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九廻目 灯の移る夜
第164話 平穏な世界
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「……えっと……」
「……今は何も言わないで」
ホール内の人気の失せた休憩所で、耳まで赤くした蛍は手で顔を覆って座っていた。
……気持ちは分かる。そこまで多い人数ではなかったとはいえ、まるで映画のワンシーンかのように抱擁する姿を公衆の面前で晒してしまったのだ。恥ずかしくないはずがない。しまったと二人顔を見合わせた光景は忘れることができないだろう。
尤も、その際に焦って取り繕おうとする蛍の姿を見ることができたので悪いことばかりではなかったが。
「――蛍は、PLOWの事をどこまで覚えてる?」
もう少しこの姿を眺めていたい気持ちもあったが、どうしても聞いておきたく真面目なトーンのまま口を開く。
「……どこまで、か」
その言葉にようやく切り替えることが出来たのか、蛍は深い溜め息を吐いた後、PLOWでの日々を思い返すかのように一点をぼうっと見つめていた。
自分で口にして疑問に思う。どうして今俺たちは生きてここにいるのか。
PLOWが崩壊した時、俺たちは真っ逆さまに落下していた。……もしかしてギリギリで間に合い、成仏することができた……? なら、ここは転生でもした後の世界なのだろうか……?
いや、それにしてはあまりに世界も俺自身も地続きに過ぎる。
死後の世界――というのもやはり考え難い。ミキの言う通りなら成仏に失敗した場合、魂は消滅するはずだからだ。〝無の世界〟などという、矛盾に似た何かがあるのならその可能性もあるかもしれないが、どちらも違うような気がしていた。
例えるなら、この世界は以前俺たちが居た世界から、ほんの少しボタンを掛け違えた世界。同じマンションの隣室、そんなイメージだった。
「……私は覚えてるよ。全部」
先ほどの話の続きだろう。蛍は小さく、確かに答えた。
「志樹と初めて会った時のことから、最上階で床が崩れたあの瞬間まで」
「初めて会った時っていうのは……」
「繰り返す前の、本当の最初の世界」
「そうか……」
最初の世界――それはミキが見せてくれたあの世界のことだろう。蛍だけが生き残り、PLOWにいた全員が死んだ世界。
そのことも覚えているなら、やはり言葉通りすべての記憶を思い出したのだろう。……当時の記憶を覚えているというのは、心情としては少し複雑でもあるが……。
「だから志樹が嘘をついたことも覚えてる」
「……えっ⁉ う、嘘?」
「……死なないって、そう約束したのに……」
「う、それは……すまない……。……あっそうだ、床が崩れた時SOWISの目が開いたのは見たか?」
重い沈黙が場を包む前に、半ば強引に話題を逸らす。
「SOWISの目が……? いえ、知らないけど。どういうこと?」
蛍はどういうことかといった様子で小首を傾げる。
……ということは、あれを見たのは俺だけということか。
SOWISの正体が何だったのかは結局分からなかったが、おそらくあの時SOWISが何かをしたから、俺たちは今こうしてここに居るのではないだろうか? と、そんな妄想をする。
「……いや、なんでもない」
……もうそんなことを考えたところで意味はない。
この世界の記憶を辿ってみると、PLOWの建設は進んでいたものの途中で中止になっている。もうPLOWはこの世界に存在しないのだ。あれが何であったか頭を捻っても、答えに辿り着くことは無いのだろう。
「…………また、何も教えてくれないのね」
「……蛍?」
気付くと蛍は顔を伏せていた。表情は暗い。
「……身体は大丈夫なの?」
「身体?」
「――天寿症だったんでしょ?」
「っ‼」
その言葉に頭が真っ白になる。どうしてそのことを蛍が知っているのか。教えた覚えは当然ない。別の世界で話したということも……よほど俺の性格が変わってしまっていない限りは考えづらいだろう。
でも、だったらどうして蛍がそのことを……。
「あなたが死んだ後、志樹の友人だっていう女性から話を聞いたの」
「友人……? ――まさか……!」
俺が天寿症だと知っていて、更に俺のことを友人と言ってくれる人なんて、一人しかいない。
「鳴橋さん。追悼式の時に彼女と会ってね。その時に教えてくれたんだ」
「……そうだったのか……」
鳴橋が追悼式に来ていたという事実と、蛍が俺の状態を知っているという事実。その両方を同時に知った俺は何も言えずにいた。
「それで、今はどうなの?」
「あ、ああ、大丈夫だ。問題ない」
「……そう……」
心配かけまいとした言葉だったが、蛍の表情は変わらず暗いまま。隠すようなことはせず、正直に話すべきだっただろうか。
……いや、それではまた同じ轍を踏むことに……。
「ねえ、今度PLOWについて調べ終わったらでいいんだけど、一緒にどこか出かけない?」
「ん、ああ分かった。…………いや、PLOWの事はもう忘れよう」
「え?」
俺の提案に蛍は目を丸くして見る。
「どうせもう答えはでない。あの世界とこの世界は別物なんだから」
「……志樹はそれでいいの?」
心を見透かしたように、真っすぐな双眸が俺を射貫く。
もちろん、それでいいのかと問われれば良くはない。……だが、知らなくていい事もこの世には存在する。今回の件を無理に知ろうとすれば、結果に関わらずそれなりの代償を支払うことになるだろう。そう簡単に思ってしまうほど、PLOWを取り巻く陰謀は複雑で、大きすぎた。
そんな代償を支払ってまで手に入れた〝答え〟の価値は一体どれだけのものか。今ここにある穏やかな日常を享受して生きることこそ、最も大事なことなのではないだろうか?
