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1章 Secret Rebirth
【九】これからどうするおつもりですか?
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「うん、それでね。まあ、話の続きなんだけども。とりあえず学校を作るでしょ? それと、あんな感じの奴らをもっと積極的に取り締まる組織を作りたいなって」
ジョナサン少年たちを助けた後、とりあえず置いていくわけにもいかず、ジェーンはメイド長にお願いして家族丸ごと屋敷に連れてきた。
それに、彼らはジェーンの力をはっきりと目撃している。
お米の聖女の顔と、あの超常的な力を結びつけられているのはまずい。
これが広まったら、さぞかし面倒なことになるだろう。
それもあってシスマはあっさりと兄弟の受け入れをした。
屋敷の運営権はほぼメイド長が握っていた。
加えて、メイド長としても考えがあるようだった。
「秘密裏に私兵を組織するのはいかがでしょうか。今の社会、力を持て余した人間は多くいます。私としても思うところがあります」
先ほどの戦いと大声での謝罪を通じ、シスマも主の本気を理解してくれたようだ。
「おお!」
「全員を組織するのは現実的ではありませんので、まずは見込みのある人間を集めましょう。基準は私に任せていただけますか?」
「さすがね! じゃあ早速、開校に動きましょう! 校舎はこの屋敷を使いましょ。それで悪い人にお仕置きをして、善い人が困っているのを助けられる人材を育てて、国をもっといい感じにするの! そうすれば、あたしは楽して前世の知識を戻せそう!」
「そんなに都合よくいくでしょうか……? いずれにせよ、仰せのままにいたします」
個人的にはもっとツッコんでも良いところだが、従順に応じてくれた。
深々と礼をして、メイド長は請け負った。
相変わらず無理難題をお使い感覚で引き受けてくれる。
こんな良い人は他にいない。
「一つ確認よろしいですか? 1年後に革命が起きて、処刑されるのですね?」
「さっきも言ったけど、シヴィル・リーグっていうのが革命を起こしてあたしを処刑するの。それで、民衆があたしがお米ばかり考えてたせいだって責めるから……」
「…………なるほど」
普通は前世があっても未来から来たなど信じるわけがない。
しかし、ジェーンの異常行動の説明としてはそれくらいが必要だと、相手は知っている。
シヴィル・リーグという名称に覚えがないのではと心配だったが、心当たりがあったようだ。
「納得しました。1年後までに、具体的にはどういう経緯で何が起きるか……は知る訳がありませんね」
「そうね。それにもう今日から早速、本来の歴史とはぜんぜん違う出来事が起きていくでしょうから」
研究室と農場の往復の日々なジェーンには、政治や民意がどう変化していくかなど知る由もない。
取りあえずは、今日から行動をする。それが彼女の思考の基礎だ。
格好良く言えばセントラルドグマと言ってもいい。
窓から差し込む曙光が、これからのジェーンの未来を祝福してくれていたように見えた。
そんな気がした。僕としてはそれで十分だ。
動いて、できることをなんでもやって、少しでも処刑の未来を変える。
僕にできることはないだろうが、応援はしたい。
「とりあえず世の中を良くする第一歩は踏めたわ! あとはシヴィル・リーグの活動をやめさせないと!」
「それは私に心当たりがありますから、お時間をいただいても?」
──驚いたね。どんどん話が進んでいく。
思わず嘆息した。
今は血の人形になっていないから、こちらの発言を聞けるのはジェーンだけ。
「でしょ。あたしらがいたらなんでもできるわ!」
「そうですね……」
シンプルな受け答えで、何を話しているかの予測ができたらしい。
眼鏡の位置を調整し、メイド長は小さく呟いた。
「シヴィル・リーグは私の知識では、強硬手段を取ることはしないはずでしたが……それに本来は、人々の未来と繁栄のために活動している慈善組織と言っても差し支えありません。事を構えるのは気が進まないのが正直なところです」
彼女と件の組織は、何らかの因縁があるらしい。
そこには躊躇いと、郷愁めいたものが垣間見えた。
額を指で揉み、首を振って忠実な秘書同然のメイドが言った。
「彼らと貴女を比べると、貴女の方が人々を救える数は多いです。お手伝いいたします。もちろん」
さっきまではジェーンの変化に動揺を見せていたシスマだが、事態が落ち着くといつもの鉄面皮になっていた。
彼女の目はレンズの反射で隠れているが、細かな表情はわからない。
「それで? 焦らさないで言ってよ。さっき何かを提案しようとしてたでしょ」
「私のツテを使い、素質のある少年少女を集めて教育を施します。私が監督して、街の巡回もさせます。身寄りのない子どもたちなら、足もつきにくいです」
「良さそうじゃない!」
それは人道的に大丈夫なのか?
疑問に思ったが、あえて口を噤む。
本当は子どもたちには、日々の楽しみと夕ご飯だけを考えながらすくすくと育ってもらいたい。
残念ながら僕の世界でも、少年少女の治安維持チームはあった。
しかも要所要所で、僕では成し遂げられない偉業を果たしていた。
「スゲーマンも何も言っていないなら平気ね!」
違うけれども、そういうことにしておこう。
「あとは、貴女の婚約者に協力を求めます」
「ごめん聞いてなかったわ」
聖女は耳を塞いで目を閉じた。
夜が明け、小鳥の鳴き声が窓から聞こえてくる。
美しい朝日が冷えた空気を暖めてくれる時間だ。
こういう時、思いっきり道を駆けるとすごく気持ちいいのを僕は知っている。
それをする術はないけれど。
「これはスゲーマン様にだけ聞こえれば良いことですが……」
耳を塞いでイヤイヤ期に入ったジェーンを無視し、彼女は会話ができなくとも僕に語りかける。
「あなたは、これからどうするおつもりですか?」
もちろん、ジェーン・エルロンドの前世として存在するだけだ。
きっと僕の意識も、彼女がヒーローとして、大人として、一人の人間としてより成熟していけば、この記憶も意識も彼女と一つになる。
想像すると不思議な気分だが、これはちょっとしたアディショナルタイムだ。
「恐らくですが、貴方はどうやっても今生の魂に溶けることはありません。それほどに貴方の自我はハッキリと確立されています」
……え?
「ですから、貴方は貴方としての生き方を考える必要があります」
…………もっぱらジェーンの脳内にしか存在できないのに?
せめて親友達もこの世界に転生してくれれば、たまの話し相手にはなったかもしれない。
もっとも、ヒーローの親友も、ヴィランの幼馴染も、しょっちゅう僕を見ては殺そうとしに来ていたのだけれど。
ジョナサン少年たちを助けた後、とりあえず置いていくわけにもいかず、ジェーンはメイド長にお願いして家族丸ごと屋敷に連れてきた。
それに、彼らはジェーンの力をはっきりと目撃している。
お米の聖女の顔と、あの超常的な力を結びつけられているのはまずい。
これが広まったら、さぞかし面倒なことになるだろう。
それもあってシスマはあっさりと兄弟の受け入れをした。
屋敷の運営権はほぼメイド長が握っていた。
加えて、メイド長としても考えがあるようだった。
「秘密裏に私兵を組織するのはいかがでしょうか。今の社会、力を持て余した人間は多くいます。私としても思うところがあります」
先ほどの戦いと大声での謝罪を通じ、シスマも主の本気を理解してくれたようだ。
「おお!」
「全員を組織するのは現実的ではありませんので、まずは見込みのある人間を集めましょう。基準は私に任せていただけますか?」
「さすがね! じゃあ早速、開校に動きましょう! 校舎はこの屋敷を使いましょ。それで悪い人にお仕置きをして、善い人が困っているのを助けられる人材を育てて、国をもっといい感じにするの! そうすれば、あたしは楽して前世の知識を戻せそう!」
「そんなに都合よくいくでしょうか……? いずれにせよ、仰せのままにいたします」
個人的にはもっとツッコんでも良いところだが、従順に応じてくれた。
深々と礼をして、メイド長は請け負った。
相変わらず無理難題をお使い感覚で引き受けてくれる。
こんな良い人は他にいない。
「一つ確認よろしいですか? 1年後に革命が起きて、処刑されるのですね?」
「さっきも言ったけど、シヴィル・リーグっていうのが革命を起こしてあたしを処刑するの。それで、民衆があたしがお米ばかり考えてたせいだって責めるから……」
「…………なるほど」
普通は前世があっても未来から来たなど信じるわけがない。
しかし、ジェーンの異常行動の説明としてはそれくらいが必要だと、相手は知っている。
シヴィル・リーグという名称に覚えがないのではと心配だったが、心当たりがあったようだ。
「納得しました。1年後までに、具体的にはどういう経緯で何が起きるか……は知る訳がありませんね」
「そうね。それにもう今日から早速、本来の歴史とはぜんぜん違う出来事が起きていくでしょうから」
研究室と農場の往復の日々なジェーンには、政治や民意がどう変化していくかなど知る由もない。
取りあえずは、今日から行動をする。それが彼女の思考の基礎だ。
格好良く言えばセントラルドグマと言ってもいい。
窓から差し込む曙光が、これからのジェーンの未来を祝福してくれていたように見えた。
そんな気がした。僕としてはそれで十分だ。
動いて、できることをなんでもやって、少しでも処刑の未来を変える。
僕にできることはないだろうが、応援はしたい。
「とりあえず世の中を良くする第一歩は踏めたわ! あとはシヴィル・リーグの活動をやめさせないと!」
「それは私に心当たりがありますから、お時間をいただいても?」
──驚いたね。どんどん話が進んでいく。
思わず嘆息した。
今は血の人形になっていないから、こちらの発言を聞けるのはジェーンだけ。
「でしょ。あたしらがいたらなんでもできるわ!」
「そうですね……」
シンプルな受け答えで、何を話しているかの予測ができたらしい。
眼鏡の位置を調整し、メイド長は小さく呟いた。
「シヴィル・リーグは私の知識では、強硬手段を取ることはしないはずでしたが……それに本来は、人々の未来と繁栄のために活動している慈善組織と言っても差し支えありません。事を構えるのは気が進まないのが正直なところです」
彼女と件の組織は、何らかの因縁があるらしい。
そこには躊躇いと、郷愁めいたものが垣間見えた。
額を指で揉み、首を振って忠実な秘書同然のメイドが言った。
「彼らと貴女を比べると、貴女の方が人々を救える数は多いです。お手伝いいたします。もちろん」
さっきまではジェーンの変化に動揺を見せていたシスマだが、事態が落ち着くといつもの鉄面皮になっていた。
彼女の目はレンズの反射で隠れているが、細かな表情はわからない。
「それで? 焦らさないで言ってよ。さっき何かを提案しようとしてたでしょ」
「私のツテを使い、素質のある少年少女を集めて教育を施します。私が監督して、街の巡回もさせます。身寄りのない子どもたちなら、足もつきにくいです」
「良さそうじゃない!」
それは人道的に大丈夫なのか?
疑問に思ったが、あえて口を噤む。
本当は子どもたちには、日々の楽しみと夕ご飯だけを考えながらすくすくと育ってもらいたい。
残念ながら僕の世界でも、少年少女の治安維持チームはあった。
しかも要所要所で、僕では成し遂げられない偉業を果たしていた。
「スゲーマンも何も言っていないなら平気ね!」
違うけれども、そういうことにしておこう。
「あとは、貴女の婚約者に協力を求めます」
「ごめん聞いてなかったわ」
聖女は耳を塞いで目を閉じた。
夜が明け、小鳥の鳴き声が窓から聞こえてくる。
美しい朝日が冷えた空気を暖めてくれる時間だ。
こういう時、思いっきり道を駆けるとすごく気持ちいいのを僕は知っている。
それをする術はないけれど。
「これはスゲーマン様にだけ聞こえれば良いことですが……」
耳を塞いでイヤイヤ期に入ったジェーンを無視し、彼女は会話ができなくとも僕に語りかける。
「あなたは、これからどうするおつもりですか?」
もちろん、ジェーン・エルロンドの前世として存在するだけだ。
きっと僕の意識も、彼女がヒーローとして、大人として、一人の人間としてより成熟していけば、この記憶も意識も彼女と一つになる。
想像すると不思議な気分だが、これはちょっとしたアディショナルタイムだ。
「恐らくですが、貴方はどうやっても今生の魂に溶けることはありません。それほどに貴方の自我はハッキリと確立されています」
……え?
「ですから、貴方は貴方としての生き方を考える必要があります」
…………もっぱらジェーンの脳内にしか存在できないのに?
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