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あとがき

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あとがき

まずはここまでお読みになってくださった皆さま、本当に感謝申し上げます!
とても拙い文章で、読んでくれる人なんているのか!? と思いながらも、お読みになってくださっている痕跡を励みに最後まで書ききることができました。

もう本当に、本当に、嬉しいです。

まずは、この物語について。
歩いてるときに、ふとこの道が違う世界に繋がっていたらどうなるんだろうと思ったのがきっかけでした。
それが魔界に繋がる道で、そこから魔物がうじゃうじゃ出てきたらどうしよう。その思い付きがきっかけです。

魔界の人ってどんな恋愛するんだろう。とか、人間界で普通に暮らしている魔族いそうとか。
私の小説の書き方が基本思い付き進行なので、プロットなどもなく、右に左にと話がブレている部分が多々あり本当に申し訳ない……。
とくに隼人。マジで彼を恋のライバルのしようと思ったんですが、気分がのらずに結局一回だけの出演で終わってしまった。それだけが本編でしっかり拾えず後悔。すまんな、隼人。

さらに湊の登場ですね。
アイドルに好かれるって、ほんと夢物語でしかないけど、まあ、無くはない。
てか、そんな現実あったらいいなのぶっこみです。イヴェリスとの繋ぎにはもったいないほどのいい男を当て馬にしてしまいました。

親友の楓ちゃんは、いわゆるキラキラ女子です。
でも、友達思いのいい女です。私にもこんな友達が欲しい、という思いから爆誕しました。

魔獣のゴグ。
本当はもっと登場させたかったのと、いつ人の姿にしてやろうかとチャンスをうかがっていたんですが、結局最後のほうになっちまいました。そのうち、ゴグとイヴェリスの出会いについて短編が書けたらいいなと思っております。

そして獣族の長・トマリ。
個人的にトマリが大好き過ぎて少々トマリ贔屓な話も多々あったり……。
イヴェリス派の皆様、トマリと蒼のイチャイチャをお許しください。
なんなら番外編でトマリと蒼のギリギリを攻めた話を書きたいくらい。ダメ?

魔界の王・イヴェリス。
これはもう、ね。説明せずとも。ね。(なんだよ)
イケメンなのに恋愛感情しらない上に、知っちゃったらもう愛が止まらないみたいな。そんなの、好きに決まってんじゃん!!! みたいな、ね。
でも人間と違って、好き合っているわけではない体の関係に関しては少しドライな面があったり。
って感じで。でも最後のほうはもうトマリを寄せ付けないほど彼ってば嫉妬しまくってたんですけど。
イヴェリス曰く、王様業務すると、すべて俺の言う通りにことが進まないと気がすまないらしいです。
よ!魔界の王!

最後に蒼ちゃんですね。
最初から蒼は恋愛に無頓着女子にしようと思っていました。
言いたいことも言えず、人に合わせて生きているうちに、本当の自分がどんどん殻にとじこもっていくような。どこか人を見下し、世の中を見下し。すべてのことを誰かのせいにして生きている。
私もそんなところがよくあるので、蒼を通して改めて人間関係大事にしよって思えました。
皆さんも思ってくれてると嬉しいな。

そして、お花好きの方ならお気づきになられたかと思います。
イヴェリスの名は、イベリスという花の名からとりました。
花言葉は「心をひきつける」「初恋の思い出」「甘い誘惑」。イヴェリスが魔力を使う際に放つ甘い香りも、イベリスの花の特徴です。
さらに「ナズナ」という人間界での名前も、イベリスの和名「トキワナズナ」から。

蒼のフルネーム「ゆずきそう」はエーデルワイスの和名「ウスユキソウ」から文字りました。
エーデルワイスの花言葉には「大切な思い出」「初恋の感動」「勇気」と、蒼にぴったりだと思い名付けました。このエーデルワイスの花言葉にはいい伝えがあるそうで。そのいい伝えも蒼とイヴェリスの恋愛に合っていたのでお気に入りの名前となりました。(エーデルワイスについて気になる人はググってみてね!)

ちなみにトマリも同じくトリトマと呼ばれる花の名から。
花言葉は「恋するつらさ」「あなたを思うと胸が痛む」です。
その花言葉の通り、イヴェリスを想う蒼の辛さをトマリも一緒に抱えながら支えてくれていました。マジらぶ。

とまぁ、一見適当な感じの物語に見えると思いますが、ひとつひとつに私なりの思いがこもった作品となりました。

本当にね、最初の一話で離脱するひとが多いと思うんですよ。
とっとと吸血鬼と恋愛させろやー!ってね。何度も書き直そうと思っていたんですけど、あとの繋がりを知っている方ならわってもらえるかとおもうのですが、すべていい思い出に変わるからなかなか書き直せなくて。

でも、入りが悪いお話はそりゃ読んでても楽しくないんで離脱しちゃうんですよね。
そのうちプロローグ的な感じでちょっといい所かいつまんで書き足そうかなとも思っております。

そんな地獄の3話を抜け、よくぞここまでたどり着いてくださった皆様には本当に感謝しかございません。
いや、もはや地獄の82話か。うん。本当に、ド素人の文章で申し訳ない。
書いていて、表現力の無さを痛感しました。もっとうまく表現できたら、イヴェリスと蒼も離れることなく上手くいったかもしれないのに……!

さて、本編は終了してしまいましたが、今後も不定期でお話を書いていこうかと思っております。
だってもっとイヴェリスと胸きゅんしたいじゃん?もっと溺愛されたいじゃん?
なんの障害もなく、とにかく愛されまくりたいじゃん? あんなことやこんなこととかもね。

本編におまけとして追加したり、番外編で追加したり、短編として追加したりしようと思っているので、よかったら作品だけじゃなく、仁来をフォローしてくれると嬉しいです!

最後の方に出てくる1000年前のエーデルのお話は「血を与えし者の運命」という短編でUPしていますので、よかったら併せて読んでみてください。

一旦、物語は終了しますが、番外編含め、どうぞこれからも、「おひとりさま女子だった私が吸血鬼と死ぬまで一緒に暮らすはめに」をよろしくお願いします!
本当に最後までお読みくださりありがとうございました。
よかったら感想等もお待ちしております!
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