26 / 46
第57話:ゲーム
しおりを挟む
サラの買い物に付き合って、高級魔道具店に来店。
接客をした男性店員がクビにされそうになる。
「そうだね……よし」
自分たちも無関係ではない。意を決してボクはソファーから立ち上がる。
「マルキンさん、外部のボクたちが口を出すのは道理でないですが、エドワードさんを許してあげてくれませんか? ボクもサラも特に気にしていないので」
「私も気にしていません! 今だから反省していますが、私も買いもの前に確認するべきでした、お店の雰囲気を」
ボクに呼応してサラも立ち上がる。興奮するマルキンさんを、二人で説得する。
「ハルク様、そうは言っても、この男は悪態をついていたました。いくらはハルク様たちが許しても、エドワードを雇うことは当商会に理はないのです」
マルキンさんは商人。人情よりも理を優先するのであろう。断固として解雇の決断を揺るがない。
応接室は緊張した、こう着状態になる。
(これは困ったな。エドワードさんも顔を真っ青にして、全身を震わせているし。どうしよう……ん?)
正座したままの男性店員エドワードを見つめて、ボクはあることに気がつく。気がついたのは、彼の手の様子について。
(あれは? もしかしたら、そうだったのか? それなら、理を求めるマルキンさんを説得できるかもしれない!)
あるアイデアが浮かんできた。
実行するためにリュックサックに手を入れながら、【収納】を発動。小さな石を十コ手に取る。
よし、準備はできたぞ。興奮気味のマルキンさんに話しかける。
「さて、マルキンさん、一つゲームをしましょう!」
「なっ、ゲームですと⁉ いきなり何ですか、ハルク様⁉ なんで、こんな時に⁉」
いきなりの提案に、マリキンさんは驚いていた。何しろ緊迫した中で、客のボクがゲームを提案してきたのだ。誰でも驚くだろう。
だがボクは話を続ける。
「このゲームにマルキンさんたちが勝ったら、先ほどのガルネット宝玉を“無料”でお譲りします!」
「なっ⁉ さ、先ほどの見事なガルネット宝玉を、タダで⁉ 本当ですか、ハルク様⁉」
無料と聞いて、マルキンさんの態度が一変する。目を大きく見開き、前のめりになって食いついてきた。
よし、これならいけるぞ。
「はい、本当です。なんだったら契約書にサインしても大丈夫です!」
「い、いや、そこまでしなくても大丈夫です、ハルク様。ところで、どんなゲームを⁉」
興奮状態のマルキンさんの興味は、既にゲームの内容に集中している。
何しろ喉から手が出るほど欲しい、ガルネット宝玉が無料に手に入るのだ。いつの間にか鋭い商人の視線、戦闘態勢に入っていた。
「ゲームは簡単です。この十個の石の中から、ガルネット宝玉の原石を当ててください!」
収納から取り出しておいた十個の石を、ソファーテーブルの上に並べる。
並べたのは何の変哲もない小さな石ころ。外見的には全て同じに見える。
「ほほう……なるほどですな。これは目利き勝負という訳ですな、ハルク様! 受けて立ちましょう!」
目利き勝負だと分かり、マルキンさんの口元に笑みが浮かぶ。
何しろこの人は王都の有数の大商人。目利きは何よりも大事な生命線なのだ。
特に宝玉を扱う魔道具店の当主として、絶的きな自信をもっているだろう。
「うーむ、うーむ……」
鑑定用のルーペを使い、マルキンさんは一つずつ石を調べていく。うなり声をあげながら、丁寧に調べていく。
「……うぐぐ……うむむ……」
マルキンさんは真剣だった。全ての石を何度も調べて、正解に辿りつこうとしている。
全身全霊で鑑定をしていた。
「……うっ…………」
だが様子が段々と変わっていく。大粒の汗をかきながら、顔が青くなっていく。
おそらく正解が見つけられないのだろう。何度も鑑定しても、答えのガルネット原石が分からないのだ。
「ハ、ハルク様……ほ、本当に、原石は一個だけあるんですか、この中に?」
「はい、もちろんです! ギブアップなら、この場で石を割って、証明しますよ?」
もちろん嘘なのではなく、ちゃんと一個だけガルネット原石が紛れている。
でも外見的な違いはほとんど無いから、マルキンさんでも見つけられないのだろう。
ちなみにボクはひと目で分かる。というか目で見て確認しなくても、“石の声”や雰囲気で分かるのだ。
「ギ、ギブアップはしません……ですが私には分かりません……くっ……どうすれば……」
マルキンさんは板挟みになり、追い詰められていた。
魔道具店の大当主としてのプライド。
喉から手が出るほど欲しい、ガルネット宝玉への欲望。
鑑定歴数十年の自分の実績と自身。
答えが見つからない孤独なマルキンさんを、その全てが苦しめていたのだ。
