15 / 39
事実と真実
しおりを挟む
市街地を通り抜けた、港から程近いところに、ボウ家の屋敷はあった。
ロデリックとアンネリーゼを乗せた馬車は、立派な構えの門をくぐり、大きな屋敷の玄関で停まった。
御者が扉を開くと、ロデリックは先に馬車を降りて、アンネリーゼが降りやすいよう手を貸してやった。
馬車から降りた二人を、シャルルと、三十代半ばの執事と思しき男が迎えた。
「ロデリック先生そしてアンネリーゼ、ようこそ」
少し緊張した面持ちで、シャルルが言った。
「アンネリーゼ、いつもに増して綺麗だから驚いたよ。そのドレスも似合ってる」
「ありがとう、シャルル。今日は、かなり頑張っちゃった」
シャルルの言葉に、アンネリーゼも少し緊張が解れた様子だった。
ロデリックとアンネリーゼが挨拶を済ませると、執事が口を開いた。
「では、客間までご案内いたします」
ロデリックたちについてくるよう促すと、執事は、きびきびと歩き出した。
その背中を見ながら、ロデリックは、彼が執事というよりは武人であるように感じた。
――隙のない男だ。主人の護衛も兼ねた執事なのだろうか。
塵一つない廊下を進み、やがて執事は一つの扉の前で立ち止まった。
「どうぞ、お入りください」
入室の許可を得て、執事が恭しく扉を開けた。
品の良い客間では、シャルルの養父ウジェーヌ・ボウが、ローテーブルを前にして、ゆったりとソファに座っている。
更に、その両脇に置かれた一人掛けのソファに腰掛けている人物たちを見て、ロデリックは小さな驚きを覚えた。
一人は、シャルルの兄であるフィリップだった。ロデリックの担当する武術科の生徒ではなく、在学期間が約二年ほどと短かったのもあり、彼と直接口を利いたことは殆どない。
しかし、初めて会った時に比べると、すっかり一人前の紳士に成長しているように見えた。
もう一人は、ティエト学院の理事長にして、ロデリックの援助者とも言えるエルッキだ。
――フィリップはシャルルの兄だ、家族に関する重要な話だから同席するということか。だが、エルッキ殿まで来ているとは……
ロデリックは僅かな疑問を覚えながらも、ウジェーヌたちに挨拶した。
「本日は、娘共々お招きに与り、ありがとうございます」
「こちらこそ、お越しいただきありがとうございます。どうぞ、お掛けになって楽になさってください」
ウジェーヌは一旦立ち上がって挨拶し、再びソファに腰を下ろした。緊張した様子のシャルルが、その隣に腰掛ける。
ボウ家の面々と向かい合う形で、ロデリックとアンネリーゼもソファに座った。
一同が型通りの時候の挨拶などをしている間に、執事の男が手際よく茶を注いだカップと焼き菓子を給仕していく。
「しかし、エルッキ殿までいらしているとは思いませんでした」
ロデリックが言うと、エルッキは微笑んだ。
「うん、私まで、こういう場にいていいのかとも思ったけれど、ロデリック殿たちがコティに来てから、ある意味最も深く関わっている関係者と言えるからね」
「そろそろ、本題に入りましょうか」
温和な笑顔のまま、ウジェーヌが口を開いた。
「息子のシャルルが、アンネリーゼ嬢と親しくさせていただいているのは、皆さん御存知かと。アンネリーゼ嬢は最優秀の成績で上級科を卒業し、大学の魔法科へも特待生として進まれるとお聞きしています。大変な才媛で、愚息には勿体ないほどですが」
そこまで言って、ウジェーヌは一旦言葉を切った。
「正式な関係を結ぶ上では、互いの素性なども明らかにする必要があると、私は考えています」
ロデリックは、その言葉に、全身が強張った。
「少し失礼な質問になりますが……アンネリーゼ嬢は、ロデリック殿の実子なのでしょうか?」