残念ながらこの世界にも天寿症は存在していたものの、PLOWはもう無い。SOWISはどこかに運んであるのだろうが、PLOWという計画の支柱が無くなったのでは、Utopia計画も頓挫していることだろう。これでもう大勢の人が無﨑の夢想に巻き込まれることはもう無いし、結果的に無﨑やPLOWのサポートが得られない烏野も、ああして暴れることは出来ない。
――もうあの日々は終わったのだ。思い返してみると疑問が残る点はある。だが、もう躍起になって調べる必要は無い。
俺たちは新しい未来を手に入れた。今こうして平和に生きていくことのできる世界があるのなら、それだけで充分だ。
「――ああ」
「……そう。――分かった、それじゃあこの話はここで終わり!」
蛍はパンと手を叩き、重い空気を換える。
「ねえ、この後花火でも見に行かない?」
「え、花火?」
「うん。綺麗に見えるいいスポットを知ってるの。PLOWでちゃんと見れなかったでしょ?」
「そう……だな」
「……もしかして、嫌?」
蛍のあまりにも早い切り替えに少々面食らっていると、俺に拒否されると思ったのか、こちらの顔色を窺いながら控えめにそう口にする。
「ふっ……!」
「な、なによ?」
「いや、なんでもない。それじゃあ行くか」
「ちょ、ちょっと! その前になんで今笑ったのか教えなさいよ!」
顔を赤らめながら抗議する蛍を無視して歩き出す。
長い間待ち望んでいた、たわいのない穏やかな光景がここにはあった。
――こうして、生涯忘れ得ぬ思い出を残して、長い夏の日々はそっと過ぎていった。
「……今は何も言わないで」
ホール内の人気の失せた休憩所で、耳まで赤くした蛍は手で顔を覆って座っていた。
……気持ちは分かる。そこまで多い人数ではなかったとはいえ、まるで映画のワンシーンかのように抱擁する姿を公衆の面前で晒してしまったのだ。恥ずかしくないはずがない。しまったと二人顔を見合わせた光景は忘れることができないだろう。
尤も、その際に焦って取り繕おうとする蛍の姿を見ることができたので悪いことばかりではなかったが。
「――蛍は、PLOWの事をどこまで覚えてる?」
もう少しこの姿を眺めていたい気持ちもあったが、どうしても聞いておきたく真面目なトーンのまま口を開く。
「……どこまで、か」
その言葉にようやく切り替えることが出来たのか、蛍は深い溜め息を吐いた後、PLOWでの日々を思い返すかのように一点をぼうっと見つめていた。
自分で口にして疑問に思う。どうして今俺たちは生きてここにいるのか。
PLOWが崩壊した時、俺たちは真っ逆さまに落下していた。……もしかしてギリギリで間に合い、成仏することができた……? なら、ここは転生でもした後の世界なのだろうか……?
