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第46話 魔国へ一緒に行く仲間が変更されました。
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『誘二頼みがある、僕達も一緒に連れて行って貰えないか?』
背後からの声に気が付き振り返ると、そこにはすっかり忘れ去られていたピートとイヤホンが居た。
「ごめん、2人がまだ居たのを忘れていたよ。一緒に行きたいってどういう事なんだ?」
『君は思い出したくないかもしれないが、この世界に来るきっかけになった出来事を覚えているかい?』
「ああ、忘れるものか。おまえのペットとやらに仕事中に跳ね飛ばされて魂だけこの世界に送られてきたんだった」
『そうだ、そのペットはまだ見つかっていない。だが、今の会話を聞いてもしや!?と思ったんだ』
「おいおい、まさか魔国を乗っ取った女ってのがおまえのペットだと言うんじゃないだろうな?」
『そうじゃない、こう言うのもアレなんだが逃げたペットというのは神獣の類に入り神であるボクの命令に逆らい逃げ出す事は早々起きないんだ』
「何が言いたいんだ?」
『もしかしたら、その女がボクのペットを逃げ出させて目が離れている隙に魔国を乗っ取ってしまったんじゃないのだろうか?って考えたんだ』
「じゃあ、その女はピート達の居る神界にも自由に行き来出来る可能性を持つ事になるぞ!?」
『更に付け加えていうと逃げたペットは君の居た世界から既に離れているけど、今現在どこに隠れているのかボクの力でも見つける事が出来ないんだ』
「ピートの力も超えるかもしれない女って俺達でも無理じゃないのか!?」
『出来れば急いで魔国へ向かいたい、何故なら魔国でその女が更に力を付けたとしたら神界に残っている神達すら魅了して支配下に置いてしまうかもしれないからだ』
「一刻を争うじゃないか!?こうなってくると、シャンティも連れて行くのは危険になるな。すまないが、安全が確保出来るまでバルド達と砦に残っていてくれないか?」
「そうします、バルドさんと協力して留守の間の守りを固めておきます」
徐々に緊迫した空気になる中、ピートは今まで見せた事の無い真剣な表情で俺に話しかけてきた。
『誘二、もしその女に出会った場合は情けを一切掛けず即座にその剣で斬れ。その剣は近接物理防御無視の力が有るから女が幾ら攻撃を防ごうとしても防げないだろう。ボクの力は通じない恐れがある、そうなった場合君の与えた装備だけがこの世界を救う唯一の希望になるかもしれない。使いどころを間違えるなよ』
「そういえば、ふと思い出したんだが・・・」
『どうした?』
「エタのオークの姿をした赤子を産む呪いをこの女が与えた可能性を考えると、過去にも1度何かピートがこの世界から目を離す様な出来事が有ったんじゃないかと思ってな」
『そういえば遠い昔、神界で1人の女神が人の身に堕とされ追放される出来事が有ったな。神としての力も失い無力な女として生涯を終えた筈なのだけど、その後転生したのかどうかまでは確かめてなかったな』
「もしも、記憶を残したまま生まれ変わっていたとしたらどうなる?神達に対する恨みは相当な物になるんじゃないのか?」
『確かに強烈な憎しみを抱いていると思う、けれど人間に転生を繰り返すのは余程の執念と長い年月が必要に・・・あっ!?』
「ようやく気付き始めたか?エタに呪いを与えたのが今の女の前世としてそこで力を磨き、そして現世で復讐を果たそうとしていると考えれば辻褄が大体合うと思うんだが」
『だとすれば、最終的な復讐の相手はボクじゃないか!?追放するのを認めた訳だし』
「何時襲われてもおかしくないから用心しておけよ、神界に移動出来る力を回復させているとすればここにも容易に来れる筈だからね」
