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第五章:殺盗団を壊滅せよ
165:もふもふリレー
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嵐影は流を乗せて街道を疾走する。
しばらく走ると街道の横にラーマンが寝そべっているのが見える。
「お、嵐影。あれじゃないのか?」
「……マッマ!」
どうやら先行していたラーマンが道しるべとして残っていたらしい。
その背中と尻の辺りには、この辺りに生息するカンガルーのような小動物が座っていた。
「……マ!」
「……マァ!」
少し話すように嵐影達は頷き合うと、お互い納得したのか手をフリフリすると、嵐影はまた街道を走りだす。
さらに暫くするとまたラーマンが道の脇にある草原に転がっており、頭には見たことも無い黄色と紫色の綺麗な鳥が止まっていた。
「……マ?」
「……マ~」
「クェェ」
「……マ」
「ピュリリ」
どうやらラーマンの友達らしく、アレハンドが乗った馬車まで案内してくれるそうだった。
「……マァ」
「んん? この鳥が案内してくれるって? それはいい! 嵐影の頭の上に乗るといい。異種族間の友達っていいなぁ。ラーマンって本当に不思議な生き物だな」
こうして不思議な組み合わせの一行は、アレハンドが乗った馬車へと再び向かって行く。
「ピュリリリリ~」
「? 嵐影、なんて言っているんだ?」
「……マ」
「そうか、外の殺盗団の生き残りがまだいたのか。そいつらがその馬車を強奪したんだな?」
「……マ」
「急がねーとな……」
嵐影はカラフルな鳥と話をしながら街道を爆走する。
途中あまりにも嵐影の移動速度が早くなったので、カラフルな鳥は流の懐へと潜って来た。
「うわ、なんか俺とっても幸せ~! かわいいなコイツ!」
流はカラフルな鳥を愛でつつ、アレハンドを追う。
すると懐の鳥が一鳴きしたかと思うと、嵐影は突如方向を道が無い草原へと変更する。
良く見ると、そこには馬の蹄の後らしきものが複数と、車輪の後が残っていた。
「ビンゴ、こっちで間違いなさそうだ」
しばらく進むと黒い物体が転がっているのが見えて来る。
それは男の死体だった、それが複数あり、身ぐるみを剥がされてゴミのように打ち捨てられていた。
それらの亡骸は馬車に乗っていた乗客と判断した流は、せつない気持ちと静かな怒りで鞍を強くつかむ。
「……惨い事を。あんた達の仇は俺が必ずとってやるから成仏しろよ」
そう言いながら片合掌をしつつ走り去る。
さらに進むと遠くに岩場群が見え、それに隠れるように、それなりに大きい建物の屋根が見えた。
「まさかあそこが殺盗団の隠れ家か? このまま進むと見つかるな……。嵐影はそこの茂みの中で待機しててくれ。壱、いるか?」
「壱:はいな? 何んでっしゃろ」
「百鬼の眼は持って来てないんだよな?」
「壱:申し訳ありまへん、置いて来たままですねん」
「仮にここへ異怪骨董やさんの門を開いたらどうなる?」
「壱:そうでんな。召喚は可能でっけど、屋敷で参が拠点化している術が崩壊しますねん。よほどの事が無い限りはオススメはしまへん。融通が利かなくてすんまへん」
「いやいい。こんな事になるなんて思いもしなかったからな。さて……」
流は周りを観察する。隠れ家の傍に行けば岩があるのでそれなりに身を隠せるが、その周辺は背の高い草に覆われた場所で囲まれている。
一瞬骨董屋さんへ戻ろうとも思ったが、ここで異超門を出しても新たに骨董品を持ち出す事を五老は許さないだろうし、壱の説明もあり断念する。
「まぁ、泥臭く行くか。じゃあ嵐影、行って来るから待っていてくれよ。カラフルな鳥にもありがとうって言っておいてくれ。もし良かったらうちに遊びにおいでっても伝えてくれよな」
「……マ」
嵐影は頭にカラフルな鳥を乗せながら、右手をフリフリして流を見送る。
正面からだと見張りもいそうだったので、大きく迂回して隠れ家へと近づく。
すると岩場の上に、やはり見張りがいるのを確認した流は、美琴を背中に背負い、匍匐前進で草の中に身を潜め、岩場へと潜入する事に成功する。
見張りに見つからない様に岩場へ登ると、その全容が明らかになる。
