異世界に飛ばされた警備員は持ってた装備で無双する。

いけお

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第36話 バルドからの提案

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ギルドの総本部から帰還すると、丁度皆が夕食の支度をしていた。

「あ、お帰りなさいお義兄ちゃん♪」

「おかえりなさい、誘二さん」

「ご無事で何よりでした、誘二様」

「お帰りなさい、誘二様」

フォレットちゃん、フォルネーゼ、エタ、シャーリィの順に出迎えてくれたがエタさん、俺は狩りや戦いに行っていた訳では無いので大丈夫ですからね!?

エタさんの不老不死の呪いは、俺が毎日少しずつ浄化を掛けて解いている。しかし、まだエタさんの中で俺に身を委ねるまでの気持ちになっていない為、男女の関係には未だ至っていない。

「お~丁度良い時間だったな。 ほれ、今日収穫したばかりのオーク肉だぞ~!」

「徐々にではありますが、沸く数や頻度も落ちてきてますね。もう少しすれば、砦の全ての部屋が使用可能になると思います」

バルド・シルフィ夫婦も丁度砦内のオークの駆除(?)から帰ってきた様だ。昨日、バルドからの頼みを聞く前に条件として砦内のオークの駆除をお願いした。バルド夫婦もこの砦の家に住む事になるから、自分達が済む部屋を選んだりするのにも丁度良いと思えたからだ。

「そうだ、誘二、フォルネーゼ。1つ折り入って相談が有るんだがいいか?」

「昨日言おうとしていた件か? 畏まって言う間柄じゃないんだから、もっと気軽に言ってこいよ!?」

「そうか? いや、実はなこの砦のオークが沸かなくなってからでいいんだが一緒にエルフの国へ行ってくれないか?」

「エルフの国?」

「ああ、シルフィはあのバカ貴族の所為でもう何年も国許へ帰る事が出来なかっただろ?だから、出来る事なら1度あいつの両親に挨拶を兼ねて送り届けてやりたいんだ」

「いいんじゃないか、それ。 フォルネーゼも良いよな?」

「ええ、構いませんよ」

「じゃあ、話は早いな。フォルネーゼ、明日朝一番できみの冒険者登録をしにアルムの支部へ行くよ」

「ええと、話が見えないのですが?」

「もう1度言うよ、きみは明日から冒険者の仲間入りだ」

「無茶言わないでください、誘二さん。わたしに戦える訳無いじゃないですか!?」

「フォルネーゼ・・・自分が貰った称号を確認してみた?」

「いえ、あなたに表示はしましたが自身では確認しておりませんわ」

「じゃあ、今すぐ確認しよう。それで納得する」

フォルネーゼは自分のステータスで称号の内容を確認して凍り付いていた。

「あ、あのこれって・・・!?」

「総本部のラッセルさんも呆れていたよ、奥方もすぐにSランク以上に昇格するだろうってね」

「なんだ、お前を呼び出したのはラッセルの野郎だったのか!?だったら、『めんどくせえ』って返事を返しておけば良かったな」

「同じような事をラッセルさんからも聞いたよ、バルドが支部長時代にやっていた体たらくについて」

「俺はそんな体たらくなんて事はしていないぞ!真面目にやっていたよな、シルフィ!?」

「はあ・・・よくもまあ、あれだけの事をしておいて真面目にやっていたとよくも抜けぬけと」

「おい、待てシルフィ!なんでお前急に不機嫌になるんだよ!?」

「それは後でとお話します。まずは冷めない内に夕食を食べてしまいましょう」

俺達が話している間に何時の間にか、フォレットちゃん、シャーリィ、エタさんの3人で夕食の準備を終えていた。3人にお礼を言うと、7人で囲む夕食が始まる。

「そういえば、結局総本部には何で呼び出されたんだ?」

「ああ、バルドが解任されてから支部に全く顔を出していなかったら、実績の確認作業。この砦を国から俺に引き渡す為に聖光教会が働き掛けをしたのが、ラッセルの耳に入ったのが原因」

「まあ、無事に引渡しされているから問題は無いだろう。それで結果は?」

「ええと・・・今日付けでSSランクになりました。 以上です」

そう言うと、バルドが急に咳き込んだ。フォレットちゃんを前に少しお行儀が悪いな。

「ゴホ、ゴホ! SSランクだって!?」

「うん、この国で初って言ってたよ。オークの砦を1人で2回制圧出来る人間をBランクに置いておく方が危険だとも言われたよ」

「そう言われてみればそうか・・・お前を野放しにするのはマズいからな」

「俺を何だと思っているんだ!?」

「女を呼び込む無敵のハーレム野郎」

「ぐ!?」

「現時点で既に確定しているのが、フォレットとシャンティ総大主教だろ?ハーレム野郎で間違いないじゃないか」

「言い返したいが言い返せる材料が無いのが辛い」

「誘二さん、シャンティさんは言い返せないと変じゃないんですか!?」

「すまない、フォルネーゼ。俺、多分総本部でシャンティがここに来る事になるフラグ立ててきた」

「・・・・聞かなかった事にしてあげます、代わりにまたしばらくの間尻尾で撫でてあげるのは無しですからね」

「そんな~!?」

「誘二、フォルネーゼの尻尾が一体何なのかいい加減教えてくれないか!?」

「それは夫婦の間の秘密です♪」

「じゃあ、バルドおじちゃんには今度フォレットが内緒で教えてあげるね♪」

「ほんとか!?」

「ちょ、フォレット! 何を言い出すの急に!?」

「うふふ♪ お義兄ちゃんも、お嫁さんにしてもらったらフォレットも尻尾で撫でてあげるから、楽しみにしていてね♪」

ガーン!? フォレットちゃんに何時の間にか俺の性癖がバレてる!?

「あ~コホン、とりあえずフォルネーゼは明日冒険者の登録をしたら、早速一緒にこの砦内を回ってオークの駆除をやってみよう。すぐにランクも上がると思うよ」

「わかりました」

「シルフィさん、エルフの人達って自分が元居た世界では長命の種族と伝承されているんだけど、こっちの世界でもそうなのかな?」

「そうなると思います、大体数百年は普通に生きますから」

「ちなみにシルフィさんは、い

【これより30秒間お仕置きタイムとして近接無効化を解除します】

スパーン!? アナウンスが流れた瞬間にフォルネーゼにスリッパで頭を叩かれた!

「あなた!? 女性に歳を聞くのは失礼ですよ!?」

「あたた、ごめんなさい」

【お仕置きタイムを終了します、彼女は自称50歳と言ってますが実際は128歳ですよ。この超鯖読みエルフ女~♪】

「「「・・・・・・・・」」」

「な、なんてアナウンスを流すのよ~!!!!!!!!!!!」

ついにアナウンスの被害者が俺の他にも飛び火した・・・次の日、夫のバルドに実年齢がバレたのでシルフィは砦の1室に篭って夕方まで泣いていたのだった。
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