(あらこんな簡単に計画に気付く人が居るとはね、ピートの寝首を襲う機会を失ってしまったわ)
「誰だ!?」
部屋に突如女の声が響き、思わず叫ぶ。すると、部屋の隅で黒い霧が立ちこめ徐々に女の姿に変わっていく。
(はじめまして交 誘二、そしてお久しぶりねピート。もうすぐあなた達神界の連中に復讐を果たせるだけの力が付きそうだから、先に挨拶だけでも済ましておこうと思って来たわ)
『よくも抜けぬけと・・・・』
(この話が終わったら早々に魔国に戻るから早く魔王城まで来る事ね。あなたのペットもあなたを喰いたくて仕方ないみたいで空腹を城の兵士達で一時的に凌いでいるわ)
「待て!城の兵士達をわざと喰わせているのか!?」
ミザリーさんが思わず会話に割り込むように叫ぶ、それを見た女が珍しい物を見つけた様に嬉々とした表情を浮かべる。
(あら、あなたこんな所まで逃げてきていたの?惨めなものね元魔王様、魔国はもう私の支配化になっているわ。ピート達と一緒に早くいらっしゃい、元部下の者達と楽しい命の奪い合いをさせてあげるから)
ミザリーさんは打ちひしがれた様にして顔を下げ涙を流し始める、それを見たフォルネーゼは俺の剣をとっさに奪うと神速で女の背後に回り女の身体を切り裂いた!しかし直後に女の身体は黒い霧と化し女の高笑いと共に消え始める。
(確かにその剣で斬られれば私も助からないわ、だから魔王城から分身の霧だけ送らせてもらっていたの。交 誘二、この世界を本当に救いたいと願うのならば正々堂々と私と戦い勝ちなさい。奥方の力に頼らない事ね、まあ今のあなたでは私に返り討ちに遭うのが関の山だけどね・・・)
そう言い残すと女の姿は完全に消滅した、何も出来なかった自分は女に勝つ見込みも持てないまま魔国に行くしか道が無く途方に暮れる。しかし事態は思わぬ方向に進み始めた、っていうかとある来客者が来たお陰で女の復讐は誰の目から見ても可哀相な形で終止符を打たれる事になるのだった。
背後からの声に気が付き振り返ると、そこにはすっかり忘れ去られていたピートとイヤホンが居た。
「ごめん、2人がまだ居たのを忘れていたよ。一緒に行きたいってどういう事なんだ?」
『君は思い出したくないかもしれないが、この世界に来るきっかけになった出来事を覚えているかい?』
「ああ、忘れるものか。おまえのペットとやらに仕事中に跳ね飛ばされて魂だけこの世界に送られてきたんだった」
『そうだ、そのペットはまだ見つかっていない。だが、今の会話を聞いてもしや!?と思ったんだ』
「おいおい、まさか魔国を乗っ取った女ってのがおまえのペットだと言うんじゃないだろうな?」
『そうじゃない、こう言うのもアレなんだが逃げたペットというのは神獣の類に入り神であるボクの命令に逆らい逃げ出す事は早々起きないんだ』
「何が言いたいんだ?」
『もしかしたら、その女がボクのペットを逃げ出させて目が離れている隙に魔国を乗っ取ってしまったんじゃないのだろうか?って考えたんだ』
「じゃあ、その女はピート達の居る神界にも自由に行き来出来る可能性を持つ事になるぞ!?」
『更に付け加えていうと逃げたペットは君の居た世界から既に離れているけど、今現在どこに隠れているのかボクの力でも見つける事が出来ないんだ』
「ピートの力も超えるかもしれない女って俺達でも無理じゃないのか!?」
『出来れば急いで魔国へ向かいたい、何故なら魔国でその女が更に力を付けたとしたら神界に残っている神達すら魅了して支配下に置いてしまうかもしれないからだ』
「一刻を争うじゃないか!?こうなってくると、シャンティも連れて行くのは危険になるな。すまないが、安全が確保出来るまでバルド達と砦に残っていてくれないか?」
