六人の勇者と……

ha-tsu

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第十八話

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流風が目を開けると、そこにはおばさんの姿があった。
「無事に帰って来たのね、あなたが一番目だよ。」
流風は辺りを見渡すと、他の五人は気を失った状態で横たわっていた。
「おばさん、ちゃんと雪さんの心を正しい道へと送り出せたと思うのですよ。」
「そうみたいだね、少し雪の表情も穏やかになってきたみたいだ。」
「あとは他の五人が雪さんをしっかりと導けるかにかかってるのですよ。」
「そうだね……」
そう言うと二人は他の五人を見渡す。

「……一体何が起こったの?急に……ここ何処なのかしら?」
枝凛が辺りを見渡すと礼の姿を見つける。
「にっちゃん?そこにいるの?一体何が起きてるの?」
「僕にも何がなんだか訳が分からないけど……あれ?あそこに誰か居る?」
二人は目を凝らしその方向を見ると、幼い雪の姿がそこにはあった。
「あれ、小さいけど一ノ瀬さんだよね?」
「そう見たいね、枝凛はちゃんと顔見た事無いから分からないけど。」
少し拗ねながら枝凛は言った。
とりあえず二人は雪のもとへ駆け寄った。
「ねぇ一ノ瀬さん……雪さんどうしたの?」
礼が声を掛けると雪は泣きながら振り返った。
「あのね、私のパパとママ殺されちゃったの。」
雪のその言葉を聞いて、枝凛はショックのあまり声が出なかった。
雪に礼が話しかける。
「雪さん大丈夫……じゃ無いよね?僕そんなに気の利いいた言葉はかけられないけど、一つだけ……辛いだろうけど雪さんの未来は楽しい事もいっぱいあるよ、たくさんの人にもあって楽しい時間を過ごすと思うよだから……」
礼がそこまで言うと、枝凛が急に雪を力いっぱい抱きしめた。
「大丈夫よ、私がずっとそばにいるわ!だから……だから……泣かないで。」
その枝凛の言葉を聞くと、雪は笑顔になり、
「ありがとう、おねーちゃん、おにーちゃんも。」
雪がそう言うと二人の目の前が真っ白になった。
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