「うっ……うぐぐ……」
あっ、まずい。
これ以上のプレッシャーをかけると、マルキンさんが倒れてしまう危険性がある。ボクは助け舟を出すことにした。
「マルキンさん。それなら“仲間”の協力を仰ぐのをオススメします!」
「え? 仲間……ですと? それは、どういう意味ですか、ハルク様?」
「ボクは先ほど『このゲームにマルキンさん“たち”が勝ったら』と言いました。つまりマルキンさんには仲間”がいるのです。しかも強力な人物が。エドワードさん、鑑定の手助けをしてあげてください!」
「「「⁉」」」
ボクの提案に、室内の誰もが驚く。
鑑定中のマルキンさんと正座中のエドワードさん。あと隣にいたサラですら、意味が分からず驚いていた。
「ハ、ハルク様……それは、どういう意味で? その男がいったい、どうして……」
「信じてください、マルキンさん! エドワードさんは必ず、貴方を助けてくれます!」
こうしてクビを宣告された悲運のエドワードさんを、原石鑑定ゲームに巻き込むのであった。
接客をした男性店員がクビにされそうになる。
「そうだね……よし」
自分たちも無関係ではない。意を決してボクはソファーから立ち上がる。
「マルキンさん、外部のボクたちが口を出すのは道理でないですが、エドワードさんを許してあげてくれませんか? ボクもサラも特に気にしていないので」
「私も気にしていません! 今だから反省していますが、私も買いもの前に確認するべきでした、お店の雰囲気を」
ボクに呼応してサラも立ち上がる。興奮するマルキンさんを、二人で説得する。
「ハルク様、そうは言っても、この男は悪態をついていたました。いくらはハルク様たちが許しても、エドワードを雇うことは当商会に理はないのです」
マルキンさんは商人。人情よりも理を優先するのであろう。断固として解雇の決断を揺るがない。
応接室は緊張した、こう着状態になる。
(これは困ったな。エドワードさんも顔を真っ青にして、全身を震わせているし。どうしよう……ん?)
正座したままの男性店員エドワードを見つめて、ボクはあることに気がつく。気がついたのは、彼の手の様子について。
(あれは? もしかしたら、そうだったのか? それなら、理を求めるマルキンさんを説得できるかもしれない!)
あるアイデアが浮かんできた。
実行するためにリュックサックに手を入れながら、【収納】を発動。小さな石を十コ手に取る。
よし、準備はできたぞ。興奮気味のマルキンさんに話しかける。
「さて、マルキンさん、一つゲームをしましょう!」
「なっ、ゲームですと⁉ いきなり何ですか、ハルク様⁉ なんで、こんな時に⁉」
いきなりの提案に、マリキンさんは驚いていた。何しろ緊迫した中で、客のボクがゲームを提案してきたのだ。誰でも驚くだろう。
だがボクは話を続ける。
「このゲームにマルキンさんたちが勝ったら、先ほどのガルネット宝玉を“無料”でお譲りします!」
「なっ⁉ さ、先ほどの見事なガルネット宝玉を、タダで⁉ 本当ですか、ハルク様⁉」
無料と聞いて、マルキンさんの態度が一変する。目を大きく見開き、前のめりになって食いついてきた。
よし、これならいけるぞ。
「はい、本当です。なんだったら契約書にサインしても大丈夫です!」
「い、いや、そこまでしなくても大丈夫です、ハルク様。ところで、どんなゲームを⁉」
興奮状態のマルキンさんの興味は、既にゲームの内容に集中している。
何しろ喉から手が出るほど欲しい、ガルネット宝玉が無料に手に入るのだ。いつの間にか鋭い商人の視線、戦闘態勢に入っていた。
「ゲームは簡単です。この十個の石の中から、ガルネット宝玉の原石を当ててください!」
収納から取り出しておいた十個の石を、ソファーテーブルの上に並べる。
並べたのは何の変哲もない小さな石ころ。外見的には全て同じに見える。
「ほほう……なるほどですな。これは目利き勝負という訳ですな、ハルク様! 受けて立ちましょう!」
目利き勝負だと分かり、マルキンさんの口元に笑みが浮かぶ。
何しろこの人は王都の有数の大商人。目利きは何よりも大事な生命線なのだ。
特に宝玉を扱う魔道具店の当主として、絶的きな自信をもっているだろう。
「うーむ、うーむ……」
鑑定用のルーペを使い、マルキンさんは一つずつ石を調べていく。うなり声をあげながら、丁寧に調べていく。
「……うぐぐ……うむむ……」
マルキンさんは真剣だった。全ての石を何度も調べて、正解に辿りつこうとしている。
全身全霊で鑑定をしていた。
「……うっ…………」
だが様子が段々と変わっていく。大粒の汗をかきながら、顔が青くなっていく。
おそらく正解が見つけられないのだろう。何度も鑑定しても、答えのガルネット原石が分からないのだ。
「ハ、ハルク様……ほ、本当に、原石は一個だけあるんですか、この中に?」
「はい、もちろんです! ギブアップなら、この場で石を割って、証明しますよ?」
もちろん嘘なのではなく、ちゃんと一個だけガルネット原石が紛れている。
でも外見的な違いはほとんど無いから、マルキンさんでも見つけられないのだろう。
ちなみにボクはひと目で分かる。というか目で見て確認しなくても、“石の声”や雰囲気で分かるのだ。
「ギ、ギブアップはしません……ですが私には分かりません……くっ……どうすれば……」
マルキンさんは板挟みになり、追い詰められていた。
魔道具店の大当主としてのプライド。
喉から手が出るほど欲しい、ガルネット宝玉への欲望。
鑑定歴数十年の自分の実績と自身。
答えが見つからない孤独なマルキンさんを、その全てが苦しめていたのだ。
「うっ……うぐぐ……」
あっ、まずい。
これ以上のプレッシャーをかけると、マルキンさんが倒れてしまう危険性がある。ボクは助け舟を出すことにした。
「マルキンさん。それなら“仲間”の協力を仰ぐのをオススメします!」
「え? 仲間……ですと? それは、どういう意味ですか、ハルク様?」
「ボクは先ほど『このゲームにマルキンさん“たち”が勝ったら』と言いました。つまりマルキンさんには仲間”がいるのです。しかも強力な人物が。エドワードさん、鑑定の手助けをしてあげてください!」
「「「⁉」」」
ボクの提案に、室内の誰もが驚く。
鑑定中のマルキンさんと正座中のエドワードさん。あと隣にいたサラですら、意味が分からず驚いていた。
「ハ、ハルク様……それは、どういう意味で? その男がいったい、どうして……」
「信じてください、マルキンさん! エドワードさんは必ず、貴方を助けてくれます!」
こうしてクビを宣告された悲運のエドワードさんを、原石鑑定ゲームに巻き込むのであった。
0
あなたにおすすめの小説
放逐された転生貴族は、自由にやらせてもらいます
長尾 隆生
ファンタジー
旧題:放逐された転生貴族は冒険者として生きることにしました
★第2回次世代ファンタジーカップ『痛快大逆転賞』受賞★
★現在4巻まで絶賛発売中!★
「穀潰しをこのまま養う気は無い。お前には家名も名乗らせるつもりはない。とっとと出て行け!」
苦労の末、突然死の果てに異世界の貴族家に転生した山崎翔亜は、そこでも危険な辺境へ幼くして送られてしまう。それから十年。久しぶりに会った兄に貴族家を放逐されたトーアだったが、十年間の命をかけた修行によって誰にも負けない最強の力を手に入れていた。
トーアは貴族家に自分から三行半を突きつけると憧れの冒険者になるためギルドへ向かう。しかしそこで待ち受けていたのはギルドに潜む暗殺者たちだった。かるく暗殺者を一蹴したトーアは、その裏事情を知り更に貴族社会への失望を覚えることになる。そんな彼の前に冒険者ギルド会員試験の前に出会った少女ニッカが現れ、成り行きで彼女の親友を助けに新しく発見されたというダンジョンに向かうことになったのだが――
俺に暗殺者なんて送っても意味ないよ?
※22/02/21 ファンタジーランキング1位 HOTランキング1位 ありがとうございます!
無能扱いされた実は万能な武器職人、Sランクパーティーに招かれる~理不尽な理由でパーティーから追い出されましたが、恵まれた新天地で頑張ります~
詩葉 豊庸(旧名:堅茹でパスタ)
ファンタジー
鍛冶職人が武器を作り、提供する……なんてことはもう古い時代。
現代のパーティーには武具生成を役目とするクリエイターという存在があった。
アレンはそんなクリエイターの一人であり、彼もまたとある零細パーティーに属していた。
しかしアレンはパーティーリーダーのテリーに理不尽なまでの要望を突きつけられる日常を送っていた。
本当は彼の適性に合った武器を提供していたというのに……
そんな中、アレンの元に二人の少女が歩み寄ってくる。アレンは少女たちにパーティーへのスカウトを受けることになるが、後にその二人がとんでもない存在だったということを知る。
後日、アレンはテリーの裁量でパーティーから追い出されてしまう。
だが彼はクビを宣告されても何とも思わなかった。
むしろ、彼にとってはこの上なく嬉しいことだった。
これは万能クリエイター(本人は自覚無し)が最高の仲間たちと紡ぐ冒険の物語である。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる