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成瀬天海との出会い
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俺、西園寺朝陽は不幸体質だ。
街に出れば鳥のフンが頭に直撃、ただ歩いてるだけで職務質問、やっとの思いで店にたどり着いてもたいてい目当ての物はたいてい売り切れている。
そして今もその例外ではない
「君、可愛いじゃーん」
「俺達と一緒に遊ばね?」
そう、ナンパ現場に鉢合わせたのだ
10代後半くらいの金髪なチャラ男、いかにもという感じの風貌に少し笑ってしまう。
だが笑ってる場合ではないのだ、ナンパをしているということは困っている人もいるということ、俺は急いで駆け寄り
「なにしてるんですか」
少し冷めた目線で男達を見る
「なんだよ、もしかしてこの娘の彼氏?」
男達は笑いながら聞いてくる
「違いますけど、この人が嫌がってるように見えたので」
「嫌がってないでしょ?ね?俺達と遊ぼうよ?」
こういうノリだけでナンパしているような奴らは少しおどかすとすぐに帰る
ちなみにこれは数多のナンパを助けてきた俺の持論だ
「いい加減、しつこいんじゃねぇの」
冷めた目で低い声で放った、その言葉を聞いた男達はばつが悪そうな顔をして
「冷めたわ、行こうぜ」
と、どこかへ去っていった
とりあえず危機が去ったことに安堵して、ナンパされていた女の子を見て、思わず息を呑んだ。
とても幼く見えるその子はきれいな金髪で髪型はセミロング、あどけなさを残しつつもきれいな桜色の唇からは大人っぽさを感じる。まるで漫画やアニメの世界から飛び出してきたかのような美貌に口を開けたまま立ち尽くしてしまう
「あの、あのー!すみませーん!」
驚きのあまり思考が止まっていたらしい、しばらくな間気づいていなかったみたいだ。少女が必死になって呼んでいる
「ご、ごめん!どうしたの?」
「さっきはありがとうございました。何度断ってもしつこく迫ってきて困っていたのです。」
「そうなんだ、無事でよかったよ。」
(最近の中学生はこんなに綺麗な敬語を使えるんだな)
顔の幼さからして自分よりまだまだ年下だろう、少女が敬語を使いお礼を言ってきたことに関心しつつありきたりなセリフを口にした。
美少女をナンパから守ったというビックニュースなせいで忘れていたが、そもそも俺は買い物をするために街に繰り出したのだ。そのことを思い出しつま先を商業施設の方へ向け一言。
「今日みたいに誰かが助けてくれるとは限らない、大通りとか明るい道を選んで帰るんだよ」
と言い残し歩き出した。
「はい!今日は本当にありがとうございました」
後ろから声がする。助けるとか一体何様なんだという感じの少し偉そうな言い方になってしまったと後悔していたが少女は気にした様子はない。
いい子だなぁ、と関心しつつ明日の入学式に必要な物を確認し、ため息をつく。
「明日から高校生か、憂鬱だな」
勉強も難しくなるだろうし友達ができるかどうかも心配だ。そんなごく普通の悩みをしながら歩いた。
このときの僕は知らない。助けた少女、成瀬天海との想像のできない学校生活を送ることを。
街に出れば鳥のフンが頭に直撃、ただ歩いてるだけで職務質問、やっとの思いで店にたどり着いてもたいてい目当ての物はたいてい売り切れている。
そして今もその例外ではない
「君、可愛いじゃーん」
「俺達と一緒に遊ばね?」
そう、ナンパ現場に鉢合わせたのだ
10代後半くらいの金髪なチャラ男、いかにもという感じの風貌に少し笑ってしまう。
だが笑ってる場合ではないのだ、ナンパをしているということは困っている人もいるということ、俺は急いで駆け寄り
「なにしてるんですか」
少し冷めた目線で男達を見る
「なんだよ、もしかしてこの娘の彼氏?」
男達は笑いながら聞いてくる
「違いますけど、この人が嫌がってるように見えたので」
「嫌がってないでしょ?ね?俺達と遊ぼうよ?」
こういうノリだけでナンパしているような奴らは少しおどかすとすぐに帰る
ちなみにこれは数多のナンパを助けてきた俺の持論だ
「いい加減、しつこいんじゃねぇの」
冷めた目で低い声で放った、その言葉を聞いた男達はばつが悪そうな顔をして
「冷めたわ、行こうぜ」
と、どこかへ去っていった
とりあえず危機が去ったことに安堵して、ナンパされていた女の子を見て、思わず息を呑んだ。
とても幼く見えるその子はきれいな金髪で髪型はセミロング、あどけなさを残しつつもきれいな桜色の唇からは大人っぽさを感じる。まるで漫画やアニメの世界から飛び出してきたかのような美貌に口を開けたまま立ち尽くしてしまう
「あの、あのー!すみませーん!」
驚きのあまり思考が止まっていたらしい、しばらくな間気づいていなかったみたいだ。少女が必死になって呼んでいる
「ご、ごめん!どうしたの?」
「さっきはありがとうございました。何度断ってもしつこく迫ってきて困っていたのです。」
「そうなんだ、無事でよかったよ。」
(最近の中学生はこんなに綺麗な敬語を使えるんだな)
顔の幼さからして自分よりまだまだ年下だろう、少女が敬語を使いお礼を言ってきたことに関心しつつありきたりなセリフを口にした。
美少女をナンパから守ったというビックニュースなせいで忘れていたが、そもそも俺は買い物をするために街に繰り出したのだ。そのことを思い出しつま先を商業施設の方へ向け一言。
「今日みたいに誰かが助けてくれるとは限らない、大通りとか明るい道を選んで帰るんだよ」
と言い残し歩き出した。
「はい!今日は本当にありがとうございました」
後ろから声がする。助けるとか一体何様なんだという感じの少し偉そうな言い方になってしまったと後悔していたが少女は気にした様子はない。
いい子だなぁ、と関心しつつ明日の入学式に必要な物を確認し、ため息をつく。
「明日から高校生か、憂鬱だな」
勉強も難しくなるだろうし友達ができるかどうかも心配だ。そんなごく普通の悩みをしながら歩いた。
このときの僕は知らない。助けた少女、成瀬天海との想像のできない学校生活を送ることを。
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