445 / 486
第九章:奪還作戦と、国の闇
445:痛恨のミス
しおりを挟む
「ったく呆れるぜ。ここまで俺と互角とはな」
「何を言うのかしら? それ、わたくしの台詞でしてよ? 三百年。そう、あれからずっと守り通して来た我が一族の誇り。その集大成とまで言われた、わたくしをこうも簡単にあしらえるとは……許せませんわ」
「それは俺の台詞ですわ。まさかの異世界で、俺しか使えないはずのジジイ流に苦戦させられるとは、夢にも思いませんでしたわ」
どちらともなく、ゆっくりと距離を縮める。すり足気味に、だが足音をたてず一歩。右手の悲恋美琴を右肩に担ぐ。
赤のドレスを静かにツマミ、一歩。右手の備前長船を、だらりと下げ。
ヒタリ……ヒタリ……残り九メートル。
悲恋美琴に妖力を込め、刃を白く染め。
備前長船に魔力を込め、刃を赤く濡らし。
ヒタリ……ヒタリ……残り七メートル。
白い揺らめく妖気が刃に集約し、刃紋へと変わりはじめ。
赤い魔力は水滴のように集まりだし、刃紋へコーティングされ。
ヒタリ……ヒタリ……残り五メートル。
嵐の前の静けさよろしく、剣戟の前の静けさに見ている者たちは固唾をのむ。
これからが最終局面だとセリアは思う。なぜなら――。
「ナガレ、あなた本気なのね……」
セリアはそう呟く。それは髪を銀髪に染めた漢がそこにいたからだ。
そしてそれを見たイルミスも、それがどういう意味かを悟る。
流の姿に一瞬動揺するような顔になる。が、すぐに妖艶で咲き誇る、真っ赤なバラのように微笑む。
ヒタリ…………赤と黒が立ち止まるかと思われた刹那、それは始まる。
大上段から流は悲恋美琴を振り下ろすと、だらりと下げた備前長船を斜め上に斬り上げ打ち払う。
返す刀でイルミスは袈裟斬りに流を襲う。が、流は半歩体をずらして躱す。
しかしイルミスはそれを予測し、床に弾くように備前長船を∨の字に斬り上げ、流へと追撃する。
流の背後に迫る備前長船。流は悲恋美琴を背負うように、襲い来る備前長船を当てて躱す。
飛び散る火花。一瞬、それに目を奪われたイルミスは、〝ゾクリ〟と背筋に冷たいものを感じ、上半身をそらす。
そこには黒い残像が残っており、蹴りが鼻先をかするように飛んでいくのが見えた。
そのままバク転し、着地したと同時に、姿勢を低くして斬り込む。
「三連斬!!」
流の足元から、胴・喉と回転しながら三連斬を放つ。
それを悲恋美琴で丁寧にいなし、流も連斬を放つ。
「四連斬!!」
「チッ、まだですわ!!」
イルミスはギリギリ四連斬を放ち、それを迎撃すると、その場で流へと大上段から斬りかかる。
流もそれに応え、剣戟が積み重なる。一つ打ち合うごとに、飛び散る火花。
それが加速度的に増えていき、やがて床もそれに耐えきれずに円形状に傷が広がる。
(このままでは埒が明きませんわ! こうなれば致し方ありませんですわね)
イルミスは剣戟の一瞬の隙をつき、足に魔力を込め高く飛び上がると、そこから魔力の足場を形成。
真っ直ぐ落下せず、流を翻弄するように空中を移動し、流の背後斜め上から強襲する。
「その首もらいましたわ!! 床ごと消え去りなさい! 古廻流・薙払術! 岩斬破砕!!」
巨石おも砕く岩斬破砕は、流を完全にとらえる。逃げ出すことは不可能なタイミングで、イルミスは岩斬破砕を繰り出す。
それを流はうす赤い瞳で睨みつけ、一言ひねり出すように呟く――「鑑定眼」と。
直後、岩斬破砕は流へと当ったのか、盛大に床が爆散する。
それを見たイルミスは、口角を上げて歓喜の声で叫ぶ。
「殺りましたわ!!」
もうもうと眼下に広がる残骸の煙。その中央は見るも無残にエグレており、生命の存在を許さない。はずだ、が――。
「惜しかったなぁイルミス。だが……お前は致命的なミスをおかした」
「な、なぜ!? あのタイミングなら逃げることは不可能なはずですわ!!」
煙の中から響く声。不敵に、大胆に、そしてあざ笑うように両手を広げ瓦礫の中に立つ。
その漢の中心よりさらに前。そこにイルミスが放った岩斬破砕に、かぶせるようにもう一つクレーターが出来上がっていた。
つまりこうだ。流は迫る岩斬破砕が着斬する刹那、鑑定眼で見極めた床の脆い部分。
さらに下の土台ごと狙い、「岩斬破砕」を撃ち込む!
