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証明
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「話し合い」の場として設けられた高台の中央に、「血縁を確認する魔導具」が運び込まれた。
テーブルの上に載せられたそれは、幾つかの箱が組み合わされたような形の装置に、色とりどりの魔結晶が嵌め込まれたものだ。
「この装置の中に先帝陛下と『ステラ姫』の髪を投入し、発生する光の色で血縁関係を判定できます。それでは、試料として『ステラ姫』の髪を少しばかりいただきたいのですが、よろしいか?」
「……承知しました」
オディウムの言葉に、アンネリーゼが答えた時、フィリップが椅子から立ち上がった。
「お待ちを。その魔導具が、本当に血縁を判定できるのかどうか、確認させてほしい。私と、そこにいる弟は、血を分けた兄弟だ。私と弟の髪を使って試したいのだが」
そう言って、フィリップは隣に座っているシャルルへ視線を向けた。
「なるほど、いいでしょう」
オディウムが、あっさりと了承したのが意外だったのか、フィリップは僅かだが虚を突かれた様子を見せた。彼はシャルルを伴って「血縁を確認する魔導具」の傍に歩み寄った。
用意された鋏で少しずつ切った自分と弟シャルルの髪を、フィリップは指示された通りに装置の中へ投入した。
数秒経つと、装置の周りに嵌め込まれた魔結晶が淡く光り始める。
やがて、魔結晶が発する青く眩い輝きが、周囲を照らした。
「青い光は兄弟など、親子の次に濃い繋がりを表します。納得していただけたかね」
オディウムが、当然だとばかりに言った。
「親子なら白、祖父と孫といった繋がりなら緑色の光、それ以下でも何らかの繋がりがあれば黄色……何の繋がりもない者同士であれば赤い光が現れます。さて、『ステラ姫』と先帝陛下はいかがでしょうか」
「分かりました」
短く答えて、アンネリーゼは立ち上がった。
「俺も、護衛として付いて行こう。よろしいか」
「もちろん、構いませんよ」
ロデリックが言うと、オディウムは余裕ありげに答えた。
アンネリーゼと共に装置の傍に立ったロデリックは、彼女の真珠色をした髪を、鋏でほんの少し切り取った。
一方で、先帝の遺髪が入っているという箱を持った男が、その中から、真珠色をした一房の髪を摘まみ上げた。
と、ロデリックは、男が箱の中から髪を摘み出す振りをして、自分の服の袖口から別の髪を取り出しているのに気付いた。
――常人の目では捉えられない熟練した動きだが、俺の動体視力の前では誤魔化せないぞ。あれは、もしや別人の髪か? そうであれば、先帝とアンネリーゼが他人同士であるという結果が出る……奴らの狙いは、それだったのか!
ロデリックは素早く男に近付き、その手を掴んだ。
「失礼、試料は、その箱に残っている分から選ばせてもらいたい」
「何をするんです?!」
男は目を白黒させてロデリックの手から逃れようとした。しかし、ロデリックの万力の如き握力が、それを許さなかった。
「何だね、我々が不正をするとでも言いたいのかね」
口調は穏やかなものの、強張った表情を見せながら、オディウムが口を挟んだ。
「恐れながら、あなた方が不正を行わないというのであれば、試料は誰が箱の中から取り出しても問題ないと存じます」
ロデリックは、男の手から箱を奪い取り、言った。
「オディウム殿、こちらに来ていただけませんか。我々の目の前で、あなたが、この箱から試料になる遺髪を選んでください。拒否されるなら、それは不正を企てていたゆえと解釈できますが」
「無礼な、護衛ごときが……」
「よい、構わん。分かった。私が試料を選ぼう」
いきり立つ側近たちを抑え、オディウムは遺髪の箱を手にするロデリックに近付いてきた。
ロデリックやアンネリーゼ、フィリップとシャルル兄弟の目の前で、オディウムは、箱の中から先帝の遺髪の一部を指先で摘まみ上げた。
アンネリーゼと先帝の髪が装置に入れられると、周囲の魔結晶が再び淡く輝きだした。
