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第参話 あなたに会わなけりゃ (六)
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あの日以来ちょこちょこ休みを店長と合わせて取るようになり、何回もデートをしていた。
そんなある日の事だった、家の掃除をしていたら、タンスの奥の方から何やら見かけない物が出てきた。
それはただの四角い形に少し小さめの丸いスイッチが付いている物だった。
「何だろ?これ?……壱馬のかな?でもこのタンス私の物しか入れないし……」
そう思いながらそれを手に取る。
それの後ろには、説明書と書かれた紙が付いていた。
(どうしても過去に戻りたい時、戻りたい時の事を考えてスイッチを押すべし。)
そう書かれてあった。
私はいまいち理解が出来なかったので、タンスの奥へと戻すことにした。
その後そのスイッチの存在を私は一旦忘れてしまった。
そんなある日の事だった。
私はいつものように仕事が終わり家に帰ると、リビングで壱馬が静かに座っていた。
「ただいま……どしたの?」
リビングで座っている壱馬はいつもと何か違い、少し怖いようにも見えた。
「なぁ……お前オレに何か隠してへんか?」
私はその言葉に少しドキッとしつつも平然を装った。
「え?何の話かな?何も隠してないよ。」
そう私が言った瞬間勢いよく私の目の前まで壱馬が来ると、数回叩く音と共に痛みが走る。
「何でオレに嘘ついてんだよ!なぁ!!どういうことだ!」
そう言いながら壱馬はまた叩き始める。
どれくらいの時間叩かれていたのか分からないほどその行為は続いた。
ようやくその行為が終わると、壱馬は一言、
「もうお前は信用できんからな。」
と言い私の目の前に数枚の写真を投げつけてきた。
そこには私と店長が仲良く写っていた。
「えっ?何でこんな写真が……」
「ご丁寧に誰かが送って来たんだよ!」
それ以来壱馬は私と一言も話さなくなった。
もちろん食事も私がいる前では食べず、私が食べ終わるのを待ち、そこから食事をするようになった。
「何でこんな事に……こんなはずじゃ無かったのに……」
私はそう思いながらふと先日の事を思い出していた……タンスの奥の方から出てきたスイッチの事を。
そんなある日の事だった、家の掃除をしていたら、タンスの奥の方から何やら見かけない物が出てきた。
それはただの四角い形に少し小さめの丸いスイッチが付いている物だった。
「何だろ?これ?……壱馬のかな?でもこのタンス私の物しか入れないし……」
そう思いながらそれを手に取る。
それの後ろには、説明書と書かれた紙が付いていた。
(どうしても過去に戻りたい時、戻りたい時の事を考えてスイッチを押すべし。)
そう書かれてあった。
私はいまいち理解が出来なかったので、タンスの奥へと戻すことにした。
その後そのスイッチの存在を私は一旦忘れてしまった。
そんなある日の事だった。
私はいつものように仕事が終わり家に帰ると、リビングで壱馬が静かに座っていた。
「ただいま……どしたの?」
リビングで座っている壱馬はいつもと何か違い、少し怖いようにも見えた。
「なぁ……お前オレに何か隠してへんか?」
私はその言葉に少しドキッとしつつも平然を装った。
「え?何の話かな?何も隠してないよ。」
そう私が言った瞬間勢いよく私の目の前まで壱馬が来ると、数回叩く音と共に痛みが走る。
「何でオレに嘘ついてんだよ!なぁ!!どういうことだ!」
そう言いながら壱馬はまた叩き始める。
どれくらいの時間叩かれていたのか分からないほどその行為は続いた。
ようやくその行為が終わると、壱馬は一言、
「もうお前は信用できんからな。」
と言い私の目の前に数枚の写真を投げつけてきた。
そこには私と店長が仲良く写っていた。
「えっ?何でこんな写真が……」
「ご丁寧に誰かが送って来たんだよ!」
それ以来壱馬は私と一言も話さなくなった。
もちろん食事も私がいる前では食べず、私が食べ終わるのを待ち、そこから食事をするようになった。
「何でこんな事に……こんなはずじゃ無かったのに……」
私はそう思いながらふと先日の事を思い出していた……タンスの奥の方から出てきたスイッチの事を。
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