それにより下部から爆発するように、衝撃が上部へと伸び、イルスミが放った岩斬破砕を相殺したのだ。
「ありえないですわ! それに一体、わたくしが何のミスをしたと言うのです!?」
「ミス? そんなチャチなもんじゃあない。なぁ美琴クン」
『イルミスさん、それはね〝禁句〟なの。それを言ったら負けちゃうんだよ?』
「何を……何を言っているのです!? 意味が分かりませんわ!!」
「ならソイツをこれから教えてやる。たっぷりとその体に、な?」
ありえないとイルミスは、左手を大きくふる。その瞳は怒りに震えており、それが流へと向けられる。
そんな事など知ったことかと、流はこの無駄話の間に溜め込んだ妖力を、惜しげもなく次の業へとつぎ込む。
その異常さにイルミスは即座に気がつくが、すでに時は満ちていたのだった。
「何を言うのかしら? それ、わたくしの台詞でしてよ? 三百年。そう、あれからずっと守り通して来た我が一族の誇り。その集大成とまで言われた、わたくしをこうも簡単にあしらえるとは……許せませんわ」
「それは俺の台詞ですわ。まさかの異世界で、俺しか使えないはずのジジイ流に苦戦させられるとは、夢にも思いませんでしたわ」
どちらともなく、ゆっくりと距離を縮める。すり足気味に、だが足音をたてず一歩。右手の悲恋美琴を右肩に担ぐ。
赤のドレスを静かにツマミ、一歩。右手の備前長船を、だらりと下げ。
ヒタリ……ヒタリ……残り九メートル。
悲恋美琴に妖力を込め、刃を白く染め。
備前長船に魔力を込め、刃を赤く濡らし。
ヒタリ……ヒタリ……残り七メートル。
白い揺らめく妖気が刃に集約し、刃紋へと変わりはじめ。
赤い魔力は水滴のように集まりだし、刃紋へコーティングされ。
ヒタリ……ヒタリ……残り五メートル。
嵐の前の静けさよろしく、剣戟の前の静けさに見ている者たちは固唾をのむ。
これからが最終局面だとセリアは思う。なぜなら――。
「ナガレ、あなた本気なのね……」
セリアはそう呟く。それは髪を銀髪に染めた漢がそこにいたからだ。
そしてそれを見たイルミスも、それがどういう意味かを悟る。
流の姿に一瞬動揺するような顔になる。が、すぐに妖艶で咲き誇る、真っ赤なバラのように微笑む。
ヒタリ…………赤と黒が立ち止まるかと思われた刹那、それは始まる。
大上段から流は悲恋美琴を振り下ろすと、だらりと下げた備前長船を斜め上に斬り上げ打ち払う。
返す刀でイルミスは袈裟斬りに流を襲う。が、流は半歩体をずらして躱す。
しかしイルミスはそれを予測し、床に弾くように備前長船を∨の字に斬り上げ、流へと追撃する。
流の背後に迫る備前長船。流は悲恋美琴を背負うように、襲い来る備前長船を当てて躱す。
飛び散る火花。一瞬、それに目を奪われたイルミスは、〝ゾクリ〟と背筋に冷たいものを感じ、上半身をそらす。
そこには黒い残像が残っており、蹴りが鼻先をかするように飛んでいくのが見えた。
そのままバク転し、着地したと同時に、姿勢を低くして斬り込む。
「三連斬!!」
流の足元から、胴・喉と回転しながら三連斬を放つ。
それを悲恋美琴で丁寧にいなし、流も連斬を放つ。
「四連斬!!」
「チッ、まだですわ!!」
イルミスはギリギリ四連斬を放ち、それを迎撃すると、その場で流へと大上段から斬りかかる。
流もそれに応え、剣戟が積み重なる。一つ打ち合うごとに、飛び散る火花。
それが加速度的に増えていき、やがて床もそれに耐えきれずに円形状に傷が広がる。
(このままでは埒が明きませんわ! こうなれば致し方ありませんですわね)
イルミスは剣戟の一瞬の隙をつき、足に魔力を込め高く飛び上がると、そこから魔力の足場を形成。
真っ直ぐ落下せず、流を翻弄するように空中を移動し、流の背後斜め上から強襲する。
「その首もらいましたわ!! 床ごと消え去りなさい! 古廻流・薙払術! 岩斬破砕!!」