「そうします、バルドさんと協力して留守の間の守りを固めておきます」
徐々に緊迫した空気になる中、ピートは今まで見せた事の無い真剣な表情で俺に話しかけてきた。
『誘二、もしその女に出会った場合は情けを一切掛けず即座にその剣で斬れ。その剣は近接物理防御無視の力が有るから女が幾ら攻撃を防ごうとしても防げないだろう。ボクの力は通じない恐れがある、そうなった場合君の与えた装備だけがこの世界を救う唯一の希望になるかもしれない。使いどころを間違えるなよ』
「そういえば、ふと思い出したんだが・・・」
『どうした?』
「エタのオークの姿をした赤子を産む呪いをこの女が与えた可能性を考えると、過去にも1度何かピートがこの世界から目を離す様な出来事が有ったんじゃないかと思ってな」
『そういえば遠い昔、神界で1人の女神が人の身に堕とされ追放される出来事が有ったな。神としての力も失い無力な女として生涯を終えた筈なのだけど、その後転生したのかどうかまでは確かめてなかったな』
「もしも、記憶を残したまま生まれ変わっていたとしたらどうなる?神達に対する恨みは相当な物になるんじゃないのか?」
『確かに強烈な憎しみを抱いていると思う、けれど人間に転生を繰り返すのは余程の執念と長い年月が必要に・・・あっ!?』
「ようやく気付き始めたか?エタに呪いを与えたのが今の女の前世としてそこで力を磨き、そして現世で復讐を果たそうとしていると考えれば辻褄が大体合うと思うんだが」
『だとすれば、最終的な復讐の相手はボクじゃないか!?追放するのを認めた訳だし』
「何時襲われてもおかしくないから用心しておけよ、神界に移動出来る力を回復させているとすればここにも容易に来れる筈だからね」
(あらこんな簡単に計画に気付く人が居るとはね、ピートの寝首を襲う機会を失ってしまったわ)
「誰だ!?」
部屋に突如女の声が響き、思わず叫ぶ。すると、部屋の隅で黒い霧が立ちこめ徐々に女の姿に変わっていく。
(はじめまして交 誘二、そしてお久しぶりねピート。もうすぐあなた達神界の連中に復讐を果たせるだけの力が付きそうだから、先に挨拶だけでも済ましておこうと思って来たわ)
『よくも抜けぬけと・・・・』
(この話が終わったら早々に魔国に戻るから早く魔王城まで来る事ね。あなたのペットもあなたを喰いたくて仕方ないみたいで空腹を城の兵士達で一時的に凌いでいるわ)
「待て!城の兵士達をわざと喰わせているのか!?」
ミザリーさんが思わず会話に割り込むように叫ぶ、それを見た女が珍しい物を見つけた様に嬉々とした表情を浮かべる。
(あら、あなたこんな所まで逃げてきていたの?惨めなものね元魔王様、魔国はもう私の支配化になっているわ。ピート達と一緒に早くいらっしゃい、元部下の者達と楽しい命の奪い合いをさせてあげるから)
ミザリーさんは打ちひしがれた様にして顔を下げ涙を流し始める、それを見たフォルネーゼは俺の剣をとっさに奪うと神速で女の背後に回り女の身体を切り裂いた!しかし直後に女の身体は黒い霧と化し女の高笑いと共に消え始める。
(確かにその剣で斬られれば私も助からないわ、だから魔王城から分身の霧だけ送らせてもらっていたの。交 誘二、この世界を本当に救いたいと願うのならば正々堂々と私と戦い勝ちなさい。奥方の力に頼らない事ね、まあ今のあなたでは私に返り討ちに遭うのが関の山だけどね・・・)
そう言い残すと女の姿は完全に消滅した、何も出来なかった自分は女に勝つ見込みも持てないまま魔国に行くしか道が無く途方に暮れる。しかし事態は思わぬ方向に進み始めた、っていうかとある来客者が来たお陰で女の復讐は誰の目から見ても可哀相な形で終止符を打たれる事になるのだった。
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