「こ、この子は……亡くなった妻と俺の子です。顔立ちは似てないかもしれませんが、そっくりな髪と目の色で、一目瞭然では」
ウジェーヌの問いに、ロデリックは絞り出すようにして、なんとか答えた。
思わず隣のアンネリーゼを見やったロデリックの目に、彫像の如く無表情な娘の姿が映る。
向かい合って座っているシャルルも、養父の言葉は予期していなかったものなのか、目を見開いて、ただ驚きの表情を浮かべている。
その時、黙って成り行きを見守っていたフィリップが口を開いた。
「父上、ここからは私に話させてもらえますか」
「ああ、お願いする」
ウジェーヌが頷くと、フィリップはローテーブルの下から、金属製と思われる薄い箱状のものを取り出した。
箱の蓋を開けると、掌ほどの大きさの紙片が嵌め込まれている。
「これは、ある方の『魔法絵』です。特殊な素材の台紙に、魔導具で対象の姿を写し取ったものです。これは、更に、その『写し』ですが」
穏やかな、微かに笑みさえ浮かべた顔で、フィリップが「魔法絵」を差し出した。
差し出された「魔法絵」を、ロデリックとアンネリーゼは食い入るように見つめた。
「魔法絵」に写し出されているのは一組の若い男女だった。真珠色の髪に水色の目の美丈夫と、栗色の髪に琥珀色の目をした美女は、その服装から高貴な身分の者たちと一目で分かる。
写し出されている女の顔を見て、ロデリックは愕然とした。
髪の色こそ異なるが、その顔は、アンネリーゼに瓜二つだった。
「その『魔法絵』に映し出されているのは、今は亡きフォルトゥナ帝国皇太子夫妻です」
「……これは、すごい他人の空似だな。世の中には、似た人間が三人はいると聞いているが」
ロデリックの言葉に動じることなく、フィリップが言葉を続けた。
「皇太子夫妻の間には、女のお子さんが一人、生まれていました。しかし、お二人が亡くなった直後に、忽然と姿を消してしまった……生きておられれば十六歳になるそうです」
何と反応すべきか迷っていたロデリックを前に、フィリップは言った。
「皇太子夫妻のお子さん……ステラ・フォルトゥナ姫の背中には、花に似た形の小さな痣があるそうですよ」
「うそ……」
アンネリーゼが、両手で口元を覆いながら呟いた。その顔からは血の気が失せている。
一方ロデリックは、このような形で、抱いていた危惧が現実になってしまったことに衝撃を受けていた。
――アンネリーゼを拾った時の状況、そして「コンラート」が彼女の殺害命令を受けていたこと……すべて辻褄が合ってしまう……!
「心当たりが、あるようですね」
二人の様子を見たフィリップが、何かを確信したように頷いた。
「……君たちは、一体、何者なんだ」
今にも倒れそうになっていたアンネリーゼの肩を抱き寄せ、ロデリックは問いかけた。
「ここまで来たなら、いいでしょう。私とシャルルは、現在フォルトゥナ帝国に併合状態にされている、オーロール王国の王子です。両親は、帝国の侵攻の際に亡くなりました。我々は、故国を取り戻す為に活動しています。そして、ボウ氏は、養父として我々の隠れ蓑となり、また活動への援助を行ってくれている方です」
フィリップの言葉を受けて、ウジェーヌも口を開いた。
「私の祖父はオーロール王国出身ですが、コティへ移り住んで商人として成功しました。ですから、オーロールとの繋がりがありましてね」
「百歩譲って、アンネリーゼがフォルトゥナの皇族に連なる者だとしても、それが何だと言うんです。この子自身は、何も知らない、ただの女の子だ! あんたたちの厄介ごとに巻き込まないでくれ!」
血を吐くような声で、ロデリックは叫んだ。
アンネリーゼと本当の親子として過ごした記憶が粉々にされてしまったかのような、虚無感と絶望が彼を苛んだ。
