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第25話 イージスの選択
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第11回ファンタジー小説大賞が無事終わりましたので、再開します。1ヶ月以上更新を止めてしまいすいませんでした。
武神の塔の攻略開始2日目を迎え契が5種類の武器を試しながら感じた事は、結局全ての武器を使える様になる必要は無いという事実だった。ゲームを始めた日にNPCは5種類の武器を状況に合わせて使い分ける事を勧めていたが、敏捷を極振りしている契に重い武器は扱いきれない。しかし、力が最低の契でもある程度の威力の攻撃を出せなければ高層に辿り着く前に詰んでしまうだろう。
そこでまず最初に考え付いたのが短斧の使用である、拳で握るタイプの最小の短斧は手斧よりリーチは短いがその分重量は軽く契の筋力でも使いこなす事が出来る。短剣に比べ攻撃方法が少なくなってしまうが攻撃力は格段に増した。だが更に1時間ほど試してみて契は短斧を選択しない事を決めた、短剣と同様にどうしても相手の懐に入る必要が有るので相手に待ち構えられてしまうと不利になると分かったからだ。
(最下層で戦うので有れば問題無いだろうが、攻略するのが目的であれば何度も相手の懐深く入るのは危険すぎる。何か俺と相性の良い武器はないだろうか?)
契は雲を掴む思いで再び武器選びを再開させた、しかし何匹倒しても結論の出ないまま中身の無い時間が過ぎてゆく。
(里美や菜々はもう武器を選び、先へ進もうとしているかもしれない)
そんな焦りに駆られそうになった時、契の前に1つの武器がドロップした。
短矛・・・槍や薙刀の前身となった長柄武器、矛の柄の部分を短くした様な武器だが【刺突】と【斬る】の両方を目的とした幅広で両刃の剣状の穂先を持つ。短剣や短斧よりも重いがその分リーチも長く、片手でも扱える。
契は短矛を拾うと右手と左手、それぞれ持ち替えながら突いた感触と斬る感触をポップする敵を使って確認した。その結果、この短矛こそが契に最も適した武器だと確信するのだった。
(いけるぞ!狙った場所を突くのにはまだ練習が必要だが、たとえ外れてもそこから横に薙ぐ事で相手を斬る事だって可能だ。武器さえ決まってしまえば後は予備の武器を集めるだけだ)
それから契は武器の練習を兼ねて時間の許す限り最下層で多くの敵と戦った、そして右手に短矛左手に短剣という一見すると異様に見える独自の攻撃スタイルを作り上げようとしていた。
武神の塔から出て一旦ログアウトすると、図書室の中に残っていたのは最後の後片付けをしている早智だけだった。
「今日も一杯可愛がってもらえたか?」
近づきながら聞いてみると、早智は不服そうな顔で
「私を借りて読もうとする連中はどいつもこいつも自分だけ出してしまえばそれで満足の奴らばかり!絶頂するフリをしてる事さえ見抜けないの、ねえ先輩。久しぶりに私が気を失うまで犯してくれない?」
大分欲求不満になっているみたいだ、放っておいて誰とでも寝始められたら商品価値も下がってしまう。仕方なく契は早智の望みを叶えてやる事にする。
「折角掃除したのにまた汚してしまうのもアレだな、場所を移動しよう」
そう言って契が早智を連れてきたのは町の郊外に在るゴルフ場跡地、現在は『私立ラストアイディール学園建設予定地』の看板が入り口に立てられていた。
「先輩、ここは?」
「ここは近い将来、男達の欲望を満たす理想の園になる場所さ」
「そうなんだ、じゃあ一足先に私と先輩の欲望を満たしちゃいましょ♪」
早智が空いているプレハブを探していると、契がその腕を掴んで別の場所へ連れて行く。
「きゃっ!先輩、どこへ私を連れていくんですか?」
「今日は趣向を変えてみようと思うんだ、早智もきっと気に入る筈だ」
「?」
契が連れてきたのはコースの中央、フェアウェイのど真ん中だった。しかも、敷地の中心部分に近いのでここならどれだけ大きな声を挙げても気付かれる心配もほとんど無かった。
「ふふふ、こんな草の上で抱き合うだなんて私達ってまるで動物か何かみたいですね」
「これからするのはその動物の交わりだろ?力の強い雄に組み敷かれて雌は種を植え付けられる、さあそこで四つん這いになり1匹の雌に戻るんだ」
早智はその場で服を脱ぎ捨て四つん這いになると指で広げながら契におねだりを始めた。
「先輩の太くてたくましいのを今すぐ私の中に入れてください、そして先輩の精で私の子宮を満たして」
「あまりそそられる言葉ではないが、今日の所は仕方ない。だが次からはもっと俺好みの言葉を覚えておくんだな」
契も素早く服を脱ぐと反り返ったモノをあてがう、期待する眼差しを見せる早智と視線が合ったのを合図にゆっくりと挿入を開始した。
「ああっ!・・・・・・・!?」
最初の瞬間だけ喜びの声を上げたが早智はすぐに信じられない顔に変わった。契は先端部分だけ入れて奥まで挿入しようとはしなかったのだ。
「おねがい・・早く奥までちょうだい。こんな生殺しをされたら気が狂ってしまうわ」
腰の辺りをもじもじと動かしながら更に懇願する早智、膣の中は愛液で溢れかえり溢れ出た蜜は股を伝って地面に染み込む。我慢しきれなくなり早智が自分で奥まで招き入れようとしたタイミングを見計らって契は早智の最奥に渾身の一撃を打ち込んだ。
「・・・・ああ、あぁぁ」
思いもよらない攻撃で早智は一瞬で達してしまう、潮を撒き散らかすと力が抜けて肩で上半身を支える格好となった。しかし契がそれで許す筈が無い、両手で腰を掴むと先程とは打って変わり削岩機の様な荒々しい腰使いで早智を攻め始める。快楽に染まった雌の叫び声が静寂を打ち消した、早智に残されていた理性は完全に消え去り快楽に支配され雄に犯されて悦ぶ1匹の雌へと変貌を遂げた。
「もっと!もっと突いて、もっと奥まで!!」
その後、早智は何度も絶頂を繰り返し契の精を全ての穴で受け止める。そしてようやく契が満足して解放すると全身を白く汚した早智は気を失いその場で倒れたのだった。
武神の塔の攻略開始2日目を迎え契が5種類の武器を試しながら感じた事は、結局全ての武器を使える様になる必要は無いという事実だった。ゲームを始めた日にNPCは5種類の武器を状況に合わせて使い分ける事を勧めていたが、敏捷を極振りしている契に重い武器は扱いきれない。しかし、力が最低の契でもある程度の威力の攻撃を出せなければ高層に辿り着く前に詰んでしまうだろう。
そこでまず最初に考え付いたのが短斧の使用である、拳で握るタイプの最小の短斧は手斧よりリーチは短いがその分重量は軽く契の筋力でも使いこなす事が出来る。短剣に比べ攻撃方法が少なくなってしまうが攻撃力は格段に増した。だが更に1時間ほど試してみて契は短斧を選択しない事を決めた、短剣と同様にどうしても相手の懐に入る必要が有るので相手に待ち構えられてしまうと不利になると分かったからだ。
(最下層で戦うので有れば問題無いだろうが、攻略するのが目的であれば何度も相手の懐深く入るのは危険すぎる。何か俺と相性の良い武器はないだろうか?)
契は雲を掴む思いで再び武器選びを再開させた、しかし何匹倒しても結論の出ないまま中身の無い時間が過ぎてゆく。
(里美や菜々はもう武器を選び、先へ進もうとしているかもしれない)
そんな焦りに駆られそうになった時、契の前に1つの武器がドロップした。
短矛・・・槍や薙刀の前身となった長柄武器、矛の柄の部分を短くした様な武器だが【刺突】と【斬る】の両方を目的とした幅広で両刃の剣状の穂先を持つ。短剣や短斧よりも重いがその分リーチも長く、片手でも扱える。
契は短矛を拾うと右手と左手、それぞれ持ち替えながら突いた感触と斬る感触をポップする敵を使って確認した。その結果、この短矛こそが契に最も適した武器だと確信するのだった。
(いけるぞ!狙った場所を突くのにはまだ練習が必要だが、たとえ外れてもそこから横に薙ぐ事で相手を斬る事だって可能だ。武器さえ決まってしまえば後は予備の武器を集めるだけだ)
それから契は武器の練習を兼ねて時間の許す限り最下層で多くの敵と戦った、そして右手に短矛左手に短剣という一見すると異様に見える独自の攻撃スタイルを作り上げようとしていた。
武神の塔から出て一旦ログアウトすると、図書室の中に残っていたのは最後の後片付けをしている早智だけだった。
「今日も一杯可愛がってもらえたか?」
近づきながら聞いてみると、早智は不服そうな顔で
「私を借りて読もうとする連中はどいつもこいつも自分だけ出してしまえばそれで満足の奴らばかり!絶頂するフリをしてる事さえ見抜けないの、ねえ先輩。久しぶりに私が気を失うまで犯してくれない?」
大分欲求不満になっているみたいだ、放っておいて誰とでも寝始められたら商品価値も下がってしまう。仕方なく契は早智の望みを叶えてやる事にする。
「折角掃除したのにまた汚してしまうのもアレだな、場所を移動しよう」
そう言って契が早智を連れてきたのは町の郊外に在るゴルフ場跡地、現在は『私立ラストアイディール学園建設予定地』の看板が入り口に立てられていた。
「先輩、ここは?」
「ここは近い将来、男達の欲望を満たす理想の園になる場所さ」
「そうなんだ、じゃあ一足先に私と先輩の欲望を満たしちゃいましょ♪」
早智が空いているプレハブを探していると、契がその腕を掴んで別の場所へ連れて行く。
「きゃっ!先輩、どこへ私を連れていくんですか?」
「今日は趣向を変えてみようと思うんだ、早智もきっと気に入る筈だ」
「?」
契が連れてきたのはコースの中央、フェアウェイのど真ん中だった。しかも、敷地の中心部分に近いのでここならどれだけ大きな声を挙げても気付かれる心配もほとんど無かった。
「ふふふ、こんな草の上で抱き合うだなんて私達ってまるで動物か何かみたいですね」
「これからするのはその動物の交わりだろ?力の強い雄に組み敷かれて雌は種を植え付けられる、さあそこで四つん這いになり1匹の雌に戻るんだ」
早智はその場で服を脱ぎ捨て四つん這いになると指で広げながら契におねだりを始めた。
「先輩の太くてたくましいのを今すぐ私の中に入れてください、そして先輩の精で私の子宮を満たして」
「あまりそそられる言葉ではないが、今日の所は仕方ない。だが次からはもっと俺好みの言葉を覚えておくんだな」
契も素早く服を脱ぐと反り返ったモノをあてがう、期待する眼差しを見せる早智と視線が合ったのを合図にゆっくりと挿入を開始した。
「ああっ!・・・・・・・!?」
最初の瞬間だけ喜びの声を上げたが早智はすぐに信じられない顔に変わった。契は先端部分だけ入れて奥まで挿入しようとはしなかったのだ。
「おねがい・・早く奥までちょうだい。こんな生殺しをされたら気が狂ってしまうわ」
腰の辺りをもじもじと動かしながら更に懇願する早智、膣の中は愛液で溢れかえり溢れ出た蜜は股を伝って地面に染み込む。我慢しきれなくなり早智が自分で奥まで招き入れようとしたタイミングを見計らって契は早智の最奥に渾身の一撃を打ち込んだ。
「・・・・ああ、あぁぁ」
思いもよらない攻撃で早智は一瞬で達してしまう、潮を撒き散らかすと力が抜けて肩で上半身を支える格好となった。しかし契がそれで許す筈が無い、両手で腰を掴むと先程とは打って変わり削岩機の様な荒々しい腰使いで早智を攻め始める。快楽に染まった雌の叫び声が静寂を打ち消した、早智に残されていた理性は完全に消え去り快楽に支配され雄に犯されて悦ぶ1匹の雌へと変貌を遂げた。
「もっと!もっと突いて、もっと奥まで!!」
その後、早智は何度も絶頂を繰り返し契の精を全ての穴で受け止める。そしてようやく契が満足して解放すると全身を白く汚した早智は気を失いその場で倒れたのだった。
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