高台の上にいる者も、広場に集まった民衆も、沈黙したまま、その様を見つめた。
数秒ののち、テーブルの上の装置が美しい緑色の光に包まれると、広場は一転、歓声に包まれた。
「これは、『ステラ姫』が先帝の孫で間違いない……そういうことですね」
フィリップが、そう言ってオディウムを見据えた。
「たしかに、この箱に入っている遺髪は、アンネリーゼと共通する匂いがする」
ロデリックが言うと、アンネリーゼは安心したように微笑んだ。
苦虫を噛み潰したような顔で立ち尽くしているオディウムの後ろでは、彼の側近たちが、ひそひそと囁き合っている。
――おそらく、不正の機会を潰されたオディウムは、アンネリーゼが先帝の血縁でないことに賭けたのだろう。結果、敗れたという訳だ。
そんなことをロデリックが思っていると、背後からホルストの声が響いた。
「『ステラ姫』が正当な皇位継承者だと証明されたのだ。今すぐにでも、国民たちの前で統治権の返還を表明するべきでは」
彼の言葉に、歓声は更に大きくなった。
「……そう簡単な話ではありませんよ」
オディウムが、青ざめた顔で口を開いた。
「たしかに、『ステラ姫』が先帝の孫だということは証明された。しかし、統治者としての教育も受けていない、市井で育った人間が、皇位に就くというのはどうかと思いますがね。それに、私は先帝から正式に統治権を禅譲されたのですよ」
「往生際の悪い人だな。国民が、『ステラ姫』が皇位に就くことを望んでいるくらい、見れば分かるのに」
「見苦しいですこと」
イーヴァリとソフィアが、呆れた様子で言った。
「先帝陛下や皇太子夫妻を、病を装い殺めておいて、何が禅譲か」
元帝国騎士のバルドは、怒りを露わにしている。
「……『ステラ姫』、あなたは魔法の使い手とお聞きしています。古来より伝わる方法で決着をつけたく思いますが、如何かな」
「古来より伝わる方法?」
アンネリーゼが、オディウムの言葉に首を傾げた。
「対人魔法戦闘による一騎討ちです。かつて、幾つもの国が覇権を争っていた時代、魔法に長けた将同士が国を賭け、一騎討ちにて勝敗を決める場面もあったそうです。帝国の統治権を賭けて、勝負を申し込みたく存じます」
「何を言っている! この子が正当な皇位継承者であることは証明された。政については、これから学んでいけばいいというだけだ。どうあっても、あんたが支配者の座を離したくないというだけだろう!」
激昂しかけたロデリックの腕を、アンネリーゼが宥めるように掴んだ。
「大丈夫よ。……私に統治者たる力を示せと仰るのですね。一騎討ちの申し入れ、お受けします」
アンネリーゼは、冷静な口調で答えた。
その堂々とした態度は、オディウムにとっては意外だったのか、彼は目を丸くしている。
「どうします? 私は今からでも構いませんけど」
「ほう……では、これから、この広場で準備をさせますので、しばしお待ちを」
オディウムは言うと、側近たちと共に高台から去っていった。
解放軍の面々も、広場の一角に場所を移した。
「アンネリーゼ、奴の悪あがきに付き合う必要などなかったのではないか?」
ロデリックが言うと、アンネリーゼは気丈に微笑んだ。
「血筋だけでなく、力を示せというのも一理あると思ったの。それに、あの人は魔法の腕よりは政治的な駆け引きで出世したと聞いているし、戦いはネカトルに任せていたみたいだし、多分、実戦は得意じゃない……私、学院の対人魔法戦闘訓練では負けたことないのよ」
「たしかに、オディウムが若いステラ姫を侮って油断しているなら、勝機はありそうですが」
フィリップや、他の解放軍幹部たちは難しい顔をしている。
「どうしようもなく危険な状態になったなら、俺がアンネリーゼを守る。それでいいか?」
言って、ロデリックは幹部たちを見回した。
「そうですね、ロデリック殿の『力』があれば、最悪の事態は防げるでしょう」
深刻な空気の中、シャルルがアンネリーゼの肩に手を置いて言った。
「頑張って、アンネリーゼ。……ああ、こんなことしか言えないのは、もどかしいな」
