195 / 486
第六章:商いをする漢
195:バーツの覚悟、二人の決意
しおりを挟む
馬車は魔具の光に彩られた、夜のトエトリーを進む。
帰りの馬車で三人は、今だ夢の中にでいるような気分で外を眺めていた。
「今だに信じられねえ……。あんな経験をするとは」
「本当ですね……。はぁ~。美味しかったなぁ」
「最初はゴーストやら、動く剥製やら、巨大鎧に驚かされたが、あれすらも料理のスパイスだったのだろう。事実、心が疲弊してる俺達が、あの席に着いた時の安堵感と言ったらな……」
三人の感想はそれぞれ別だったが、感じる事は同じだった。
「しかもあの驚愕の部屋は何だ? 部屋の半分外が全部ガラスだって言うんだからな」
「オヤジも驚くわな。しかもあの透明さだ、驚くなって言う方が無理ってもんだぜ」
「お姫様にでもなった気分でしたよ~。あぁ。生きていて良かったぁ。あ、そうだ。お二人が馬車に乗ってから、料理長さんがやって来まして、お土産を追加で貰いました」
「「なに!?」」
「そ、そんなに顔を近づけないでくださいよ。えっとですね、簡単に使える香辛料との事で、塩・コショウが適度に混ざった物と、ハーブを数種類混ぜた塩をいただきました。後コショウだけの物もあります。モチロンお二人の分もありますからね」
「「おおお!」」
さらに追加の土産まで貰い、馬車の中は盛り上がる。
「しかしオヤジよ。こんなスゲー事を平然とやってのける、ナガレって漢は何もんなんだろうな?」
「本当ですよねぇ。ギルドマスターのナガレ様がウチに最初に来た時の対応が、今なら良く分かります」
ファンの問いに、バーツは二人の顔をジット見つめると、これまでと違いとても真面目な顔付でゆっくりと話し始める。
その様子は覚悟を決め、とても重大な秘密を打ち明けるように見えた。
「そう、だな……お前達は彼に今後も深く関わっていくだろう。だから一つだけ厳重に申し渡す。何があっても彼を『絶対に』裏切る事を許さん。これは商売上だけではない、全てにおいて最優先される事柄だ。もっと言えば、彼のために死力を尽くす覚悟で接してほしい」
バーツのいきなりの言葉に二人は固まる。
ファンも、メリサも予想外と言えば、あまりにもな覚悟を要求されたのだから。
「そ、そこまでの重要人物なのか? いや、それは分かる。こんなスゲー事が出来るヤツなんざ見た事も聞いたこともねぇ。だが、それ以上の覚悟ってヤツをオヤジから感じるぜ」
「ええ、とても一人の人間に接する枠を超えています。でも、ええ。私はそのつもりです!」
「俺もだぜ! 元々アイツには命を救ってもらった恩もあるからな!」
「そうか……うむ。頼むぞ二人とも。お前達になら彼の事をいずれ話せる時も来よう、それまで彼を頼むぞ」
そこまでの覚悟を持つバーツの重い言葉に、二人は真剣に頷くのだった。
◇◇◇
それから一週間が過ぎ、香辛料専用の倉庫を庭に作った流は、その中に運び込まれた品を検品していた。
だが、その検品をしている建物を見ると「溜め息」が思わず漏れる。
「しっかし、お前らの建築技術ってどうなっているんだ? なぜこんな建物が一日で建つんだよ。いきなり無数の小さな鬼? 見たいのが異空間から材料出しながら作る様は、見ていた俺でも意味不明だったぞ?」
それは地下二階、地上二階の、日本で平均的な一軒家二棟分程の大きさの建物だった。
「うふふ。造作も無い事ですよ、色々手段はございますからね」
「魔法よりも科学? なにそれ美味しいの? ってな物だが、お前達の方がよほど非科学の結晶すぎるわ」
「フム。お褒めに預かり光栄ですな」
「壱:まぁ、今更でんな~。ちなみにここの拠点でしかこの方法は使えまへん」
「そうなのか? あぁそう言えば蛇娘の時もそんな事言ってたな?」
「フム。これは今風に言うと私のスキルとでも言いますか、拠点化の術式の一つです」
「そうなのか。常識が裸足で逃げ出すのを目撃している気分だよ。で、商業ギルドからの連絡は?」
「フム。先程ファン殿の使いが来まして、時間は何時でもいいので、今日中に商業ギルドでお待ちしているとの事でした」
「そっか、なら今からちょっと行って来るか。嵐影!」
木陰で小動物の楽園を作っていた嵐影は、青い体をのっそりと起こしやって来る。
「……マ」
「ああ、商業ギルドまで行ってくれ。それとこれを引けるか?」
流が用意した新たな商売道具。それは移動式屋台を参考にした、キッチンカーのような馬車だった。
荷台自体が一つの小屋になっており、左側と後ろが開閉式の屋根兼、シャッターの役割をする物で、出入りは右後方の入り口からする。
左側の開閉部からは、各種スパイスを販売する売店であり、そして後方はそのスパイスを使用した料理がその場で食べられる物だった。
「……ママ!」
「お~そうか。余裕かぁ流石嵐影だな」
因みに木製に見えるが、軽量素材を使った物でボディーを作り、ショック吸収をするためにサスペンションもこっそり付いていたりする。
さらに車輪にはボールベアリングが内包され、実に軽快に進むオーバーテクノロジーであった。
「料理長、今日は頼むぞ?」
「はい、お任せください」
「じゃあ行って来る、後はよろしくな」
「行ってらっしゃいませ、古廻様」
「フム。お気をつけて」
流は〆達の見送りを受けて料理長と御者台に座り屋敷を出る。
料理長は自慢の背が高く、黄金の麦が刺繍してあるコック帽を風になびかせ、嬉しそうに周囲を見ている。
嵐影は何処からか変わった香がするのか、馬車を引きながらスンスンと鼻を鳴らした。
「ははは、香辛料の匂いでもしてるのか?」
「……マ~」
「そっか~結構匂いがキツイからなぁ。そう言えば料理長はたまに外出するのか?」
「ええ、旦那様のお口に合う食材を、日々探していますね」
「そうなのか、いつもありがとうな。お陰で美味い飯が食える」
「そう言っていただけると、料理人冥利に尽きますね」
料理長はふくよかな顔でニコリと笑うと、流の食材の好みを語りだす。
その知識は、当の流よりも好みを熟知しており、流も「あ、それ好物だ!」と思い出す品すらあった。
そんな話をしながら、料理長は旦那様と呼ぶんだなと、流は思う。
そうこうしていると商業ギルドが見えて来た。
帰りの馬車で三人は、今だ夢の中にでいるような気分で外を眺めていた。
「今だに信じられねえ……。あんな経験をするとは」
「本当ですね……。はぁ~。美味しかったなぁ」
「最初はゴーストやら、動く剥製やら、巨大鎧に驚かされたが、あれすらも料理のスパイスだったのだろう。事実、心が疲弊してる俺達が、あの席に着いた時の安堵感と言ったらな……」
三人の感想はそれぞれ別だったが、感じる事は同じだった。
「しかもあの驚愕の部屋は何だ? 部屋の半分外が全部ガラスだって言うんだからな」
「オヤジも驚くわな。しかもあの透明さだ、驚くなって言う方が無理ってもんだぜ」
「お姫様にでもなった気分でしたよ~。あぁ。生きていて良かったぁ。あ、そうだ。お二人が馬車に乗ってから、料理長さんがやって来まして、お土産を追加で貰いました」
「「なに!?」」
「そ、そんなに顔を近づけないでくださいよ。えっとですね、簡単に使える香辛料との事で、塩・コショウが適度に混ざった物と、ハーブを数種類混ぜた塩をいただきました。後コショウだけの物もあります。モチロンお二人の分もありますからね」
「「おおお!」」
さらに追加の土産まで貰い、馬車の中は盛り上がる。
「しかしオヤジよ。こんなスゲー事を平然とやってのける、ナガレって漢は何もんなんだろうな?」
「本当ですよねぇ。ギルドマスターのナガレ様がウチに最初に来た時の対応が、今なら良く分かります」
ファンの問いに、バーツは二人の顔をジット見つめると、これまでと違いとても真面目な顔付でゆっくりと話し始める。
その様子は覚悟を決め、とても重大な秘密を打ち明けるように見えた。
「そう、だな……お前達は彼に今後も深く関わっていくだろう。だから一つだけ厳重に申し渡す。何があっても彼を『絶対に』裏切る事を許さん。これは商売上だけではない、全てにおいて最優先される事柄だ。もっと言えば、彼のために死力を尽くす覚悟で接してほしい」
バーツのいきなりの言葉に二人は固まる。
