244 / 486
第七章:新たな力を求めるもの
244:荒行の嵐影の隣には……
しおりを挟む
「はい、どうされましたか?」
「魔法の事で聞きたい。魔法ってのはどうやって覚えるんだ?」
「基本的には魔法学院と言う場所があり、そこで学ぶことになります。もしくは師匠となる人物に師事出来れば、教えてもらう事も可能となります」
「独学では難しいか?」
少し考える素振りをすると、キルトは淀みなく話し始める。
「そうですね……。可能とは思いますが、難しいと思います。何せ専門用語と感覚の話を理解する必要があるもので」
「なるほど、ね……」
流は元世界における、専門用語の数々を思い出す。
例えばIT関係に縁遠い人に、IT用語でSGAと言われても分からないし、それがシステムグローバル領域だと説明されても意味不明だ。
そんな感じな事を独学で学ぶのは、ネットもないこの場所では確かに難しいのではと思う。
「学院か師匠ねぇ、どこかにいないかね師匠。お前達は魔法使えるのか?」
「はい、使えますがあまり得意ではありませんね。軽い身体強化と、夜行動するのに便利な魔法くらいで、攻撃魔法は使えません」
「なるほど、じゃあそれだけでも教えてくれない?」
「それはかまわないのですが、私共のような下手な者に習ってしまうと、その後間違った癖が付きます。それで私達も未熟なままで……」
「あ~。そう言うのもあるのね」
申し訳なさそうにするキルトに「気にするな」と言って、また皆で楽しく食事をする事にする。
そんな様子を美琴は、静かに黙って見ているのだった。
食事を堪能した流は、風呂に入ってコテージの窓から海を見る。
浴室はオーシャンビューとなっており、そこから出ると露天まである。
それは海の中に風呂があると言う実に奇妙な物だった。
しかも浴槽は透明であり、ぼんやりと海底が青く光っているのが見える幻想的な風景で癒される。
「この世界に来て命の危機に何度もあったけど、元世界じゃ絶対に味わえない贅沢もあるんだよなぁ……。これって相殺なのか? いや、でも、ん~?」
『…………』
「ん、美琴。今日は初めて話しかけてくれるな」
流は頭の上に直径三十センチ程の丸くて平たい笠を被り、その上に美琴をくくり付けて風呂に入っている。
少し重いが、それを言うと美琴が悲しむので我慢をする。
『…………』
「あぁ、さっきの事か? 手帳の言う事だから気にするなよ」
『…………』
「気にするな、俺はお前に呑まれても良いと思っているしな。大体今更だろう? お前がいないと俺はこの世界で間違いなく死ぬ、それも確実にだ。だからお前に食われようが、憑り殺されようが、その時はその時だ。あの時、お前に一目惚れしたのが運の尽きってやつだな」
『――――』
無言になった美琴は突如震え出す。
すると笠に〝ポツポツ〟と硬質な物が当たる音が聞こえたと思うと、流の前から白い球が降って来る。
「な、何だ!? ってこれは真珠? あ! お前泣いているのか?」
『…………』
「馬鹿だなぁ……そんな事ぐらいで泣くなよ。今はもう悲しい事は無くなったんだろう?」
美琴はふるりと揺れて答える。
「ならもう泣くなよ。今は俺が一緒にいるんだからな?」
『…………』
「よし、それでいい。お前は笑顔が似合う妖刀だよ。ん……? 似合うのか? 妖刀に?」
『…………!』
その言葉にちょっぴり怒った様子の美琴に流は謝る。
「あはは、悪い悪い」
『…………?』
「あ~最初にお前が出した真珠か? あれは誰にも売らない事にしたよ」
『…………』
「売っても良いって言われてもなぁ……だってあれはお前の一部だからな。だからあれは俺の物だ」
『…………!?』
「はっはっは。もし生身だったら顔が真っ赤になっていそうで何よりだ」
そんなからかう流に、美琴は恥ずかしそうに抗議するのだった。
流が寝静まった頃、異怪骨董やさん組と、鬼の夫婦は浜辺のガーデンソファで話し合っていた。
