244 / 247
終章
238-ただ一つの夢
しおりを挟む
斬りかかった俺は、その感触の重みに驚く。
流歌はそれを躱さずに、受け止めているのだと。
この膠着状態を続けるわけにはいかない。
「シッ!」
「っ!」
まず俺は、流歌の肩を狙う。
だがそれは阻まれ、反対に鋭い薙ぎの一撃が差し込まれる。
気付けば、カウンターと攻撃の応酬がたった一秒の間に五回も起きた。
流歌は斬撃をただ受け流すだけで、俺と戦う気がないように見える。
だが流歌はチャンスを窺っているだけだ。
「どうした、流歌。剣道、フェンシング大会金賞受賞者の割に、随分剣が弱いように見えるぞ」
「...お兄ちゃんと戦いたくないだけだよ」
「なら、死ね!」
俺は流歌に向けて飛び出し、光の剣を上段に構えて振り下ろす。
流歌はその動きを見て、光の剣を上手に構えて防ぐ。
俺は光の剣の出力を変えて刃を透過させるが、流歌はそれを見た瞬間に後ろ跳びに回避し、後転倒立回転跳びを綺麗に行って距離を取る。
「どうして...私は!」
「語る事はもう無い、家族ごっこの時間はもう終わった」
流歌は国を、仲間を、家族を殺された戦士にならなければいけない時間だ。
俺は一人の少女から全てを奪った悪の帝国の枢軸とでも言うべきか。
そんな立派なものじゃないが。
「ウォオオオオ!」
「ッ!」
俺は猛然と距離を詰め、鍔迫り合いに持ち込む。
だが、流歌はそれを、光の剣を曖昧にする事で回避し、俺の腕を狙って斬撃を差し込んでくる。
すかさず俺は跳び上がり、流歌の肩を足場にして飛び越える。
追撃で飛んできた背を狙う斬撃を、明瞭化させた光の剣で受け止める。
平気で背中を狙ってくるようになったな、あいつも本気だ。
「(剣を手放せ)」
心の内から声が響いてくる。
俺はそれから目を背け、流歌に曖昧化した斬撃を浴びせ掛ける。
だが、流歌はそれをキネス能力で押し流して、俺から距離を取る。
これで、流歌と俺の距離は絶対的になった。
ただし...それは俺が、普通に近づいた場合だけである。
「ッ!?」
「死ねぇ、流歌ァ!」
流歌と俺の距離を、「破壊」する。
そうする事で、俺は擬似的にテレポート出来る。
これは正確な距離が分かっていなければ事故るのであまりやらないが...奇襲にはなったはずだ。
俺は流歌へと鍔迫り合いを仕掛け、刃が曖昧化すればこちらも曖昧化で対処する。
曖昧化による範囲斬撃や、斬撃を飛ばすような攻撃は、刃を構成する何かの粒子にエネルギーを乗せて飛ばしているに過ぎない。
だから、こちらも同じようにしてやれば防げる。
「(防ぐな、そのためにここまで来たんだろう)」
心の声は更に大きくなる。
そうだ、俺はどうして戦っている...?
「くっ!」
ダメだ。
集中を乱せば、その隙を突かれる。
俺が戦っているのは、格下でも、対等な相手でもなく――――
俺の妹、そのものなのだから。
「追い詰めた!」
「いいや、まだだ!」
流歌の全身から蒼雷が吹き荒れる。
俺はそれを、身の内から溢れ出す破滅の力で相殺する。
それと同時に、俺と流歌は剣術をかなぐり捨てて鍔迫り合いに持ち込む。
”そうしたい”と感じたからだ。
俺と流歌は、どうやら今同じ気持ちらしいな。
「(........血の繋がらない、不思議な妹だってのにな)」
これは流歌も知らない、俺と家族だけが知る事実。
母親が流歌に興味を示さなかったただ一つの事実。
流歌は、母親のDNAも継いでいない。
母親の胎から産まれたのにも関わらず、そのDNAは母系・父系どちらにも属していない。
完全な赤の他人。
だが、身内の考えというものは似ているらしい。
「(思えば、父親の他人行儀もそのせいか)」
俺は流歌の連撃を、腕を痛めながら受け流す。
その過程で、ふと気付いた。
父親は、血が繋がっていないというその理由だけで、妹を愛さなかったのだ。
何て愚かな男だ。
「今度こそ終わりだ!」
「終わらない! 絶対に!!」
何度目かの応酬の末、先に体力が尽きたのは俺だった。
副作用で意識が朦朧とする。
全身が激しく痛む。
だが――――ここで気絶するわけにはいかない。
俺はこの時の為に――――全て準備してきたんだ。
「うおおおおおお!!!」
本気のふりをして、俺は流歌に斬りかかる。
明瞭化した光の剣同士がぶつかったことで、通常の反作用が働く。
その勢いで後ろに下がったように見せ、流歌の斬撃を誘った。
「(.......)」
胸の内で、息を吐く。
ようやく。
ようやく――――終わる。
「はぁああ!!」
「なっ!?」
その時。
流歌の斬撃が、俺の想定していたものと違う挙動を取る。
そして、俺の体はそれに反応してしまう。
違う、違う違う違う!
そうじゃない、そうするべきでは――――
次の瞬間。
俺の顔に、光の剣が突き刺さっていた。
「あ――――」
流歌の手を離れた光の剣は、刀身を失って落下する。
そして、空を切ったように思えた俺の剣も、流歌の左腕を、肩から切り取っていた。
俺は....俺はなんてことを......
「お兄ちゃん」
「....流歌」
肩から噴き出す血なんて、まるで大したことがない様に。
妹の顔は、悲しみに満ちていた。
「ごめん、”予知”を使って....何が起こるか見ちゃった」
「やめろ」
「お兄ちゃん.....」
「...やめてくれ」
「―――――――今までずっと、私に殺してほしかったんだね」
流歌は予知で見たらしい、俺の夢を語った。
俺は流歌の顔を直視できずに、ただ俯いた。
流歌はそれを躱さずに、受け止めているのだと。
この膠着状態を続けるわけにはいかない。
「シッ!」
「っ!」
まず俺は、流歌の肩を狙う。
だがそれは阻まれ、反対に鋭い薙ぎの一撃が差し込まれる。
気付けば、カウンターと攻撃の応酬がたった一秒の間に五回も起きた。
流歌は斬撃をただ受け流すだけで、俺と戦う気がないように見える。
だが流歌はチャンスを窺っているだけだ。
「どうした、流歌。剣道、フェンシング大会金賞受賞者の割に、随分剣が弱いように見えるぞ」
「...お兄ちゃんと戦いたくないだけだよ」
「なら、死ね!」
俺は流歌に向けて飛び出し、光の剣を上段に構えて振り下ろす。
流歌はその動きを見て、光の剣を上手に構えて防ぐ。
俺は光の剣の出力を変えて刃を透過させるが、流歌はそれを見た瞬間に後ろ跳びに回避し、後転倒立回転跳びを綺麗に行って距離を取る。
「どうして...私は!」
「語る事はもう無い、家族ごっこの時間はもう終わった」
流歌は国を、仲間を、家族を殺された戦士にならなければいけない時間だ。
俺は一人の少女から全てを奪った悪の帝国の枢軸とでも言うべきか。
そんな立派なものじゃないが。
「ウォオオオオ!」
「ッ!」
俺は猛然と距離を詰め、鍔迫り合いに持ち込む。
だが、流歌はそれを、光の剣を曖昧にする事で回避し、俺の腕を狙って斬撃を差し込んでくる。
すかさず俺は跳び上がり、流歌の肩を足場にして飛び越える。
追撃で飛んできた背を狙う斬撃を、明瞭化させた光の剣で受け止める。
平気で背中を狙ってくるようになったな、あいつも本気だ。
「(剣を手放せ)」
心の内から声が響いてくる。
俺はそれから目を背け、流歌に曖昧化した斬撃を浴びせ掛ける。
だが、流歌はそれをキネス能力で押し流して、俺から距離を取る。
これで、流歌と俺の距離は絶対的になった。
ただし...それは俺が、普通に近づいた場合だけである。
「ッ!?」
「死ねぇ、流歌ァ!」
流歌と俺の距離を、「破壊」する。
そうする事で、俺は擬似的にテレポート出来る。
これは正確な距離が分かっていなければ事故るのであまりやらないが...奇襲にはなったはずだ。
俺は流歌へと鍔迫り合いを仕掛け、刃が曖昧化すればこちらも曖昧化で対処する。
曖昧化による範囲斬撃や、斬撃を飛ばすような攻撃は、刃を構成する何かの粒子にエネルギーを乗せて飛ばしているに過ぎない。
だから、こちらも同じようにしてやれば防げる。
「(防ぐな、そのためにここまで来たんだろう)」
心の声は更に大きくなる。
そうだ、俺はどうして戦っている...?
「くっ!」
ダメだ。
集中を乱せば、その隙を突かれる。
俺が戦っているのは、格下でも、対等な相手でもなく――――
俺の妹、そのものなのだから。
「追い詰めた!」
「いいや、まだだ!」
流歌の全身から蒼雷が吹き荒れる。
俺はそれを、身の内から溢れ出す破滅の力で相殺する。
それと同時に、俺と流歌は剣術をかなぐり捨てて鍔迫り合いに持ち込む。
”そうしたい”と感じたからだ。
俺と流歌は、どうやら今同じ気持ちらしいな。
「(........血の繋がらない、不思議な妹だってのにな)」
これは流歌も知らない、俺と家族だけが知る事実。
母親が流歌に興味を示さなかったただ一つの事実。
流歌は、母親のDNAも継いでいない。
母親の胎から産まれたのにも関わらず、そのDNAは母系・父系どちらにも属していない。
完全な赤の他人。
だが、身内の考えというものは似ているらしい。
「(思えば、父親の他人行儀もそのせいか)」
俺は流歌の連撃を、腕を痛めながら受け流す。
その過程で、ふと気付いた。
父親は、血が繋がっていないというその理由だけで、妹を愛さなかったのだ。
何て愚かな男だ。
「今度こそ終わりだ!」
「終わらない! 絶対に!!」
何度目かの応酬の末、先に体力が尽きたのは俺だった。
副作用で意識が朦朧とする。
全身が激しく痛む。
だが――――ここで気絶するわけにはいかない。
俺はこの時の為に――――全て準備してきたんだ。
「うおおおおおお!!!」
本気のふりをして、俺は流歌に斬りかかる。
明瞭化した光の剣同士がぶつかったことで、通常の反作用が働く。
その勢いで後ろに下がったように見せ、流歌の斬撃を誘った。
「(.......)」
胸の内で、息を吐く。
ようやく。
ようやく――――終わる。
「はぁああ!!」
「なっ!?」
その時。
流歌の斬撃が、俺の想定していたものと違う挙動を取る。
そして、俺の体はそれに反応してしまう。
違う、違う違う違う!
そうじゃない、そうするべきでは――――
次の瞬間。
俺の顔に、光の剣が突き刺さっていた。
「あ――――」
流歌の手を離れた光の剣は、刀身を失って落下する。
そして、空を切ったように思えた俺の剣も、流歌の左腕を、肩から切り取っていた。
俺は....俺はなんてことを......
「お兄ちゃん」
「....流歌」
肩から噴き出す血なんて、まるで大したことがない様に。
妹の顔は、悲しみに満ちていた。
「ごめん、”予知”を使って....何が起こるか見ちゃった」
「やめろ」
「お兄ちゃん.....」
「...やめてくれ」
「―――――――今までずっと、私に殺してほしかったんだね」
流歌は予知で見たらしい、俺の夢を語った。
俺は流歌の顔を直視できずに、ただ俯いた。
0
あなたにおすすめの小説
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる