だから私は時空の女神を信じない!

ha-tsu

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父との再会そして……

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とうとう今日が来てしまった。
私は城に着くと、まずは父に挨拶に行く事にした。
「ご無沙汰しておりましたとう様、本日よりお世話になります。」
私は挨拶をし、深々と頭を下げた。
「よく来たなライムート、ここを自分の家だと思い暮らすといい。」
「ありがとうございます、これから精進して行きます。」
自分なりに上手く挨拶が出来たと思い胸を撫で下ろす。
「そうそう、ライムートに第一王子を紹介しよう、ルーペルトだ、ライムートの3コ上になる、分からないことがあればルーペルトに聞くが良い。」
私は内心絶対に分からない事があっても、聞かないと思いながらルーペルトの方を向いた。
「至らない所があると思いますが、ご助力頂ければ嬉しいです、これからよろしくお願いします。」
私は深々と頭を下げた。
「ルーペルト・ハーフェンヴァルトだ、分からない事があれば何でも聞くがいい、私は君の兄なのだからな。」
少し偉そうに、そして兄だと言う事を強調していた。
ルーペルトは挨拶が終わると、素っ気なくすぐに席を外した。
「それではライムートを部屋へ案内させよう、カルラ、ライムートを部屋へ……それと城の案内も頼む。」
国王が話終わると同時に、ライムートの後ろに一人の女性が立っていた。
「お初にお目にかかります、わたくしカルラ・ヒューゲルと申します、本日よりライムート様つきのメイドとして身の回りのお世話をさせて頂きます。」
挨拶をし、カルラはライムートに跪いた。
ライムートは跪かれた事が無くつい慌ててしまい、
「カルラさん?そんな私なんかに跪かないで下さい。」
そう言い手を差し伸べていた。
「いえ、主従関係はしっかりとわきまえておりますので。」
カルラは下を向き、ライムートの手を取らずにいた。
「カルラさんお願いですので手を取って貰えますか?出した手前引っ込めにくいので……ね?」
ライムートは膝を地面につけると小声でカルラにそう言った。
「申し訳ありません、わたくしの考えが至らなかったです。」
カルラは小声でそう返すとライムートの手を取り立ち上がった。
「とう様、失礼いたしました、では私はこれで。」
深々と頭を下げその場を後にした。
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