にしないわけがない。自分勝手な話ではあるが、これからの新しい人生で俺のことは気にしないでほしかった。
それに今はまだ心配が勝っているのかもしれないが、いつこれが義務になってしまうか分からない。まだ友情である内に、この関係を終わらせるべきなのだろう。
仮にこの日々が続いたとしても、それは逆に俺が救われすぎてしまう。独りになった時のこの感情の落差に耐えるには、やはり独りの時にどう向き合うか、向き合ったかが重要になる。たとえそれがどれほど絶望的な事であろうと、絶望を見つめ続けなければならない。でなければ、この先、生き続けることは不可能だと思った。
――数か月後、葛藤と共に俺は鳴橋の連絡先を消した。以前と同じ一方的なエゴの押しつけ。
そうして何が間違いだったのかと過去を思う。友人を信じたことか、小さなプライドを優先したことか、甘えてしまったことか。もしかしたら、そのどれもが間違いだったのかもしれない。
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