傍にはアルルギルがウェイターの様に腕に白布を被せ、背後で控えている。
テーブル周辺は、ヤシ科の観葉植物が夜風に揺れており、それが涼を演出する。
そんな空間を囲むように、四隅にはかがり火の明かりが灯り、実に南国風のリゾート地と言った感じの場所だ。
「それでは貴方達は流様がもしかしたら生まれ変わり、それも『役 小角』の再臨と?」
「ああ、その可能性が十分にあるっちゃよ。あの方も『超越者』だったがね」
「しかも夢見が悪く、それを聞くと何かを探しているような……そう、あの方の波動を感じるさね」
「フム。それだけでは何とも……」
「ああそうだね、だからあくまでも可能性って訳さね」
「ま~確かに流様のお力は、普通じゃないのは確かやからなぁ」
「それはそうなのですが……。まあ、今はまだ焦らず状況を見守りましょう」
〆の提案に全員が頷く。
「前鬼と後鬼は明日からどうする予定です?」
「そうだねぇ。善吉が『あんなん』だし、明日は私達が訓練しようかね」
「それがいいがよ。まだ楽鬼を呼ぶには早いっちゃ」
「楽鬼ですか? 確か将軍の一人だったと記憶していますが……」
「そうさね。昔お嬢に幾度も細切れにされて、しばらく廃鬼になってたアイツさね」
〆は可愛らしく両手をポンと合わせると、思い出したように話す。
「あれは酷かったですものね~」
「オドレはどの口が言うとんのじゃ。本当に我が妹ながら、その常識の無さが怖いわ」
「フム。鬼よりよほど鬼畜ですからな! 地獄の鬼も裸足で逃げ出すのを何度見た事か……」
前鬼はふと海の方を見る。荒行中(?)の嵐影が、夜食に真っ赤なトマトのような物を食べているのが見える。
敵の返り血から身を守る訓練でもしているのだろうと思うと、流石の前鬼も背筋に冷たい物が流れた。
そんな嵐影が寝そべってる隣に、何かおかしなモノが砂浜に埋まっている。
良く見れば善吉が頭だけ出して、浜辺に埋まりながら気絶していたのだった。
「魔法の事で聞きたい。魔法ってのはどうやって覚えるんだ?」
「基本的には魔法学院と言う場所があり、そこで学ぶことになります。もしくは師匠となる人物に師事出来れば、教えてもらう事も可能となります」
「独学では難しいか?」
少し考える素振りをすると、キルトは淀みなく話し始める。
「そうですね……。可能とは思いますが、難しいと思います。何せ専門用語と感覚の話を理解する必要があるもので」
「なるほど、ね……」
流は元世界における、専門用語の数々を思い出す。
例えばIT関係に縁遠い人に、IT用語でSGAと言われても分からないし、それがシステムグローバル領域だと説明されても意味不明だ。
そんな感じな事を独学で学ぶのは、ネットもないこの場所では確かに難しいのではと思う。
「学院か師匠ねぇ、どこかにいないかね師匠。お前達は魔法使えるのか?」
「はい、使えますがあまり得意ではありませんね。軽い身体強化と、夜行動するのに便利な魔法くらいで、攻撃魔法は使えません」
「なるほど、じゃあそれだけでも教えてくれない?」
「それはかまわないのですが、私共のような下手な者に習ってしまうと、その後間違った癖が付きます。それで私達も未熟なままで……」
「あ~。そう言うのもあるのね」
申し訳なさそうにするキルトに「気にするな」と言って、また皆で楽しく食事をする事にする。
そんな様子を美琴は、静かに黙って見ているのだった。
食事を堪能した流は、風呂に入ってコテージの窓から海を見る。
浴室はオーシャンビューとなっており、そこから出ると露天まである。
それは海の中に風呂があると言う実に奇妙な物だった。
しかも浴槽は透明であり、ぼんやりと海底が青く光っているのが見える幻想的な風景で癒される。
「この世界に来て命の危機に何度もあったけど、元世界じゃ絶対に味わえない贅沢もあるんだよなぁ……。これって相殺なのか? いや、でも、ん~?」
『…………』
