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ただ一つの誓い
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「皇帝の一族に生まれた時点で、ただの人として生きることなど許されないのですよ」
フィリップが、優しげな面立ちに似合わぬ、冷たい声で言った。
二十歳という若さながら、その堂々とした立ち振る舞いが、正に王族としての風格を醸し出している。
「オーロール王国を始めとする、帝国に国土を奪われた国々の元王族や元首に連なる者たちが手を結び、その奪還を図っている訳ですが……フォルトゥナ帝国の正当な後継者であるステラ姫の存在は、その意味を大きく変えることになります」
ロデリックは、力なく自分の胸に顔を埋めているアンネリーゼを支えながら、言葉を探していたものの、もはや何を言うべきかも分からずにいた。
「現在、帝国の皇帝を名乗っているのは、元は宮廷魔術師だったオディウムという男です。彼は国民からの信頼は低いものの、恐怖政治を敷き、国を意のままにしているといいます。そして皇帝陛下や皇太子夫妻の死、ステラ姫失踪にオディウムが関わっている可能性は限りなく高いと言われている……そこに、正当な皇位継承者であるステラ姫が現れたなら、我々への帝国民たちの協力も得やすいでしょう」
「アンネリーゼを、あんたたちの旗印にする気か。たった十六歳の、こんな子供に、いきなり重荷を背負わせるなんて……!」
「有体に言えば、国土を失った我々が、現状のままの戦力で帝国に対抗するのは心許ない。残念ながら、手段を選んでいる余裕はないのですよ」
歯噛みするロデリックに、フィリップは、あくまで冷静に言った。
ロデリックは、はっとして目の前のシャルルを見据えた。
「お前……最初から、これが目的でアンネリーゼを誑かしたのか?!」
「違います!」
それまで呆然としていたシャルルが、ソファから腰を浮かせた。
「僕は、アンネリーゼについては何も聞いていなかった……なぜ、黙っていたんです!」
言って、シャルルはフィリップを睨めつけた。
「お前は真っすぐすぎるから、知っていれば彼女の前で普通に振舞えなかっただろう。だから知られないようにしていたんだ。結果から言えば、それは正解だったようだが」
兄の言葉に、シャルルは唇を噛み、肩を震わせていた。
「とにかく、娘をあんたたちに渡す訳にはいかない……無理にでも奪うと言うなら、俺にも考えがある」
ロデリックは、室内を見回して言った。
――この屋敷にいる人間くらい、抹殺するのは造作もないだろう。「捕食」してしまえば証拠も残らないどころか、何が起きたかも分かるまい。アンネリーゼの為なら、どんなことでもやってやる……この子を連れて、誰も知らないところへ行くんだ。
ロデリックの殺気を感じたのか、執事の男がフィリップを庇うように前に出た。
「……私、フィリップ様たちに協力します」
不意に、アンネリーゼが顔を上げて言った。
ロデリックは打ちのめされたような気持ちで、言葉を絞り出した。
「何を言っているんだ……お前は、何も分かっていないんだ!」
「分かってる……失敗すれば死ぬかもしれないんでしょ」
「そうだ、こんな厄介ごとに関わることはない……どんなことをしても俺が守るから……父さんに任せておけ」
「でも、知ってしまったら、もう見て見ぬ振りはできないよ」
まだ青白い顔をしているアンネリーゼだが、その表情は毅然としたものだった。
「昔、戦が始まるからと、カイサおばさんたちの集落から逃げ出して、みんなとも離ればなれになって……あの時は、とても寂しくて、悲しかった。小さかったけど、よく覚えてる」
ぽつぽつと話すアンネリーゼの言葉を、一同は黙って聞いている。
「私が出て行くことで、同じような思いをする人が少しでも減るかもしれないのなら、協力させてもらいます」
アンネリーゼの言葉を聞きながら、自分が考えていた以上に「娘」が成長していたと、ロデリックは誇らしさに似た気持ちを覚えていた。
「お前の言うことは『人間としては正しい』んだろう……それでも、俺は、お前には……お前にだけは、平穏な生活を送ってほしいんだ」
ロデリックに抱きしめられたアンネリーゼの目から、一筋の涙が流れた。
「だが、娘が選んだ道だというなら……俺も、あんたたちに協力してやる。正直言えば、あんたたちの厄介ごとなど微塵も興味がない。だが、娘を守る為なら、俺は、どんなことでもしてやる」
「……ステラ姫、そしてロデリック殿、ご協力いただけるとのお言葉、感謝いたします」
ロデリックの言葉を聞いて、フィリップが微笑んだ。しかし、その青い目は冷静なままで、彼の感情を読み取ることはできなかった。
「いやはや、フィリップくんとシャルルくんの出自については知らされていたけどね。まさか、アンネリーゼくんまでが帝国の姫君だったとは」
エルッキが、小さく息をついて言った。
「しかし、彼らが我が学院の卒業生だというのは、将来、よい宣伝になりそうですね。私も、できることがあれば協力させていただきますよ」
「ありがとうございます、エルッキ殿。私も商人の端くれ、何も義理ばかりで動いている訳ではありません。フィリップとシャルル……いえ、エティエンヌ王子とアンリ王子に賭けているのですよ。将来を見据えてね」
ウジェーヌが、エルッキの言葉に頷いた。彼も、なかなか底の見えない男だと、ロデリックは思った。
「父上、今後のことについて話し合いたいので、ステラ姫とロデリック殿には、この屋敷に滞在していただいては」
フィリップが言うと、ウジェーヌが頷いた。
「もちろん、歓迎するよ。……必要なものがあれば、取り寄せますので、遠慮なくお申し付けください、ステラ姫」
アンネリーゼは、少し考える様子を見せたあと、口を開いた。
「お心遣い、感謝いたします。……少し、父と二人で話をさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか」
「ええ、もちろん。では、我々は一旦出ようか」
ウジェーヌの言葉に、ロデリックとアンネリーゼ以外の者たちは立ち上がり、部屋から出て行った。
「あの……」
部屋から出て行くかと思われたシャルルが、二人の前で立ち止まった。
「僕の、アンネリーゼに対する気持ちは変わらないから……命に代えても、僕は君を守るから」
シャルルは、涙を溜めた青い目で、アンネリーゼを見つめた。
「私も、シャルルを信じます」
そう言ってアンネリーゼが微笑むと、シャルルは服の袖口で涙を拭いながら頷き、部屋を出た。
二人きりの空間で、ロデリックとアンネリーゼは、しばし無言の時間を過ごした。
「……お父さん」
アンネリーゼに呼びかけられ、ロデリックは、びくりと肩を震わせた。
「まだ、俺を父と呼んでくれるのか」
「当たり前でしょ」
ロデリックの言葉に、アンネリーゼは泣き出しそうな笑顔で答えた。
「お父さんは、私とは血の繋がりもないの?」
「そうだ」
「それなのに、お父さんは全てを捨てて私を育ててくれたのね。今になって、ようやく分かったの。お父さんは、自分の全ての時間を私の為だけに使っていた……どうして、そこまで……」
アンネリーゼに見つめられ、ロデリックは彼女を拾った時のことを思い出していた。
「俺がお前を見つけた時、傍には傭兵らしき男が倒れていた。外傷はなく、何かの病で急死した様子だった。まだ赤ん坊のお前が泣いているのを見て、俺は放っておけなかった。だが、それだけじゃあない」
ロデリックの言葉に、アンネリーゼは首を傾げた。
「お前は、俺に生きる喜びをくれた。お前に会っていなければ、俺が誰かの為に何かをしようと思うことはなかっただろう。だから、お前の存在が俺の負担になっているなどと思わないでくれ」
言って、ロデリックは娘を抱きしめた。
「お前が自分で選んだ道を歩くと言うなら、俺は、どこまでも手助けする」
「……私がフィリップ様たちに協力すると言ったのは、お父さんが、あの人たちを殺してしまうんじゃないかと思ったのもあるの」
「えッ?」
アンネリーゼの思わぬ言葉に、ロデリックは目を見開いた。
「あの時、お父さんは見たこともない恐ろしい顔をしていて……周りの空気も、ぴりぴりしていて、別人みたいだった」
「そうか。たしかに、お前の平穏を壊す者は、どんな手を使ってでも排除しようと思っていたのは確かだ」
見抜かれていたのかと、ロデリックは苦笑いした。
「お父さんに、そんなことをしてほしくなかったのはあるけれど、多くの人の助けになりたいと思ったのも本当よ。……これからも、一緒にいて、いいよね」
「もちろんだ」
