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134話 ネーミングセンス
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「ぼぇええええええええええええええ!!!!」
ライシーン第五迷宮四十八階層。
獣の雄叫びが迷宮の通路に響き渡る。
迷宮攻略を仲間に任せているとはいえ、別に戦闘に参加しない訳じゃない。
時折だがPTの背後から襲ってくる魔物だっている。
いわゆるバックアタックと言うやつだ。
そして雄叫びを上げたのもそんな魔物の1グループだった。
レッサーデーモン Lv48
属性:なし。
耐性:物理ダメージ軽減。魔法ダメージ軽減。
弱点:なし。
状態異常:狂乱。
レッサーデーモンは雄山羊の頭と獣の下半身を併せ持つ2メートルを超えたマッチョ男で、その背中には獣の体毛に覆われた翼を生やした化け物だ。
そんなのが涎を撒き散らせ、状態異常の示す通り狂ったように襲ってくるのだから、嫌悪感もすさまじい。
毛むくじゃらな男性が怖いと言っていたフィローラなんか、もう怖がり過ぎてイルミナさんに抱き着いてガクガクと震えている。
同じレッサーでもレッサーパンダだったら良かったのに。
いや、それだと四十七階層のカシャ戦の二の舞か。
「〈業禍剣乱・焔〉!」
PT後方の通路にフレアランスを多重展開し、高速回転させて投擲する。
野太い山羊の鳴き声を上げて襲ってくるレッサーデーモンの群れを、炎の丸鋸が相手の耐性を無視してブツ切りにしていく。
攻撃面積と瞬間的な攻撃回数が通常のランス系よりも上がっており、ただ投げつけるよりもダメージは大きく切断力も極めて高い。
だがフィローラのトラウマを呼び起こした半獣人の悪魔はと言うと、恐ろしいことに上半身だけとなってもじたばたと暴れて息絶える気配を見せない。
それどころか闘争心むき出しでフレアアローを射かけてくる始末。
「しぶといな」
「任せてください……、〈タケミカヅチ〉……!」
セシルが放つ紫電の稲妻が迷宮の通路で荒れ狂い、フレアアローごと悪魔を焼き切った。
タケミカヅチは圧縮展開したライトニングブラストを無数に分散させ、その全てを乱反射させることで指定した空間内を雷撃が埋め尽くす雷属性魔法。
空間内では無数の雷撃が何度となく往復するため、結界の中の物体は常に雷撃を浴び続ける。
其れはまさに雷の結界。
術者が魔法を解かない限り永遠に続く雷撃の牢獄。
荷電粒子砲との違いは、長距離砲撃を瞬間的に放つか、その雷撃を指定空間に永続的に発生させるかだ。
MP消費に関しては、雷を閉じ込めなければならないタケミカヅチの方が当然大きい。
「上手く出来てましたか……?」
「初めてにしては良く出来てたよ」
褒めて欲しそうにしていたので頭を撫でてあげると、セシルは少女の顔で嬉しそうに頭を差し出し続ける。
これらの魔法は四十七階層のボスの間で作戦やフォーメーションのチェック後に、魔法職の全員に教え、こうして魔物の群れが現れる度にオレンジ色の灼熱や紫電の嵐が通路を染めた。
欠点はどちらもMPの消費がそこそこ激しいところだろう。
ちなみに、四十七階層でバラドリンドの諜報員が居たことに言及されたが、〝バラドリンドの諜報員〟と告げると、皆絶句してしまった。
ユーベルトなんて露骨に嫌な顔してたな。
聞いたからにはもう後戻りなんてできないぞ?
ククク………。
「ようもこうぽんぽんと新たなアレンジ魔法を編み出すものじゃのう。良い子にはご褒美じゃ♪」
イルミナさんは満面の笑みで俺とセシルをまとめて抱きしめ、2人の額にキスを乱打してくれた。
顔に巨大な柔らか質量が押し付けられ、その凶悪さ加減に思わず手が伸びそうになる。
それを見ていたメリティエが、俺と母親の間に後ろから割って入ると、何故か俺をにらみつけてから最後尾に居るトトの隣へと戻って行く。
やきもちなのか真面目にやれと言っているのか。
恐らくその両方だな。
嫉妬する和風ドワーフ娘も可愛い。
そんな俺が編み出す技だが、基本的に技の発想はアニメや漫画やゲームから来ているので、俺のオリジナル魔法って空中走法とクラウ・ソラス位だ。
と言っても斬新というほどのモノでもないので、褒められるとちょっと気恥しい。
鳥を模した魔法をぶつけるフレズヴェルクも見た目が安直だし、どこかの漫画に属性違いがありそうだ。
ちなみに先程の技のネーミングに関してだが、話は朝食を終えた後にまで遡る。
食後にレンさん達と再び連絡が取れた俺は、現状に対するアドバイスを受けた後、編み出した魔法を伝えるべく、そしてみんなからもアイデアをもらうべく魔法の構想を語っていた。
『それ凄く良いですね、僕も使ってみたいです! ところで魔法の名前はなんですか?』
『あ、そう言えばまだ決めてなかったわ』
『ほななんぞかっこええのを付けんとな』
『誰か良い案は無い? 今なら即採用するよしちゃうよやっちゃうよ?』
『和テイストのが良いですね。この前の〈紫電一閃〉みたいな感じで』
『ならばこんなのはどうだ?』
――と、レンさんが自信有り気に出してきたのが〈業禍剣乱〉という訳だ。
なので名付け親はレンさんだから、ネーミングセンスに関して突っ込まないでくれると俺が困る。
レンさんのネーミングセンスは二昔はズレてるからなぁ。
まぁ朝から立て込んでいて、名前を考えるのが面倒臭いとそのまま通した俺も同罪だが。
そう言えば昨日も似たようなことがあったなぁ。
留守番中の黒い犬が悲し気に鳴いた気がしたので、小さく開かれたワープゲートからリビングを覗き込む。
しかし当のペスルはローザの傍で眠っているので気のせいのようだ。
何かと警戒することが増えたので、このワープゲートは念のために取っている措置その1である。
そのリビングでは、ローザの護衛をリベクさんに命じられているサラさんとその両親が、措置その2として我が家に滞在中。
警戒なんぞしすぎるくらいで丁度良い。
それと〈タケミカヅチ〉を名付けたのは大福さんで、シンくんの和風テイストと俺が神話などから名前を持ってくることの折衷案的発想からきていると言っていた。
そうそう、ネーミングセンスと言えば、先程の流れでシンくんが自動追尾型闇魔法である〈ダークハウンド〉を刃状にアレンジし『深紅に染まる闇酷の断罪刃!』とか言い出した時にはどうしようかと本気で困惑したぞっ☆
〝暗黒〟を〝闇酷〟にするセンスもさることながら、魔法発動前の決めセリフに『この漆黒の刃が貴方の罪を裁く』なんて聞かされた時には軽く悪寒が走った程だ。
……よしのんの前で披露したらどんな顔するか見てみたいな。
完全に女子高生の前で下半身を晒す露出狂の心境であった。
ライシーン第五迷宮四十八階層。
獣の雄叫びが迷宮の通路に響き渡る。
迷宮攻略を仲間に任せているとはいえ、別に戦闘に参加しない訳じゃない。
時折だがPTの背後から襲ってくる魔物だっている。
いわゆるバックアタックと言うやつだ。
そして雄叫びを上げたのもそんな魔物の1グループだった。
レッサーデーモン Lv48
属性:なし。
耐性:物理ダメージ軽減。魔法ダメージ軽減。
弱点:なし。
状態異常:狂乱。
レッサーデーモンは雄山羊の頭と獣の下半身を併せ持つ2メートルを超えたマッチョ男で、その背中には獣の体毛に覆われた翼を生やした化け物だ。
そんなのが涎を撒き散らせ、状態異常の示す通り狂ったように襲ってくるのだから、嫌悪感もすさまじい。
毛むくじゃらな男性が怖いと言っていたフィローラなんか、もう怖がり過ぎてイルミナさんに抱き着いてガクガクと震えている。
同じレッサーでもレッサーパンダだったら良かったのに。
いや、それだと四十七階層のカシャ戦の二の舞か。
「〈業禍剣乱・焔〉!」
PT後方の通路にフレアランスを多重展開し、高速回転させて投擲する。
野太い山羊の鳴き声を上げて襲ってくるレッサーデーモンの群れを、炎の丸鋸が相手の耐性を無視してブツ切りにしていく。
攻撃面積と瞬間的な攻撃回数が通常のランス系よりも上がっており、ただ投げつけるよりもダメージは大きく切断力も極めて高い。
だがフィローラのトラウマを呼び起こした半獣人の悪魔はと言うと、恐ろしいことに上半身だけとなってもじたばたと暴れて息絶える気配を見せない。
それどころか闘争心むき出しでフレアアローを射かけてくる始末。
「しぶといな」
「任せてください……、〈タケミカヅチ〉……!」
セシルが放つ紫電の稲妻が迷宮の通路で荒れ狂い、フレアアローごと悪魔を焼き切った。
タケミカヅチは圧縮展開したライトニングブラストを無数に分散させ、その全てを乱反射させることで指定した空間内を雷撃が埋め尽くす雷属性魔法。
空間内では無数の雷撃が何度となく往復するため、結界の中の物体は常に雷撃を浴び続ける。
其れはまさに雷の結界。
術者が魔法を解かない限り永遠に続く雷撃の牢獄。
荷電粒子砲との違いは、長距離砲撃を瞬間的に放つか、その雷撃を指定空間に永続的に発生させるかだ。
MP消費に関しては、雷を閉じ込めなければならないタケミカヅチの方が当然大きい。
「上手く出来てましたか……?」
「初めてにしては良く出来てたよ」
褒めて欲しそうにしていたので頭を撫でてあげると、セシルは少女の顔で嬉しそうに頭を差し出し続ける。
これらの魔法は四十七階層のボスの間で作戦やフォーメーションのチェック後に、魔法職の全員に教え、こうして魔物の群れが現れる度にオレンジ色の灼熱や紫電の嵐が通路を染めた。
欠点はどちらもMPの消費がそこそこ激しいところだろう。
ちなみに、四十七階層でバラドリンドの諜報員が居たことに言及されたが、〝バラドリンドの諜報員〟と告げると、皆絶句してしまった。
ユーベルトなんて露骨に嫌な顔してたな。
聞いたからにはもう後戻りなんてできないぞ?
ククク………。
「ようもこうぽんぽんと新たなアレンジ魔法を編み出すものじゃのう。良い子にはご褒美じゃ♪」
イルミナさんは満面の笑みで俺とセシルをまとめて抱きしめ、2人の額にキスを乱打してくれた。
顔に巨大な柔らか質量が押し付けられ、その凶悪さ加減に思わず手が伸びそうになる。
それを見ていたメリティエが、俺と母親の間に後ろから割って入ると、何故か俺をにらみつけてから最後尾に居るトトの隣へと戻って行く。
やきもちなのか真面目にやれと言っているのか。
恐らくその両方だな。
嫉妬する和風ドワーフ娘も可愛い。
そんな俺が編み出す技だが、基本的に技の発想はアニメや漫画やゲームから来ているので、俺のオリジナル魔法って空中走法とクラウ・ソラス位だ。
と言っても斬新というほどのモノでもないので、褒められるとちょっと気恥しい。
鳥を模した魔法をぶつけるフレズヴェルクも見た目が安直だし、どこかの漫画に属性違いがありそうだ。
ちなみに先程の技のネーミングに関してだが、話は朝食を終えた後にまで遡る。
食後にレンさん達と再び連絡が取れた俺は、現状に対するアドバイスを受けた後、編み出した魔法を伝えるべく、そしてみんなからもアイデアをもらうべく魔法の構想を語っていた。
『それ凄く良いですね、僕も使ってみたいです! ところで魔法の名前はなんですか?』
『あ、そう言えばまだ決めてなかったわ』
『ほななんぞかっこええのを付けんとな』
『誰か良い案は無い? 今なら即採用するよしちゃうよやっちゃうよ?』
『和テイストのが良いですね。この前の〈紫電一閃〉みたいな感じで』
『ならばこんなのはどうだ?』
――と、レンさんが自信有り気に出してきたのが〈業禍剣乱〉という訳だ。
なので名付け親はレンさんだから、ネーミングセンスに関して突っ込まないでくれると俺が困る。
レンさんのネーミングセンスは二昔はズレてるからなぁ。
まぁ朝から立て込んでいて、名前を考えるのが面倒臭いとそのまま通した俺も同罪だが。
そう言えば昨日も似たようなことがあったなぁ。
留守番中の黒い犬が悲し気に鳴いた気がしたので、小さく開かれたワープゲートからリビングを覗き込む。
しかし当のペスルはローザの傍で眠っているので気のせいのようだ。
何かと警戒することが増えたので、このワープゲートは念のために取っている措置その1である。
そのリビングでは、ローザの護衛をリベクさんに命じられているサラさんとその両親が、措置その2として我が家に滞在中。
警戒なんぞしすぎるくらいで丁度良い。
それと〈タケミカヅチ〉を名付けたのは大福さんで、シンくんの和風テイストと俺が神話などから名前を持ってくることの折衷案的発想からきていると言っていた。
そうそう、ネーミングセンスと言えば、先程の流れでシンくんが自動追尾型闇魔法である〈ダークハウンド〉を刃状にアレンジし『深紅に染まる闇酷の断罪刃!』とか言い出した時にはどうしようかと本気で困惑したぞっ☆
〝暗黒〟を〝闇酷〟にするセンスもさることながら、魔法発動前の決めセリフに『この漆黒の刃が貴方の罪を裁く』なんて聞かされた時には軽く悪寒が走った程だ。
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