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転生~旅立ちの章
収穫祭前夜
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あたしの名前はセラ、セラ・ミズキ。 ラクスィという小さな村に住んでいる5歳の女の子♪ 声は大きいけれどとっても優しいパパのヨハンと怒らすとちょっぴり怖いママのヒルダと3人で暮らしています。 でも、もうすぐ我が家に新しい家族が増えます。 ママのお腹の中で新しい命がスクスクと成長していて、あたしももうすぐお姉ちゃんになるのです! 弟なのか妹なのかまだ分からないけど、優しいお姉ちゃんになってあげたいな・・・。
「だぁ~!!鳥肌が立つ、女の子言葉なんて急に喋れるか!?」
今日もセラは村から少し離れた丘の上で叫んでいた。
(ボッチよ、確かに言葉や文字は日本語がベースとなっていたからすぐに話す事も出来たし文字も書けた。 ・・・だがな、前世では43だったおっさんに急に女の子言葉を喋らせようとするのは無理が有るわよ! オマケにオヤジやオフクロは俺が寝ていると思って、ほぼ毎晩薄壁1枚隔てた隣の部屋でプロレスごっこを始めるしよ。 こんな生殺し生活をあと5年も続けないとならないかよ。 あっ正確に言えばスキル覚えるのが10歳なだけで成人して村を出るには更に6年掛かるから残り11年もこんな生活を続けないといけないのかしら?)
野郎口調と女の子言葉がごちゃ混ぜになり始めている。 緑溢れる丘に一筋の風が吹き、風になびく藍色の髪が映える。 大きく開いた目や凛とした眼差しは5歳の女の子とはとても思えないが、半分以上の人は一目見て『きゃあ、可愛い!』と思わず言いそうになる。 それがセラという女の子だった。
「こらセラ、そんな言葉遣いをしちゃいけません!」
セラを注意してきたのは同い年の幼馴染であるリリア、村の教会の神父トマスの1人娘で父娘2人で暮らしている。 この世界の教会は婚姻関係にうるさくなく自由に結婚が出来る。 この国の教会を統括している大主教の女性も結婚しているが、夫と子供とは離れて生活しているらしい。
「なによリリア、姑みたいに。 そんな調子じゃお嫁さんにだっていけないわよ」
「セラ・・・姑ってことばをどこでおぼえたの? それにこの村のだれも知らなかった事もたくさん知っているし」
ぎくっ! セラはこれまでにやらかした事を思い出して冷や汗が流れた。 川の水や井戸の水をそのまま飲み水として利用している村の人に煮沸してから使う事を勧めた結果、村から病気の発生が激減した。 また家畜の餌としか扱われていなかったジャガイモを村の主食にまで広め近隣の村や町にもその事が伝わると飢える者が減った。
「ど、どうしてだろうね? そういえば昔、村に立ち寄った旅人に聞いた気がするのよね」
「ふ~ん、そうなんだ。 ところで話は変わるけど、セラは将来なにになるの?」
コロコロと話題を変える娘だ、セラはそう感じながらリリアの顔を見る。 セラほどでは無いにせよ、リリアも十分可愛いレベルに達している。 水色のショートカットだが瞳の色は右目は水色で左目は薄い緑色をしている。 トマス父娘が最初に村に来た時はリリアの瞳を気味悪そうに見る村人が若干居たが、セラが
「凄い、本物のオッドアイだ! 間近で見ると本当に綺麗・・・」
と感激した事でリリアは村にすんなりと馴染む事が出来た、以降トマス父娘とセラの家族は家族ぐるみの付き合いとなりセラとリリアは双子の姉妹同然で暮らす様になったのである。
「セラ、セラ! 急にボ~っとしてどうしたの?」
リリアの言葉で我に返ったセラは慌てて返事を返す。
「あっ、ごめんごめん。 将来の事を聞かれたから少し考えちゃってた」
「それでセラは何になりたいの?」
「あたしは、冒険者になろうと思う」
当然の様に話すセラを見てリリアは唖然とする。
「セラ、あなた冒険者になりたいの!?」
「うん、そうだけど何かおかしい?」
「だって女の子で冒険者になりたいって言う娘なんてほとんど居ないわよ」
そう、これまで生活して得た情報では女性で冒険者になる者はほとんど居なかった。 腕が及ばす捕らえられてしまうと、その後どんな扱いを受けるかなど予想するのは容易い。 それならば稼ぎの良い男性に早くから嫁いで養ってもらうのが、こちらの世界での一般的な女性の描く未来像だった。
「そういうリリアは何になりたいの?」
「私は多分シスターになると思う」
「やっぱり」
「やっぱりって何よ!私は父さんみたいな立派な聖職者になりたいの」
リリアの父トマスは弱いながらも回復のスキルを持っていた。 そしてその力を使って怪我をした村人達を無償で治療してきた、他所者には冷たい村人達も少しずつ心を開くと昔から住んでいたかの様に扱い始め今では気軽に声を掛けたりもする。 そんな父の姿を見てきたリリアがシスターを目指すのも当然なのかもしれない。
「私にも父さんの様に回復のスキルが身に着けば良いのだけど」
「そればかりは10歳の洗礼を受けてみないと分からないよ」
「セラはスキルが身に着くかどうか気にならないの?」
(あっしまった!)
自分には既に3つのスキルが確定しているので油断していた、セラは適当に誤魔化した。
「そりゃあ気になるよ、だけどこればかりは神様にでも祈らないとね」
「そうだね、あっもう夕飯の時間だ、セラも急いで帰らないと怒られちゃうわよ!」
「ほんとだ、それじゃあまた手を繋いで帰る?」
「うん♪」
リリアの手を握りながら家に帰るセラ、しかし心臓はバクバクと音を立てていた。
(今日も女の子と手を握れた!今日も女の子と手を握れた!)
前世では1度も手を握った事が無かったので、毎回感動しているセラであった。
それから5年の月日が過ぎ、セラとリリアは10歳の誕生日を迎えていた。 あの後に生まれた妹のリサも先月5歳になり当時のセラと同様の可愛い女の子へと成長している。
10歳になった子供達は毎年10月の収穫祭の時に祝福の洗礼を受けるのが慣わしとなっており、その洗礼を受けた際に内に秘めていたスキルが目覚める。 今年洗礼を受けるのはセラとリリアの2人だけで、去年はイタズラ小僧のタシムが1人で受けたが残念ながらスキルに目覚めずガックリと肩を落としていたのをよく覚えている。
「いよいよ明日だね、収穫祭」
「そうね、スキルが目覚めるかどうか凄く楽しみよね」
「私、緊張して胸がもう張り裂けそう!」
「それじゃあ、明日に備えて2人で湯浴みして身体を綺麗にしておかない?」
「うん、それいいかも! セラと一緒に湯浴みするの私大好き」
(俺もとっても大好きです♪)
ゾクッ! リリアの背筋に一瞬寒気が走ったが何が原因か分からずセラの手を握りながらお風呂場へ向かうリリアだった。
「2人共! 湯冷めしない内に早く出るのよ、明日は大事な収穫祭の日ですからね」
「「は~い」」
今日も長風呂になりそうなのでヒルダは湯船に浸かっている2人に声を掛けた、リリアの方は長風呂が苦手みたいだが娘のセラが少しでも長く一緒に居ようと粘っているみたいだった。
「ねえセラ、そろそろ上がろうよ。 ヒルダおばさんにまた怒られちゃうよ」
「あと少しだけ! 一緒に100数えてくれたら出るから」
「何でこんな時だけセラは強情なのかしら? 分かったわよ、それじゃ始めるわよ」
「「1,2,3,4・・・・・」」
一緒に数を数えながら隣に居るリリアを凝視するセラ、その目ははっきり言って怖い・・・。
(あ~女の子に生まれ変わって本当に良かった! こんな可愛い女の子と一緒のお風呂に入れるなんて幸せ・・・)
成長したセラは更に危険度が増していた、リリアもターゲットの1人として捉えていたのである。
「それじゃあ、お邪魔しました~!」
「気を付けて帰るのよリリア、今日もうちのセラが困らせてしまってごめんなさいね」
「ヒルダおばさん、私もセラと一緒に居る時間がとても楽しいから大丈夫です」
「そう? トマスさんに今度セラが遅くまで引き留めているお詫びに伺いますって伝えておいてくれる?」
「そこまで気を使わなくても良いですよ、でもちゃんと伝えておきますね」
父の待つ教会へリリアは帰っていった、ヒルダは振り返ると奥で洗濯をしているセラを叱る。
「セラ、今日も遅くまで引き留めてしまってトマスさんを何度心配させたら気が済むの! 今度やったら1週間湯浴み禁止ですからね」
「え~!?」
「え~!?じゃないの、はいでしょ!」
「は~い」
「早くタオルを干してこっちに来なさい、もうすぐご飯よ」
奥の部屋に居るセラは洗濯をするフリをしてリリアの使ったタオルを抱き締めていた。
「リリアの良い香りがする、次はいつ一緒に湯浴みしよう?」
その後、いつまで経っても来ないので様子を見に来たヒルダにゲンコツを貰うセラであった。
「明日はいよいよ洗礼の日ですからね、今日は夜更かししないで早く寝るのよ」
「は~い、おやすみなさ~い」
普段よりも早くベッドに入ったセラは一緒に湯浴みしていたリリアの姿を思い浮かべながら自然と口元がにやける。
「うふふふふ、ぐふふふ♪」
妄想に耽っているとウトウトと眠気が襲ってくる、セラはいつの間にか深い眠りに落ちていた。
『やあ、しばらく見ない間に随分と別方向に進化を遂げていた様だね。 変態大賢者の瀬良 瑞樹』
気付くと枕元に透き通った姿の大賢神ボッチが立っていた。
「ボッチ、何しに来たんだ?」
『何しにってヒドイな、君を転生させる時に約束したじゃないか。 与えたスキルの使用方法などをその時が来たら夢の中で説明するって』
「そういえば、そんな約束をしたな」
『それじゃあ早速だけど、【私だけの秘密基地】のモデルルームを外に用意しておいた。 実際に使って覚えてくれ』
明日、寝不足にでもならないだろうか? セラは少しだけ不安になった・・・。
「だぁ~!!鳥肌が立つ、女の子言葉なんて急に喋れるか!?」
今日もセラは村から少し離れた丘の上で叫んでいた。
(ボッチよ、確かに言葉や文字は日本語がベースとなっていたからすぐに話す事も出来たし文字も書けた。 ・・・だがな、前世では43だったおっさんに急に女の子言葉を喋らせようとするのは無理が有るわよ! オマケにオヤジやオフクロは俺が寝ていると思って、ほぼ毎晩薄壁1枚隔てた隣の部屋でプロレスごっこを始めるしよ。 こんな生殺し生活をあと5年も続けないとならないかよ。 あっ正確に言えばスキル覚えるのが10歳なだけで成人して村を出るには更に6年掛かるから残り11年もこんな生活を続けないといけないのかしら?)
野郎口調と女の子言葉がごちゃ混ぜになり始めている。 緑溢れる丘に一筋の風が吹き、風になびく藍色の髪が映える。 大きく開いた目や凛とした眼差しは5歳の女の子とはとても思えないが、半分以上の人は一目見て『きゃあ、可愛い!』と思わず言いそうになる。 それがセラという女の子だった。
「こらセラ、そんな言葉遣いをしちゃいけません!」
セラを注意してきたのは同い年の幼馴染であるリリア、村の教会の神父トマスの1人娘で父娘2人で暮らしている。 この世界の教会は婚姻関係にうるさくなく自由に結婚が出来る。 この国の教会を統括している大主教の女性も結婚しているが、夫と子供とは離れて生活しているらしい。
「なによリリア、姑みたいに。 そんな調子じゃお嫁さんにだっていけないわよ」
「セラ・・・姑ってことばをどこでおぼえたの? それにこの村のだれも知らなかった事もたくさん知っているし」
ぎくっ! セラはこれまでにやらかした事を思い出して冷や汗が流れた。 川の水や井戸の水をそのまま飲み水として利用している村の人に煮沸してから使う事を勧めた結果、村から病気の発生が激減した。 また家畜の餌としか扱われていなかったジャガイモを村の主食にまで広め近隣の村や町にもその事が伝わると飢える者が減った。
「ど、どうしてだろうね? そういえば昔、村に立ち寄った旅人に聞いた気がするのよね」
「ふ~ん、そうなんだ。 ところで話は変わるけど、セラは将来なにになるの?」
コロコロと話題を変える娘だ、セラはそう感じながらリリアの顔を見る。 セラほどでは無いにせよ、リリアも十分可愛いレベルに達している。 水色のショートカットだが瞳の色は右目は水色で左目は薄い緑色をしている。 トマス父娘が最初に村に来た時はリリアの瞳を気味悪そうに見る村人が若干居たが、セラが
「凄い、本物のオッドアイだ! 間近で見ると本当に綺麗・・・」
と感激した事でリリアは村にすんなりと馴染む事が出来た、以降トマス父娘とセラの家族は家族ぐるみの付き合いとなりセラとリリアは双子の姉妹同然で暮らす様になったのである。
「セラ、セラ! 急にボ~っとしてどうしたの?」
リリアの言葉で我に返ったセラは慌てて返事を返す。
「あっ、ごめんごめん。 将来の事を聞かれたから少し考えちゃってた」
「それでセラは何になりたいの?」
「あたしは、冒険者になろうと思う」
当然の様に話すセラを見てリリアは唖然とする。
「セラ、あなた冒険者になりたいの!?」
「うん、そうだけど何かおかしい?」
「だって女の子で冒険者になりたいって言う娘なんてほとんど居ないわよ」
そう、これまで生活して得た情報では女性で冒険者になる者はほとんど居なかった。 腕が及ばす捕らえられてしまうと、その後どんな扱いを受けるかなど予想するのは容易い。 それならば稼ぎの良い男性に早くから嫁いで養ってもらうのが、こちらの世界での一般的な女性の描く未来像だった。
「そういうリリアは何になりたいの?」
「私は多分シスターになると思う」
「やっぱり」
「やっぱりって何よ!私は父さんみたいな立派な聖職者になりたいの」
リリアの父トマスは弱いながらも回復のスキルを持っていた。 そしてその力を使って怪我をした村人達を無償で治療してきた、他所者には冷たい村人達も少しずつ心を開くと昔から住んでいたかの様に扱い始め今では気軽に声を掛けたりもする。 そんな父の姿を見てきたリリアがシスターを目指すのも当然なのかもしれない。
「私にも父さんの様に回復のスキルが身に着けば良いのだけど」
「そればかりは10歳の洗礼を受けてみないと分からないよ」
「セラはスキルが身に着くかどうか気にならないの?」
(あっしまった!)
自分には既に3つのスキルが確定しているので油断していた、セラは適当に誤魔化した。
「そりゃあ気になるよ、だけどこればかりは神様にでも祈らないとね」
「そうだね、あっもう夕飯の時間だ、セラも急いで帰らないと怒られちゃうわよ!」
「ほんとだ、それじゃあまた手を繋いで帰る?」
「うん♪」
リリアの手を握りながら家に帰るセラ、しかし心臓はバクバクと音を立てていた。
(今日も女の子と手を握れた!今日も女の子と手を握れた!)
前世では1度も手を握った事が無かったので、毎回感動しているセラであった。
それから5年の月日が過ぎ、セラとリリアは10歳の誕生日を迎えていた。 あの後に生まれた妹のリサも先月5歳になり当時のセラと同様の可愛い女の子へと成長している。
10歳になった子供達は毎年10月の収穫祭の時に祝福の洗礼を受けるのが慣わしとなっており、その洗礼を受けた際に内に秘めていたスキルが目覚める。 今年洗礼を受けるのはセラとリリアの2人だけで、去年はイタズラ小僧のタシムが1人で受けたが残念ながらスキルに目覚めずガックリと肩を落としていたのをよく覚えている。
「いよいよ明日だね、収穫祭」
「そうね、スキルが目覚めるかどうか凄く楽しみよね」
「私、緊張して胸がもう張り裂けそう!」
「それじゃあ、明日に備えて2人で湯浴みして身体を綺麗にしておかない?」
「うん、それいいかも! セラと一緒に湯浴みするの私大好き」
(俺もとっても大好きです♪)
ゾクッ! リリアの背筋に一瞬寒気が走ったが何が原因か分からずセラの手を握りながらお風呂場へ向かうリリアだった。
「2人共! 湯冷めしない内に早く出るのよ、明日は大事な収穫祭の日ですからね」
「「は~い」」
今日も長風呂になりそうなのでヒルダは湯船に浸かっている2人に声を掛けた、リリアの方は長風呂が苦手みたいだが娘のセラが少しでも長く一緒に居ようと粘っているみたいだった。
「ねえセラ、そろそろ上がろうよ。 ヒルダおばさんにまた怒られちゃうよ」
「あと少しだけ! 一緒に100数えてくれたら出るから」
「何でこんな時だけセラは強情なのかしら? 分かったわよ、それじゃ始めるわよ」
「「1,2,3,4・・・・・」」
一緒に数を数えながら隣に居るリリアを凝視するセラ、その目ははっきり言って怖い・・・。
(あ~女の子に生まれ変わって本当に良かった! こんな可愛い女の子と一緒のお風呂に入れるなんて幸せ・・・)
成長したセラは更に危険度が増していた、リリアもターゲットの1人として捉えていたのである。
「それじゃあ、お邪魔しました~!」
「気を付けて帰るのよリリア、今日もうちのセラが困らせてしまってごめんなさいね」
「ヒルダおばさん、私もセラと一緒に居る時間がとても楽しいから大丈夫です」
「そう? トマスさんに今度セラが遅くまで引き留めているお詫びに伺いますって伝えておいてくれる?」
「そこまで気を使わなくても良いですよ、でもちゃんと伝えておきますね」
父の待つ教会へリリアは帰っていった、ヒルダは振り返ると奥で洗濯をしているセラを叱る。
「セラ、今日も遅くまで引き留めてしまってトマスさんを何度心配させたら気が済むの! 今度やったら1週間湯浴み禁止ですからね」
「え~!?」
「え~!?じゃないの、はいでしょ!」
「は~い」
「早くタオルを干してこっちに来なさい、もうすぐご飯よ」
奥の部屋に居るセラは洗濯をするフリをしてリリアの使ったタオルを抱き締めていた。
「リリアの良い香りがする、次はいつ一緒に湯浴みしよう?」
その後、いつまで経っても来ないので様子を見に来たヒルダにゲンコツを貰うセラであった。
「明日はいよいよ洗礼の日ですからね、今日は夜更かししないで早く寝るのよ」
「は~い、おやすみなさ~い」
普段よりも早くベッドに入ったセラは一緒に湯浴みしていたリリアの姿を思い浮かべながら自然と口元がにやける。
「うふふふふ、ぐふふふ♪」
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「ボッチ、何しに来たんだ?」
『何しにってヒドイな、君を転生させる時に約束したじゃないか。 与えたスキルの使用方法などをその時が来たら夢の中で説明するって』
「そういえば、そんな約束をしたな」
『それじゃあ早速だけど、【私だけの秘密基地】のモデルルームを外に用意しておいた。 実際に使って覚えてくれ』
明日、寝不足にでもならないだろうか? セラは少しだけ不安になった・・・。
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