――この先、何が起きるかも見当がつかない……だが、自分のやることは一つ、「娘」を守る、それだけだ。
アンネリーゼと固く抱き合いながら、ロデリックは改めて心に誓った。
フィリップが、優しげな面立ちに似合わぬ、冷たい声で言った。
二十歳という若さながら、その堂々とした立ち振る舞いが、正に王族としての風格を醸し出している。
「オーロール王国を始めとする、帝国に国土を奪われた国々の元王族や元首に連なる者たちが手を結び、その奪還を図っている訳ですが……フォルトゥナ帝国の正当な後継者であるステラ姫の存在は、その意味を大きく変えることになります」
ロデリックは、力なく自分の胸に顔を埋めているアンネリーゼを支えながら、言葉を探していたものの、もはや何を言うべきかも分からずにいた。
「現在、帝国の皇帝を名乗っているのは、元は宮廷魔術師だったオディウムという男です。彼は国民からの信頼は低いものの、恐怖政治を敷き、国を意のままにしているといいます。そして皇帝陛下や皇太子夫妻の死、ステラ姫失踪にオディウムが関わっている可能性は限りなく高いと言われている……そこに、正当な皇位継承者であるステラ姫が現れたなら、我々への帝国民たちの協力も得やすいでしょう」
「アンネリーゼを、あんたたちの旗印にする気か。たった十六歳の、こんな子供に、いきなり重荷を背負わせるなんて……!」
「有体に言えば、国土を失った我々が、現状のままの戦力で帝国に対抗するのは心許ない。残念ながら、手段を選んでいる余裕はないのですよ」
歯噛みするロデリックに、フィリップは、あくまで冷静に言った。
ロデリックは、はっとして目の前のシャルルを見据えた。
「お前……最初から、これが目的でアンネリーゼを誑かしたのか?!」
「違います!」
それまで呆然としていたシャルルが、ソファから腰を浮かせた。
「僕は、アンネリーゼについては何も聞いていなかった……なぜ、黙っていたんです!」
言って、シャルルはフィリップを睨めつけた。
「お前は真っすぐすぎるから、知っていれば彼女の前で普通に振舞えなかっただろう。だから知られないようにしていたんだ。結果から言えば、それは正解だったようだが」
兄の言葉に、シャルルは唇を噛み、肩を震わせていた。
「とにかく、娘をあんたたちに渡す訳にはいかない……無理にでも奪うと言うなら、俺にも考えがある」
ロデリックは、室内を見回して言った。
――この屋敷にいる人間くらい、抹殺するのは造作もないだろう。「捕食」してしまえば証拠も残らないどころか、何が起きたかも分かるまい。アンネリーゼの為なら、どんなことでもやってやる……この子を連れて、誰も知らないところへ行くんだ。
ロデリックの殺気を感じたのか、執事の男がフィリップを庇うように前に出た。
「……私、フィリップ様たちに協力します」
不意に、アンネリーゼが顔を上げて言った。
ロデリックは打ちのめされたような気持ちで、言葉を絞り出した。
「何を言っているんだ……お前は、何も分かっていないんだ!」
「分かってる……失敗すれば死ぬかもしれないんでしょ」
「そうだ、こんな厄介ごとに関わることはない……どんなことをしても俺が守るから……父さんに任せておけ」
「でも、知ってしまったら、もう見て見ぬ振りはできないよ」
まだ青白い顔をしているアンネリーゼだが、その表情は毅然としたものだった。
「昔、戦が始まるからと、カイサおばさんたちの集落から逃げ出して、みんなとも離ればなれになって……あの時は、とても寂しくて、悲しかった。小さかったけど、よく覚えてる」
ぽつぽつと話すアンネリーゼの言葉を、一同は黙って聞いている。
「私が出て行くことで、同じような思いをする人が少しでも減るかもしれないのなら、協力させてもらいます」
アンネリーゼの言葉を聞きながら、自分が考えていた以上に「娘」が成長していたと、ロデリックは誇らしさに似た気持ちを覚えていた。
「お前の言うことは『人間としては正しい』んだろう……それでも、俺は、お前には……お前にだけは、平穏な生活を送ってほしいんだ」
ロデリックに抱きしめられたアンネリーゼの目から、一筋の涙が流れた。
「だが、娘が選んだ道だというなら……俺も、あんたたちに協力してやる。正直言えば、あんたたちの厄介ごとなど微塵も興味がない。だが、娘を守る為なら、俺は、どんなことでもしてやる」