「ありがとう、シャルル。あなたに励ましてもらえて、勇気百倍よ」
見つめ合う二人の姿に、ロデリックは少し複雑な気持ちになった。
テーブルの上に載せられたそれは、幾つかの箱が組み合わされたような形の装置に、色とりどりの魔結晶が嵌め込まれたものだ。
「この装置の中に先帝陛下と『ステラ姫』の髪を投入し、発生する光の色で血縁関係を判定できます。それでは、試料として『ステラ姫』の髪を少しばかりいただきたいのですが、よろしいか?」
「……承知しました」
オディウムの言葉に、アンネリーゼが答えた時、フィリップが椅子から立ち上がった。
「お待ちを。その魔導具が、本当に血縁を判定できるのかどうか、確認させてほしい。私と、そこにいる弟は、血を分けた兄弟だ。私と弟の髪を使って試したいのだが」
そう言って、フィリップは隣に座っているシャルルへ視線を向けた。
「なるほど、いいでしょう」
オディウムが、あっさりと了承したのが意外だったのか、フィリップは僅かだが虚を突かれた様子を見せた。彼はシャルルを伴って「血縁を確認する魔導具」の傍に歩み寄った。
用意された鋏で少しずつ切った自分と弟シャルルの髪を、フィリップは指示された通りに装置の中へ投入した。
数秒経つと、装置の周りに嵌め込まれた魔結晶が淡く光り始める。
やがて、魔結晶が発する青く眩い輝きが、周囲を照らした。
「青い光は兄弟など、親子の次に濃い繋がりを表します。納得していただけたかね」
オディウムが、当然だとばかりに言った。
「親子なら白、祖父と孫といった繋がりなら緑色の光、それ以下でも何らかの繋がりがあれば黄色……何の繋がりもない者同士であれば赤い光が現れます。さて、『ステラ姫』と先帝陛下はいかがでしょうか」
「分かりました」
短く答えて、アンネリーゼは立ち上がった。
「俺も、護衛として付いて行こう。よろしいか」
「もちろん、構いませんよ」
ロデリックが言うと、オディウムは余裕ありげに答えた。
アンネリーゼと共に装置の傍に立ったロデリックは、彼女の真珠色をした髪を、鋏でほんの少し切り取った。
一方で、先帝の遺髪が入っているという箱を持った男が、その中から、真珠色をした一房の髪を摘まみ上げた。
と、ロデリックは、男が箱の中から髪を摘み出す振りをして、自分の服の袖口から別の髪を取り出しているのに気付いた。
――常人の目では捉えられない熟練した動きだが、俺の動体視力の前では誤魔化せないぞ。あれは、もしや別人の髪か? そうであれば、先帝とアンネリーゼが他人同士であるという結果が出る……奴らの狙いは、それだったのか!
ロデリックは素早く男に近付き、その手を掴んだ。
「失礼、試料は、その箱に残っている分から選ばせてもらいたい」
「何をするんです?!」
男は目を白黒させてロデリックの手から逃れようとした。しかし、ロデリックの万力の如き握力が、それを許さなかった。
「何だね、我々が不正をするとでも言いたいのかね」
口調は穏やかなものの、強張った表情を見せながら、オディウムが口を挟んだ。
「恐れながら、あなた方が不正を行わないというのであれば、試料は誰が箱の中から取り出しても問題ないと存じます」
ロデリックは、男の手から箱を奪い取り、言った。
「オディウム殿、こちらに来ていただけませんか。我々の目の前で、あなたが、この箱から試料になる遺髪を選んでください。拒否されるなら、それは不正を企てていたゆえと解釈できますが」
「無礼な、護衛ごときが……」
「よい、構わん。分かった。私が試料を選ぼう」
いきり立つ側近たちを抑え、オディウムは遺髪の箱を手にするロデリックに近付いてきた。
ロデリックやアンネリーゼ、フィリップとシャルル兄弟の目の前で、オディウムは、箱の中から先帝の遺髪の一部を指先で摘まみ上げた。
アンネリーゼと先帝の髪が装置に入れられると、周囲の魔結晶が再び淡く輝きだした。
高台の上にいる者も、広場に集まった民衆も、沈黙したまま、その様を見つめた。
数秒ののち、テーブルの上の装置が美しい緑色の光に包まれると、広場は一転、歓声に包まれた。
「これは、『ステラ姫』が先帝の孫で間違いない……そういうことですね」
フィリップが、そう言ってオディウムを見据えた。
「たしかに、この箱に入っている遺髪は、アンネリーゼと共通する匂いがする」
ロデリックが言うと、アンネリーゼは安心したように微笑んだ。
苦虫を噛み潰したような顔で立ち尽くしているオディウムの後ろでは、彼の側近たちが、ひそひそと囁き合っている。
――おそらく、不正の機会を潰されたオディウムは、アンネリーゼが先帝の血縁でないことに賭けたのだろう。結果、敗れたという訳だ。
そんなことをロデリックが思っていると、背後からホルストの声が響いた。
「『ステラ姫』が正当な皇位継承者だと証明されたのだ。今すぐにでも、国民たちの前で統治権の返還を表明するべきでは」
彼の言葉に、歓声は更に大きくなった。
「……そう簡単な話ではありませんよ」
オディウムが、青ざめた顔で口を開いた。
「たしかに、『ステラ姫』が先帝の孫だということは証明された。しかし、統治者としての教育も受けていない、市井で育った人間が、皇位に就くというのはどうかと思いますがね。それに、私は先帝から正式に統治権を禅譲されたのですよ」
「往生際の悪い人だな。国民が、『ステラ姫』が皇位に就くことを望んでいるくらい、見れば分かるのに」
「見苦しいですこと」
イーヴァリとソフィアが、呆れた様子で言った。
「先帝陛下や皇太子夫妻を、病を装い殺めておいて、何が禅譲か」
元帝国騎士のバルドは、怒りを露わにしている。
「……『ステラ姫』、あなたは魔法の使い手とお聞きしています。古来より伝わる方法で決着をつけたく思いますが、如何かな」
「古来より伝わる方法?」
アンネリーゼが、オディウムの言葉に首を傾げた。
「対人魔法戦闘による一騎討ちです。かつて、幾つもの国が覇権を争っていた時代、魔法に長けた将同士が国を賭け、一騎討ちにて勝敗を決める場面もあったそうです。帝国の統治権を賭けて、勝負を申し込みたく存じます」
「何を言っている! この子が正当な皇位継承者であることは証明された。政については、これから学んでいけばいいというだけだ。どうあっても、あんたが支配者の座を離したくないというだけだろう!」
激昂しかけたロデリックの腕を、アンネリーゼが宥めるように掴んだ。
「大丈夫よ。……私に統治者たる力を示せと仰るのですね。一騎討ちの申し入れ、お受けします」
アンネリーゼは、冷静な口調で答えた。
その堂々とした態度は、オディウムにとっては意外だったのか、彼は目を丸くしている。
「どうします? 私は今からでも構いませんけど」
「ほう……では、これから、この広場で準備をさせますので、しばしお待ちを」
オディウムは言うと、側近たちと共に高台から去っていった。
解放軍の面々も、広場の一角に場所を移した。
「アンネリーゼ、奴の悪あがきに付き合う必要などなかったのではないか?」
ロデリックが言うと、アンネリーゼは気丈に微笑んだ。
「血筋だけでなく、力を示せというのも一理あると思ったの。それに、あの人は魔法の腕よりは政治的な駆け引きで出世したと聞いているし、戦いはネカトルに任せていたみたいだし、多分、実戦は得意じゃない……私、学院の対人魔法戦闘訓練では負けたことないのよ」
「たしかに、オディウムが若いステラ姫を侮って油断しているなら、勝機はありそうですが」
フィリップや、他の解放軍幹部たちは難しい顔をしている。
「どうしようもなく危険な状態になったなら、俺がアンネリーゼを守る。それでいいか?」
言って、ロデリックは幹部たちを見回した。
「そうですね、ロデリック殿の『力』があれば、最悪の事態は防げるでしょう」
深刻な空気の中、シャルルがアンネリーゼの肩に手を置いて言った。
「頑張って、アンネリーゼ。……ああ、こんなことしか言えないのは、もどかしいな」
「ありがとう、シャルル。あなたに励ましてもらえて、勇気百倍よ」
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