巨石おも砕く岩斬破砕は、流を完全にとらえる。逃げ出すことは不可能なタイミングで、イルミスは岩斬破砕を繰り出す。
それを流はうす赤い瞳で睨みつけ、一言ひねり出すように呟く――「鑑定眼」と。
直後、岩斬破砕は流へと当ったのか、盛大に床が爆散する。
それを見たイルミスは、口角を上げて歓喜の声で叫ぶ。
「殺りましたわ!!」
もうもうと眼下に広がる残骸の煙。その中央は見るも無残にエグレており、生命の存在を許さない。はずだ、が――。
「惜しかったなぁイルミス。だが……お前は致命的なミスをおかした」
「な、なぜ!? あのタイミングなら逃げることは不可能なはずですわ!!」
煙の中から響く声。不敵に、大胆に、そしてあざ笑うように両手を広げ瓦礫の中に立つ。
その漢の中心よりさらに前。そこにイルミスが放った岩斬破砕に、かぶせるようにもう一つクレーターが出来上がっていた。
つまりこうだ。流は迫る岩斬破砕が着斬する刹那、鑑定眼で見極めた床の脆い部分。
さらに下の土台ごと狙い、「岩斬破砕」を撃ち込む!
それにより下部から爆発するように、衝撃が上部へと伸び、イルスミが放った岩斬破砕を相殺したのだ。
「ありえないですわ! それに一体、わたくしが何のミスをしたと言うのです!?」
「ミス? そんなチャチなもんじゃあない。なぁ美琴クン」
『イルミスさん、それはね〝禁句〟なの。それを言ったら負けちゃうんだよ?』
「何を……何を言っているのです!? 意味が分かりませんわ!!」
「ならソイツをこれから教えてやる。たっぷりとその体に、な?」
ありえないとイルミスは、左手を大きくふる。その瞳は怒りに震えており、それが流へと向けられる。
そんな事など知ったことかと、流はこの無駄話の間に溜め込んだ妖力を、惜しげもなく次の業へとつぎ込む。
その異常さにイルミスは即座に気がつくが、すでに時は満ちていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
無能認定され王宮から追放された俺、実は竜の言葉が話せたのでSSS級最凶竜種に懐かれ、気がついたら【竜人王】になってました。
霞杏檎
ファンタジー
田舎の村から上京して王宮兵士となって1年半……
まだまだ新人だったレイクは自身がスキルもろくに発動できない『無能力者』だと周りから虐げられる日々を送っていた。
そんなある日、『スキルが発動しない無能はこの王宮から出て行け』と自身が働いていたイブニクル王国の王宮から解雇・追放されてしまった。
そして挙げ句の果てには、道中の森でゴブリンに襲われる程の不遇様。
だが、レイクの不運はまだ続く……なんと世界を破壊する力を持つ最強の竜種"破滅古竜"と出会ってしまったのである!!
しかし、絶体絶命の状況下で不意に出た言葉がレイクの運命を大きく変えた。
ーーそれは《竜族語》
レイクが竜族語を話せると知った破滅古竜はレイクと友達になりたいと諭され、友達の印としてレイクに自身の持つ魔力とスキルを与える代わりにレイクの心臓を奪ってしまう。
こうしてレイクは"ヴィルヘリア"と名乗り美少女の姿へと変えた破滅古竜の眷属となったが、与えられた膨大なスキルの量に力を使いこなせずにいた。
それを見たヴィルヘリアは格好がつかないと自身が師匠代わりとなり、旅をしながらレイクを鍛え上げること決める。
一方で、破滅古竜の悪知恵に引っかかったイブニクル王国では国存続の危機が迫り始めていた……
これは"無能"と虐げられた主人公レイクと最強竜種ヴィルヘリアの師弟コンビによる竜種を統べ、レイクが『竜人王』になるまでを描いた物語である。
※30話程で完結します。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる