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146話 叶わぬ夢
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ライシーン城から自宅の玄関へ帰宅すると、二階の窓から階段を通ってオレンジ色の光が差し込んでいた。
移動中の馬車では石畳の道をサスペンションの無いで走るため、本日何度目かの嘔吐感に襲われる。
浮遊魔法で揺れを軽減することに気付くのがあと少し遅れていれば、間違いなく吐いていただろう。
「戻ったか」
「お帰りトシオー!」
靴を脱いでいると、先に帰宅していたトトとメリティエが元気よく飛びかかって来た。
トトの頭が血の様な赤く、メリティエの頭がど派手な紫に染まった状態で。
どうしたその髪の色ー!?
一瞬誰が飛んできたのか分からなかった程の印象の変わりように唖然となる。
「トシオー、どうこの髪ー? 綺麗? あて綺麗?」
「惚れ直しても良いのだぞ?」
「お、おう……」
2人がドヤ顔でアピールしてくるが、どう見ても派手=おしゃれだと勘違いしている大阪のおばちゃんです。
本当にありがとうございました。
一体何があった?
またミネルバの時みたく、この世界の謎変化か?
2人の変化に戸惑っていると、メリティエがこちらの様子を注視する。
「……反応がいまいちだな。似合っていなかったか?」
「似合う似合わない以前に、どうやったらそんなファンキーにトチ狂ったら頭になるの?」
「トチ狂ったとか言うな」
俺の反応がご不満だったらしく、メリティエが太ももに正拳突きを打ち込んできた。
手加減されているとはいえ少し痛い。
太腿を摩りながら、2人を連れてリビングへ向かう。
「ごめんごめん。んで、2人共その頭の色はどしたの?」
「興味本位で魔道具屋に入ったところ、メリティエ殿が〝面白いものはないか〟と店主に尋ねられ、出て来たのが染色の魔法薬でして……」
俺の問いに、昼間2人に同行していたユニスが応えてくれた。
「で、使っちゃったと」
「はい、止める間もなく。私が付いていながら面目ありません」
「いや、ユニスのせいじゃないから気にしないで。むしろ厄介事を押し付けて悪かったね、お疲れさん」
反省を口にするユニスに労いの言葉をかける。
もしその場に俺が居たとしても、やんちゃ盛りの2人の暴挙を止められるのか自信は無く、こればかりは同情を禁じ得ない。
「一応解除薬も購入してますのでお渡しします」
ユニスがそういうと、頼んでおいたプリンと共に透明の瓶に入った解除薬とやらを受け取った。
そしてピンク色の染色薬も。
染色剤を渡されたところで、俺にどうしろと言うんだ……?
「解除剤など無くとも、我ならば元に戻すことは容易いがのう」
「本当か、母頼む」
「母ちゃん戻してー」
イルミナさんが2人の要請を受け、直ぐに解呪してしまった。
面白かったからもう少しそのままでも良かったのに……。
「母ちゃんありがとなー」
「なに、御安い御用じゃ♪」
トトがイルミナさんに抱き着いて感謝を述べると、イルミナさんも嬉しそうにその髪を撫でる。
それを見ていたメリティエには、どこか寂し気な影が差した。
フィローラやセシルみたく、開き直って一緒に甘えればいいのに。
だがまぁ実の親子なだけに、なかなか難しい心境があるのだろう。
そんな素直になれないメリティエを、イルミナさんの代わりに引き寄せ髪を撫でた。
「親離れは出来ているつもりだ。子共扱いしないでくれ」
「俺がメリティエに触れたいんだよ」
「そうか……なら好きにするがいい」
そう言ってそっぽを向いたメリティエの少しとがった小さな耳は、窓の外の夕日の様に赤かった。
その日の夕食後、フリッツがアウグストの調査報告の途中経過を伝えに来た。
なんだかんだで庭には警備として近衛騎士団の人間が居るため、流石に玄関先では話せないと、ぬけぬけとリビングに上げて報告を受ける。
アウグストのその後だが、バラドリンド教国の諜報活動拠点である〈光の福音亭〉で食事をしながら店主と話していただけで、その後は街をぶらつき武器屋や酒場に入ったりして時間を潰し、表通りの宿屋に入っていったとのこと。
「勤務中に姫さんほっぽり出して酒とはいい身分だな。忠誠心に疑問を抱かせてくれる素敵な部下をお持ちで羨ましく思います、クラウディア王女様」
「ええ、そうでしょうとも。なんでしたらトシオ様にお譲り致しますわ♪」
からかって差し上げたら切れのいい返しが飛んできた。
なんだかんだ言って、この王女様との会話を楽しんでいる俺ガイル。
フリッツには引き続き調査を頼むと、にこやかな笑顔で近衛騎士が居る庭を堂々と抜け、活動拠点の民家とは別の方へと向かう。
多分遠回りして裏口から誰にも見られることなく拠点に戻るんだろうな。
いいなぁ、フリッツ欲しいなぁ。
純粋に人材としてほしいと思った事なんて、クサンテ以来だな。
トシオ直轄諜報部隊なる妄想にロマンを馳せていると、クラウディアが問いかけてくる。
「トシオ様、先程の方はどなたですの? それとこちらの方もまだ紹介されていませんわ」
と、フリッツとよしのんの素性を聞いてきた。
ここは当然誤魔化さねばならない所だ。
「あぁ、あいつはフリッツ。まぁ最近知り合った冒険者だ。尾行調査なんかが得意なんで色々と厄介事を頼んでいる。そっちの子はヨシノンさん。俺の冒険者仲間で、行く当てが無いらしいから家の部屋を貸してあげてる」『よしのん、君が勇者だってバレると予定が狂うことになるから、すまないがここは話を合わせてくれ』
『あわわわわわ!』
念話でよしのんにお願いをすると、あたふたと挙動不審な態度を見せる。
落ち着け。
「ど、どうも、ヨシノ、ン、です……」
「改めまして、ヨシノンさん。私はクラウディア・アイヴィナーゼと申します。トシオ様の妻ですわ」
「認めてないけどね」
さらっと妻を強調しるクラウディアに、間髪入れずそっけないツッコミを入れておく。
『一ノ瀬さん、妻ってどういうことですか!? また奥さん増やしたのですか?! 不潔です変態です色情魔です!』
『だから認めていないと言っているだろ。彼女は名前の通りアイヴィナーゼ王国の第一王女で、俺を国に繋ぎ止めるために押しかけ女房状態なの。よしのんだってウィッシュタニアでイケメンに迫られてたでしょうが、あれと同じ状況だ』
『あ、そういうやつなんですね、ごめんなさい。でも、勇者の扱いってどこも同じなんですねー』
全く、他人事みたいに言ってくれる。
最大の問題である人間がこれだと、すべての責任を投げ捨てたくなってきた。
主に人間関係のしがらみをだ。
『もうこの世界はこいうものだとあきらめる方が、精神衛生上良いと思うよ』
『そうですね……』
厄介事にうんざりしながら念話をそこで打ち切った。
あっそうだ、もう一つ積まれている厄介事も片付けておくか。
「クラウディアさん、ちょっと頼みたいことがあるんだけど」
「アナタの頼みでしたら例え夜伽やどのようなプレイであろうと受け止めてみせますわ!」
セリフの残念さと恥じらいの無さに全米が咽び泣いた。
「そういうのは要らないから。ちょっと付いて来てくれ」
そう言って王女を呼び出したのは彼女に貸していた個室の隣、あのケットシー達を閉じ込めている部屋だ。
その手にローザ特性ねこまんまを持参して。
部屋にはクッションやボール、猫用トイレが完備されており、5匹のケットシーがのびのびと過ごしていた。
見た目が完全に猫カフェのそれである。
最高かよ。
「な、なんですのこの素敵な部屋は……!?」
自身の責務である〈従順な俺の妻になること〉を瞬時に忘却した王女が、ふらふらと夢遊病患者の様に部屋に入り、寝そべる黒猫に手を伸ばす。
「はぁぁぁぁぁぁ……」
その背をひと撫ですると、色気を感じさせるほどの恍惚とした溜息を洩らした。
それが分かるとはなかなか見どころがあるじゃないか。
「おや人間さん、その手に持つのはごはんですにゃ?」
「ごはんの時間ですにゃ?」
「待ってましたにゃ」
「ごはんをくれるのは良い人ですにゃ」
「このお礼は必ず致しますにゃ、このお嬢さんが」
ブチのモッチョがクラウディアの膝に手を置くと、またしてもおかしな言動を繰り出し、他の猫達もそれを咎める様子を見せない。
その一言で猫達のダメさ加減に気付いたクラウディアが、複雑な表情でこちらに向き直る。
流石王女様、一度の言動でそこに気付くとは俺よりも頭の出来が良さそうだ。
「トシオ様、今のはわたくしの聞き間違いでしょうか?」
「うん、気持ちは分かる。でも終始こんなだから、ひょんなことから俺達の居場所が他国に漏れかねないんだよ。かといってこのまま家にも置けなくて困っている」
家庭内の平和のためにも、猫に嫉妬するリシアの不況を買う事態だけは何としても避けねばならないのだ。
「それでこの5匹をわたくしにどうにかしてほしいと」
「そういう事。アイヴィナーゼの王宮かライシーン城にでも引き取ってもらえると助かる」
「……わかりました。これくらいお安い御用ですわ」
クラウディア王女が快く引き受けてくれたおかげで、ケットシー達はライシーン城に居つかせてもらう運びとなった。
さらば猫ハーレムの夢。
移動中の馬車では石畳の道をサスペンションの無いで走るため、本日何度目かの嘔吐感に襲われる。
浮遊魔法で揺れを軽減することに気付くのがあと少し遅れていれば、間違いなく吐いていただろう。
「戻ったか」
「お帰りトシオー!」
靴を脱いでいると、先に帰宅していたトトとメリティエが元気よく飛びかかって来た。
トトの頭が血の様な赤く、メリティエの頭がど派手な紫に染まった状態で。
どうしたその髪の色ー!?
一瞬誰が飛んできたのか分からなかった程の印象の変わりように唖然となる。
「トシオー、どうこの髪ー? 綺麗? あて綺麗?」
「惚れ直しても良いのだぞ?」
「お、おう……」
2人がドヤ顔でアピールしてくるが、どう見ても派手=おしゃれだと勘違いしている大阪のおばちゃんです。
本当にありがとうございました。
一体何があった?
またミネルバの時みたく、この世界の謎変化か?
2人の変化に戸惑っていると、メリティエがこちらの様子を注視する。
「……反応がいまいちだな。似合っていなかったか?」
「似合う似合わない以前に、どうやったらそんなファンキーにトチ狂ったら頭になるの?」
「トチ狂ったとか言うな」
俺の反応がご不満だったらしく、メリティエが太ももに正拳突きを打ち込んできた。
手加減されているとはいえ少し痛い。
太腿を摩りながら、2人を連れてリビングへ向かう。
「ごめんごめん。んで、2人共その頭の色はどしたの?」
「興味本位で魔道具屋に入ったところ、メリティエ殿が〝面白いものはないか〟と店主に尋ねられ、出て来たのが染色の魔法薬でして……」
俺の問いに、昼間2人に同行していたユニスが応えてくれた。
「で、使っちゃったと」
「はい、止める間もなく。私が付いていながら面目ありません」
「いや、ユニスのせいじゃないから気にしないで。むしろ厄介事を押し付けて悪かったね、お疲れさん」
反省を口にするユニスに労いの言葉をかける。
もしその場に俺が居たとしても、やんちゃ盛りの2人の暴挙を止められるのか自信は無く、こればかりは同情を禁じ得ない。
「一応解除薬も購入してますのでお渡しします」
ユニスがそういうと、頼んでおいたプリンと共に透明の瓶に入った解除薬とやらを受け取った。
そしてピンク色の染色薬も。
染色剤を渡されたところで、俺にどうしろと言うんだ……?
「解除剤など無くとも、我ならば元に戻すことは容易いがのう」
「本当か、母頼む」
「母ちゃん戻してー」
イルミナさんが2人の要請を受け、直ぐに解呪してしまった。
面白かったからもう少しそのままでも良かったのに……。
「母ちゃんありがとなー」
「なに、御安い御用じゃ♪」
トトがイルミナさんに抱き着いて感謝を述べると、イルミナさんも嬉しそうにその髪を撫でる。
それを見ていたメリティエには、どこか寂し気な影が差した。
フィローラやセシルみたく、開き直って一緒に甘えればいいのに。
だがまぁ実の親子なだけに、なかなか難しい心境があるのだろう。
そんな素直になれないメリティエを、イルミナさんの代わりに引き寄せ髪を撫でた。
「親離れは出来ているつもりだ。子共扱いしないでくれ」
「俺がメリティエに触れたいんだよ」
「そうか……なら好きにするがいい」
そう言ってそっぽを向いたメリティエの少しとがった小さな耳は、窓の外の夕日の様に赤かった。
その日の夕食後、フリッツがアウグストの調査報告の途中経過を伝えに来た。
なんだかんだで庭には警備として近衛騎士団の人間が居るため、流石に玄関先では話せないと、ぬけぬけとリビングに上げて報告を受ける。
アウグストのその後だが、バラドリンド教国の諜報活動拠点である〈光の福音亭〉で食事をしながら店主と話していただけで、その後は街をぶらつき武器屋や酒場に入ったりして時間を潰し、表通りの宿屋に入っていったとのこと。
「勤務中に姫さんほっぽり出して酒とはいい身分だな。忠誠心に疑問を抱かせてくれる素敵な部下をお持ちで羨ましく思います、クラウディア王女様」
「ええ、そうでしょうとも。なんでしたらトシオ様にお譲り致しますわ♪」
からかって差し上げたら切れのいい返しが飛んできた。
なんだかんだ言って、この王女様との会話を楽しんでいる俺ガイル。
フリッツには引き続き調査を頼むと、にこやかな笑顔で近衛騎士が居る庭を堂々と抜け、活動拠点の民家とは別の方へと向かう。
多分遠回りして裏口から誰にも見られることなく拠点に戻るんだろうな。
いいなぁ、フリッツ欲しいなぁ。
純粋に人材としてほしいと思った事なんて、クサンテ以来だな。
トシオ直轄諜報部隊なる妄想にロマンを馳せていると、クラウディアが問いかけてくる。
「トシオ様、先程の方はどなたですの? それとこちらの方もまだ紹介されていませんわ」
と、フリッツとよしのんの素性を聞いてきた。
ここは当然誤魔化さねばならない所だ。
「あぁ、あいつはフリッツ。まぁ最近知り合った冒険者だ。尾行調査なんかが得意なんで色々と厄介事を頼んでいる。そっちの子はヨシノンさん。俺の冒険者仲間で、行く当てが無いらしいから家の部屋を貸してあげてる」『よしのん、君が勇者だってバレると予定が狂うことになるから、すまないがここは話を合わせてくれ』
『あわわわわわ!』
念話でよしのんにお願いをすると、あたふたと挙動不審な態度を見せる。
落ち着け。
「ど、どうも、ヨシノ、ン、です……」
「改めまして、ヨシノンさん。私はクラウディア・アイヴィナーゼと申します。トシオ様の妻ですわ」
「認めてないけどね」
さらっと妻を強調しるクラウディアに、間髪入れずそっけないツッコミを入れておく。
『一ノ瀬さん、妻ってどういうことですか!? また奥さん増やしたのですか?! 不潔です変態です色情魔です!』
『だから認めていないと言っているだろ。彼女は名前の通りアイヴィナーゼ王国の第一王女で、俺を国に繋ぎ止めるために押しかけ女房状態なの。よしのんだってウィッシュタニアでイケメンに迫られてたでしょうが、あれと同じ状況だ』
『あ、そういうやつなんですね、ごめんなさい。でも、勇者の扱いってどこも同じなんですねー』
全く、他人事みたいに言ってくれる。
最大の問題である人間がこれだと、すべての責任を投げ捨てたくなってきた。
主に人間関係のしがらみをだ。
『もうこの世界はこいうものだとあきらめる方が、精神衛生上良いと思うよ』
『そうですね……』
厄介事にうんざりしながら念話をそこで打ち切った。
あっそうだ、もう一つ積まれている厄介事も片付けておくか。
「クラウディアさん、ちょっと頼みたいことがあるんだけど」
「アナタの頼みでしたら例え夜伽やどのようなプレイであろうと受け止めてみせますわ!」
セリフの残念さと恥じらいの無さに全米が咽び泣いた。
「そういうのは要らないから。ちょっと付いて来てくれ」
そう言って王女を呼び出したのは彼女に貸していた個室の隣、あのケットシー達を閉じ込めている部屋だ。
その手にローザ特性ねこまんまを持参して。
部屋にはクッションやボール、猫用トイレが完備されており、5匹のケットシーがのびのびと過ごしていた。
見た目が完全に猫カフェのそれである。
最高かよ。
「な、なんですのこの素敵な部屋は……!?」
自身の責務である〈従順な俺の妻になること〉を瞬時に忘却した王女が、ふらふらと夢遊病患者の様に部屋に入り、寝そべる黒猫に手を伸ばす。
「はぁぁぁぁぁぁ……」
その背をひと撫ですると、色気を感じさせるほどの恍惚とした溜息を洩らした。
それが分かるとはなかなか見どころがあるじゃないか。
「おや人間さん、その手に持つのはごはんですにゃ?」
「ごはんの時間ですにゃ?」
「待ってましたにゃ」
「ごはんをくれるのは良い人ですにゃ」
「このお礼は必ず致しますにゃ、このお嬢さんが」
ブチのモッチョがクラウディアの膝に手を置くと、またしてもおかしな言動を繰り出し、他の猫達もそれを咎める様子を見せない。
その一言で猫達のダメさ加減に気付いたクラウディアが、複雑な表情でこちらに向き直る。
流石王女様、一度の言動でそこに気付くとは俺よりも頭の出来が良さそうだ。
「トシオ様、今のはわたくしの聞き間違いでしょうか?」
「うん、気持ちは分かる。でも終始こんなだから、ひょんなことから俺達の居場所が他国に漏れかねないんだよ。かといってこのまま家にも置けなくて困っている」
家庭内の平和のためにも、猫に嫉妬するリシアの不況を買う事態だけは何としても避けねばならないのだ。
「それでこの5匹をわたくしにどうにかしてほしいと」
「そういう事。アイヴィナーゼの王宮かライシーン城にでも引き取ってもらえると助かる」
「……わかりました。これくらいお安い御用ですわ」
クラウディア王女が快く引き受けてくれたおかげで、ケットシー達はライシーン城に居つかせてもらう運びとなった。
さらば猫ハーレムの夢。
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