追放された聖女は亡命先で糾弾される

鳥丸唯史(とりまるただし)

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追放された聖女は亡命先で糾弾される

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 なぜ国のために青春を投げ捨てて血と汗を流し続けていた私が追放されることになってしまったのか、事細かに説明する必要はないでしょう。

 それは冤罪でした。すべてが不当でした。釈明は当然したものの、何もかも覆ることはありませんでした。
 誰が真犯人なのか、誰が嘘を言っているのか、誰が私を陥れようと画策したのか、何もかもどうでもいいこと。

 婚約者だったロサ……祖国アスバラの王子は最初こそ私の冤罪を信じ動いてくれましたが、日に日に私を見る目が暗くなりました。
 潔白のわたしではなく、次々と並べられた偽証に心が傾いた彼は「本当にやっていないのだな?」と念を押すように言いました。何度も、何度も、そう言っているのに。私は諦めました。

 周囲は死刑を望みましたが、王子ロサの口添えもあって減刑されました。「殿下に感謝することだな」と誰かさんがゲラゲラ笑いながら言いましたし、王子ロサも「必ず汚名をそそごう」と言いましたが、私の心には響きませんでした。城から出ても、祖国から出ても、けして振り向いてはやりませんでした。

 私は監視役を振り切り、海を渡り亡命しました。後になって力が惜しくなられても嫌だったからです。
 私は物心ついた頃からずっと聖女としてアスバラを魔素から守っていました。魔素は魔物を活発にさせるだけでなく、人間を狂気に侵し死に至らしめる未だ正体の解明に至っていない恐ろしい存在です。それを私の奇跡の力で打ち消すことができていたのです。

 王子ロサがいつも励ましてくれたから、いつも感謝の言葉を忘れずにいてくれたから頑張ってこられたというのに。
 私がいなくなったら魔素はどうするのかと釈明の際にも言いましたが、新たな聖女が現れたのこと。つまりは、そういうことです。

 私が必死に命を削っていた間、彼はよろしくやっていたということなのでしょう。元々、噂は絶えませんでした。まことしやかに話が浮上するたびに彼は慌てて噂の根を叩き、「私はあなたに夢中なのだ。信じてくれ」と。甘い言葉をささやく唇は今や不快の根源です。

 新たな人生の地を踏み、そこでも魔素を消し続けました。聖女なのですから、生まれ持った務めは果たすべきでしょう。
 亡命先のハイグランドは海に面した段丘の国です。魔素は酸素よりも重いらしく、他の国と比べて被害が少ない土地でした。

 私はハイグランドの王子チョウに見初められました。最も被害がある最下段で魔物を弱体化させ、魔素に侵され狂い死にそうになっている民を救う私のひたむきな姿に惹かれてくれたのです。

 私たちは結婚し、チョウは国王になりました。子どもが出来、いつ陣痛が来てもおかしくはない時期に入った頃……海の向こうのアスバラが魔素に脅かされ酷い状況だと聞かされました。

 予想通り、新しい聖女は役立たずでした。アスバラは窮地に陥りました。
 私がハイグランドで王妃になったと知り、ロサが護衛もつけずひとり海を渡って私の前に現れました。できれば会いたくはなかったのですが、チョウが隣国の現状を詳しく知っておきたいと言ったので、仕方なく謁見のに顔を出しました。

 一年足らずでロサの風貌は随分と老けて見え、なぜ彼のことを長年好ましく思っていたのかわからなくなってしまうほど魅力が削げ落ちていました。

「随分と探した。もう二度と会えないかと思った」

 不快な根源は健在でした。

「私は会うつもりなんてなかったですけどね」

 辛い思いをしたのは私なのに、ロサは傷ついた表情をしました。

「わざわざ遠くから来てくれたのだ。そう冷たくしてやるな」

 チョウが苦笑いしながら言いましたが、私は優しくするつもりは毛頭ありませんでした。

「護衛をつける余裕もないほどなのか」

 チョウの指摘に、ロサはうなだれました。

「魔素の浸食が早く、清浄が間に合わないのです」

 魔物が国に入ってこないように、アスバラ王の指示で何年も前から国境の壁の増築を着実に進めていました。しかし魔物は高い壁を越え、天の結界を突き破ってくるほど活発になってしまったそうです。駆逐に国軍だけでなく自治隊まで出動しなければならなくなり、魔物による死亡数が上昇したそうです。

 恐怖は感染し、魔素で国民は狂っていったそうです。家族同士で、友人同士で殺し合ったそうです。死体の山に国民は笑い狂い死んでいったそうです。身を守るために壁を築いたのではなく、閉じ込められるために逃げ道を狭めたのだと歓喜し死んでいったそうです。王城内も死屍累々として機能していないそうです。

「本当は、もっと早く真実を突き止め、きみを陥れた者たちを一網打尽にできればよかったのだが。冤罪を晴らすのに時間がかかってしまった」
「そうですね」
「きみの居場所を取り戻すために、全力で名誉の挽回に駆けずり回ったのだが……今となっては意味がなかったのだろうな」
「そうですね」
「本当に、すまなかった。謝っても謝りきれないことをした」

 ロサは深く頭を下げました。

「そうですね」

 何もかもが私を呼び戻すための手段だとしか思えませんでした。

「彼女が言うには新しい聖女とやらと浮気をしていたようだが?」

 チョウの問いかけに、またしてもロサは被害者ぶった蒼白な顔をしました。

「神に誓って私は……いえ、もはや何を言っても信じてはもらえないのでしょう。あれは藪蛇です。アスバラを滅ぼすために寄こされた使いなのです。奴の目論見通り、我々は誤った道に突き進んでしまった。奴の目的は今にも、果たされようと……」

 突然、ロサは息を詰まらせて胸を押さえながら前のめりに倒れました。チョウが慌てて駆け寄って上体を抱き上げると、ロサはガクガクと震えながら泡を吹いていました。

「しっかりするんだ!」
「しゅ……醜態を晒してしまい、申し訳……ございません。こ、この国に着いてしばらくはマシだったのですが……は……かのじょに会えて、ちからがぬけてしまったようです……」

 泡を垂らしながら息絶え絶えに、色の薄い鼻血まで流し、笑いながらロサは言いました。

「死ぬのは、仕方ありません……自業自得……ですが、こ、国民に罪はありません……どうか……アスバラを……どうか……」

 ついには涙まで流して私の感情に訴えてきました。仕方ないので、私は歩み寄って彼の手を握りこう言いました。

「見ての通り私は出産を待つ身なの。無事に赤ちゃんを産んで、体調が良くなってからでもいいなら、アスバラに行くわ」

 ロサは目を見開き、「ありがとう」と満面の笑みを浮かべて息を引き取りました。聖女の力で命を食い止めることはできなかったのかとチョウは悲しそうな目を向けてきましたが、私ははっきりとできないと答えました。

 その後、私はロサの亡骸を海に捨てるよう家臣に命じました。チョウは非常に驚いていましたが、魔素に侵された死体をいつまでも放置する訳にはいかないのです。せめてアスバラに帰そうと食い下がってきましたが、国に返したところでまともに葬儀が行われるはずもないと言えば納得してくれました。

 死体が海に沈んでいくのを見届けた私は「ざまあみろ」と誰にも聞こえないように言ってやりました。ある程度の同情は芽生えましたが、それ以上に許せないでいたのです。

 そんな私なので、聖女として資格をはく奪されたのでしょう。「ざまあみろ」が呪文になったのでしょうか。その日から奇跡の力が使えなくなりました。
 しかし問題はありませんでした。翌日には娘リナを出産し、奇跡の力が彼女の方に受け継がれていました。なので、私が「ざまあみろ」だなんて発言したから力が失われたのだと気づいた者はいませんでした。

 私は出産の疲れを理由にアスバラへは行きませんでした。何せ海を渡らなければいけないのですから、その後も体調が芳しくないと装って延期し続けました。そしてついにアスバラが壊滅したという知らせが届いたのです。

 あの国は魔素で汚染され、魔窟となり、人が立ち入れない土地となりました。私は悲しむふりをして、ひとり部屋で「ざまあみろ」と何度も歓喜しました。

 それから二十年が経ちました。私は幸せでした。

 わずか二十年で、アスバラは海に沈みました。魔素との因果はあるのか、原因不明の海面上昇はハイグランドの国土もじりじりと削っていきましたが、最下段の住民を避難させるかどうかの決断をする前に上昇は収まったという報告が入りました。

 ホッとしたのも束の間で、続けて海が割れたという報告が入ってきました。天変地異の前触れだと王宮内は大騒ぎ。落ち着くようチョウがまとめている間に……あの男が謁見の間に現れたのです。

「ロサ……?」
「いいえ。そんなはずがないのは、ご自身がよく知っているでしょう」

 魅力的だった頃のロサと瓜二つの顔でにらみ、憎たらしい声で冷たく言いました。

「シャン!」

 若い頃の私そっくりに育ったリナが叫びながら男に抱きつきました。男は一瞬だけ娘に優しく微笑み、すぐ険しい眼差しを私に向けました。

「私はロサの息子です。あなたに希望を託し、見捨てられたアスバラの王子ロサの子です」

 シャンの言葉に場はどよめきました。「生き延びた者がいたのだな」とチョウが喜びの声を上げましたが、シャンはゆっくりと首を横に振りました。

「いいえ。あなた方が知るアスバラは滅びました。ロサの子と言いましたが厳密にはそうではありません。私は彼の魂の分身のような存在なのです」
「どういうこと?」

 私が問うと、リナに怒りの目を向けられました。一体この子はいつの間に逢瀬を繰り返していたのでしょうか。

 興奮で今にも罵倒しそうな娘の髪を優しくなでてなだめながら、シャンはこう答えました。

「あなたはロサの亡骸を海に捨て“ざまあみろ”と、そう言いましたね」
「きみはそんなことを言ったのか……?」

 チョウが唖然とする中、私がそんなことを言うはずがないと反論する間もなくシャンは続けました。

「だから海の女神ンナ・マレが憐れみ、彼の魂を救ったのです。アスバラを海に沈めたのも、彼のためだったのです。アスバラは海底の国として再建……いえ、陸にあった頃よりさらに繁栄するでしょう」
「あなたはンナ・マレの子だとでも言うの?」
「ンナ・マレの涙、ロサの魂で生まれたのが私です」
「その証拠はどこにあるの? 国民はみな死んで海に沈んだのに、国が復活するなんて本気で思っているの?」
「信じたくないのであればそれで構いません。ですが“海帝国”アスバラの王として、私はあなたを告発します」
「なんですって?」

 私は苛立ち、彼を拘束するように兵に命じました。しかし、誰も動くことができませんでした。見ると、全員の足元に黒い靄のようなものが絡みついていたのです。どんなに力強く振り払おうとしても、誰一人脱することができずにいました。

「アスバラが蛇の悪意に侵され危機に陥りました。あなたもその被害者の一人でした」
「ええそうよ。みんな私の無実を信じてくれなくて、仕方ないから追放に甘んじたの」
「みんな。あなたの言う“みんな”とは? アスバラの国民全員があなたを信じなかったとでも言うのですか?」
「ええそうよ。出ていく時にみんなから罵倒され、石まで投げつけられた。何も悪くないのに!」
「国民全員が、あなたを罵倒したのですか?」
「そんな細かいことなんてどうでもいいじゃない! 私は許せなかったのよ! 誰も私のことを庇ってくれなかった!」
「ロサは……蛇の悪意に惑わされながらも、あなたを最後まで信じていましたよ」
「そんなはずないわ!」
「本来は処刑になるはずだったというのに」
「ええそうね。けどそれは私の力が惜しかったからよ。だから監視を振り切ってやったの」
「あれはあなたを蛇から守るためでした」
「なんとでも言えるわね。だったらなぜ私に何も言わなかったの? 教えてくれてたら私だって」
「教えていましたよ。残念ながらあなたは解釈を間違えてしまいましたが。ロサは何度もあなたに無実かどうかの確認をしていましたね。あなたが是と答え続けることで、彼も蛇の悪意に抵抗することができていたのです」
「そんなこと知らないわ!」
「ええ、あなたは知らなかったのでしょうね。彼がどれだけ必死にもがいていたのか。まあ、弱い姿を見せたくなかった彼にも落ち度はあったのでしょうね。それでも、必ず汚名をそそぐと言った彼を信じなかったのはあなたですよ」
「だって彼は浮気を」
「していません。本当に、蛇のまき散らした噂は厄介ですね。延々と人の弱みに絡みついて離れない。国が滅んでもなお、あなたは噂の方を信じ続けている」

 シャンの眼差しは氷のように冷たく、私はぞくりとしました。

「それと、仮に浮気をしていたとして、それがあなたの浮気をする理由にはならないと思いますが」
「は?」
「あなたが結婚した時期と、彼女が生まれた時期を計算すると、そういうことになりますが。相手はアスバラ人ですか?」
「あんた何を」

 チョウが「どういう意味だ?」と混乱しながら私に疑惑の視線を向けてきました。リナも涙を浮かべていました。

「私は浮気なんてしてないわ! ロサと一緒にしないで!」

 本当に私は浮気なんてしていませんでした。またしても冤罪をかけられました。

「ですからロサもしていないんですよ。通じない人ですね」

 シャンの悪い子を叱るかのような声音。私の苛立ちはますますひどくなりました。

「まあ、あなたが浮気をしているかどうかはどうでもいいのです。私にとっての問題は、あなたがアスバラを見捨てたこと、この一点にありますからね」
「その時は出産で」
「ええ、ええ。知っていますよ。リナを産んでくれて感謝しています。産後はすぐれなかったそうですが、そのあとは仮病であったのは明白です」
「仮病じゃないわ! それに、行ったところでどうせ間に合わなかったわよ!」

 しん、として。黒い靄と格闘していた兵士たちが動きを止めました。誰もがあらぬ目で私を見つめました。

「間に合うかどうかではなく、見捨てたかどうか。本当に体調が悪くふせっていて、それで罪悪感を覚えていたのなら。懸命に海を渡り、間に合わなかったことを悔いていたのなら。アスバラが海に消えたことを悲しんでいたのなら。私はここにはいません」

 諭すようにシャンは言いました。

「“ざまあみろ”とあなたは言った。ハイグランド人を救ったことは称賛しましょう。ですがそれでアスバラ人を見捨てた罪を償ったことになるのでしょうか? つり合いが取れているのでしょうか? そもそも償いのつもりでハイグランド人を助けていたのではない。聖女として当然のことをした、そのつもりなのでしょう。その時点ではまだ純粋に怒り、許せずにいただけなのでしょうか」

 シャンの声が謁見の間に響き続けました。

「ですが“ざまあみろ”と。あなたは明確な悪意を持ってアスバラを救うことを放棄したのです」
「ちがう! 私はただ復讐したくて」
「ええ、それで。満足したから“ざまあみろ”と言って聖女である資格も放棄した。ハイグランド人を救うことも放棄したのです」
「今はリナがいるわ!」
「ふざけないで!」

 怒りのあまりに叫んだのはリナでした。

「私はこの国を出ていきます」

 娘の宣言にまたしても場がどよめきました。

「り、リナよ! これからどうするというのだ!」
「お父様。私はシャン様と共にアスバラへ行きます。ですがご安心くださいませ。遥か海の底からでも魔素を清浄することはできます」
「し、しかし」
「彼女は救いに向かわなかった。ですから私が代わりに行くのです」

 娘の決心に、チョウは唇を震わせました。

「あんた娘に何を言ったの!? リナを巻き込まないでちょうだい!」
「いいえ! これは私の意志で決めたことです! あなたはロサ王子を愛することをやめた! だから代わりに私が彼を愛します!」

 リナに怒鳴られました。チョウのことはお父様と呼び続け、私のことはもう母親だと思っていないのでしょうか。一体いつから。

「私はロサの代わりなのかい?」
「言葉の綾です。私はシャンを愛しています」

 ふたりは甘く見つめ合いましたが、すぐに私の方に厳しい目を向けました。

「王妃様。私はあなたを一生許しませんが、私はあなたと違って祖国の民を見捨てはしませんので」
「ハイグランド王。その女性をどうするかはあなたにお任せしましょう。二度とお会いすることはないでしょうが、娘を必ず幸せにすると約束します」

 チョウは土気色で「つれていかないでくれ」と懇願しました。

「お父様。私ひとりがいなくなるだけです。国民全員が見捨てられるよりマシなのです。海の底からずっとお父様のことを思っていますわ」

 リナは涙を流しながらチョウにだけ愛情のこもった笑顔を見せました。

 シャンは娘をつれていってしまいました。黒い靄から解放されてからも、私たちはしばらく呆然と立ち尽くしていました。

 私はハイグランドに尽くしてきたつもりです。それなのにチョウは私を幽閉することを決めました。そもそもリナを産んでから体調不良を言い訳に王妃としても聖女としても職務をまっとうせず、子育ても侍女に任せっきり。王宮の敷地からも出ていなかったので、今までと大して変わらないだろうとチョウは力なく言いました。

 ほどなくして彼が側室を迎えたことを知りました。リナが女王になる予定が崩れたからです。二年後には男の子が生まれたそうです。

 ハイグランドだけでなく、海に面している国はすべて魔素からの脅威が弱まったそうです。約束通り、海の聖女となったリナが頑張ってくれているのです。
 毎日、私は窓から海を眺めました。あれから海が割れることはありませんでした。

 私がずっと考えているのは、結局、蛇の悪意とは何だったのかということです。単なる気まぐれだったのでしょうか。アスバラに何らかの恨みがあったのでしょうか。ロサに聞いてみればよかったのでしょうけれど。蛇の悪意さえなければ、私は今頃ロサと幸せになっていたというのに。

 窓を開けることはありませんでした。開けてしまえば潮騒が聞こえてくるのです。ざまあみろと、誰かがゲラゲラと笑っているのが聞こえてくるのです。

<了>
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