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ε-エストジール帝国編(前編)
209-内情視察
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「ジャンプ終了、ゲート型式の差異による次元平衡変動値に影響なし」
「ここがカブサ星系ね」
エストジール帝国の玄関口であるプラメド星系群の中央星系に、オリオンは光と共にジャンプした。
ペルソナが色々言っているのは、ここのゲートの形状だけでなくファームウェア自体のバージョンが古い事らしい。
次元平衡を平均に保とうとする機能に誤差があるそうだ。
オリオンに影響はないが、ジャンプ直後の周囲に影響があるとかなんとか。
「旧ゲート監視ステーションの廃墟が視認できますよ」
「ゲート監視ステーション?」
「昔はナイアール機関....俺たちの使ってる光速航行機関もなかったんだぜ? その時代、ゲートは常に国の奪い合いになったんだ。だから、ああしてステーションを置いて、守ったのさ」
「へぇ....」
光速航行も出来ないとなると、それは船内での世代交代を前提としたものになるはずだ。
そんな船を使ってまで戦争をしていたのだから、この世界は恐ろしい。
「観測塔より発光信号を確認。至急ワープするよう要請しています」
「衝突するからだね」
光速航行する船は、ワープ中の船と違って質量がある。
小石にぶつかっただけで容易に爆散するのだ。
そうならないためのシールドなんだろうが、船相手だと分からないしな。
「ワープ準備開始」
「準備完了、開始します」
オリオンをワープさせ、四人でゲームをプレイする。
いつもと全く変わらない。
昼はターン制でペルソナの番なので、俺が教えたカレーだろう。
あれは量を多く作りやすく、ナスカにも人気がある。
アルの大好物で、俺のなじみのある味だ、最高のメニューと言って過言ではない。
「まだお昼までちょっとあるね....」
「現地のマーケット情報などを見られては?」
「こっちの基礎データが入ってないから、機械がエストジール帝国語を認識してくれないんだよね」
「こちらで治しておきますね」
「ありがと」
だいぶ前に新調したアンテナのおかげで、ワープ中でも情報を得られる。
ただ、マーケットが整備されていないのか、ソート機能が上手く使えない。
ペルソナに頼んでその辺を調整してもらっているので、色々頼むのが申し訳ないのだが、俺は技術系はさっぱり分からないからな....
「ただまあ、大体は分かったよ」
「そうなのか?」
今度は、ナスカが反応する。
興味あるのか、それとも話し相手に飢えてるのか分からないが、応えてやるか。
「まず、食料品については惑星内で大体完結してるね。惑星内で国家によっては慢性的な食糧不足の所もあるけど、そういう場所は継続的な支援が必要だから、交易には向かないかな」
それに、向こうに支払い能力が不足している可能性は十分にある。
そういうところは需要があっても交易先に選べないな。
慈善事業ではないし、そういうのは帝国内部で既に組織があるだろう。
「あとは...このハロマイトっていう鉱石かな? 小規模だけど需要があるみたい」
「ああ...そいつはナイアールより以前の機関に多く必要な燃料だな」
石炭みたいなものか。
でも需要が高いのは気になるな。
「なんで需要が高いんだろうね?」
「まあ...色々あったんだ」
「誤魔化さないでよ」
「悪い」
部外者に話す気は無いか。
ただ、ナイアール機関発明以後も発電や簡単な暖房として利用されているんだろう。
だから燃料としての需要も高いと。
ただ、これについては入手手段が分からない。
放置だな。
「ここがカブサ星系ね」
エストジール帝国の玄関口であるプラメド星系群の中央星系に、オリオンは光と共にジャンプした。
ペルソナが色々言っているのは、ここのゲートの形状だけでなくファームウェア自体のバージョンが古い事らしい。
次元平衡を平均に保とうとする機能に誤差があるそうだ。
オリオンに影響はないが、ジャンプ直後の周囲に影響があるとかなんとか。
「旧ゲート監視ステーションの廃墟が視認できますよ」
「ゲート監視ステーション?」
「昔はナイアール機関....俺たちの使ってる光速航行機関もなかったんだぜ? その時代、ゲートは常に国の奪い合いになったんだ。だから、ああしてステーションを置いて、守ったのさ」
「へぇ....」
光速航行も出来ないとなると、それは船内での世代交代を前提としたものになるはずだ。
そんな船を使ってまで戦争をしていたのだから、この世界は恐ろしい。
「観測塔より発光信号を確認。至急ワープするよう要請しています」
「衝突するからだね」
光速航行する船は、ワープ中の船と違って質量がある。
小石にぶつかっただけで容易に爆散するのだ。
そうならないためのシールドなんだろうが、船相手だと分からないしな。
「ワープ準備開始」
「準備完了、開始します」
オリオンをワープさせ、四人でゲームをプレイする。
いつもと全く変わらない。
昼はターン制でペルソナの番なので、俺が教えたカレーだろう。
あれは量を多く作りやすく、ナスカにも人気がある。
アルの大好物で、俺のなじみのある味だ、最高のメニューと言って過言ではない。
「まだお昼までちょっとあるね....」
「現地のマーケット情報などを見られては?」
「こっちの基礎データが入ってないから、機械がエストジール帝国語を認識してくれないんだよね」
「こちらで治しておきますね」
「ありがと」
だいぶ前に新調したアンテナのおかげで、ワープ中でも情報を得られる。
ただ、マーケットが整備されていないのか、ソート機能が上手く使えない。
ペルソナに頼んでその辺を調整してもらっているので、色々頼むのが申し訳ないのだが、俺は技術系はさっぱり分からないからな....
「ただまあ、大体は分かったよ」
「そうなのか?」
今度は、ナスカが反応する。
興味あるのか、それとも話し相手に飢えてるのか分からないが、応えてやるか。
「まず、食料品については惑星内で大体完結してるね。惑星内で国家によっては慢性的な食糧不足の所もあるけど、そういう場所は継続的な支援が必要だから、交易には向かないかな」
それに、向こうに支払い能力が不足している可能性は十分にある。
そういうところは需要があっても交易先に選べないな。
慈善事業ではないし、そういうのは帝国内部で既に組織があるだろう。
「あとは...このハロマイトっていう鉱石かな? 小規模だけど需要があるみたい」
「ああ...そいつはナイアールより以前の機関に多く必要な燃料だな」
石炭みたいなものか。
でも需要が高いのは気になるな。
「なんで需要が高いんだろうね?」
「まあ...色々あったんだ」
「誤魔化さないでよ」
「悪い」
部外者に話す気は無いか。
ただ、ナイアール機関発明以後も発電や簡単な暖房として利用されているんだろう。
だから燃料としての需要も高いと。
ただ、これについては入手手段が分からない。
放置だな。
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