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第4話 怪と何故かお友達になりました
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「えとレミアさんは、人の魂以外は口に出来ないのですか?」
『あなたに言われてみてようやく気が付いたけど、人の魂以外を口に入れた記憶が無いわね。他の物を食べてみようって気も起きないし無性に人の魂が食べたくなるからその通りにしてきただけよ』
「なるほど」
怪の本能で人の魂を欲しているのかもしれない、けれど放っておく訳にいかないしどうしよう・・・。
『そんな訳でとりあえず餓死して貰えないかな?わたし、もうお腹ペコペコで死にそうなのよ』
「誰が餓死するものか!とりあえず食べ物何か食べてみないか?」
『そう言われてもね~食べたいとか思える食べ物が無いのよね。今まで食べた事の無い物だったら興味も出るのだけど』
「なあ天照、食べ物の神を呼んでもらえないか?彼女がもしかしたら食べたいと思えるのが有るかもしれないからさ」
(そうですね、このままにしておく訳のもどうかと思いますから物は試しです。食べ物の神よ来たれ!)
『護の影からずっと聞いていたから用件は理解している、彼女がきっと食べたくなる様な美味しい物を一杯出してあげようじゃないか!?』
その食べ物の神の自信は2時間後には打ち砕かれていた・・・彼女に出す数々の料理が興味を奪う物では無かったのである。
『確かに異世界の料理ってのには興味が沸くけど、食べてみたいって思える程じゃないのよね』
『そ、そんな・・・。これだけの美味しい料理を目の前にして一口さえ食べる気も起こさないなんて!?』
彼女の前に並べられた大量の料理はその後スタッフ(俺と神々)が美味しく頂きました。
(食べ物の神が自信を持って薦めてくるだけの美味しい料理に見向きもしないなんて、予想以上でした。しかし、こちらの世界で久々にカツ丼を食べられるとは思いませんでした・・・モグモグ)
「俺も鉄火丼を食べられるとは思わなかったよ、食べ物の神が薦めるだけあって和洋中どれも本当に美味しい物ばかりだ!」
『食べられる物が無いのなら、いい加減あなたの魂を貰えないかしら?あなた達だけ美味しそうに食べているのを見ていると腹が立ってくるし・・・何より食事をするなんて餓死してくれる気全く無いでしょ!?』
「餓死する気なんて有る訳無いじゃん、ってちょっと待って!今、何か思い浮かびそうになった」
『護、何か気付いたのか?』
「食べられる物が無い、食べられる物がない・・・食べられる物じゃ無い!そうだ、逆転の発想だ。食べ物の神、彼女に極めたって言うイギリス料理を出してやってくれ!!!」
イギリス料理・・・その言葉を聞いた瞬間、天照はもちろんだが残された料理を美味しそうに食べていた神々が固まった。
『『イギリス料理だって!護殿は正気か!?』』
(護さん、流石にそれは彼女が可哀想ですよ。あれを食べさせようとは人の所業じゃない・・・)
「あの~皆さん?イギリスの方々に喧嘩を売る様なセリフは言わない様に!」
『あの?何、その皆さんが嫌がっているイギリス料理ってのはそんなに美味しくないのですか?』
『『あれは人の食べ物なんかじゃない!?』』
(あれを毎日黙々と食べている人は神となる為の過酷な修行を日々こなしているとしか思えません)
「だから、それ以上言うのは止めい!!」
俺達の会話を聞いていたレミアは何か
『あの・・・先程まで我侭を言ってすいませんでした。もしも良ければ、その・・・イギリス料理って物を食べさせてもらえませんか?』
『『悪い事は言わない、その勇気は褒めたいがイギリス料理の前にそれはあまりにも無謀だ!?』』
(そうです、イギリス料理で無駄に命を散らす必要はありません)
「おいやめろ、どんどん言っている事が酷くなっているぞ!?」
『護さんでしたっけ?ぜひ食べさせてください!もしイギリス料理を食べて命を落とす結果になっても恨んだりはしませんから』
「お前も食べてもいない料理に毒を吐くのは止せ」
結局八百万の神々の助言を無視する形で、レミアの前に極められたイギリス料理が並んだ。・・・そして何故か俺の前にも出されている料理の皿。
「ちょっと待って食べ物の神、何で俺も食べないといけないのかな?」
『折角の機会です、イギリス料理の味の究極を是非食べてみて貰いたい。1度食べれば大概の味付けは誰のでも美味しく感じる筈です』
言われるがまま一口食べてみて、魂が抜けかけた。
イギリス料理が不味いと言われる理由、野菜は本来の食感がわからなくなるほど茹でる、油で食材が黒くなるまで揚げる、麺を必要以上にゆでるなどといった、イギリスでよく行われる、食材本来の味や食感を残さないほど加熱する調理法が食べる人の好みに応じて塩や酢などで味付けされることを前提としているため、調理の段階で味付けらしい味付けがされないことも多く、不慣れな旅行者は味のない料理に困惑することになるからである。
この味を究極まで極めると、大型の獣でさえ容易に昏倒させられるだろう。だが当のレミアは一口二口と食べながら涙を流していた。
『不味い、不味すぎます!しかし、これほどの不味さでさえ現地に行けばごく普通にある家庭の味なのですね。魂が抜け落ちそうなこの料理を食べる事で、こんな身体になってもまだ生きているって実感や喜びを抱く事が出来ました!』
不味い、不味いと毒を吐きながら、料理を食べ続けているレミア。その様子を見ながら、神々は恐れおののいている。俺の食えなかった分まで完食してレミアは満足したのかお礼を言ってきた。
『あの・・・どうも有難うございました!!人間の食べ物じゃない物を食べる苦行をしている方々が他の世界に居るとは思いもしませんでした。それに比べれば人の魂しか食べたくないってのは唯の甘えでしかありませんね。迷惑で無ければ、私と友達になってもらえませんか?』
「別に構わないけど、もう人の魂は食べないと約束してくれよ」
『分かりました、それともう1つお願いが有るのですが・・・』
「遠慮せず言っていいよ、自分達に出来るお願いだったらね」
『多分大丈夫です、私も護さんに憑いていっても構いませんか?ってお願いなので』
「憑いていく!?」
『はい、人の魂は今後一切口にしません。ただしこのままだと、私の方が餓死してしまうので定期的にイギリス料理を食べさせて貰えればそれで十分ですから』
「イギリス料理に拘らなくてもいいからね、他の美味しい料理にも興味をぜひ持ってくれ!」
『そんな訳でこれからよろしくお願いします護さん。そして守護霊の皆様もご迷惑をお掛けしますがご容赦下さい』
何の因果かこちらの世界で初めて出来た友達に取り憑かれる羽目になった、元人間の怪であるレミアさんが加わる事で旅が更に賑やかになっていった。
『あなたに言われてみてようやく気が付いたけど、人の魂以外を口に入れた記憶が無いわね。他の物を食べてみようって気も起きないし無性に人の魂が食べたくなるからその通りにしてきただけよ』
「なるほど」
怪の本能で人の魂を欲しているのかもしれない、けれど放っておく訳にいかないしどうしよう・・・。
『そんな訳でとりあえず餓死して貰えないかな?わたし、もうお腹ペコペコで死にそうなのよ』
「誰が餓死するものか!とりあえず食べ物何か食べてみないか?」
『そう言われてもね~食べたいとか思える食べ物が無いのよね。今まで食べた事の無い物だったら興味も出るのだけど』
「なあ天照、食べ物の神を呼んでもらえないか?彼女がもしかしたら食べたいと思えるのが有るかもしれないからさ」
(そうですね、このままにしておく訳のもどうかと思いますから物は試しです。食べ物の神よ来たれ!)
『護の影からずっと聞いていたから用件は理解している、彼女がきっと食べたくなる様な美味しい物を一杯出してあげようじゃないか!?』
その食べ物の神の自信は2時間後には打ち砕かれていた・・・彼女に出す数々の料理が興味を奪う物では無かったのである。
『確かに異世界の料理ってのには興味が沸くけど、食べてみたいって思える程じゃないのよね』
『そ、そんな・・・。これだけの美味しい料理を目の前にして一口さえ食べる気も起こさないなんて!?』
彼女の前に並べられた大量の料理はその後スタッフ(俺と神々)が美味しく頂きました。
(食べ物の神が自信を持って薦めてくるだけの美味しい料理に見向きもしないなんて、予想以上でした。しかし、こちらの世界で久々にカツ丼を食べられるとは思いませんでした・・・モグモグ)
「俺も鉄火丼を食べられるとは思わなかったよ、食べ物の神が薦めるだけあって和洋中どれも本当に美味しい物ばかりだ!」
『食べられる物が無いのなら、いい加減あなたの魂を貰えないかしら?あなた達だけ美味しそうに食べているのを見ていると腹が立ってくるし・・・何より食事をするなんて餓死してくれる気全く無いでしょ!?』
「餓死する気なんて有る訳無いじゃん、ってちょっと待って!今、何か思い浮かびそうになった」
『護、何か気付いたのか?』
「食べられる物が無い、食べられる物がない・・・食べられる物じゃ無い!そうだ、逆転の発想だ。食べ物の神、彼女に極めたって言うイギリス料理を出してやってくれ!!!」
イギリス料理・・・その言葉を聞いた瞬間、天照はもちろんだが残された料理を美味しそうに食べていた神々が固まった。
『『イギリス料理だって!護殿は正気か!?』』
(護さん、流石にそれは彼女が可哀想ですよ。あれを食べさせようとは人の所業じゃない・・・)
「あの~皆さん?イギリスの方々に喧嘩を売る様なセリフは言わない様に!」
『あの?何、その皆さんが嫌がっているイギリス料理ってのはそんなに美味しくないのですか?』
『『あれは人の食べ物なんかじゃない!?』』
(あれを毎日黙々と食べている人は神となる為の過酷な修行を日々こなしているとしか思えません)
「だから、それ以上言うのは止めい!!」
俺達の会話を聞いていたレミアは何か
『あの・・・先程まで我侭を言ってすいませんでした。もしも良ければ、その・・・イギリス料理って物を食べさせてもらえませんか?』
『『悪い事は言わない、その勇気は褒めたいがイギリス料理の前にそれはあまりにも無謀だ!?』』
(そうです、イギリス料理で無駄に命を散らす必要はありません)
「おいやめろ、どんどん言っている事が酷くなっているぞ!?」
『護さんでしたっけ?ぜひ食べさせてください!もしイギリス料理を食べて命を落とす結果になっても恨んだりはしませんから』
「お前も食べてもいない料理に毒を吐くのは止せ」
結局八百万の神々の助言を無視する形で、レミアの前に極められたイギリス料理が並んだ。・・・そして何故か俺の前にも出されている料理の皿。
「ちょっと待って食べ物の神、何で俺も食べないといけないのかな?」
『折角の機会です、イギリス料理の味の究極を是非食べてみて貰いたい。1度食べれば大概の味付けは誰のでも美味しく感じる筈です』
言われるがまま一口食べてみて、魂が抜けかけた。
イギリス料理が不味いと言われる理由、野菜は本来の食感がわからなくなるほど茹でる、油で食材が黒くなるまで揚げる、麺を必要以上にゆでるなどといった、イギリスでよく行われる、食材本来の味や食感を残さないほど加熱する調理法が食べる人の好みに応じて塩や酢などで味付けされることを前提としているため、調理の段階で味付けらしい味付けがされないことも多く、不慣れな旅行者は味のない料理に困惑することになるからである。
この味を究極まで極めると、大型の獣でさえ容易に昏倒させられるだろう。だが当のレミアは一口二口と食べながら涙を流していた。
『不味い、不味すぎます!しかし、これほどの不味さでさえ現地に行けばごく普通にある家庭の味なのですね。魂が抜け落ちそうなこの料理を食べる事で、こんな身体になってもまだ生きているって実感や喜びを抱く事が出来ました!』
不味い、不味いと毒を吐きながら、料理を食べ続けているレミア。その様子を見ながら、神々は恐れおののいている。俺の食えなかった分まで完食してレミアは満足したのかお礼を言ってきた。
『あの・・・どうも有難うございました!!人間の食べ物じゃない物を食べる苦行をしている方々が他の世界に居るとは思いもしませんでした。それに比べれば人の魂しか食べたくないってのは唯の甘えでしかありませんね。迷惑で無ければ、私と友達になってもらえませんか?』
「別に構わないけど、もう人の魂は食べないと約束してくれよ」
『分かりました、それともう1つお願いが有るのですが・・・』
「遠慮せず言っていいよ、自分達に出来るお願いだったらね」
『多分大丈夫です、私も護さんに憑いていっても構いませんか?ってお願いなので』
「憑いていく!?」
『はい、人の魂は今後一切口にしません。ただしこのままだと、私の方が餓死してしまうので定期的にイギリス料理を食べさせて貰えればそれで十分ですから』
「イギリス料理に拘らなくてもいいからね、他の美味しい料理にも興味をぜひ持ってくれ!」
『そんな訳でこれからよろしくお願いします護さん。そして守護霊の皆様もご迷惑をお掛けしますがご容赦下さい』
何の因果かこちらの世界で初めて出来た友達に取り憑かれる羽目になった、元人間の怪であるレミアさんが加わる事で旅が更に賑やかになっていった。
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