輸送艦オリオン~SF異世界に転生したら、女体化したうえ大型輸送艦の艦長になりました!最強輸送艦で商人プレイ!~

黴男

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γ-クラリウム星系群編(後編)

118-イザリオ・バイオテック企業エキシビション1

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オリオンはハナテックを離れ、同じインナーリウムⅡの軌道上にある2番衛星軌道上へ。
といっても、衛星の軌道からは大分離れているが。
何故かといえば、コロニーだからだ。
機動戦士でよく見るアレとは違い、完全な円筒形のコロニーだ。

「無防備に見えるな.....隕石とかどうしてるんだろう」
「オーバービューには味方扱いで表示されてないのですが、電磁バリアが張られていますよ! 隕石くらいなら弾けるようですね」
「見てみたいなあ....」
「冗談じゃ済まないよ」

アルの好奇心に驚きと少しの恐怖を覚えつつ、オリオンはイザリオ・バイオテックのエキシビション会場へ入港する。
今日は予約客がほとんどいないらしいので、ドックはガラガラだ。
輸送艦用のスペースに入港する。
ペルソナが操艦をアシストしているので、何もかもが迅速でいいな。

「イザリオ・バイオテックの企業エキシビションへようこそ。この工場では、お客様のペースに合わせて見学ができる特徴を持っております!」
「(人員削減のためなんですけどね)」
「(しーっ)」

既にロビーから近未来な雰囲気が漂っている。
アルはあちこちを行ったり来たりしていて、受付係の話なんざ聞いちゃいないな。
ペルソナの耳打ちを聞かなかったことにして、俺たちは待機列に並ぶ。
当然予約客などほとんどいないので、五分ほどで入場できた。

「ねー、バイオテックってなに?」
「うーん....ペルソナ?」
「生物工学です! このコロニーの場合だと、食糧生産と畜産物の品種改良がメインですね」

倫理観とか無いのか?
まあ、普段食べているモノの中にはここと同じ設備で作られたものも多分にあるんだろう。
宇宙においては良心よりも生きていく事が重要なんだろう。
奥へ進み出ると、『培養場』という看板が目に入った。

「培養...?」
「食糧生産の一環ですね、原本のサンプルから培養して増殖させたり、既存の塩基配列を利用したゼロからの複製をここで行なっているようです」
「なるほど、ここが工場の最初だってさ」
「先に行っていい?」
「目の届く範囲でね」
「はーい!」

アルは駆けていく。
俺とペルソナはゆっくり歩いて、通路の光が指している方へ辿り着く。
そこには、反対側への橋があった。
待っていたアルと一緒に橋を渡ると、下が見えた。

「おお...なるほどね」
「ねえ、あれ何?」
「遠くてわからない...多分お肉じゃないかな」

下は透明の板でしっかり張られていた。
そのさらに下には、よくゲームとかで見る培養槽がずらりと並んでいた。
知識と違うのは、完全な筒で下部を除いて余計な機構が一切ついていないことだ。
緑色の光に照らされて、水槽の中で何かが浮いているのが見えた。
ここも、全体のひと区画でしかないようだな、見える範囲の先にも、培養槽があるようだ。
橋を渡り切った俺たちは、改めて振り返る。
一生見れなさそうな光景だ...

「この工場はあくまでエキシビションの目的のため、こうして閲覧スペースが設けられていますが、本来はこういったものはないようですね」
「安全のため?」
「培養物に余計なノイズを与えないためですね」
「ふうん」

アルはこの手の話はどうでもいいようで、目線で早く行こうと訴えてくる。
俺は前を向き、歩き出した。
次は何があるんだろうな?
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