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1.3人の姉達
しおりを挟む私には、3人の美人な姉達がいる。
長女のリズリーお姉様、次女のアメリアお姉様、三女のマライヤお姉様。皆んな父と同じ金髪、アメジストの瞳で背も高くスタイルがいい。
優しいし、自慢のお姉様達だ・・・。
今日も姉妹揃って、庭でお茶会をしている。お姉様達はお洒落が好きで、姉妹のお茶会でもしっかり着飾ってくる。
私もこのお茶の時は、姉達に人形のように着飾られる。昔のように可愛い可愛いと言われて・・・。
普段夜会に行く時は、目立たないようにされるため、着飾るのは慣れないが、着飾ってもらえるのは嬉しい・・・。自分も姉に近づけたと思うからだ。
マクスウェル侯爵家は4人姉妹だから、誰かが婿をとらなくてはならない。
リズリーお姉様とアメリアお姉様は、まだ相手を吟味していると言って婚約者はいない。
マライヤお姉様は、好きな方がいるようで、振り向かせるために夜会に参加しアプローチをしているようだ。
「マヤ、彼とはどんな感じかしら、アプローチは順調?」
アメリアお姉様がマライヤお姉様にアプローチの進捗を訪ねた。
「悪くはないと思うわ。でも彼人気だし、長男だからなかなかライバルは多いのよね。あまり2人きりにはなれなくって、」
「マヤなら大丈夫よ。でも、女の醜い部分は見せない様に気を付けなさいね。常に笑顔をキープよ」
リズリーお姉様は確かにいつも笑顔だ。私もなるべく気を付けようと思った。
「もし、マヤがうまくいけば、マヤはお嫁に行っちゃうわね。なかなか、婿に来てくれる次男とか三男とかがいないのよね。いても、魅力的な人じゃないと結婚なんて無理だしね」
アリシアお姉様は吟味している中の次男達には魅力的な人はいないと言う。
「そうねぇ・・・いいなと思う人はほとんど長男なんだもの。やっぱり頼りで頭のキレる人は長男が多いのよ。私はお父様みたいに知的な人がタイプだから、お婿さんは難しい気がしてきたわ」
リズリーお姉様は、1番年上だから、そろそろ婚約者を見つけたいと思っているのだろう。
でないと適齢期を過ぎてしまう。でも、タイプは譲れないみたいだから、リズリーお姉様が侯爵家を継ぐのは無理そうだ。長男が婿に来てくれるのは滅多にない。
私の好きな人は、次男だけど・・・。でも、姉達のような金髪でもなく、スタイルだって容姿だって私は自信がないから、受け入れもらえるかは難しいと自分でも思う。それに、自分は彼の候補にもあがってはいない・・・。
私の取り柄といっても、父のように知識が豊富だという事くらいで、男の人に魅力的に映るようなものは私にはない。
夜会でも、ダンスに誘われる事もないし・・・。
「そうね。結婚だし、一生なら好きになれる人じゃないとね。私もリズ姉様と一緒で、やっぱり自分のタイプは譲れないのよね・・・。私は雰囲気が柔らかい人がいいんだけど・・・」
話していると、いつもの来客が来たようで、彼が現れる。私の好きな人・・・。キール=ウィンザー公爵令息。
「丁度彼の弟がタイプではあるんだけど・・・。その弟は好きな人いるらしいのよ、はぁ」
アメリアお姉様は彼に視線を向けて、残念そうにため息をついた。好きな人がいる男にはアプローチするだけ時間の無駄だと、前に言っていた事を、こちらに歩いてくるキール様を見ながら思い出すのだった。
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