召喚勇者は魔王と放浪する事になりました。

いけお

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第2章~出来ればあの日に戻りたい~

第17話 嫌な二者択一、どちらで死にたい?(いいえ!どちらの死に方もイヤです)

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ようやく帝王・女帝の支配圏(?)の国境を過ぎて、隣国に移ってきた。 この国を抜ければやっと目的地の土魔領に入れるのであと一歩。 風魔王が去った時の様に何故空を飛んで行こうとしないのか? また水龍に乗せてもらったりすれば土魔領はすぐではないか? って聞かれそうだが、実際やろうとしましたがストーンさんが全力で拒否! 高所恐怖症だそうな・・・なんでも中学の修学旅行で東京タワーの展望台に有る下を覗き込めるあのガラス板を見た際にショックで気絶してそれ以降高い所がすっかりダメになってしまったとか。 そうしたら、セシルが

「あら、その位の高さがダメなのでしたら雲の上まで上昇すれば下が見えないから大丈夫でなくて?」 っなんて言うもんだから、ストーンさんその場で失神しちゃったよ。 散々ハリセンで叩かれたからそのお返しのつもりだろうと思うけど、流石にそれは可哀相に自分も思えたよ。

そんな訳で歩いて目的地に向かっている訳ですが、国境を過ぎてから道の至る所に人の死体や一部が転がっている。 なんか物騒だし衛生上問題有りまくりだな。 

「要はお前らが帝王・女帝で仕切っていた国では悪さする奴が居なくなったかもしれないが、国境を越えちまうとそうして襲われる心配が無くて油断してきた連中をカモにする輩が逆に増えたのかもしれんな」

そう言われると納得、じゃあ今の自分達もそいつらからしてみればカモが来たと今頃思っているかもしれないな。 本当に久々になるが、断罪か神罰を行う時が来たのかもしれない。

しばらく歩いていると、物陰からぞろぞろと賊達が現れた。 みんな赤か、ここまでに有った死体とかはみんなこいつらが原因かもな。 どうせ殺すから人数数えるのもめんどくさいや。

「貴様らもう十分生きたろう、全員殺して持ってるお金全部路銀として貰うから覚悟しろ!」

スパーン! 「はい、もう1度!」

「うう、痛い。 これからみんな殺すから覚悟してね?」 「よし!」

賊達は拍子抜けしている・・・いきなり目の前でハリセン漫才が起きれば訳が分からないよな普通は。 胸元から杖を取り出すと、賊達に向けて叫んだ!

「神罰!」 シーーーーーーーーーン  「「『・・・・・・・・・』」」

「ええっと、じゃあ断罪!」 ドボドボドボドボ・・・・ うわ~ローションで出てきたよ。

「・・・・おい、ヤマト。 これはどういう事か説明してくれるよな?」

「ええっと、神罰の杖がペ○の杖になっていまだに神罰にも水玉杖にも戻っていないからだと思われます」「ふむふむ・・・じゃあ、次どうなるかは分かるよな? いい加減」 「はい・・・」

スパーーーーーーーーーーーーーン!!! 「何とかして土魔領までに元に戻せ! そんな変わり果てた杖の姿はとても見せられんわ!」

「ストーンさん、どうやれば元に戻ります?」 スパーン! 「自分で考えろ! 自分で撒いた種だろうが~!!」

『あの~? オレらそろそろ帰ってもいいですか?』 賊達が帰ろうとしだしているマズい!

「待って! 待って、今何とかして君達を殺してあげるからもう少しだけそこで待っていてくれない?」 今から殺すから待っていて下さいって言われて待つ奴が居る訳も無く賊達が離れようとするので思わずこう叫んでしまった。

「ぺ、ペ○の断罪!」 あ、成功した。 バケツ大の大きさのローション玉が賊の顔に命中。 苦しんでいるけど、他の賊達は顔を真っ青になってるけどどうしたのかな?

『お、おい・・・。 俺達、こんな物で殺されないといけないのか? ほ、ほら他にも有るだろ! 魔法でも剣でも! ローションで窒息死だけは勘弁してくれ!』

「じゃあ、こんなハリセンの形になっちゃいるがコイツは聖神の剣といって歴代勇者が魔王を討つ際に使ってきたモノだから魔王を倒してきた剣で死ぬってのならいいのか?」 

『あ、ああ! あいつには悪いがあんなローションを顔に付けて死んでいる姿を見られると思ったら死んでも死にきれん!』 急に潔くなったが、なんか釈然としない・・・。

そうこうしている内に賊達の中から1人が前に出てきてストーンさんの前に座った。 覚悟を決めた様だな。

『ローションでの死から救ってくれて感謝する、思いっきりやってくれ』「お、おお分かった。 いくぞ!」 ストーンさんがハリセンを振りかぶって振りぬきました!

スパーン! ベシャッ  ・・・・ベシャッ!? あらら・・・さっきの方ミンチになってる。

「「『・・・・・・・・・・・・・』」」

「おい! ヤマト! お、お前が代わりにやってやれ。 力が1のお前なら頭が無くなる位で済むかもしれないから!」「いいのか? それで・・・」

また1人が前に出てきた・・・流石にミンチになってこの世を去らずに済みそうだと安堵している様子だが死ぬ事に変わりが無い事をすっかり忘れている。

「じゃあ、いきますよ覚悟は出来ましたか?」『ああ、やってくれ』

「えい!」 スパーン! ベシャッ 「「『・・・・・・・・・』」」

「武器の攻撃力が元々高いから、賊の皆さんはオーバーキルになっちゃうようだね・・・。 あの~どちらで死にたいか教えて頂ければその様に致しますがどうされますか?」

ローションを顔に押し付けられての窒息死かそれとも木っ端微塵のミンチになるか。 死ぬだけの事を確かにやっているけど、どちらで死ぬか聞かれると流石にどっちも嫌だよな~。

『あ、あの~! 女性のあなた様に我々をこの様な死から救って頂く事は出来ないものでしょうか? こんな形以外での罰をお与え下さい』

うわ~!? セシルの前で跪いてお祈りしてるよ賊の連中・・・。

「わかりました! 面倒だから皆さん、そこに一列に並んでくださいます? 氷漬けにして殺して差し上げます! 氷が解けるまでその姿を晒して、解けたらその死体を野犬にでも食べられるといいわ」

次々と氷漬けにされていくのに、賊達の顔が安堵に満ちている・・・おかしいよ絶対これ

『この方はきっと我々を惨めな死から救ってくれた天使様だ、ありがとうございます・・・』

ピローン♪ 何故か空から変な電子音と共にアナウンスが流れてきた。

(セシル・アクア は【夜の天使様】に職業が変わりました)

(トクサ・ヤマト は【ペ○の断罪】に職業が変わりました)

(ストーン    は【人をミンチにするハリセン】に職業が変わりました)

・・・・・・・ストーンさんも自分達と同じ側の世界に踏み込んじゃった様だ。 南無
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