ファンも、メリサも予想外と言えば、あまりにもな覚悟を要求されたのだから。
「そ、そこまでの重要人物なのか? いや、それは分かる。こんなスゲー事が出来るヤツなんざ見た事も聞いたこともねぇ。だが、それ以上の覚悟ってヤツをオヤジから感じるぜ」
「ええ、とても一人の人間に接する枠を超えています。でも、ええ。私はそのつもりです!」
「俺もだぜ! 元々アイツには命を救ってもらった恩もあるからな!」
「そうか……うむ。頼むぞ二人とも。お前達になら彼の事をいずれ話せる時も来よう、それまで彼を頼むぞ」
そこまでの覚悟を持つバーツの重い言葉に、二人は真剣に頷くのだった。
◇◇◇
それから一週間が過ぎ、香辛料専用の倉庫を庭に作った流は、その中に運び込まれた品を検品していた。
だが、その検品をしている建物を見ると「溜め息」が思わず漏れる。
「しっかし、お前らの建築技術ってどうなっているんだ? なぜこんな建物が一日で建つんだよ。いきなり無数の小さな鬼? 見たいのが異空間から材料出しながら作る様は、見ていた俺でも意味不明だったぞ?」
それは地下二階、地上二階の、日本で平均的な一軒家二棟分程の大きさの建物だった。
「うふふ。造作も無い事ですよ、色々手段はございますからね」
「魔法よりも科学? なにそれ美味しいの? ってな物だが、お前達の方がよほど非科学の結晶すぎるわ」
「フム。お褒めに預かり光栄ですな」
「壱:まぁ、今更でんな~。ちなみにここの拠点でしかこの方法は使えまへん」
「そうなのか? あぁそう言えば蛇娘の時もそんな事言ってたな?」
「フム。これは今風に言うと私のスキルとでも言いますか、拠点化の術式の一つです」
「そうなのか。常識が裸足で逃げ出すのを目撃している気分だよ。で、商業ギルドからの連絡は?」
「フム。先程ファン殿の使いが来まして、時間は何時でもいいので、今日中に商業ギルドでお待ちしているとの事でした」
「そっか、なら今からちょっと行って来るか。嵐影!」
木陰で小動物の楽園を作っていた嵐影は、青い体をのっそりと起こしやって来る。
「……マ」
「ああ、商業ギルドまで行ってくれ。それとこれを引けるか?」
流が用意した新たな商売道具。それは移動式屋台を参考にした、キッチンカーのような馬車だった。
荷台自体が一つの小屋になっており、左側と後ろが開閉式の屋根兼、シャッターの役割をする物で、出入りは右後方の入り口からする。
左側の開閉部からは、各種スパイスを販売する売店であり、そして後方はそのスパイスを使用した料理がその場で食べられる物だった。
「……ママ!」
「お~そうか。余裕かぁ流石嵐影だな」
因みに木製に見えるが、軽量素材を使った物でボディーを作り、ショック吸収をするためにサスペンションもこっそり付いていたりする。
さらに車輪にはボールベアリングが内包され、実に軽快に進むオーバーテクノロジーであった。
「料理長、今日は頼むぞ?」
「はい、お任せください」
「じゃあ行って来る、後はよろしくな」
「行ってらっしゃいませ、古廻様」
「フム。お気をつけて」
流は〆達の見送りを受けて料理長と御者台に座り屋敷を出る。
料理長は自慢の背が高く、黄金の麦が刺繍してあるコック帽を風になびかせ、嬉しそうに周囲を見ている。
嵐影は何処からか変わった香がするのか、馬車を引きながらスンスンと鼻を鳴らした。
「ははは、香辛料の匂いでもしてるのか?」
「……マ~」
「そっか~結構匂いがキツイからなぁ。そう言えば料理長はたまに外出するのか?」
「ええ、旦那様のお口に合う食材を、日々探していますね」
「そうなのか、いつもありがとうな。お陰で美味い飯が食える」
「そう言っていただけると、料理人冥利に尽きますね」
料理長はふくよかな顔でニコリと笑うと、流の食材の好みを語りだす。
その知識は、当の流よりも好みを熟知しており、流も「あ、それ好物だ!」と思い出す品すらあった。
そんな話をしながら、料理長は旦那様と呼ぶんだなと、流は思う。
そうこうしていると商業ギルドが見えて来た。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる