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γ-クラリウム星系群編(後編)
144-戦いの終わり
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義勇軍の活躍はとんでもないものだった。
対する巡洋艦隊といえば、酷い状況だ。
砲身は融解して使用できず、内部では殺し合いが起きていた。
「あんたの首を渡して降伏する!」
「待て、冷静に――――ぐわああっ!」
元々、彼等は軍人ではない。
ただの職員である。
死への覚悟も、絶対的な忠誠心も無かった。
他人事でしかなく、勇心に溢れる直属の艦長たちとは本気度が違うのだ。
「回線を繋げ!」
『逆賊とは交渉しないのが俺らのやり方でなーギャハハハハッ!!』
「この...野蛮人共がっ!」
傭兵にやられ、また一隻が沈んでいく。
『お前たちには人の心が無いのかぁ!!』
その言葉を吐いた艦長に対し、傭兵たちは爆笑を以て返した。
『お前らが殺した奴らも、同じこと思ってたぜ!』
『一隻に付き100万MSC、お高い首を逃すわけねえだろ、死にな!』
最初67隻いた艦隊は、22隻にまで減少していた。
「ベルツフェルの陣を敷けい! 敵を一隻も逃がすな!」
ベルツフェル....即ち旗艦を中心とした散開陣形で、残りの艦を軍の艦隊が襲撃する。
「アルゴモンの車輪撃ちだ! 弾幕を絶やすな! 誤射は許す、逆賊共を一人でも逃がす事こそが最も失態なのだ!」
軍の艦隊にも、友人を、恋人を、そして家族を亡くした者たちがいる。
だが、彼等は決して統制を緩めない。
血も涙もない悪魔たちを、この世界から滅するまでは。
『あああ! オリオンが全部持ってっちまう!』
『化け物みたいな輸送艦だぜ、全く』
そして。
核融合弾頭のバーゲンセールと化したオリオンは、たった一分で五隻を残骸に変えた。
これまでのどの戦闘でもないほどの、ミサイルの連続発射である。
既に砲は焼けついて使えない。
セントリードローンまで使った、大盤振る舞いである。
ミサイルが猟犬のように追い縋り、そして沈めていく。
『弾切れです!』
「使えるものは何でもいい、撃って!」
『了解!』
この王国艦の防御は、シールドに重点が置かれている。
だからこそ、シールドがなくなれば装甲は紙きれ同然である。
隕石がぶつかっただけで、大破するだろう。
そして――――
『ご協力に感謝する。私はアルデラン・シェーミンだ。敵は全滅し、咎人は最早私一人になった、剣を収め、撤収してもらいたい』
艦隊は全滅した。
残ったのは残骸だけだが、アルデランは略奪を阻止して撤退を指示した。
それに反論したのは、軍の勢力だ。
『我々は現宙域に留まる、傭兵たちは下がらせよう』
『了解した』
機密を守るため。
第二第三のハゾーダを出さないため、部外者以外を下がらせるその判断に、ビュッケツァイン子爵は承諾した。
艦隊は散開し、そしてオリオンもまた、シールドを解いて浮いていた。
「仇は取ったよ、アイシャ.....」
そして、ブリッジでは。
疲れ果てたリリーがコンソールに突っ伏して寝ており、オブリビオンの残骸の映像を見ながら、独りでアルデランが男泣きしていた。
ペルソナはそれを、冷たい目で見据えていた。
対する巡洋艦隊といえば、酷い状況だ。
砲身は融解して使用できず、内部では殺し合いが起きていた。
「あんたの首を渡して降伏する!」
「待て、冷静に――――ぐわああっ!」
元々、彼等は軍人ではない。
ただの職員である。
死への覚悟も、絶対的な忠誠心も無かった。
他人事でしかなく、勇心に溢れる直属の艦長たちとは本気度が違うのだ。
「回線を繋げ!」
『逆賊とは交渉しないのが俺らのやり方でなーギャハハハハッ!!』
「この...野蛮人共がっ!」
傭兵にやられ、また一隻が沈んでいく。
『お前たちには人の心が無いのかぁ!!』
その言葉を吐いた艦長に対し、傭兵たちは爆笑を以て返した。
『お前らが殺した奴らも、同じこと思ってたぜ!』
『一隻に付き100万MSC、お高い首を逃すわけねえだろ、死にな!』
最初67隻いた艦隊は、22隻にまで減少していた。
「ベルツフェルの陣を敷けい! 敵を一隻も逃がすな!」
ベルツフェル....即ち旗艦を中心とした散開陣形で、残りの艦を軍の艦隊が襲撃する。
「アルゴモンの車輪撃ちだ! 弾幕を絶やすな! 誤射は許す、逆賊共を一人でも逃がす事こそが最も失態なのだ!」
軍の艦隊にも、友人を、恋人を、そして家族を亡くした者たちがいる。
だが、彼等は決して統制を緩めない。
血も涙もない悪魔たちを、この世界から滅するまでは。
『あああ! オリオンが全部持ってっちまう!』
『化け物みたいな輸送艦だぜ、全く』
そして。
核融合弾頭のバーゲンセールと化したオリオンは、たった一分で五隻を残骸に変えた。
これまでのどの戦闘でもないほどの、ミサイルの連続発射である。
既に砲は焼けついて使えない。
セントリードローンまで使った、大盤振る舞いである。
ミサイルが猟犬のように追い縋り、そして沈めていく。
『弾切れです!』
「使えるものは何でもいい、撃って!」
『了解!』
この王国艦の防御は、シールドに重点が置かれている。
だからこそ、シールドがなくなれば装甲は紙きれ同然である。
隕石がぶつかっただけで、大破するだろう。
そして――――
『ご協力に感謝する。私はアルデラン・シェーミンだ。敵は全滅し、咎人は最早私一人になった、剣を収め、撤収してもらいたい』
艦隊は全滅した。
残ったのは残骸だけだが、アルデランは略奪を阻止して撤退を指示した。
それに反論したのは、軍の勢力だ。
『我々は現宙域に留まる、傭兵たちは下がらせよう』
『了解した』
機密を守るため。
第二第三のハゾーダを出さないため、部外者以外を下がらせるその判断に、ビュッケツァイン子爵は承諾した。
艦隊は散開し、そしてオリオンもまた、シールドを解いて浮いていた。
「仇は取ったよ、アイシャ.....」
そして、ブリッジでは。
疲れ果てたリリーがコンソールに突っ伏して寝ており、オブリビオンの残骸の映像を見ながら、独りでアルデランが男泣きしていた。
ペルソナはそれを、冷たい目で見据えていた。
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