いや、それにしてはあまりに世界も俺自身も地続きに過ぎる。
死後の世界――というのもやはり考え難い。ミキの言う通りなら成仏に失敗した場合、魂は消滅するはずだからだ。〝無の世界〟などという、矛盾に似た何かがあるのならその可能性もあるかもしれないが、どちらも違うような気がしていた。
例えるなら、この世界は以前俺たちが居た世界から、ほんの少しボタンを掛け違えた世界。同じマンションの隣室、そんなイメージだった。
「……私は覚えてるよ。全部」
先ほどの話の続きだろう。蛍は小さく、確かに答えた。
「志樹と初めて会った時のことから、最上階で床が崩れたあの瞬間まで」
「初めて会った時っていうのは……」
「繰り返す前の、本当の最初の世界」
「そうか……」
最初の世界――それはミキが見せてくれたあの世界のことだろう。蛍だけが生き残り、PLOWにいた全員が死んだ世界。
そのことも覚えているなら、やはり言葉通りすべての記憶を思い出したのだろう。……当時の記憶を覚えているというのは、心情としては少し複雑でもあるが……。
「だから志樹が嘘をついたことも覚えてる」
「……えっ⁉ う、嘘?」
「……死なないって、そう約束したのに……」
「う、それは……すまない……。……あっそうだ、床が崩れた時SOWISの目が開いたのは見たか?」
重い沈黙が場を包む前に、半ば強引に話題を逸らす。
「SOWISの目が……? いえ、知らないけど。どういうこと?」
蛍はどういうことかといった様子で小首を傾げる。
……ということは、あれを見たのは俺だけということか。
SOWISの正体が何だったのかは結局分からなかったが、おそらくあの時SOWISが何かをしたから、俺たちは今こうしてここに居るのではないだろうか? と、そんな妄想をする。
「……いや、なんでもない」
……もうそんなことを考えたところで意味はない。
この世界の記憶を辿ってみると、PLOWの建設は進んでいたものの途中で中止になっている。もうPLOWはこの世界に存在しないのだ。あれが何であったか頭を捻っても、答えに辿り着くことは無いのだろう。
「…………また、何も教えてくれないのね」
「……蛍?」
気付くと蛍は顔を伏せていた。表情は暗い。
「……身体は大丈夫なの?」
「身体?」
「――天寿症だったんでしょ?」
「っ‼」
その言葉に頭が真っ白になる。どうしてそのことを蛍が知っているのか。教えた覚えは当然ない。別の世界で話したということも……よほど俺の性格が変わってしまっていない限りは考えづらいだろう。
でも、だったらどうして蛍がそのことを……。
「あなたが死んだ後、志樹の友人だっていう女性から話を聞いたの」
「友人……? ――まさか……!」
俺が天寿症だと知っていて、更に俺のことを友人と言ってくれる人なんて、一人しかいない。
「鳴橋さん。追悼式の時に彼女と会ってね。その時に教えてくれたんだ」
「……そうだったのか……」
鳴橋が追悼式に来ていたという事実と、蛍が俺の状態を知っているという事実。その両方を同時に知った俺は何も言えずにいた。
「それで、今はどうなの?」
「あ、ああ、大丈夫だ。問題ない」
「……そう……」
心配かけまいとした言葉だったが、蛍の表情は変わらず暗いまま。隠すようなことはせず、正直に話すべきだっただろうか。
……いや、それではまた同じ轍を踏むことに……。
「ねえ、今度PLOWについて調べ終わったらでいいんだけど、一緒にどこか出かけない?」
「ん、ああ分かった。…………いや、PLOWの事はもう忘れよう」
「え?」
俺の提案に蛍は目を丸くして見る。
「どうせもう答えはでない。あの世界とこの世界は別物なんだから」
「……志樹はそれでいいの?」
心を見透かしたように、真っすぐな双眸が俺を射貫く。
もちろん、それでいいのかと問われれば良くはない。……だが、知らなくていい事もこの世には存在する。今回の件を無理に知ろうとすれば、結果に関わらずそれなりの代償を支払うことになるだろう。そう簡単に思ってしまうほど、PLOWを取り巻く陰謀は複雑で、大きすぎた。
そんな代償を支払ってまで手に入れた〝答え〟の価値は一体どれだけのものか。今ここにある穏やかな日常を享受して生きることこそ、最も大事なことなのではないだろうか?
残念ながらこの世界にも天寿症は存在していたものの、PLOWはもう無い。SOWISはどこかに運んであるのだろうが、PLOWという計画の支柱が無くなったのでは、Utopia計画も頓挫していることだろう。これでもう大勢の人が無﨑の夢想に巻き込まれることはもう無いし、結果的に無﨑やPLOWのサポートが得られない烏野も、ああして暴れることは出来ない。
――もうあの日々は終わったのだ。思い返してみると疑問が残る点はある。だが、もう躍起になって調べる必要は無い。
俺たちは新しい未来を手に入れた。今こうして平和に生きていくことのできる世界があるのなら、それだけで充分だ。
「――ああ」
「……そう。――分かった、それじゃあこの話はここで終わり!」
蛍はパンと手を叩き、重い空気を換える。
「ねえ、この後花火でも見に行かない?」
「え、花火?」
「うん。綺麗に見えるいいスポットを知ってるの。PLOWでちゃんと見れなかったでしょ?」
「そう……だな」
「……もしかして、嫌?」
蛍のあまりにも早い切り替えに少々面食らっていると、俺に拒否されると思ったのか、こちらの顔色を窺いながら控えめにそう口にする。
「ふっ……!」
「な、なによ?」
「いや、なんでもない。それじゃあ行くか」
「ちょ、ちょっと! その前になんで今笑ったのか教えなさいよ!」
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