「ん、美琴。今日は初めて話しかけてくれるな」
流は頭の上に直径三十センチ程の丸くて平たい笠を被り、その上に美琴をくくり付けて風呂に入っている。
少し重いが、それを言うと美琴が悲しむので我慢をする。
『…………』
「あぁ、さっきの事か? 手帳の言う事だから気にするなよ」
『…………』
「気にするな、俺はお前に呑まれても良いと思っているしな。大体今更だろう? お前がいないと俺はこの世界で間違いなく死ぬ、それも確実にだ。だからお前に食われようが、憑り殺されようが、その時はその時だ。あの時、お前に一目惚れしたのが運の尽きってやつだな」
『――――』
無言になった美琴は突如震え出す。
すると笠に〝ポツポツ〟と硬質な物が当たる音が聞こえたと思うと、流の前から白い球が降って来る。
「な、何だ!? ってこれは真珠? あ! お前泣いているのか?」
『…………』
「馬鹿だなぁ……そんな事ぐらいで泣くなよ。今はもう悲しい事は無くなったんだろう?」
美琴はふるりと揺れて答える。
「ならもう泣くなよ。今は俺が一緒にいるんだからな?」
『…………』
「よし、それでいい。お前は笑顔が似合う妖刀だよ。ん……? 似合うのか? 妖刀に?」
『…………!』
その言葉にちょっぴり怒った様子の美琴に流は謝る。
「あはは、悪い悪い」
『…………?』
「あ~最初にお前が出した真珠か? あれは誰にも売らない事にしたよ」
『…………』
「売っても良いって言われてもなぁ……だってあれはお前の一部だからな。だからあれは俺の物だ」
『…………!?』
「はっはっは。もし生身だったら顔が真っ赤になっていそうで何よりだ」
そんなからかう流に、美琴は恥ずかしそうに抗議するのだった。
流が寝静まった頃、異怪骨董やさん組と、鬼の夫婦は浜辺のガーデンソファで話し合っていた。
傍にはアルルギルがウェイターの様に腕に白布を被せ、背後で控えている。
テーブル周辺は、ヤシ科の観葉植物が夜風に揺れており、それが涼を演出する。
そんな空間を囲むように、四隅にはかがり火の明かりが灯り、実に南国風のリゾート地と言った感じの場所だ。
「それでは貴方達は流様がもしかしたら生まれ変わり、それも『役 小角』の再臨と?」
「ああ、その可能性が十分にあるっちゃよ。あの方も『超越者』だったがね」
「しかも夢見が悪く、それを聞くと何かを探しているような……そう、あの方の波動を感じるさね」
「フム。それだけでは何とも……」
「ああそうだね、だからあくまでも可能性って訳さね」
「ま~確かに流様のお力は、普通じゃないのは確かやからなぁ」
「それはそうなのですが……。まあ、今はまだ焦らず状況を見守りましょう」
〆の提案に全員が頷く。
「前鬼と後鬼は明日からどうする予定です?」
「そうだねぇ。善吉が『あんなん』だし、明日は私達が訓練しようかね」
「それがいいがよ。まだ楽鬼を呼ぶには早いっちゃ」
「楽鬼ですか? 確か将軍の一人だったと記憶していますが……」
「そうさね。昔お嬢に幾度も細切れにされて、しばらく廃鬼になってたアイツさね」
〆は可愛らしく両手をポンと合わせると、思い出したように話す。
「あれは酷かったですものね~」
「オドレはどの口が言うとんのじゃ。本当に我が妹ながら、その常識の無さが怖いわ」
「フム。鬼よりよほど鬼畜ですからな! 地獄の鬼も裸足で逃げ出すのを何度見た事か……」
前鬼はふと海の方を見る。荒行中(?)の嵐影が、夜食に真っ赤なトマトのような物を食べているのが見える。
敵の返り血から身を守る訓練でもしているのだろうと思うと、流石の前鬼も背筋に冷たい物が流れた。
そんな嵐影が寝そべってる隣に、何かおかしなモノが砂浜に埋まっている。
良く見れば善吉が頭だけ出して、浜辺に埋まりながら気絶していたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる