復讐のためオークに転生した元いじめられっ子、魔王を牝犬にして飼う。【R18】

いけお

文字の大きさ
15 / 86

知られてしまった正体

しおりを挟む
「うぅっ、あああああああああ!!」

 大きく背中を反らしながら、安藤 沙織は本日何度目かのアクメに達する。
 しかし半分意識を失いかけているにも関わらず、佐々木 小梅は愛撫を止めようとはしない。
 するとそれまで少し離れた所で見ていたディザイアが、選手交代を告げる。

「もう良いぞ、佐々木。 ここからは、俺が楽しませてもらう」

 言い終わると太く反り返った楔を、安藤の菊門に打ち込んだ!

「あ、あぁ、ああぁ……」

 与えられた衝撃で限界を超えたのか、安藤は白目をむいて気絶する。
 しかしディザイアは回復で彼女の意識を戻すと、荒々しいピストンで彼女を快楽の淵へと誘う。
 何度気を失ってもすぐに回復され、また犯される。
 数え切れない失神の末、ようやく彼女は解放の時を迎えた。

「なかなか良い締まりだったぞ、これは褒美だ。 存分に味わうと良い」

 バシャバシャと大量の精液が吐き出され、それを直腸で受け止める。
 精が当たる振動で子宮は揺さぶられ、マグマの如き精液の熱は直腸を刺激した。
 神経が焼き切れるかのような快楽に襲われた安藤は、一際大きく身体を痙攣させると口から泡を吹きながらその場で倒れる。

 動かなくなった安藤の尻穴からペニスを抜いたディザイアは、休む間も無く今度は佐々木の膣内へ挿入し、昂ぶっている性欲を彼女にぶつけた。

 お預け状態に近かった彼女は、侵入してきた異物を歓喜の声をあげて出迎えた。
 また彼女の膣内は愛液で溢れかえっており、彼の剛直をたやすく飲み込む。
 膣全体で優しく包み込みながら、時折強く締め付けて射精を促す。

 負けてなるものかとディザイアは手を伸ばして陰核を刺激しつつ、子宮口を力任せにこじ開けた。

「ひぐぅっ!」

 ポルチオとクリトリスを同時に攻められた佐々木は、軽く達してディザイアの身体にもたれかかる。
 それを抱きとめた彼は、彼女が落ち着くのを待って対面座位の体勢で奪い取った力の説明を受けた。

「わたしが貰ったのは、土遁。 地面の中に隠れることが出来る力、服が汚れるから試してなかったけど待ち伏せに使えると思う」

「土遁って、まるで忍者だな」

「もしかしたら水遁の力も有るかもしれない、水辺では警戒しておいた方が良いわ」

 たしかに土遁があるのだから、水遁もあっても不思議ではない。
 対処方法を考えながら、ディザイアはいまだ刺さったままのペニスで佐々木の膣内をかき回した。
 不意討ちを喰らった彼女は、その攻撃をまともに受けたことで口を大きく開けて涎を垂らす。
 それを舐め取るように唇を奪うと、彼女の方から舌を絡ませてきた。

 その後佐々木は胎内で2度ディザイアの精を受け止めると、満足気な表情を浮かべ眠るように意識を手放したのである。



 その頃7人の級友が姿を消したまま戻らないことに、残る教師や生徒達は苛立ちを募らせていた。

「最初に皆からはぐれた江藤や紅葉院は恐らく死んでいるだろう、その後2人を探しに出かけた安藤と佐々木の生存も期待出来ない。 そして自分の力を過信してオークが作ったという拠点へ向かった桂井達は、ディザイアという名有りのオークと遭遇。 返り討ちに遭い、山田と中畑は殺され桂井も拠点に連れて行かれた」

「馬鹿な奴らだ! ゴブリンやコボルトを倒したくらいで浮かれるから、こんな目に遭う。 山田と中畑が殺されたというのは、確かな情報か?」

「ああ、俺がこっそり奴らを観察していたからな。 拠点の上空まで近づくと流石に気付かれると思ったから、桂井がどうなったかまでは確認出来なかった」

 桂井達を観察していたと言った男子生徒が左手を広げると、手の平くらいの大きさのドローンが姿を見せる。

「神様から貰った創造って力で創ったドローンは、本当に優秀だね。 今住んでいるこの街もすぐに見つけられたし、それに面白い情報を桂井達が聞き出してくれた」

「へぇ、それはどんな情報なのかな? 僕にも聞かせてよ、伊勢谷君」

「なんだ、櫻木。 お前も興味あるのか?」

 櫻木 誠(さくらぎ まこと)は、無言で頷いた。
 すると問いかけられた伊勢谷 弘(いせや ひろし)の瞳が、一瞬紫色に光る。

「伊勢谷君、手に入れた情報を全て僕に教えるんだ。 そして意識が戻ったら、この事は全部忘れている事。 良いね?」

 ゆっくりと頷きながら、伊勢谷は知っている情報の全てを話し始める。
 櫻木は伊勢谷と話していたクラスメートにも、同様の指示を与えた。

「あれ? 伊勢谷、俺達今誰かと話をしていなかったっけ?」

「馬鹿、ずっと2人で話していただろ? そういえば2人で何の話をしてたかな?」

 会話の内容を思い出せない2人は、思わず首を傾げる。
 一方で情報を聞き出した櫻木は不敵な笑みを浮かべながら、人通りの少ない通りを歩いていた。

「ディザイアというオークが、転生した佐伯 一平だったとはね……。 それじゃあ彼が油断するように、適当なエサでも贈ってあげるとするかな♪」

 そう独り言を言いながら、彼はエサとなる級友達が居る宿屋へ向かう。
 復讐する相手に自分の正体を知られていることに、ディザイアはこの時点で知る由も無かった……。
しおりを挟む
感想 27

あなたにおすすめの小説

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます

七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。 「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」 そう言われて、ミュゼは城を追い出された。 しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。 そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……

【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです

白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。 ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。 「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」 ある日、アリシアは見てしまう。 夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを! 「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」 「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」 夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。 自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。 ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。 ※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。

処理中です...