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第4話 2匹目の獲物
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「契、私のクラスに何か用?」
「すまん里美、教科書を家に忘れてきちまったから貸してくれないか?」
「朝、一緒に登校する時に気付けばすぐに取りに帰れたのに」
「ははは、悪い悪い」
里美に軽く謝りながら教室の中を眺め、窓際の片隅に座るサオリ(北条 沙織)の姿を見つけた。言われた通り、学校には来ているみたいだ、だが・・・。
【俺は学校で知里を監視しろと言っておいた筈だ、それが守れないなら昨夜と同じ目に遭うがそれで良いのか?】
個別チャットでサオリに忠告する、まあどちらにせよ命令を守っても俺の相手をしなくてはならない点では同じかもしれないが。
【分かりました、あなたの命令に従います。だから、これ以上酷い事は止めて!】
【知里の監視をきちんとこなしてくれるのなら考えてやらん事も無い】
【本当!?】
【ああ、だがさっきまで命令を無視していた罰は受けるべきだよな?今夜も23時にあのホテルまで1人で来い、誰かに話せばデジカメに保存した画像がネット上にばら撒かれるからな】
【・・・分かりました】
里美から教科書を借りると契は自分の教室へ戻っていった、そして剣道部の部長に私用で2日間部活を休む事を伝えると家に帰りゲームを起動させた。
「あら、今日はログインするの早いのね」
「ええ、時間も無いですからね。部活は2日間休むと伝えてきました」
イージスはログインすると早速リコに連絡を入れて合流した、次の獲物は既にリコの方で見つけておいてくれてある。
「次の獲物は彼女、同性だからって油断させて弟子にした所を男に売って荒稼ぎしているの。同じ女として許せないわ、だから懲らしめてあげて」
TOMO LV20(弟子1人)
「弟子1人だけしか居ないみたいだな」
「弟子にした後で顔を見て売れそうな子だけ残すからね、不細工な子は適当に相手して師弟関係を解消するから裏の顔が表にも出づらい。悪知恵の働くタイプよね」
「だけど、男の俺が急に真剣勝負を挑んでも断られたら意味が無いと思うぞ?」
「大丈夫よ、その為の強制PvPなのだから」
「強制PvP?」
そういえば、昨日のリュウジって奴も同じ様な事を言っていたな。誰にでも勝負を挑めるのかこのゲームは?
「残念だけど、強制PvPには条件が有ってね。仕掛ける事が出来るのは相手よりもLVが低い人だけ、だから昨日のリュウジって奴が言っていたのは無知な者に対するブラフって訳」
「じゃあ、俺に話を持ちかけてきたのは!?」
「そう、LV1のあなたならば誰にでも強制PvPを挑む事が出来る。人通りの少ない場所でやれば、あなたの名が広まる事も無い。何も気にせず狩りを楽しみなさい」
「ああ、そうさせてもらうよ」
「その目・・・どうやら、あなたが手元に残した弟子をスレイブにして楽しんだみたいね。そう、強さだけがこのゲームの唯一の楽しみ方じゃないわ。あなたにはクロガネを倒した後もこのゲームに残って欲しいし、思う存分勝者の味を堪能しなさい」
TOMOが路地裏に入るタイミングを見逃さずにイージスは強制PvPを挑んだ、思わぬ挑戦に驚くTOMOだったが相手がLV1だと知ると油断して構えを解いていた。
【戦闘開始まで残り5秒】
【4】
【3】
【2】
【1】
【fight!】
勝負は一瞬で終わった、イージスは一気に接近すると慌てて構えようとするTOMOの喉元にダガーを突き立てる。電流によるトドメの必要も無い即死、イージスの勝利となった。
今回は弟子が1人しか居なかったのでリコにそのまま引き渡す事になったが、一応念の為に顔を確認すると弟子の方はどうでも良かったがTOMOの方に面識が有った。
榊 友子(さかき ゆうこ)、俺のクラスメイトだ。普段、誰も利用者の来ない図書室に1人図書委員として残っていたが誰も来ない事を利用してこんな小遣い稼ぎをしていたのか。同じクラスメイトとして指導してやる必要が有るな・・・。
【なあ、そのTOMOって奴の顔を確認してみたら俺のクラスメイトだったんだが1週間俺に指導させてくれないか?1週間経って飽きたら渡すからさ】
【そうなの?ならお願いしようかな、まさか同じクラスメイトから指導される事になるなんて思いもしないでしょうから、いい気味だわ】
【ああ、俺もまさか同じクラスメイトをスレイブに出来るとは思ってもいなかったよ。クロガネを倒すだけじゃ勿体無いから、このまま目的を果たした後も組ませてくれないか?】
【そう言ってもらえたなら、誘ってみた甲斐が有ったわね】
TOMOの弟子を連れて立ち去ろうとした時、急にリコが振り返った。
【ねえ、あなたの大切な彼女はここ2日ログインしていないのよね?】
【ああ、ログインはさせていない。何か問題でもあるのか?】
【指導モードに移るには最低でも24時間以内にゲーム内でも1度接触している必要が有るの。師匠に弟子がログインした事は通知されるから、それを利用すればクロガネまで案内して貰えるかもしれないわよ】
【そんな事が可能なのか?】
【昨日、リュウジと一緒に離れていた弟子達を招集掛けたでしょ?それと同じで自分の居る場所まで弟子を来させる事が出来るのよ。明日の早い段階でケリを付ければ、後はあなたの思い通りの過ごし方が出来る様になるわよ】
(思い通り・・・)
昨夜の衝動がむくむくの起き上がる、里美に明日囮になって貰えば今日はこのままログアウトしても問題無いな。サオリには部屋の番号を教えてそこまで来させれば済む話だし、それまでの時間は榊 友子の味見をしておくのも悪くない。明日、クロガネに罠を仕掛ける約束をしてイージスはリコと別れた。
【さてと、榊 友子さん。初心者狩りでお金を稼いでいた事を皆にばらされたくなければ今すぐ***のホテルまで来るんだ。ここまで言えば分かると思うが俺は君と面識が有るという事だ、誰か仲間を連れてきたりすれば師弟関係の解消する機会も失うからそのつもりで】
TOMO(榊 友子)に昨夜と同じホテルに来る様に命令すると、イージスはすぐにログアウトして自転車に飛び乗りコンビニへ向かうと精力ドリンクを買い込んだ。
(今日は2人をどんな風に辱め犯してやろうか?)
考えるだけで笑いが止まらない、師匠1人にスレイブ(弟子)2人の狂った宴が始まろうとしていた。
「すまん里美、教科書を家に忘れてきちまったから貸してくれないか?」
「朝、一緒に登校する時に気付けばすぐに取りに帰れたのに」
「ははは、悪い悪い」
里美に軽く謝りながら教室の中を眺め、窓際の片隅に座るサオリ(北条 沙織)の姿を見つけた。言われた通り、学校には来ているみたいだ、だが・・・。
【俺は学校で知里を監視しろと言っておいた筈だ、それが守れないなら昨夜と同じ目に遭うがそれで良いのか?】
個別チャットでサオリに忠告する、まあどちらにせよ命令を守っても俺の相手をしなくてはならない点では同じかもしれないが。
【分かりました、あなたの命令に従います。だから、これ以上酷い事は止めて!】
【知里の監視をきちんとこなしてくれるのなら考えてやらん事も無い】
【本当!?】
【ああ、だがさっきまで命令を無視していた罰は受けるべきだよな?今夜も23時にあのホテルまで1人で来い、誰かに話せばデジカメに保存した画像がネット上にばら撒かれるからな】
【・・・分かりました】
里美から教科書を借りると契は自分の教室へ戻っていった、そして剣道部の部長に私用で2日間部活を休む事を伝えると家に帰りゲームを起動させた。
「あら、今日はログインするの早いのね」
「ええ、時間も無いですからね。部活は2日間休むと伝えてきました」
イージスはログインすると早速リコに連絡を入れて合流した、次の獲物は既にリコの方で見つけておいてくれてある。
「次の獲物は彼女、同性だからって油断させて弟子にした所を男に売って荒稼ぎしているの。同じ女として許せないわ、だから懲らしめてあげて」
TOMO LV20(弟子1人)
「弟子1人だけしか居ないみたいだな」
「弟子にした後で顔を見て売れそうな子だけ残すからね、不細工な子は適当に相手して師弟関係を解消するから裏の顔が表にも出づらい。悪知恵の働くタイプよね」
「だけど、男の俺が急に真剣勝負を挑んでも断られたら意味が無いと思うぞ?」
「大丈夫よ、その為の強制PvPなのだから」
「強制PvP?」
そういえば、昨日のリュウジって奴も同じ様な事を言っていたな。誰にでも勝負を挑めるのかこのゲームは?
「残念だけど、強制PvPには条件が有ってね。仕掛ける事が出来るのは相手よりもLVが低い人だけ、だから昨日のリュウジって奴が言っていたのは無知な者に対するブラフって訳」
「じゃあ、俺に話を持ちかけてきたのは!?」
「そう、LV1のあなたならば誰にでも強制PvPを挑む事が出来る。人通りの少ない場所でやれば、あなたの名が広まる事も無い。何も気にせず狩りを楽しみなさい」
「ああ、そうさせてもらうよ」
「その目・・・どうやら、あなたが手元に残した弟子をスレイブにして楽しんだみたいね。そう、強さだけがこのゲームの唯一の楽しみ方じゃないわ。あなたにはクロガネを倒した後もこのゲームに残って欲しいし、思う存分勝者の味を堪能しなさい」
TOMOが路地裏に入るタイミングを見逃さずにイージスは強制PvPを挑んだ、思わぬ挑戦に驚くTOMOだったが相手がLV1だと知ると油断して構えを解いていた。
【戦闘開始まで残り5秒】
【4】
【3】
【2】
【1】
【fight!】
勝負は一瞬で終わった、イージスは一気に接近すると慌てて構えようとするTOMOの喉元にダガーを突き立てる。電流によるトドメの必要も無い即死、イージスの勝利となった。
今回は弟子が1人しか居なかったのでリコにそのまま引き渡す事になったが、一応念の為に顔を確認すると弟子の方はどうでも良かったがTOMOの方に面識が有った。
榊 友子(さかき ゆうこ)、俺のクラスメイトだ。普段、誰も利用者の来ない図書室に1人図書委員として残っていたが誰も来ない事を利用してこんな小遣い稼ぎをしていたのか。同じクラスメイトとして指導してやる必要が有るな・・・。
【なあ、そのTOMOって奴の顔を確認してみたら俺のクラスメイトだったんだが1週間俺に指導させてくれないか?1週間経って飽きたら渡すからさ】
【そうなの?ならお願いしようかな、まさか同じクラスメイトから指導される事になるなんて思いもしないでしょうから、いい気味だわ】
【ああ、俺もまさか同じクラスメイトをスレイブに出来るとは思ってもいなかったよ。クロガネを倒すだけじゃ勿体無いから、このまま目的を果たした後も組ませてくれないか?】
【そう言ってもらえたなら、誘ってみた甲斐が有ったわね】
TOMOの弟子を連れて立ち去ろうとした時、急にリコが振り返った。
【ねえ、あなたの大切な彼女はここ2日ログインしていないのよね?】
【ああ、ログインはさせていない。何か問題でもあるのか?】
【指導モードに移るには最低でも24時間以内にゲーム内でも1度接触している必要が有るの。師匠に弟子がログインした事は通知されるから、それを利用すればクロガネまで案内して貰えるかもしれないわよ】
【そんな事が可能なのか?】
【昨日、リュウジと一緒に離れていた弟子達を招集掛けたでしょ?それと同じで自分の居る場所まで弟子を来させる事が出来るのよ。明日の早い段階でケリを付ければ、後はあなたの思い通りの過ごし方が出来る様になるわよ】
(思い通り・・・)
昨夜の衝動がむくむくの起き上がる、里美に明日囮になって貰えば今日はこのままログアウトしても問題無いな。サオリには部屋の番号を教えてそこまで来させれば済む話だし、それまでの時間は榊 友子の味見をしておくのも悪くない。明日、クロガネに罠を仕掛ける約束をしてイージスはリコと別れた。
【さてと、榊 友子さん。初心者狩りでお金を稼いでいた事を皆にばらされたくなければ今すぐ***のホテルまで来るんだ。ここまで言えば分かると思うが俺は君と面識が有るという事だ、誰か仲間を連れてきたりすれば師弟関係の解消する機会も失うからそのつもりで】
TOMO(榊 友子)に昨夜と同じホテルに来る様に命令すると、イージスはすぐにログアウトして自転車に飛び乗りコンビニへ向かうと精力ドリンクを買い込んだ。
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