ロデリックとアンネリーゼを乗せた馬車は、立派な構えの門をくぐり、大きな屋敷の玄関で停まった。
御者が扉を開くと、ロデリックは先に馬車を降りて、アンネリーゼが降りやすいよう手を貸してやった。
馬車から降りた二人を、シャルルと、三十代半ばの執事と思しき男が迎えた。
「ロデリック先生そしてアンネリーゼ、ようこそ」
少し緊張した面持ちで、シャルルが言った。
「アンネリーゼ、いつもに増して綺麗だから驚いたよ。そのドレスも似合ってる」
「ありがとう、シャルル。今日は、かなり頑張っちゃった」
シャルルの言葉に、アンネリーゼも少し緊張が解れた様子だった。
ロデリックとアンネリーゼが挨拶を済ませると、執事が口を開いた。
「では、客間までご案内いたします」
ロデリックたちについてくるよう促すと、執事は、きびきびと歩き出した。
その背中を見ながら、ロデリックは、彼が執事というよりは武人であるように感じた。
――隙のない男だ。主人の護衛も兼ねた執事なのだろうか。
塵一つない廊下を進み、やがて執事は一つの扉の前で立ち止まった。
「どうぞ、お入りください」
入室の許可を得て、執事が恭しく扉を開けた。
品の良い客間では、シャルルの養父ウジェーヌ・ボウが、ローテーブルを前にして、ゆったりとソファに座っている。
更に、その両脇に置かれた一人掛けのソファに腰掛けている人物たちを見て、ロデリックは小さな驚きを覚えた。
一人は、シャルルの兄であるフィリップだった。ロデリックの担当する武術科の生徒ではなく、在学期間が約二年ほどと短かったのもあり、彼と直接口を利いたことは殆どない。
しかし、初めて会った時に比べると、すっかり一人前の紳士に成長しているように見えた。
もう一人は、ティエト学院の理事長にして、ロデリックの援助者とも言えるエルッキだ。
――フィリップはシャルルの兄だ、家族に関する重要な話だから同席するということか。だが、エルッキ殿まで来ているとは……
ロデリックは僅かな疑問を覚えながらも、ウジェーヌたちに挨拶した。
「本日は、娘共々お招きに与り、ありがとうございます」
「こちらこそ、お越しいただきありがとうございます。どうぞ、お掛けになって楽になさってください」
ウジェーヌは一旦立ち上がって挨拶し、再びソファに腰を下ろした。緊張した様子のシャルルが、その隣に腰掛ける。
ボウ家の面々と向かい合う形で、ロデリックとアンネリーゼもソファに座った。
一同が型通りの時候の挨拶などをしている間に、執事の男が手際よく茶を注いだカップと焼き菓子を給仕していく。
「しかし、エルッキ殿までいらしているとは思いませんでした」
ロデリックが言うと、エルッキは微笑んだ。
「うん、私まで、こういう場にいていいのかとも思ったけれど、ロデリック殿たちがコティに来てから、ある意味最も深く関わっている関係者と言えるからね」
「そろそろ、本題に入りましょうか」
温和な笑顔のまま、ウジェーヌが口を開いた。
「息子のシャルルが、アンネリーゼ嬢と親しくさせていただいているのは、皆さん御存知かと。アンネリーゼ嬢は最優秀の成績で上級科を卒業し、大学の魔法科へも特待生として進まれるとお聞きしています。大変な才媛で、愚息には勿体ないほどですが」
そこまで言って、ウジェーヌは一旦言葉を切った。
「正式な関係を結ぶ上では、互いの素性なども明らかにする必要があると、私は考えています」
ロデリックは、その言葉に、全身が強張った。
「少し失礼な質問になりますが……アンネリーゼ嬢は、ロデリック殿の実子なのでしょうか?」
「こ、この子は……亡くなった妻と俺の子です。顔立ちは似てないかもしれませんが、そっくりな髪と目の色で、一目瞭然では」
ウジェーヌの問いに、ロデリックは絞り出すようにして、なんとか答えた。
思わず隣のアンネリーゼを見やったロデリックの目に、彫像の如く無表情な娘の姿が映る。
向かい合って座っているシャルルも、養父の言葉は予期していなかったものなのか、目を見開いて、ただ驚きの表情を浮かべている。
その時、黙って成り行きを見守っていたフィリップが口を開いた。
「父上、ここからは私に話させてもらえますか」
「ああ、お願いする」
ウジェーヌが頷くと、フィリップはローテーブルの下から、金属製と思われる薄い箱状のものを取り出した。
箱の蓋を開けると、掌ほどの大きさの紙片が嵌め込まれている。
「これは、ある方の『魔法絵』です。特殊な素材の台紙に、魔導具で対象の姿を写し取ったものです。これは、更に、その『写し』ですが」
穏やかな、微かに笑みさえ浮かべた顔で、フィリップが「魔法絵」を差し出した。
差し出された「魔法絵」を、ロデリックとアンネリーゼは食い入るように見つめた。
「魔法絵」に写し出されているのは一組の若い男女だった。真珠色の髪に水色の目の美丈夫と、栗色の髪に琥珀色の目をした美女は、その服装から高貴な身分の者たちと一目で分かる。
写し出されている女の顔を見て、ロデリックは愕然とした。
髪の色こそ異なるが、その顔は、アンネリーゼに瓜二つだった。
「その『魔法絵』に映し出されているのは、今は亡きフォルトゥナ帝国皇太子夫妻です」
「……これは、すごい他人の空似だな。世の中には、似た人間が三人はいると聞いているが」
ロデリックの言葉に動じることなく、フィリップが言葉を続けた。
「皇太子夫妻の間には、女のお子さんが一人、生まれていました。しかし、お二人が亡くなった直後に、忽然と姿を消してしまった……生きておられれば十六歳になるそうです」
何と反応すべきか迷っていたロデリックを前に、フィリップは言った。
「皇太子夫妻のお子さん……ステラ・フォルトゥナ姫の背中には、花に似た形の小さな痣があるそうですよ」
「うそ……」
アンネリーゼが、両手で口元を覆いながら呟いた。その顔からは血の気が失せている。
一方ロデリックは、このような形で、抱いていた危惧が現実になってしまったことに衝撃を受けていた。
――アンネリーゼを拾った時の状況、そして「コンラート」が彼女の殺害命令を受けていたこと……すべて辻褄が合ってしまう……!
「心当たりが、あるようですね」
二人の様子を見たフィリップが、何かを確信したように頷いた。
「……君たちは、一体、何者なんだ」
今にも倒れそうになっていたアンネリーゼの肩を抱き寄せ、ロデリックは問いかけた。
「ここまで来たなら、いいでしょう。私とシャルルは、現在フォルトゥナ帝国に併合状態にされている、オーロール王国の王子です。両親は、帝国の侵攻の際に亡くなりました。我々は、故国を取り戻す為に活動しています。そして、ボウ氏は、養父として我々の隠れ蓑となり、また活動への援助を行ってくれている方です」
フィリップの言葉を受けて、ウジェーヌも口を開いた。
「私の祖父はオーロール王国出身ですが、コティへ移り住んで商人として成功しました。ですから、オーロールとの繋がりがありましてね」
「百歩譲って、アンネリーゼがフォルトゥナの皇族に連なる者だとしても、それが何だと言うんです。この子自身は、何も知らない、ただの女の子だ! あんたたちの厄介ごとに巻き込まないでくれ!」
血を吐くような声で、ロデリックは叫んだ。
アンネリーゼと本当の親子として過ごした記憶が粉々にされてしまったかのような、虚無感と絶望が彼を苛んだ。
0
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる