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〜ルシウス視点〜
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しおりを挟むあれから、レミリアとの関係は気まずくなってしまった。
あの後、涙をながすレミリアに対しどうしたらいいかわからず、ただ抱きしめることしか出来ず、それ以上話はせずにレミリアを抱いて連れ帰った。
そして、一夜明けた後、レミリアを屋敷へ送り届け、いつものように一緒に学園に通った。
だが、馬車の中は会話もなく、ルシウスはレミリアに話かけれず、様子を見ることしか出来なかった。
そんな日がただただ続く中、ついに父に侯爵位が譲られた。そして父は祖父が領地に旅立つのに、屋敷内にいる祖父の手の者の大半を一緒に世話がかりとして同行させた。屋敷に残った者には配置換えをしたりと父は少しずつ屋敷内を変えていく。
レミリアの方でも、侯爵は着実に屋敷を離れるために、準備を進めていると母から聞かされた。あと半年以上すればルシウスとレミリアは学園を卒業し結婚するため、その手筈もルシウスはすすめていた。
そんな中、ルーナは最近、ロドバス嬢の兄であるアイザックとよく一緒にいた。アイザックがルーナに近づいたのは、ロドバス嬢の指示で未だにルーナの事を探っているのだと思っていたが、違うようだった。
よく2人で人目につくところで話しをしている。
それも仲睦まじくだ・・・・・・。
兄としては複雑で、アイザックには直接苦言も呈したが、2人の距離は段々と近づいていった。
祖父が領地に引っ込んだため、アイザックの事でルーナと話しをした。
ルーナはアイザックに惹かれているようで、アイザックからも好意を伝えられているらしかった。ルーナはアイザックに返事をして、自分の事を打ち明けたいと言った。
アイザックが、ロドバス嬢のまわし者かと疑っていた時期はあったが、最近兄妹仲はよくないと聞いた。ルーナの味方をするような発言をした事でロドバス嬢と喧嘩をしたようだ。
ルシウスはアイザックとも交流を持ち、人となりを再度確認した。そして、アイザックから、ルーナへの好意を打ち明けられる。アイザックはルシウスとルーナの関係を疑うような事を言っていたが、きちんと否定し、ルーナの生い立ちの事を話し、ルシウスの腹違いの妹という事を理解してもらった。
話しをきいたアイザックは、レミリアはこの事を知っているのかと言ってきたため、レミリアは知っていた事を話すと、ならいいんだと安心した様子がみられた。
妹の友人だからとレミリアを心配しているというより、レミリアを友人として見ている事もわかり、ルシウスはアイザックの見方がかわっていくのだった。
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