「……ステラ姫、そしてロデリック殿、ご協力いただけるとのお言葉、感謝いたします」
ロデリックの言葉を聞いて、フィリップが微笑んだ。しかし、その青い目は冷静なままで、彼の感情を読み取ることはできなかった。
「いやはや、フィリップくんとシャルルくんの出自については知らされていたけどね。まさか、アンネリーゼくんまでが帝国の姫君だったとは」
エルッキが、小さく息をついて言った。
「しかし、彼らが我が学院の卒業生だというのは、将来、よい宣伝になりそうですね。私も、できることがあれば協力させていただきますよ」
「ありがとうございます、エルッキ殿。私も商人の端くれ、何も義理ばかりで動いている訳ではありません。フィリップとシャルル……いえ、エティエンヌ王子とアンリ王子に賭けているのですよ。将来を見据えてね」
ウジェーヌが、エルッキの言葉に頷いた。彼も、なかなか底の見えない男だと、ロデリックは思った。
「父上、今後のことについて話し合いたいので、ステラ姫とロデリック殿には、この屋敷に滞在していただいては」
フィリップが言うと、ウジェーヌが頷いた。
「もちろん、歓迎するよ。……必要なものがあれば、取り寄せますので、遠慮なくお申し付けください、ステラ姫」
アンネリーゼは、少し考える様子を見せたあと、口を開いた。
「お心遣い、感謝いたします。……少し、父と二人で話をさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか」
「ええ、もちろん。では、我々は一旦出ようか」
ウジェーヌの言葉に、ロデリックとアンネリーゼ以外の者たちは立ち上がり、部屋から出て行った。
「あの……」
部屋から出て行くかと思われたシャルルが、二人の前で立ち止まった。
「僕の、アンネリーゼに対する気持ちは変わらないから……命に代えても、僕は君を守るから」
シャルルは、涙を溜めた青い目で、アンネリーゼを見つめた。
「私も、シャルルを信じます」
そう言ってアンネリーゼが微笑むと、シャルルは服の袖口で涙を拭いながら頷き、部屋を出た。
二人きりの空間で、ロデリックとアンネリーゼは、しばし無言の時間を過ごした。
「……お父さん」
アンネリーゼに呼びかけられ、ロデリックは、びくりと肩を震わせた。
「まだ、俺を父と呼んでくれるのか」
「当たり前でしょ」
ロデリックの言葉に、アンネリーゼは泣き出しそうな笑顔で答えた。
「お父さんは、私とは血の繋がりもないの?」
「そうだ」
「それなのに、お父さんは全てを捨てて私を育ててくれたのね。今になって、ようやく分かったの。お父さんは、自分の全ての時間を私の為だけに使っていた……どうして、そこまで……」
アンネリーゼに見つめられ、ロデリックは彼女を拾った時のことを思い出していた。
「俺がお前を見つけた時、傍には傭兵らしき男が倒れていた。外傷はなく、何かの病で急死した様子だった。まだ赤ん坊のお前が泣いているのを見て、俺は放っておけなかった。だが、それだけじゃあない」
ロデリックの言葉に、アンネリーゼは首を傾げた。
「お前は、俺に生きる喜びをくれた。お前に会っていなければ、俺が誰かの為に何かをしようと思うことはなかっただろう。だから、お前の存在が俺の負担になっているなどと思わないでくれ」
言って、ロデリックは娘を抱きしめた。
「お前が自分で選んだ道を歩くと言うなら、俺は、どこまでも手助けする」
「……私がフィリップ様たちに協力すると言ったのは、お父さんが、あの人たちを殺してしまうんじゃないかと思ったのもあるの」
「えッ?」
アンネリーゼの思わぬ言葉に、ロデリックは目を見開いた。
「あの時、お父さんは見たこともない恐ろしい顔をしていて……周りの空気も、ぴりぴりしていて、別人みたいだった」
「そうか。たしかに、お前の平穏を壊す者は、どんな手を使ってでも排除しようと思っていたのは確かだ」
見抜かれていたのかと、ロデリックは苦笑いした。
「お父さんに、そんなことをしてほしくなかったのはあるけれど、多くの人の助けになりたいと思ったのも本当よ。……これからも、一緒にいて、いいよね」
「もちろんだ」
――この先、何が起きるかも見当がつかない……だが、自分のやることは一つ、「娘」を守る、それだけだ。
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