岩場群は横・五十メートル。縦・三十メートル程の長方形であり、その長方形の岩場の中心は窪地になっており、それに囲まれるように木製の建物があった。
岩場の組み方から見れば、外部からは侵入は容易いが、内部からは岩の高さが家の二階程まであり、かなり角度が急なために岩を登る事は難しい構造だった。
普通は構造が逆だろうと思うも、機能性より隠蔽性で作られた物だと思う事にして今後の対策を考える。
(ふぅ、思ったよりも匍匐前進ってハードだな。訓練でこれをしている人達には頭が下がるな。さて、見張りは正面と思われる場所に二人と、内部には…………三十人位か? 多分人質もいそうだな、女は間違いなく生きているだろうし)
その時、隠れ家の中から少しくぐもった声で女性の悲鳴が聞こえる。
どうやら内部で殺盗団の「お楽しみ会」が開かれているようで、その展開を考えると疲れがドっと湧いて来るようだった。
「いやあああああ!! やめて、こっちに来ないで!!」
「大人しく服を脱げや! じゃねーと、痛い思いをするだけだぞ!」
(なんつーテンプレ展開。あぁ……今突入したら真っ裸の娘がいたら困るな)
「まぁ~、そうも言っていられる状況じゃねーってか!」
流はそう言いながら入口にいる見張りへ飛竜牙を放ち、そのまま沈黙させる。
「外はクリア。後は……」
流は登るには急な岩肌を滑りながら落ちていく、地面に着き隠れ家の壁伝いにゆっくりと歩を進める流。
中の気配を探ると、人質が集められている部屋と、殺盗団がいる部屋があるように思える。
(この壁の向こうが人質の部屋か? そして娘を襲っているのが一人か)
娘は賊に衣服を剥ぎ取られながらも、必死に逃げる。しかし無情にも壁と言う現実に逃げ場を失う。
「ハッハ~! ほぉら、さっさと股を開け! 旦那がいないんじゃ使い道もねーだろう? だから俺が使ってやるからありがたく思え」
「どの口がっ! あんた達が殺したくせに!!」
「あ~そうだったかなぁ? どうも覚えが悪ひゅぼ――」
「二度と覚えなくていい、続きは地獄で鬼相手にやってろ馬鹿が」
突如壁から生えた銀色の何かに、眉間を貫かれて絶命する盗賊。
それを目の当たりにした娘は、一瞬何が起こったのかが理解出来なかったが、血がしたたり落ちて来たのを見て叫ぶ刹那にそれは起こった。が、また何が起きたのか分からず、体の支えが効かなくなるのだった。
しばらく走ると街道の横にラーマンが寝そべっているのが見える。
「お、嵐影。あれじゃないのか?」
「……マッマ!」
どうやら先行していたラーマンが道しるべとして残っていたらしい。
その背中と尻の辺りには、この辺りに生息するカンガルーのような小動物が座っていた。
「……マ!」
「……マァ!」
少し話すように嵐影達は頷き合うと、お互い納得したのか手をフリフリすると、嵐影はまた街道を走りだす。
さらに暫くするとまたラーマンが道の脇にある草原に転がっており、頭には見たことも無い黄色と紫色の綺麗な鳥が止まっていた。
「……マ?」
「……マ~」
「クェェ」
「……マ」
「ピュリリ」
どうやらラーマンの友達らしく、アレハンドが乗った馬車まで案内してくれるそうだった。
「……マァ」
「んん? この鳥が案内してくれるって? それはいい! 嵐影の頭の上に乗るといい。異種族間の友達っていいなぁ。ラーマンって本当に不思議な生き物だな」
こうして不思議な組み合わせの一行は、アレハンドが乗った馬車へと再び向かって行く。
「ピュリリリリ~」
「? 嵐影、なんて言っているんだ?」
「……マ」
「そうか、外の殺盗団の生き残りがまだいたのか。そいつらがその馬車を強奪したんだな?」
「……マ」
「急がねーとな……」
嵐影はカラフルな鳥と話をしながら街道を爆走する。
途中あまりにも嵐影の移動速度が早くなったので、カラフルな鳥は流の懐へと潜って来た。
「うわ、なんか俺とっても幸せ~! かわいいなコイツ!」
流はカラフルな鳥を愛でつつ、アレハンドを追う。
すると懐の鳥が一鳴きしたかと思うと、嵐影は突如方向を道が無い草原へと変更する。
良く見ると、そこには馬の蹄の後らしきものが複数と、車輪の後が残っていた。
「ビンゴ、こっちで間違いなさそうだ」
しばらく進むと黒い物体が転がっているのが見えて来る。
それは男の死体だった、それが複数あり、身ぐるみを剥がされてゴミのように打ち捨てられていた。
それらの亡骸は馬車に乗っていた乗客と判断した流は、せつない気持ちと静かな怒りで鞍を強くつかむ。
「……惨い事を。あんた達の仇は俺が必ずとってやるから成仏しろよ」
そう言いながら片合掌をしつつ走り去る。
さらに進むと遠くに岩場群が見え、それに隠れるように、それなりに大きい建物の屋根が見えた。
「まさかあそこが殺盗団の隠れ家か? このまま進むと見つかるな……。嵐影はそこの茂みの中で待機しててくれ。壱、いるか?」
「壱:はいな? 何んでっしゃろ」
「百鬼の眼は持って来てないんだよな?」
「壱:申し訳ありまへん、置いて来たままですねん」
「仮にここへ異怪骨董やさんの門を開いたらどうなる?」
「壱:そうでんな。召喚は可能でっけど、屋敷で参が拠点化している術が崩壊しますねん。よほどの事が無い限りはオススメはしまへん。融通が利かなくてすんまへん」
「いやいい。こんな事になるなんて思いもしなかったからな。さて……」
流は周りを観察する。隠れ家の傍に行けば岩があるのでそれなりに身を隠せるが、その周辺は背の高い草に覆われた場所で囲まれている。
一瞬骨董屋さんへ戻ろうとも思ったが、ここで異超門を出しても新たに骨董品を持ち出す事を五老は許さないだろうし、壱の説明もあり断念する。
「まぁ、泥臭く行くか。じゃあ嵐影、行って来るから待っていてくれよ。カラフルな鳥にもありがとうって言っておいてくれ。もし良かったらうちに遊びにおいでっても伝えてくれよな」
「……マ」
嵐影は頭にカラフルな鳥を乗せながら、右手をフリフリして流を見送る。
正面からだと見張りもいそうだったので、大きく迂回して隠れ家へと近づく。
すると岩場の上に、やはり見張りがいるのを確認した流は、美琴を背中に背負い、匍匐前進で草の中に身を潜め、岩場へと潜入する事に成功する。
見張りに見つからない様に岩場へ登ると、その全容が明らかになる。
岩場群は横・五十メートル。縦・三十メートル程の長方形であり、その長方形の岩場の中心は窪地になっており、それに囲まれるように木製の建物があった。
岩場の組み方から見れば、外部からは侵入は容易いが、内部からは岩の高さが家の二階程まであり、かなり角度が急なために岩を登る事は難しい構造だった。
普通は構造が逆だろうと思うも、機能性より隠蔽性で作られた物だと思う事にして今後の対策を考える。
(ふぅ、思ったよりも匍匐前進ってハードだな。訓練でこれをしている人達には頭が下がるな。さて、見張りは正面と思われる場所に二人と、内部には…………三十人位か? 多分人質もいそうだな、女は間違いなく生きているだろうし)
その時、隠れ家の中から少しくぐもった声で女性の悲鳴が聞こえる。
どうやら内部で殺盗団の「お楽しみ会」が開かれているようで、その展開を考えると疲れがドっと湧いて来るようだった。
「いやあああああ!! やめて、こっちに来ないで!!」
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(なんつーテンプレ展開。あぁ……今突入したら真っ裸の娘がいたら困るな)
「まぁ~、そうも言っていられる状況じゃねーってか!」
流はそう言いながら入口にいる見張りへ飛竜牙を放ち、そのまま沈黙させる。
「外はクリア。後は……」
流は登るには急な岩肌を滑りながら落ちていく、地面に着き隠れ家の壁伝いにゆっくりと歩を進める流。
中の気配を探ると、人質が集められている部屋と、殺盗団がいる部屋があるように思える。
(この壁の向こうが人質の部屋か? そして娘を襲っているのが一人か)
娘は賊に衣服を剥ぎ取られながらも、必死に逃げる。しかし無情にも壁と言う現実に逃げ場を失う。
「ハッハ~! ほぉら、さっさと股を開け! 旦那がいないんじゃ使い道もねーだろう? だから俺が使ってやるからありがたく思え」
「どの口がっ! あんた達が殺したくせに!!」
「あ~そうだったかなぁ? どうも覚えが悪ひゅぼ――」
「二度と覚えなくていい、続きは地獄で鬼相手にやってろ馬鹿が」
突如壁から生えた銀色の何かに、眉間を貫かれて絶命する盗賊。
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